「ドバイ」と聞くとどんなイメージがありますか?
何となく黄金色のイメージ、高級リゾート地のイメージなど様々でしょう。
実際、ドバイは「世界一」をテーマとする観光名所を生み出し続けて、世界中のセレブが集まるラグジュアリーな都市としてブランドを築いています。
そんなドバイは、最近は語学留学先としても注目されています。
今回は、ドバイ留学の特徴やメリット、デメリットについて検討していきます。
- ドバイの基本情報
- ドバイ留学の魅力を体験談とも合わせて解説
- ドバイ留学のメリットやデメリット
- 中学生や高校生、大学生、忙しい社会人にも選びやすい留学期間
- ドバイ留学の費用と生活費
- ドバイの観光地とアクティビティ
- まとめ
ドバイの基本情報
アラブ首長国連邦(UAE)の首長国の1つドバイは、中東屈指の大都市です。
近年は外資系企業を多数誘致し、巨大な金融市場として急激な経済成長を遂げています。
また、観光にも力を入れていて、世界一高いビルとして有名なブルジュ・ハリファをはじめ、美しいビーチや砂漠沿いには超高層ビルや長期滞在型の高級リゾートホテルが立ち並んでいます。
「世界一」をテーマとする観光名所を生み出し続けて、世界中のセレブが集まるラグジュアリーな都市としてブランドを築いています。
そんなドバイは、最近は語学留学先としても注目されています。今回は、ドバイ留学の特徴やメリット、デメリットについて検討していきます。
ドバイ留学の魅力を体験談とも合わせて解説
ドバイは中東の金融センターとしての役割を担っていて、200以上の国や地域から留学やビジネスなど様々な目的で外国人が集まっています。
公用語はアラビア語ですが、人口の9割が外国人という多国籍な環境なので、 日常生活では英語が話されています。
実際に、ドバイ語学留学を経験した学生に留学体験談を聞くと、「ドバイは多国籍で、たくさんの国の人々と出会うことができた」「寮にはトルコ人、中国人、オランダ人、アルゼンチン人、エジプト人など、さまざまな国籍の学生が住んでいて、たくさんのコミュニティーがあった」「世界の縮図のようで、国際的な環境に身を置くことで、英語力向上だけでなく価値観や考え方が変わった」といった声があるように、みんなドバイの国際的な環境に驚くようです。
国際社会では英語をうまく話すことよりも、円滑にコミュニケーションが取れることが重要です。
世界中から優秀な人材が集まってくるドバイでは、多くの国の人々との交流を通じて人脈を作ることができるので、将来国際的な環境でグローバルに活躍したい方にピッタリの留学先です。
ドバイ留学のメリットやデメリット
ここではドバイ留学のメリットとデメリットについて解説します。
メリット①治安が良い
ドバイは、世界で最も安全な都市ランキングにおいて、常に上位に位置しています。
日本以上に治安が良いと言われ、女性や海外に不慣れな観光客、未成年でも安心して生活をすることができます。
これは国が豊かで、生活に困窮している人がほとんどいないことが理由の1つだと言われています。
ただし、移民が多い地域での金品目当ての軽犯罪は発生しています。
安全だとは言っても油断は禁物なので、人通りの少ない道や路地裏は避けるようにしましょう。
メリット②日本からのアクセスが良い
日本からは、成田、羽田、関西国際空港とドバイ空港の間で直行便が毎日就航しています。
フライト時間はおよそ12時間、乗り継ぎなしで簡単にアクセスできるので、海外渡航が初めての方でも安心です。
日本発のフライトは深夜出発なので、仕事終わりに各空港へ向かうことも出来て便利です。
メリット①働くことが出来る
31日以上滞在出来る長期の学生ビザを取得すれば、ドバイでの就労が可能です。
週末や夕方の時間をアルバイトに充てて、生活費の一部を現地で稼ぐことができるようになります。
海外の観光客が多いドバイでは、国際的な外資系ホテルでインターンシップの受け入れを行っています。
何よりも、多国籍な職場で働くことによって、コミュニケーション能力を磨き、日本国内では味わえない異文化交流ができる点が最大の魅力です。
国際関連の仕事に関心のある方や、異文化理解を深めたい方は、是非トライしてみてください。
デメリット①アルコールは原則禁止
ドバイはイスラム教徒が多く住む地域なので、宗教上のタブーに関する知識が必要です。
宗教上の理由から、成人であってもイスラム教徒はお酒を飲まないので、ドバイでは原則アルコール飲料の提供や販売が禁止されています。
外国人向けには、リカーライセンスを持っているレストランやバーでお酒が提供されていて、価格も高めの設定になっています。
デメリット②ラマダンに注意
イスラム圏には、ラマダンと呼ばれる断食の時期が年に1回あります。
期間は約1ヶ月間で、イスラム教徒は日中公共の場所での飲食や喫煙が禁止されます。
ラマダン中はレストランは閉まっていて、日が沈んでから営業を開始します。
私たち外国人がこのしきたりに従う必要はありませんが、イスラム教徒が食事を我慢している中で、堂々と飲食や喫煙をすることは控えるべきです。
デメリット③夏の強烈な暑さ
日本と異なり、ドバイには四季がなく夏と冬しかありません。
1年のうち、過ごしやすいのは12月~3月くらいまでの4ヶ月だけで、4月になると日中は35℃を超えて日差しも強烈になります。
さらに真夏の暑さは凄まじく、最高気温は50℃以上、湿度も60%以上と非常に高くなり、日中はドバイの街を歩く人がいなくなります。
従って、ドバイでは基本的に屋内生活で、外で行動しなくても済むような環境ができています。
中学生や高校生、大学生、忙しい社会人にも選びやすい留学期間
ドバイ語学留学には、数週間から数ヶ月とさまざまな期間の留学プログラムが取り揃えられているので、高校生から大学生、忙しい社会人でも都合に合わせて参加出来ます。
4週間の短期留学をする場合の費用は、航空券と保険で15万円ほど、語学学校費用や滞在費などで35万円ほどとなり、約50万円の費用となります。
留学期間3ヶ月の費用はその3倍、150万円ほどです。
留学期間6ヶ月の場合、渡航前費用が30万円ほど、現地費用は250万円ほどで、合計280万円ほどが必要になります。
ドバイ留学は欧米と比較すると、費用を大きく抑えることが出来ますが、期間が長い留学プランになるほど必要な予算も多くなります。
ドバイ留学の費用と生活費
ここではドバイ留学にかかる費用を詳しく見ていきましょう。
世界屈指の観光都市なので、物価が高いイメージがありますが、実は物価は日本とあまり変わりません。
航空券
日本からドバイへの航空券は往復10万円程度です。
人気のシーズンや週末を避けたり、LCCや乗り継ぎ便を利用することで、費用を大きく節約することが出来ます。
比較サイトなどで価格を比べて、なるべく費用を抑えましょう。
保険料
予期せぬトラブルに巻き込まれたり、体調を崩してしまう事態に陥った時のために、留学保険には必ず加入しましょう。
補償内容や特約、期間によって変動がありますが、月額で2万円前後です。
各保険の中身をしっかりと比較して、最適な保険を選ぶようにしましょう。
学費
語学学校にかかる費用は、入学金、授業料、教材費などがあります。
学校や選択するカリキュラム、コースによっても異なりますが、 月10~15万円ほどと考えておけば良いでしょう。
学費は、授業のコマ数や授業の内容によっても変わりますので、通いたい学校のガイドブックなどを見たり、担当の留学エージェントに詳細を確認したりしましょう。
宿泊費用
ドバイ留学中の主な滞在先としては、学生寮やシェアハウスなどになります。
ドバイにある語学学校のほとんどが学生寮を所有していて、費用は学費の中に含まれる場合が多いです。
寮であれば通学も楽ですし、自分で部屋を借りるよりも節約になります。
また、ドバイは観光地として人気で家賃が高い傾向にあります。
シェアハウスにすれば、家賃を抑えられるだけではなく、英語を使う機会が増えて、語学力の向上にも繋がります。
生活費
語学学校の学生寮に滞在する場合は、食事もプログラムに含まれている場合が多いです。
1ヶ月の生活費としては10万円前後が目安で、物価も日本とあまり変わらず、欧米と比較するとドバイは意外とリーズナブルに生活できます。
また、ドバイは公共交通機関が整っています。
メトロは非常に綺麗で日本より安く、路線も分かりやすいので初めての方でも利用しやすいです。
ドバイの観光地とアクティビティ
ドバイには「世界一」をテーマとする観光地がたくさんあります。
もともとは砂漠だったエリアに、次々と想像を絶するスケールの施設を建てています。
ブルジュ・ハリファ
高さ828メートルと、2010年に完成した人類史上最も高い建物ブルジュ・ハリファはドバイの象徴です。
アラビア語で「ブルジュ」は「タワー」を、「ハリファ」はアラブ首長国連邦大統領の名前を表しています。
高さだけでなく、建物内で最も高いエレベーターや、地上階から最も高いレストランなど、7つのギネス記録を所持しています。
タワーには展望台をはじめ、ホテル、高級レジデンス、オフィス、レストランなどが入っています。ドバイの絶景が楽しめる展望台は特に人気で、素晴らしい眺望を目的に観光客が訪れています。
ブルジュ・アル・アラブ
ブルジュ・アル・アラブは、世界最高のサービスを誇る超高級7つ星ホテルです。
ペルシャ湾に浮かぶアラビアの帆船をモチーフにデザインされています。
全室スイートルームの豪華ホテルで、高級レストラン、美しいビーチなどに加えて、宿泊客はアラビア湾の眺望を楽しむことができます。
1999年の開業以来、世界中のVIPや有名人を迎え続けて、ドバイを世界に名高い高級観光地へと変貌させたホテルです。
ドバイ・モール
ドバイ・モールは、総面積111万平方メートルの世界一巨大なショッピングセンターです。
その特徴は、なんといってもモールの中央にある屋内スキー場で、砂漠の真ん中で1年中スキーを楽しむことができます。
もちろんお店も非常に多く、心ゆくまでショッピングを楽しむことが可能です。
ドバイ空港
ドバイ国際空港は、アジアとヨーロッパを結ぶ巨大で豪華なハブ空港です。
利用者数は世界一で、空港内のレストランやショップは24時間営業です。
また、「ドバイ・コネクト」というサービスがあり、ドバイ国際空港でのトランジット時間が8時間以上の場合、空港近くのホテル滞在や空港送迎、食事券の提供がなされることで有名です。
まとめ
中東有数の金融都市ドバイは、治安も良くインフラも整備されていて、外国人も生活しやすいと言われる環境が整っています。
多国籍な人が世界中から集まっている国際的な環境であることから、最近は留学先としても注目されています。
語学留学を検討している方は、候補の1つとして是非検討してみることをおすすめします。