南半球オーストラリアで1番大きな都市シドニー。世界文化遺産である「シドニーオペラハウス」や、世界遺産である「ブルー・マウンテンズ」は、シドニーに行ったことのない方でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
様々な観光スポットがあるシドニーは、世界中の観光客から人気の街です。
ボンダイビーチやクージービーチ、マンリービーチなど有名なビーチが多数あり、都心部から海へのアクセスが良いのも特徴のうちの1つです。
本記事では、そんな「シドニー」はどんな都市なのか?おすすめの観光スポットからホテル、お土産までを一挙に紹介していきます!
オーストラリア・シドニー基本情報
シドニーはどんな街?
オーストラリアを代表する主要都市「シドニー」。
シドニーは、New South Wales(ニューサウスウェールズ州)に位置しており、様々な観光客が訪れる人気の街です。
シドニー国際空港(キングスフォードスミス国際空港)から都心までは10キロ程の距離があり、シャトルバスや電車、タクシーで移動できます。
基本的に車社会ではありますが、数年前に路面電車や地下鉄もでき、今まで以上に移動が便利になってきており、この路面電車は延伸計画もあるため、さらに便利な街になっていくでしょう。
「セントラル駅」が発着駅となっている長距離列車は、人気な都市メルボルンやキャンベラなど各都市と繋がっています。
また、有名な観光スポットである「シドニーオペラハウス」や「ハーバーブリッジ」がある最寄り駅は、サーキュラキー駅という港町で、「タロンガ動物園」へ行けるフェリーや、新鮮なシーフードを楽しめる人気のフィッシュマーケットもあります。
シドニーの気候は?
シドニーは年間を通して晴れが多く、比較的暖かいですが、空気が乾燥しているのが特徴です。
日本と同様に四季はありますが、南半球に位置しているため、日本とは真逆の季節になります。
そのため、日本が真夏の時、シドニーは真冬のような天候です。
真冬には、10℃を下回ることもありますが、天気が良い日は昼間は最高気温が20℃くらいになるため、朝昼晩の寒暖差が激しいのも特徴です。
とにかく空気が乾燥しているため、滞在中は積極的に水分補給をするのがおすすめです。
人気のビーチは?
シドニーには、人気のビーチがたくさんあります。
オーストラリアで最も有名な「ボンダイビーチ」は、地元民にも人気で毎週末ボンダイビーチで過ごす人たちも少なくありません。
ビーチ周辺にはカフェやレストランもたくさんあり、朝食やブランチ、ランチを楽しむことができます。
そんなボンダイビーチから海岸沿いの遊歩道を40分程歩くと、より静かな姉妹ビーチの「ブロンテビーチ」に行くことができます。
このビーチは波に恵まれており、多くのサーファーが集う場所になっています。
また、都心から少し離れた場所にある「クージービーチ」も、地元民や観光客に人気のビーチです。
周辺には、さまざまなジャンルのレストランや早朝から営業しているカフェもあり、朝から賑わっています。
少し歩くと住宅街になっており、病院や有名大学「ニューサウスウェールズ大学」、ショッピングセンターなどがあります。
シドニーへの行き方とシドニー内の交通アクセス
日本からシドニーへの行き方は?
日本からシドニーへ行くには、飛行機に乗り空路で行く方法しかありません。
成田空港、羽田空港からは毎日直行便が出ており、関西国際空港からは、週4日程直行便が出ています。
シドニーへの直行便でなくても、シンガポール経由やマレーシア経由などアジア圏経由で行くことも可能です。
また、オーストラリアの都市メルボルン経由やケアンズ経由、ゴールドコースト経由やブリスベン経由で行く方法もあります。
シドニー内の交通アクセスはどんな感じ?
シドニーでも電車やバスなど日本でも使われている交通手段がありますが、利用料金や方法など、日本と異なる部分もあるため、こちらでご紹介していきます。
まず、シドニーで利用されている交通手段は、電車・路面電車・地下鉄・長距離列車・路線バス・深夜バス・フェリー・ライドシェアがあります。
特に交通網が発達している路線バスは、シドニーでの移動には欠かせない存在になっています。
交通系ICカード「opal card(オパールカード)」とは?
シドニーでは、「opal card(オパールカード)」というICカードを利用する人が多く、日本のSuicaのように運賃をチャージ(Top-up)し、利用することができます。
opal cardは駅やコンビニエンスストアなどで購入することができるので、シドニー到着後すぐに購入することをおすすめします。
また、Suicaのようにスマートフォンアプリで利用することもできるので、アプリを利用する場合は、出発前に日本でアプリをインストールしておくと安心です。
主要な交通手段路線バスはどんな感じ?
早朝から深夜まで多くのバスが運行しているシドニー。
行き先が多岐にわたるため、事前にどのバスが目的地に行くのか必ず確認しましょう。
空港から都心まで1本のバスで行くこともできるため、とても便利です。
乗車時には先程ご紹介したopal cardやタッチ決済可能なクレジットカードまたはデビットカードで乗車することができます。
各目的地の停車前に、停車場名をアナウンスしてくれるため、目的地に停車前に降車ボタンを押し、降りてください。
電車の利用方法は?
シドニーで電車を利用する際は、改札でopal cardまたはopal cardアプリ、タッチ決済可能なクレジットカードかデビットカードをタッチしてホームへ移動します。
シドニーの電車は2階建てとなっているため、乗車中に景色を楽しみたい人は2階席をおすすめします。また、地下鉄の乗車方法も同様の形式となります。
便利な路面電車とは?
シドニーでは数年前、路面電車も開発されました。ルートはまだ限られていますが、市内中心部や海岸までの停車駅が多く、近い距離での移動もしやすいのでおすすめです。路面電車には改札はなく、乗り場にあるタッチリーダーにopal cardなどをタッチしてから乗車する形式になります。
長距離列車はどんな感じ?
オーストラリアの主要都市を繋ぐ長距離列車「Express Passenger Train(XPT)」。
1日の運行本数は2本程とかなり限られているため、長距離バスや飛行機と比較し検討することをおすすめします。
利用する際は、シドニーの主要駅「Central(セントラル)」が利用されています。チケットは駅の窓口やネットで事前に購入しましょう。
シドニーのおすすめ観光スポット
シドニーには有名な観光地がたくさんあります。
市内には美術館やシドニー・タワー・アイ、動物園や水族館などさまざまな定番スポットがあり、その周辺には大きな公園もあります。
都心から離れた場所には、世界遺産である「ブルー・マウンテンズ」や、オーストラリアワイン発祥の地「ハンターバレー」などがあり、毎日ツアーも開催されています。
そんなシドニーのおすすめ観光スポットをご紹介していきます。
オペラハウス
シドニーといえば「オペラハウス」を連想する人も少なくないのではないでしょうか。2007年、世界文化遺産に登録され、シドニー港のベネロング・ポイントに位置しています。
真っ白で独特の形状が特徴で、撮影スポットとして人気で、毎日多くの人たちが写真や動画を撮っています。
ハーバー・ブリッジ
オペラハウス同様にシドニーのシンボルである「ハーバー・ブリッジ」。
シドニー湾の北と南を繋ぐために9年程の歳月をかけて建設されました。
長さは1.149m・幅は49mあり、世界のシングルアーチ橋の中では2番目の大きさで、撮影するのにおすすめの景色です。
オペラハウスと共にハーバー・ブリッジの美景を楽しむ人が多いです。
タロンガ動物園
シドニー湾沿いの丘の上にある「タロンガ動物園」。
オーストラリア最大級の動物園と言われており、豊かな自然の中で、ウォンバットやコアラ、カンガルーやワラビーなど、オーストラリア固有のさまざまな動物に出会うことができます。
園内では、飼育員さんがラクダを連れて歩いていることもあるので、日本ではなかなか出会えない光景ですね。
QVB(クイーンビクトリアビルディング)
市内にある「QVB」(クイーンビクトリアビルディング)は、1898年、当時の英国国王ビクトリア女王の即位50年を記念して建てられたショッピングアーケードで、地元民だけでなく、多くの観光客が訪れています。
建物の中に入ると、さまざまな場所にステンドグラスが施されており、写真を撮る観光客がたくさんいます。
シドニーの人気ホテル
オーストラリアの中でも特に人気な都市「シドニー」。
ビーチの近くのホテルや、人気観光スポットを眺められるホテルなど、シドニーで人気のホテルをご紹介します。
宿泊に人気のエリアは?
シドニーCBD(Central Business District)やダーリング・ハーバー、Coogee(クージー)などが人気です。
CBDとはビジネス中心区域で、オペラハウスやQVB、Myerなど有名なデパートがあるのもCBDです。景色を楽しみつつショッピングも堪能したい!という人におすすめのエリアです。
また、港町であるダーリング・ハーバーは、人気観光地やレストランが並ぶエリアで夜景も綺麗なため、この周辺に宿泊する観光客も多いです。
そして人気のCoogee BeachがあるCoogee(クージー)も、宿泊に人気のエリアです。ビーチ周辺にペンションやホテルが多く、部屋によってはオーシャンビューを楽しむことができます。
Coogeeは都心から車で約20分程の場所にあるため、都心の喧騒から離れ、ビーチや自然の中でのんびりしたい人におすすめです。
ビーチ周辺にはレストランやカフェ、15分程歩いた場所には大きなスーパーマーケットやショッピングモールもあるため、滞在しやすいエリアです。
フォーシーズンズホテル シドニー
人気ホテルのうちの1つ目にご紹介するのは、ラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル シドニー」。
オペラハウスやハーバーブリッジへも徒歩圏内のため、部屋からシドニーらしい景色を楽しむこともでき、ホテル内には屋外プールやスパもあります。
キンプトン マーゴット シドニー IHG ホテル
シドニーで有名な公園「ハイドパーク」から徒歩圏内という好立地にあるラグジュアリーホテル「キンプトン マーゴット シドニー IHG ホテル」。
朝食がオーダー式であったり、屋外プールもあるため、ホテル内でも楽しむことができます。
部屋には広々としたデスクがあるため、ビジネスマンにも人気なホテルのうちの1つです。
Crowne Plaza Coogee Beach
Coogee Beachまで徒歩1分という好立地にある「Crowne Plaza Coogee Beach」。
部屋のバルコニーからはオーシャンビューを堪能することができます。
ホテル周辺にはさまざまなジャンルのレストランや早朝から開いているカフェがあるため、食事を堪能したり朝からビーチで美味しいコーヒーを飲んだりと、贅沢なひと時を過ごせます。
シドニーで食べたいもの
南半球オーストラリアで1番大きな都市シドニー。
シドニー発祥で現在日本でも人気なレストランや、オーストラリアの新鮮な食材を使った料理など、シドニー滞在中に楽しんでいただきたいグルメをご紹介します。
新鮮なシーフード
シドニーで是非堪能してほしいものといえば、新鮮なシーフード。
特に牡蠣やロブスターを楽しめるお店は多いです。ロブスターは11月から4月までが旬とされており、とにかく大きさに驚くかもしれません。
グリルやボイル、お刺身としてなど、どんな食べ方でもおすすめです!
また、生牡蠣もおすすめです。オイスターバーだけではなく、産地の異なる生牡蠣を楽しめるレストランも多いですが、せっかくならシドニーフィッシュマーケットで新鮮な地元産の生牡蠣を食べることをおすすめします!
オーストラリアのソウルフード ミートパイ
オーストラリアのソウルフードであるミートパイ。
パイ生地の中にお肉のフィリングが溢れるように入ったボリュームある一品です。
ミートパイ専門店やカフェ、スーパーマーケットでも売っているので、いつでも食べることができます。
お店によってはパイの中に入っているお肉の種類が豊富で、牛や豚、カンガルーなどチョイスすることができます。”
まとめ
本記事では、観光に人気な都市「シドニー」の観光スポットや食事、交通情報などについてご紹介してきました。
魅力的な観光スポットや綺麗なビーチが多く、日本同様に交通網も発達しているため、旅行におすすめの都市です。
是非、シドニー観光の参考にしていただけると嬉しいです!