
普段、日記帳やノートに日常の出来事やその時に感じたことを書き残している人はいますか。アナログな方法は取っていなくても、SNSに思い出に残ったことを投稿している人はもっと多いかもしれません。
その日記、英語で書いてみませんか?英語日記は、日常生活の中に自然に英語を使う場面を作れるため、初心者から始めやすい学習方法としておすすめです。
この記事では、英語日記の効果や始め方に加えて、記事内で紹介する初心者向けの英語日記本についても詳しく解説します。
- 英語日記の効果とメリット3点
- 初心者におすすめの英語日記本3選
- 英語日記を習慣化するコツ
- 英語日記とアプリの併用で学習効果アップ
- おまけ:日記形式で書かれた英語の本で表現を学ぶ
- 英語日記の本を活用して学習を習慣化しよう
英語日記の効果とメリット3点
それではまず、英語日記をつけるメリットについて解説していきます。
メリット1:英語を使う機会を増やすことができる
英語日記は英語を使う機会を増やすことができ、自然と英語で考える力が伸びます。
せっかく勉強した英語も、実際に使う場面がないとただ単語や文法事項を覚えただけになってしまって、英語が話せる、読めるといった自分のスキルに変わらないまま、忘れていってしまいます。
でも英語を使うと言っても、必ずしも周りに一緒に英語でおしゃべりしてくれる人がいるわけでもないですし、なかなかチャンスが作れないかもしれません。
そんな時にこそ、英語日記を書く習慣をつけて、日常の中に「英語を使う」という場面を作るのが効果的です。
何気ない日常の出来事も「これって英語でどうやって言うんだろう?」と考えるようになるなど、英語で思考する方法を自然と身につけることにもつながります。
メリット2:生きた英語の表現や文法を数多く学ぶことができる
英語日記をつけると、生きた英語表現や文法を数多く学ぶことができ、ネイティブスピーカーが使うような英語表現の幅が広がります。
教科書や単語帳などの教材で英語を勉強していると、どうしてもその中に出てくる英語に偏りがちです。
英語レベルにあった表現が収録されているのですが、ネイティブスピーカーのように普段から英語を使っている人たちからすると、「正しい英語だけど堅苦しい」とか「本当はもっと簡単な言い方をする」というような表現もあります。
たとえば、「How are you?」は、教科書では最初に習うあいさつですが、実際の日常会話では「What’s up?」や「How’s it going?」のように、もっとくだけた表現がよく使われます。
また、英語を使って自分の好きなことや趣味を紹介したいと思っている人は、教科書の中の英語で全ての思いを表現するのが難しいかもしれません。
自分の言葉で書く英語日記をつける場合、インターネットや辞書の表現を使って、より自分の思いを率直に伝えるための生きた英語の表現、文法を使い、自分の語彙力を向上させることができます。
メリット3:スピーキング力の向上につながる
英語日記で英語の語順に慣れてくると、話すための瞬発力も鍛えられます。
日本の英語学習者がよく悩むのは、英語を勉強してもなかなか話せないという点です。
これは単語力不足のような知識の問題もありますが、英語の語順に従って瞬時に英語で作文をするトレーニングが不足していて、英語を話すことに慣れていないという場合も多いです。
英語を学んだことがある人ならわかる通り、英語と日本語の語順や文法は異なります。
英語学習者の中には、一旦頭の中で日本語を作文してから英語に翻訳して英語をアウトプットしようとする人もいますが、日本語から英語にすると全然違う語順になるために混乱してしまい、時間がかかってしまいます。
英語日記で英作文を繰り返すことは英語を声に出す練習ではありませんが、話したい英語をスムーズに頭の中に思い浮かべるための練習として効果的です。英語日記をつけることが、スピーキングの練習にもなるのです。
初心者におすすめの英語日記本3選
いざ英語日記を書いてみよう!と思ったら、まずは日記の書き方やよく使う文章を知るところからはじめましょう。
ここでは、初心者向けにわかりやすく解説されているおすすめの英語日記本について紹介します。
石原真弓「英語日記ドリル」
英語初心者で参考になる表現や文章から手軽に学びながら、英語日記習慣を始めたいという人におすすめの本です。
本に直接書き込んで日記を書く練習ができるページがあり、参考書や問題集のように使うことができます。
日記に使いやすいフレーズの紹介はもちろん、英語で日付を書く時のルールや、ネイティブスピーカーの生活・文化やそれにかかわる英語を紹介しているコラムまで、充実の内容です。
参考サイト:英語日記ドリル〔COMPLETE〕
アルク英語出版編集部「Q&A Diary 英語で3行日記」
日記は書いてみたいけど、日本語でも3日坊主になりがちだから続けられるか心配だという人におすすめの本です。
この本はその名の通り、各ページにあるQ&Aに短い英語で答えていくという形で日記を書くことができます。
3行という短さなので寝る前の少しの時間を使って気軽に取り組むことができますし、毎日違う質問に答えるので、「今日はどんな質問かな?」とわくわくしながらページをめくることができるのも魅力です。
ちなみに各ページには例文が載っているので、これを参考にして日記を書いたり、例文中から新しいフレーズを覚えたりすることもできます。
参考サイト:Q&A Diary 英語で3行日記
神林サリー「英語で手帳を書こう」
たくさんの新しい表現を取り入れて英語日記に取り組みたい人におすすめの本です。タイトルにあるように、手帳向きの短くてわかりやすい身の回りの英語表現が紹介されています。
上手く使えたらかっこいい略語や記号もあって、この本を辞書代わりに使って日記を書けば、こなれた感じの英文を書くことができます。
参考サイト:英語で手帳を書こう
英語日記を習慣化するコツ
ここからは普段日記がなかなか続かない!という人に向けて、英語日記を続けるためのコツをお伝えします。
漠然と英語で日記を書くというだけだと忘れてしまう日もあるかもしれませんが、それを防ぐためにできる対策をしてみましょう。
生活の中に英語日記を書く時間を組み込む
まず、英語日記をいつ書くのか、自分の生活サイクルの中に落とし込んでみましょう。
日記というと家に帰ってから寝る前の間にその日のことを書き出すイメージがありますが、電車の中でスマホのメモ帳に書き込むとか、帰宅後に湯船を貯めている間のスキマ時間を使うとか、自分の中で日記を書くルールを作ってみます。
こうすることで、日記を書くことが習慣化していきます。
書くネタを決める
次に書くネタを決めてしまうということです。
日記を習慣化できない原因の一つに、何を書けばいいのかわからないから、なかなか日記帳に手が伸びないということが挙げられます。あらかじめ毎日書くことを決めておくというわけです。
その日の出来事を書くことだけではなく、面白かったテレビや聞いた曲の感想など自分の好きなことからはじめるのがおすすめです。
自分でテーマを決めるのが面倒という人は、この記事で紹介したQ&A形式の日記帳を使うところからはじめてみてもいいでしょう。
まずは短い長さからはじめる
そして、短い長さから日記習慣をはじめてみましょう。
日記を書く習慣がない人や、英語で長文を書くことが苦手な人にとって、最初から長い文章を作文するのは大変です。
負担になって日記を辞めてしまうよりも、毎日1文や2文でもいいからその日あったことを英語でアウトプットする習慣作りをしてみましょう。次第に慣れてきたら書きたいことも増えて、自然に長い文章で表現することができるようになるはずです。
英語日記とアプリの併用で学習効果アップ
最近はスマホを使って英語を勉強できるアプリも増えてきています。
ここでは英語日記を書く時に一緒に使いたいスマホアプリについて具体的に紹介していきます。
Hello Talk/Instagram
Hello TalkやInstagramは、英語日記をアウトプットする場として活用できるアプリです。
Hello Talkは言語学習者同士がつながるコミュニティ型アプリで、タイムライン機能を使って英語日記を投稿すると、他のユーザーからコメントや添削を受けられることがあります。気軽にフィードバックをもらえる一方で、内容の正確さにはばらつきがあるため、必要に応じて自分で確認しながら使うのがおすすめです。
Instagramでは、写真と一緒に英語で日記を投稿することで、海外ユーザーの目に触れる機会も生まれます。英語のハッシュタグを活用すれば、フォロワー以外のユーザーにも投稿を広く見てもらいやすくなるのでおすすめです。
Chat GPT
ChatGPTは、英語日記を書く際に添削や表現のヒントを得るために活用できるツールです。自分で書いた英文を入力して「文法は合っているか」「より自然な言い回しはあるか」と確認することで、英語表現をブラッシュアップできます。
また、「この気持ちは英語でどう表現するのが自然?」といった形で文脈に合う表現を提案してもらうこともできるため、初心者でも無理なく英語日記を続けやすくなります。
なお、個人情報は入力しないよう注意しながら活用しましょう。
おまけ:日記形式で書かれた英語の本で表現を学ぶ
ここからは、英語日記に少し慣れてきた人向けの補足情報として、日記形式で書かれた英語の本を紹介します。
英語日記を書く習慣が身についてきたら、実際の英語表現に触れることで、表現の幅をさらに広げることができます。
アンネの日記(The Diary of Anne Frank)
まず紹介するのは、第二次世界大戦中にアンネ・フランクにより書かれた「アンネの日記」(The Diary of Anne Frank)です。
アンネはナチス・ドイツの迫害を受けながら日記を書き続けていきました。その後アンネは強制収容所に送られて亡くなりましたが、生きることを願っていた少女の願いのこもった日記は、家族の中で唯一生き残った父親、オットーによって出版されました。
その日記は、“Dear Kitty”(親愛なるキティへ)と語りかけるように綴られています。これはアンネが想像上の友達に宛てて日記をつけていたからです。日記の書き方を学びながら、歴史についても知ることができる一冊です。
参考サイト:The Diary of Anne Frank
マンゴー通り、ときどきさよなら(The House on Mango Street by Sandra Cisneros)
移民の集まるアメリカの街に引っ越してきたメキシコ系の12歳の少女、エスペランサの視点で書かれた小説です。
掌編によって構成されており内容はシンプルですが、アメリカの移民社会のリアルな姿が描かれています。
参考サイト:The House on Mango Street by Sandra Cisneros
『グレッグのダメ日記』シリーズ(Diary Of A Wimpy Kid)
アメリカで大人気の日記形式の本で、日本でも翻訳版が出ているものを子どもの頃に読んだことがある人もいるのではないでしょうか。
文章だけではなくイラストも豊富なので読みやすいですし、イディオムやカジュアルな表現などの、教科書だけではなかなか学べない英語も書かれているので、日記を書くのに役立てることができます。
参考サイト:Diary Of A Wimpy Kid
アルジャーノンに花束を(Flowers for Algernon)
主人公チャーリーの一人称で書かれている小説です。6歳程度の知能を持つチャーリーがある手術を受けて天才になることができました。
しかし天才になったことによって、自分の周囲にあった知りたくなかった事実を理解できるようになってしまったり、知能と感情のバランスが取れず苦しんだりすることになります。
文章は主人公に合わせて簡単でスペルミスもある文体から、高度で複雑な内面を描写する文体へと変わっていきます。自分の英語力に合わせて表現を参考にすることもできます。
参考サイト:Flowers for Algernon
ブリジット・ジョーンズの日記(Bridget Jones’s Diary)
「ブリジット・ジョーンズの日記」は映画化もされた大人気小説です。
32歳の主人公がうまくいかない自分を変えるために日記を書き始める決意をします。そんな彼女の周りでは、パーティーやファッション、憧れの男性との関係など様々な出来事が巻き起こります。
英語はイディオムやくだけた表現もあるので、日記に活用して使うことができます。また彼女に自分を重ねて日記を書き始めるきっかけ作りができるかもしれません。
参考サイト:Bridget Jones’s Diary
英語日記の本を活用して学習を習慣化しよう
この記事では英語力アップも狙うことができる英語日記の魅力やその方法、英語日記を書く際に役立つ情報を紹介しました。
最初は難しいことのように感じるかもしれませんが、書きやすいテーマで短い文章から書き始めることや、アプリなどを活用することによって習慣化することもできるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね!
◇経歴
教育系企業で国際交流事業をサポートする仕事をし、英語でメールや会議をしていました。
◇資格
・英検(実用英語技能検定) 1級
・TOEICスコア 940
・TOEFL iBTスコア 78
◇留学経験
マレーシアのクアラルンプールにある語学学校に1年間留学して勉強しました。また、高校生の時にニュージーランドの現地の高校に2週間滞在して英語研修を受けたこともあります。)
◇海外渡航経験
マレーシア留学中にシンガポール、タイ、ベトナム、ブルネイ・ダルサラーム王国、オーストラリアに旅行しました。その他、大学生の時に国際交流事業に参加して中国に行ったこともあります。
◇自己紹介
私は中高生時代、自分が留学するなんて考えられないくらい英語が苦手でした。高校の語学研修も後ろ向きな気持ちで行ったのを覚えています。
でも大学入学後に留学生の友達ができてから国際交流に興味を持ち、英語の勉強に前向きに取り組めるようになりました。今でも勉強自体は苦手ですが、海外の友達とのコミュニケーションツールとして使いたいという思いをモチベーションに変えて、頑張っているところです。
英語が苦手な人の視点に立てるライターとして、皆様に楽しんで読んでいただける記事をお届けします!
◇経歴
英語や科学、金融ジャンルのライターをしています。
◇資格
英検2級
◇留学経験
大学時代にアメリカ・カリフォルニア州の大学に短期留学
◇海外渡航経験
アメリカ(カリフォルニア、ハワイ)、イギリス、ドイツ、イタリア、台湾、タイ、ベトナム(留学や旅行、海外出張などで訪問)
◇自己紹介
留学中に訪れたヨセミテ国立公園の壮大な景色に感動したことをきっかけに、海外の絶景を求めて旅をするようになりました。
将来は子どもと世界一周することを目標に、日々英語学習に取り組んでいます。