フィリピンで日本の充電器は使える?知っておきたいコンセント・電圧事情まとめ

フィリピンへ旅行や留学に行く際、必ず必要になるのが充電器です。

スマートフォンやタブレット、パソコンなどの充電は、今や世界中どこへ行っても欠かせません。

そこで気になるのが、日本で使っている充電器がフィリピンでも
使用できるかどうかです。

本記事では、フィリピンのコンセント形状や電圧を紹介し、日本製充電器の使用について解説します。

フィリピンの屋外で充電できる場所も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

フィリピンのコンセント形状・タイプ

フィリピンのコンセント形状は、ほとんどがAタイプです。

日本のコンセント形状もAタイプなので、大抵はそのままプラグを差し込むことが可能ですが、フィリピンでは一部の地域や建物でB3タイプやCタイプなどを使用しているため、注意が必要です。

コンセントの形状には「A、B、B3、BF、C、O、O2、SE」の8タイプがあります。

以下は海外諸国で使用されているコンセント形状・タイプです。

国名 コンセント形状・タイプ
日本 A
韓国 C、SE
タイ A、BF、C
中国 A、B、B3、BF、C、O、O2、SE
フィリピン A、B3、C、O、SE
アメリカ A
カナダ A
オーストラリア O、O2
スイス B、C
ドイツ C、SE

海外ではさまざまな形状のコンセントが使用されていますね。旅行や留学などで海外へ行く際には、訪問先のコンセントの形状を必ず確認しておくようにしましょう。

フィリピンの電圧

次に、フィリピンの電圧について解説します。フィリピンの電圧は220Vで、日本は100Vです。

フィリピンは日本よりもかなり高い電圧ですね。

以下は、海外諸国の電圧をまとめたものです。

国名 電圧(V)
日本 100
韓国 110~220
タイ 220
中国 110~220
フィリピン 220
アメリカ 110~120
カナダ 120~240
オーストラリア 240~250
スイス 230
ドイツ 220~230

日本は諸外国と比較して、かなり電圧が低い国であることがわかります。

電圧の対応しない電化製品を使用すると非常に危険なので、厳重に注意しましょう。

フィリピンに変換プラグ・変圧器は必要?

フィリピンへ行く際に、変換プラグや変圧器は必要なのでしょうか?
ここでは、以下について解説します。

・フィリピンでの変換プラグの必要性
・フィリピンでの変圧器の必要性
・変換プラグや変圧器を忘れた場合

フィリピンでの変換プラグの必要性

フィリピンで日本の電化製品を使う場合、変換プラグはほぼ必要ありません

なぜなら、フィリピンのコンセント形状はほとんどがAタイプだからです。

ただし、一部の地域や建物ではB3タイプやCタイプのコンセントが使われているため、不安な場合は変換プラグを持って行きましょう。

また、前章で紹介したように世界ではさまざまな形状のコンセントが使用されているため、今後海外へ行く予定のある方は、この機会に変換プラグを購入しておくことをおすすめします。

【変換プラグとは】
電化製品の電源プラグの形状が海外のものと異なる場合に、プラグ部分に取り付けてコンセントに差し込めるようにするための機器

フィリピンでの変圧器の必要性

フィリピンで日本の電化製品を使う際には変圧器が必要な場合があるため、持参することをおすすめします

なぜなら、フィリピンの電圧220Vに対して日本の電圧は100Vだからです。

電圧に対応していない電化製品を使用しようとすると、ショートや機器の故障につながるおそれがあり、最悪の場合は火災の原因にもなるため非常に危険です。

日本の電化製品を使用する際は、機器の背面や側面などに記載された対応電圧の表示を必ず確認しましょう。

対応電圧に、たとえば「input:100-240v」のように220vが含まれていれば、フィリピンでもそのまま使えます。

日本の電化製品には世界の電圧に対応したユニバーサル電圧のものもありますが、変圧器なしでは使えないものもあるのです。

以下の電化製品は変圧器なしでは使えない可能性が高いものです。

・ドライヤー
・ヘアアイロン
・炊飯器
・電気ケトル
・美顔器
・電動工具類

上記以外でも、消費電力の大きな製品は電圧に対応していない場合が多いので、しっかりと確認しましょう。

前述したように、電圧に対応していない電化製品を使おうとすると機器が故障するだけでなく火災などの原因にもなります。

日本製の電化製品を使う場合は必ず対応電圧を確認し、対応していないものは変圧器を使用しましょう。

【変圧器とは】
変圧器とは、電圧の異なる国で電化製品を使用するために電圧を変換するための機器。電源コードの先に取り付けられた変圧器に、使用したい製品のプラグを差し込んで利用する形式のものが一般的。

変換プラグや変圧器を忘れた場合

変換プラグや変圧器を日本に忘れた場合は、ホテルで貸し出していることがあるので問い合わせてみましょう。

もし貸し出しがないようなら、現地の家電販売店で購入するという方法もあります。

販売店の場所がわからないときは、ガイドブックやスマートフォンで調べる、スタッフに問い合わせるなどして確認すると良いですね。

フィリピンで日本の充電器は使える?

日本から持ってきた充電器は、フィリピンでそのまま使用して大丈夫なのでしょうか。
ここでは、以下について解説します。

・フィリピンで日本の充電器はそのまま使える?
・モバイルバッテリーや複数口の延長コードもあると安心

フィリピンで日本の充電器はそのまま使える?

日本で購入した充電器は、ほとんどの場合フィリピンでもそのまま使用できます

充電器の側面などに対応電圧の表示があるので、確認してみてください。フィリピンの電圧220Vに対応していれば、そのまま使用して大丈夫です。

日本で販売されている充電器のほとんどはユニバーサル電圧になっているため、フィリピンでも使用可能です。

充電器以外に、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの電子機器のほとんどがユニバーサル対応されているので、確認してみてくださいね。

万一非対応の場合は、可能ならばユニバーサル対応のものに買い替えることをおすすめします。

また、フィリピンのコンセント形状はほぼ全ての地域がAタイプで日本と同じなので、変換プラグも必要ありません。

ただし、前述したように一部の地域や建物でAタイプ以外もまれに使用されているため、不安がある方は変換プラグを持参することをおすすめします。

モバイルバッテリーや複数口延長コードがあると安心

充電器と一緒に、モバイルバッテリーや複数口の延長コードを持って行くとさらに安心です。

特に旅行時はスマートフォンでたくさんの写真や動画を撮影するため、思いのほか電池を消耗します。

そんなときもモバイルバッテリーがあれば慌てずに済みますね。

ただし、モバイルバッテリーにはユニバーサル電圧に対応していないものもあるので、対応電圧を必ず確認してください。

また、フィリピンのホテルはコンセントの数が少ないことが多いため、複数の差し込み口がついた延長コードを持って行くことをおすすめします。

ただしこちらも、フィリピンでは使用できないものもあります。

使用可能な複数口の延長コードを日本で購入するか、もしくは現地で調達するのもよいでしょう。

フィリピンの屋外で充電できる場所

フィリピンでは観光客の増加にともない、多くの商業施設やカフェなどにコンセントやUSBポートが設置され、充電可能なスポットが増えてきています。

以前は「フィリピンで充電スポットがなくて困った」という話を耳にすることがありましたが、かなり便利になってきていますよ。

ただし、多くの人が行き交う場所では、盗難やセキュリティ面に注意が必要です。

充電中は目を離さず、USBポートを使用する場合はウィルス感染を防ぐために、USBデータブロッカーや充電専用ケーブルを使用すると安全性が高まります。

ここでは、フィリピンの屋外で充電できる場所として以下の3つを紹介します。

・ショッピングモール
・空港やバスターミナル
・カフェやレストラン

ショッピングモール

フィリピンへ旅行に行くと、必ず立ち寄る場所に大型ショッピングモールがあります。

有名モールには飲食店や雑貨ショップ、衣料品店だけでなく充電ステーションが設置されているのでとても便利ですよ。

ショッピングモールへ買い物に行ったら、ショッピングの休憩ついでに充電しておくのがおすすめです。

空港やバスターミナル

空港やバスターミナルにも充電ステーションが設置されているところが多くあります。

バスや飛行機の待ち時間を利用して、スマートフォンやパソコン、タブレットなどを充電しておきましょう。

ただし、かなり混雑している場合が多いため、貴重品に注意し充電中は目を離さないようにしましょう。

カフェやレストラン

カフェやレストランの多くは、無料Wi-Fiのサービスと共に充電用のコンセントを設けています。

特に日本でも人気のスターバックスやフィリピンのカフェチェーンであるボーズコーヒーでは、スマートフォンなどを充電しながらコーヒーやスイーツを楽しむ人たちで賑わっています。

ただし、カフェやレストランは充電専用の場ではないので、長時間の充電は控えるようにしましょう。

まとめ

本記事では「フィリピンで日本の充電器が使用できるのか」というテーマについて詳細に解説しました。

充電器についての結論をまとめると、以下のようになります。

・フィリピンでは日本の充電器が使用できる
・コンセント形状はほとんど同じだが、まれに変換プラグが必要な場合もある
・日本の充電器はほとんどがユニバーサル対応されているので変圧器はほぼ不要

また、充電器以外の電化製品についても必ず対応電圧を確認し、必要に応じて変圧器を使用することが大切です。

フィリピンでは屋外にも充電スポットがたくさんあるので、充電切れにならないように上手に利用してくださいね。

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