
「セブ島のご飯ってまずい?」
「旅行中に食事で失敗したくない」
セブ島への旅行や留学を計画していると、このように疑問や不安を感じる方も多いでしょう。
セブ島では日本と違う食文化に戸惑うかもしれませんが、実はおいしいフィリピン料理もたくさんあります。
この記事では、セブ島の食事が「まずい」と感じてしまう理由から、日本人の口にも合いやすいおすすめのフィリピングルメを詳しく解説します。
また、食事に配慮している語学学校まで紹介するので、最後まで読めばセブ島の食事に関して不安が解消されますよ。
ぜひ参考にしてください。
- セブ島のご飯がまずいって本当?
- セブ島のご飯がまずいと感じる5つの理由
- 日本人の口に合いにくい食べ物
- 日本人の口に合いやすい食べ物
- セブ島で食べたいおいしいフィリピングルメ
- セブ島の食事で注意すべきポイント
- 配慮がされた食事を提供している語学学校もある
- まとめ
セブ島のご飯がまずいって本当?
セブ島のご飯はまずいと判断するのは早いかもしれません。
実は、フィリピン料理は世界的にも評価が高い料理として知られています。
特に、フィリピン料理は醤油を使う料理が多く、日本人にとっては馴染み深い味付けと感じることもあるのだとか。
また主食がお米である点も、日本人には親しみやすい部分です。
もちろん日本食とは異なる味付けや食材もありますが、文化の違いであり「まずい」と断定するのはもったいないかもしれません。
セブ島のご飯がまずいと感じる5つの理由
セブ島のご飯が「まずい」と感じてしまうのには、以下の理由が考えられます。
・野菜が少なく脂っこい料理が多い
・彩りに乏しい
・お米が日本と違う
・馴染みのある料理の味付けが違う
似た味付けが多く飽きやすい
フィリピン料理は、醤油・オイスターソース・塩・こしょう・酢などをベースにした甘辛い味付けや、酸味のある味付けが特徴的です。
しかし、レストランや家庭によっては、使われる調味料やソースの種類が限られており、どの料理を食べても似たような味に感じてしまうことがあります。
そのためフィリピン料理を食べ続けると、どうしても飽きを感じやすくなります。
この味の単調さが「まずい」という印象につながることがあるかもしれません。
野菜が少なく脂っこい料理が多い
フィリピン料理は、肉料理がメインディッシュの場合が多く、野菜が少ない傾向にあります。
特に揚げ物や炒め物など脂っこい料理が好まれるため、日本人には胃にもたれやすく感じられるでしょう。
またフィリピンで流通している野菜は、日本と比べて種類が限られていたり品質にばらつきがあることも。
そのため、調理方法によっては野菜本来の旨味を引き出すのが難しく、料理全体の満足度が下がってしまう可能性があります。
彩りに乏しい
味がおいしくても見た目の彩りにこだわりがない場合が多いのがフィリピン料理。
特に、煮込み料理や炒め物などは、全体的に茶色い仕上がりになることが少なくありません。
日本の食卓では彩りが意識されますが、フィリピンではそこまで重視されていないのが事実。
この彩りの乏しさが視覚的な魅力に欠け、食欲をそそられにくいと感じさせてしまうのかもしれません。
お米が日本と違う
フィリピンのお米は、日本で食べられているお米と種類が異なります。
フィリピンの主流はインディカ米と言われるお米で、粘り気が少なくパサパサした食感が特徴です。
日本のお米のような甘みやもっちり感はほとんどなく、この食感の違いから「フィリピンのお米はまずい」と感じる日本人もいるようですね。
しかしこれはインディカ米の特徴であり、決して品質が悪いわけではありません。
フィリピンではスープやソースがかかったおかずと一緒に食べる場合が多く、パサパサしたお米が水分を吸ってちょうどよいバランスになります。
一皿におかずを乗せて、お米と混ぜながら食べるのがフィリピン流です。
馴染みのある料理の味付けが違う
馴染みのある料理の味付けが違うことも、きっと「まずい」と感じる原因の一つでしょう。
セブ島のレストランでも、カレーライスやミートソースパスタなどが提供されますが、日本の味付けとは異なります。
例えばフィリピンのミートソースパスタは、日本よりも味付けが甘く、ナポリタンに似ていると感じる人が多いそうです。
このように、知っている料理だからこそ期待していた味とのギャップが大きく、「まずい」と感じる場合があるのかもしれません。
日本人の口に合いにくい食べ物
フィリピンにはおいしい料理がたくさんありますが、日本人の口には合いにくいと感じられる食べ物もあります。
お米
前述のとおり、フィリピンで一般的に食べられているお米はインディカ米です。
日本人が慣れ親しんだお米とは異なり、粘り気が少なくパサパサとしているのが特徴です。
また日本人からすると、お米自体の甘みや風味も少ないため、ご飯だけを食べると物足りなく感じる可能性も。
フィリピン料理は味が濃いものが多く、おかずと一緒に食べるとバランスが取れますが、お米の味を重視する日本人にとっては口に合わないかもしれないですね。
バロット
バロットは、孵化する直前のアヒルの卵を茹でたフィリピンの伝統料理。
現地の人にとってはスタミナ食として親しまれていますが、見た目は衝撃的…。
ゆで卵と鶏肉を合わせたような風味と言われていますが、多くの日本人は食べることに抵抗を感じる人が多いようです。
「おいしいと感じる以前に、口に運ぶことがためらってしまう…」
それほど、日本人にとっては衝撃的な食べ物として知られています。
日本人の口に合いやすい食べ物
先ほど紹介した食べ物とは反対に、フィリピン料理には、日本人の口にも合いやすいおいしい料理もあります。
以下では、その料理の代表的なものを紹介。セブ島へ渡航したときには、ぜひトライしてみてくださいね。
ポチェロ
ポチェロはフィリピンの伝統的な家庭料理のひとつで、牛肉や豚肉とじゃがいも・キャベツなどの野菜を長時間じっくりと煮込んだシチューです。
肉の旨味が溶け出したスープは、コクがあり優しい味わい。
さらには具材がゴロゴロと入っており、食べ応えも十分あります。
特に、やわらかく煮込まれた肉と、甘みのある野菜の組み合わせは、日本人にとっても親しみやすく、ホッとする味でしょう。
シシグ
シシグは、フィリピンで愛されている人気のB級グルメのひとつ。
豚や野菜を細かく刻み、醤油やオイスターソースなどの特製ソースと一緒に炒め、熱々の鉄板に乗せて提供されるのが特徴です。
何よりも豚肉の食感と甘辛く、少し酸味のある味付けが絶妙にマッチしており食欲をそそります。
またフィリピン名物のガーリックライスとの相性は抜群で、おつまみとしても最高の料理ですね。
パンシットカントン
パンシットカントンは、フィリピン風の焼きそば。
中華麺のような少し太めの卵麺を使い、豚肉・エビ・キャベツ・ニンジンなどの具材と一緒に炒めた一品です。
パンシットカントンは、レストランの定番メニューであると同時に、家庭でもよく作られる国民食として認知されています。
野菜も比較的多く使われており、栄養バランスも良好な料理ですね。
セブ島で食べたいおいしいフィリピングルメ
ここでは、セブ島を訪れたらぜひ味わってほしい、おすすめのフィリピングルメを紹介します。
・ブラロ
・シニガン
レチョン
レチョンは、豚を丸ごと1匹じっくりと焼き上げた料理。
フィリピンでは祝い事やパーティーには欠かせない料理であり、特にセブ島はその本場として有名な場所です。
時間をかけて焼き上げられたレチョンの皮は、パリパリと香ばしく肉は驚くほどやわらかくジューシー。豚肉の旨味が凝縮されており「一度食べたら忘れられない」と呟く人もいるほどのおいしさなんだとか。
まさにセブを代表するグルメといえるでしょう。
ブラロ
ブラロは、牛の骨付きすね肉を長時間煮込んだスープ料理。
塩をベースにしたシンプルな味付けながら、深いコクがあるのが特徴です。
こってりとしたスープはご飯との相性も抜群。野菜もたくさん入っているので、見た目よりもヘルシーで食べ応えがあります。
シニガン
シニガンは酸味が特徴的なフィリピンのスープ料理。
具材は、豚肉・エビ・魚などが使われ、トマト・大根・ナス・オクラなどの野菜もたっぷり入っています。
暑い気候のセブ島では、さっぱりとした酸味が食欲を増進させ暑さで疲れた体をリフレッシュさせてくれます。
野菜も豊富で栄養バランスも良く、ヘルシーな点も魅力。フィリピンの家庭料理の定番であり、レストランでもメニューに載っている人気の料理です。
セブ島の食事で注意すべきポイント
セブ島での食事を安全に楽しむためには、いくつか注意すべきポイントがあります。旅行や留学を快適に過ごすために、以下の点を押さえておきましょう。
水と氷の安全性
セブ島の水道水は飲用に適していません。
日本のように蛇口から出る水をそのまま飲むことは避けましょう。飲料水は、必ずミネラルウォーターを購入するか、ウォーターサーバーの水を利用してください。
また、レストランやカフェで提供される氷にも注意が必要です。
高級レストランやホテルでは浄水された水で作った氷を使用していますが、ローカルな食堂や屋台では水道水で作られた氷を使っている場合があります。
心配な場合は「No ice(氷なし)」とオーダーするのが安全。
歯磨きやうがいの際も、できればミネラルウォーターを使用することをおすすめします。
屋台料理を食べる際の注意点
セブ島の屋台料理は、ローカルな食文化を体験できる魅力的な選択肢。
しかし、衛生面では日本の屋台とは大きく異なるため、注意が必要です。
まず、調理している様子を観察し、清潔に見える屋台を選ぶのをおすすめします。さらには火が十分に通っている料理を選ぶことも重要です。生ものや半生の料理は避けた方が無難でしょう。
また、多くの現地の人が並んでいる人気の屋台は、回転が早く新鮮な食材を使っている可能性が高いため、比較的安心です。
食器やカトラリーの清潔さも確認してください。初めてセブ島を訪れる方や、お腹が弱い方は、まずはレストランで食事に慣れてから屋台に挑戦するのがおすすめ。
万が一体調を崩した場合に備えて、整腸剤や下痢止めを持参しておくと安心です。
辛さのレベルについて
個人の好みにも左右されますが、フィリピン料理は基本的にそこまで辛くありません。
むしろ甘辛い味付けが主流はで、日本人にとっては食べやすい料理が多いのではないでしょうか。
それでも、一部の料理には唐辛子を使ったスパイシーなものもあります。フィリピンの辛さは、タイやインドのような強烈な辛さとは異なり、比較的マイルドですが、辛いものが苦手な方は事前に確認しましょう。
レストランでオーダーする際に「Not spicy, please(辛くしないでください)」と伝えれば、辛さを調整してもらえることが多いようです。
また、テーブルに調味料が置いてあることが多く、自分で辛さを調整できる場合もあります。
辛いものが好きな方は、現地の調味料「Siling labuyo(シリン・ラブヨ)」という小さな唐辛子を試してみるのも面白いでしょう。
ただし、非常に辛いので少量から試すことをおすすめします。
配慮がされた食事を提供している語学学校もある
セブ島への語学留学を考えている方にとって、毎日の食事は学習や生活の質に影響します。食事が合わないことがストレスになるケースも少なくありません。ここでは、日本人の口に合うよう配慮された食事を提供している語学学校を紹介します。
・CIA
・CPI
・WALES
・EG Academy
STARGATE
STARGATEは、食事面の改善に継続的に力を入れている日系の語学学校。
セブ島の有名店「スキレット」の日本人シェフが監修しています。特に、カレーやからあげなど日本でもお馴染みのメニューが提供されることが多く、留学中の食事に対するストレスを減らせるでしょう。
フィリピン料理だけでなく、日本食に近い味付けの料理がバランス良く提供されるため、飽きずに毎日の食事を楽しめること間違いなしです。
CIA
CIAは、豊富なメニューをビュッフェスタイルで提供している語学学校で食事がおいしいと評判の語学学校。
学校にシェフを雇っており、ビュッフェ形式で好きなだけおいしい料理を食べられるのが大きな特徴です。また、CIAには目の前で料理を作ってくれる鉄板焼きコーナーもあります。
スープバーやサラダバーもあり、生徒ファーストな環境が整っているのが魅力ですね。
CPI
CPIは、平日の外出が制限されるスパルタルールの語学学校であるため、校内での食事に力を入れています。
提供スタイルはビュッフェ形式で、からあげ・パスタ・ラザニアなど幅広いジャンルの料理が魅力です。
品数も豊富で食事メニューに飽きないので、厳しい学習環境のなかでも、おいしい食事がモチベーション維持につながりますね。
WALES
WALESは韓国資本の語学学校であり、食事にも力を入れている語学学校として知られています。
2018年に大きなリニューアルを行ない、料理のおいしさや栄養面で改善されたとのこと。
フィリピン料理や韓国料理だけでなく、日本人の口にも合うような工夫が凝らされた料理が提供されるため、長期滞在でも食事に困ることは少なくなるでしょう。
EG Academy
EG Academyは、アメリカ人が多く住むクラーク経済特別区に位置する語学学校。
日本食レストランでの経験があるシェフが食事を作っており、評判も高いことで知られています。
また食事のメニューに関しては、生徒にアンケートをとるなど、常に食事内容の改善とアップデートが繰り返されているようで、毎日の食事を楽しみたい方にはおすすめの語学学校です。
まとめ
今回は、セブ島の食事が「まずい」と感じてしまう理由から、日本人の口にも合いやすいおすすめのグルメを詳しく解説してきました。
主なポイントをまとめます。
・インディカ米などは日本人の口に合いにくい
・日本人好みのおいしい料理も多い
・水や氷、屋台料理など食事の際の注意点を押さえることが大切
・日本人向けの味付けや食事に力を入れている語学学校も多い
セブ島旅行や留学を計画する際、食事に関する不安はつきものですが、フィリピン料理の特徴や日本人の口に合いやすいメニューを知っておけば、心配する必要はありません。
むしろ、日本では味わえない食文化に触れるチャンスです。
また、留学の場合は食事に配慮した語学学校を選べば、ストレスなく学習に集中できます。
この記事を参考に、ぜひセブ島での食事を楽しんでください!
◇経歴
大学時代は英語教育を学んできました。
卒業後も、仕事を通じて英語を使用しています。
◇資格
・TOEIC785点
・高等学校教諭一種免許状(英語)
・英検2級
◇留学経験
大学時代にカナダ(トロント)へ留学
◇海外渡航経験
CA時代には、世界各地の文化や食事を楽しむ機会に恵まれました。
観光ガイドブックには載っていないような、その土地ならではの魅力を発見するのが好きです !
◇自己紹介
大学卒業後、国際線のCA・英語教員を経験しました。
現在はWEBライターとして活動中です。
子どもと一緒に英語を楽しむ時間を持ちつつ、自身も英語学習を継続しています。