サッカーやビートルズで有名な「リバプール」はどこの国の都市?観光先・留学先としての魅力もたっぷりご紹介!

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海外旅行や留学を考えるとき、どこに行こうか目的地を決めるときはワクワクしますね。興味のある国を調べていくうちに、こんな都市もあるんだと発見することがあります。

ところで、リバプールはどこの国にあるかご存知ですか?

この記事では、フットボールの某チームや超有名ロックバンドのメンバーの出身地であるリバプールをたっぷり紹介しましょう!観光スポットや留学におすすめの理由もお届けしますので、ぜひご参考にしてください。

リバプールはどこの国にある?

リバプール、この名前、聞いたことがあるような感じがしますね。本記事のタイトルにあるサッカーを、冒頭文ではフットボールとしています。ここに、リバプールがどの国にあるのかを見つけるヒントが隠されています。

リバプールのロケーション

サッカーをフットボールと言う国、それはイギリスです。そして、リバプールは英語の本場イギリスにある都市です。

英語ではLiverpoolと書くリバプールは、イングランド北西部のマージーサイドという州の港町。労働階級が中心の地域かつ天気も悪いけれど人々が素晴らしいと言われ、アイリッシュ海に注ぐマージー川の河口に位置しています。

リバプール情報

それでは、それ以外のリバプール情報について紹介しましょう。

リバプールは1207年、ジョン王によって創設され、1880年に市となったという歴史ある街です。人口約50万人、イギリスで5番目に大きい都市です。かつては、奴隷貿易として発展したという負の歴史も持っています。
(H3) リバプールアクセント

イギリスと言っても、国内にはいくつものその地域特有の言い回しや発音があります。そして、リバプールにもscouse(スカウス)と言われる方言があります。

upがアップではなくオップになったり、somethingはソエンという発音になったりします。そして、リバプール出身の人はリバプーディアン、またはscouser(スカウサー)と呼ばれます。

リバプールの有名なもの:サッカーチーム

リバプールで有名なものと言えば、フットボールチームでしょう。それがリヴァプールFCです!遠藤航さんという日本人選手も所属していて日本にもファンが多くいるチームです。

筆者の知り合いの日本人が昨年夏ロンドンに来た際も、彼はリヴァプールの大ファンということで日帰りでリバプールに遊びに行きました。憧れのチームの本拠地であり、ショップでも色々購入していました。

リバプール・フットボール・クラブ

1892年創設というリヴァプール・フットボール・クラブ(Liverpool Football Club)は、イングランド・プレミアリーグ加盟のプロのフットボールクラブです。2024ー2025のシーズンでは、アーセナルを抑え一位という強さです。

アンフィールド(Anfield)をホームグラウンドとするリヴァプールFCの現在の監督は、アルネ・スロット氏、世界でもっとも知られているスポーツチームとも言われています。

ヨーロッパのチームによる国際大会UEFAヨーロッパリーグ、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップでの試合で複数回の優勝経験を持っている実力派チームです。リヴァプールFCのウェブサイト(英語)もぜひご覧ください。

Liverpool Football Club:
https://www.liverpoolfc.com

リヴァプールFCファンにおすすめツアー

リヴァプールFCファンでなくてもフットボール好きな人にフットボール発祥の国イギリスのピッチで観戦はいかがでしょう?

リヴァプールFCの本拠地Anfield Stadium Toursというツアーがあります。リーグの最中でもホームでの試合が行なわれる日・クリスマス・1月1日・4月15日以外、毎日開催しています。

憧れの選手がプレイするピッチを目の前で眺める、マネージャーのベンチに座ってみる、ロッカールームの雰囲気、選手が歩くトンネルを歩く、記念品の展示鑑賞など、素晴らしい体験ができます。

リバプールの有名なもの:ビートルズ

2つ目のリバプールスペシャルは誰でも知っている有名ロックバンドを紹介しましょう。彼らはイングランドの一港町を世界に広めました。

リバプール出身のビートルズ

1960年代から1970年にかけて活動したイギリスのロックバンド・ビートルズ。音楽史上もっとも成功したバンドと言われるこの4人組ジョン、ポール、ジョージとリンゴ全員がなんとリバプール出身なのです。

4人の出会いにはそれぞれのストーリーがありますが、1961年、リバプールのクラブ「キャヴァーン・クラブ」でランチタイムのセッションに出演していた彼らを見ていた一人の男性がいました。彼の名前はブライアン、速攻でビートルズの魅力を発見し、バンドのマネージャーになることを提案したのです(この時期のドラムはリンゴではないドラマー)。

その後の彼らの活躍は、誰しも知るヒットの数々を打ち出し、それらは今でも世界中で聴かれています。その売上枚数、10億枚以上とも言われているのです。

リバプール・ジョン・レノン空港

さて、リバプールの空の便には、空港「Liverpool John Lennon Airport」を利用できます。ジョンレノン空港ということになりますが、ジョンレノンと言えばビートルズのメンバーですね。それまでスピーク空港という名前でしたが、彼の功績を讃えて、2001年に改名されたのです。実は、イギリスで初めて、個人の名前がつけられた空港というトリビアです。

リバプールのおすすめ観光スポット

リヴァプールFC、ビートルズとビッグネームが続きましたが、リバプールには他にもおすすめの観光地があります。多くは街の中心から行きやすい場所にあり気軽に楽しめます。

リバプール大聖堂

イングランド国教会の大聖堂であるリバプール大聖堂はゴシック様式、イギリス一の大きさを誇ります。長椅子のない空間では大規模なコンサートや展示会が開催されています。高さ152メートルの展望台からは街を見下ろすことができますし、ショップやカフェもありおすすめです。

ロイヤルアルバートドック

美術館、ショッピングから食事まで楽しめる複合施設がロイヤルアルバートドックです。レンガで作られた倉庫は当時の最新の設備を備えていました。国内、国外から多くの観光客が訪れ、その訪問者数はロンドン以外ではもっとも多いとも言われています。

マージーサイド海事博物館

港町リバプールは海運都市として栄えましたが、マージーサイド海事博物館では当時の様子を見ることができます。かの有名はタイタニック号ですが、実はリバプール船籍であり、その真相もこの博物館で知ることができます。

ビートルズ関連2選

ビートルズファンのために、おすすめのスポット2選もお届けしましょう。

一つ目は上で紹介したロイヤルアルバートドックにある「ビートルズストーリー」です。彼らが大成功を収めるまでのストーリーが展示物とともに紹介されています。ショップもカフェもビートルズづくし!ファンにはたまらないスポットですね。

2つ目はナイトクラブThe Cavern Club。UKロックの聖地とも言われ、ビートルズをはじめ、デヴィット・ボウイやローリング・ストーンズもこのステージに立ちました。昼間の観光の後、夜にビートルズ演奏を楽しめばリバプールに来た甲斐があるというものではないでしょうか?ビートルズファンでなくても、知っている曲が多く誰でも楽しめます。

ちなみに、筆者は六本木にあったCavern Clubによく行ったものでしたが、調べると2017年に惜しくも閉店となっていました。こうなったらリバプールしかないですね(笑)

リバプールが留学先としてもおすすめな理由

ここまで、イングランドの都市リバプールを紹介してきました。リバプールを知らなかった方でも、意外な面を発見されたのではないでしょうか?
次に、英語留学先候補にリバプールが入る可能性を考え、おすすめのポイントを紹介します。

リバプールの生活環境

リバプールにはUniversity of Liverpool(ラッセルグループ)を含め、3つの大学があります。実際、学生の街であり、市内に住む学生の数が人口の大半と言われています。多くの地元企業が学生文化をサポートしていたり、徒歩圏内に安価なショップ、バー、レストランがたくさんあります。

リバプール博物館など有名な施設のほとんどすべてで学生に優しい割引が設けられています。留学生にとっても、望ましい環境と言えるでしょう。

一方、一定の犯罪率や安全上のリスクはリバプールにも存在することも理解しましょう。

リバプールで英語を学ぶ

2008年、リバプールは欧州文化首都に選ばれました。このリバプールで英語を学ぶということは、イギリスでもっとも文化的に重要な都市の一つで語学を学ぶということになります。

ロンドンと比較すると語学学校の数は多いとは言えません。しかし、ロンドンと比較して40%減とも言われる物価の安さ、地元住民によるフレンドリーな雰囲気、リバプールが住みやすい都市として英語を学習する環境が整っています。

リバプールの交通事情

でも、イギリスに行くならロンドンじゃなくっていいのかな?という方もいるでしょう。そこで、最後に、リバプールの交通事情を紹介します。

リバプールーロンドン間は2時間

リバプールはマージーレイル鉄道をはじめ、公共交通機関が発達している都市です。そのため、観光客にとっても便利に移動ができます。

リバプールの主要駅は、1836年に開通したリバプールライムストリート駅です。この駅を利用すれば首都ロンドンへは約2時間ちょっと(運賃は23ポンド~)で行くことができます。したがって英語のクラスの後、ロンドンで週末を過ごすということが気軽にできます。そして、フットボールでこちらも有名なマンチェスターまでは電車で40分ほどで行けます。

スコットランドやウェールズの首都から約200マイルという距離に位置していますし、ジョンレノン空港からはヨーロッパ各国、アフリカなどなど多くの目的地に飛ぶこともできます。リバプールを中心に各国・各地を訪れることができるのは、この都市の交通が大変発達しているからと言えます。

まとめ

本記事では、イングランド北西に位置する都市リバプールを紹介しました。フットボールとビートルズで有名なリバプールは学生が多く物価が安い街、フレンドリーでスカウスと呼ばれる方言を話すローカルなど魅力的な面が多くあります。留学または旅行でイギリスを考えることがあれば、リバプールもご検討されてはいかがでしょう?!

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