英語学習者の皆さん、こんにちは！今回もネイティブキャンプのこのコラムでは、英語にまつわる素朴な疑問や、ネイティブスピーカーたち御用達の日常表現をピックアップ！丁寧に解説していきます。紹介する英語表現には必ず英語例文とその日本語訳がついていますので、実際に使用する時のためのイメージトレーニングにもなりますよ。
ズバリ、今回特集していくのは「応用」という意味を持つ英語表現と、その使用方法についてです！
日本語で、「応用する」「応用がきく」「応用問題を解く」のように使用される「応用」という言葉ですが、口頭を含め文章の中でも使用される機会は多く、カジュアルからフォーマルな表現方法があるのが特徴の単語です。
誰といるか、どんな場所なのかなど、状況やシチュエーションに合わせて英語で「応用」を活用できるようになるために、英語例文とその日本語訳を使って学習していきましょう。
さらに、「応用」に関連する表現としてその対義語である「基礎」、また似たような意味である「利用する」「活用する」などの英語表現も併せて紹介していきます。英語の単語や表現を学ぶときにはついで学習がおすすめ。似た意味や関連する表現を一緒にインプットしていきましょう。
応用 英語表現
早速ですが、まずは「応用」の意味を日本語で確認しておきましょう。「応用」とは、「すでにある知識や具体例を様々な事例や他の分野に当てはめて用いること」だそうです。
ちなみに後ほど紹介する「活用」「利用」の意味も確認しておくと、「活用」は「物や人がその機能や能力を存分に生かし、効果的に利用すること」。「利用」は、「物の機能・性能を十分に生かして役立つようにうまく使うこと」だそうです。
さて、意味を確認したところで、早速「応用」という意味を持つ英語表現を例文とその日本語訳と一緒に確認していきましょう！
Application
名詞としての「応用」は、Application という単語で表すことができます。会話や文章中では「Application of A to B」で「AのBへの応用」という意味で使用されます。少々硬い表現なので、口語よりも文章中での使用が多い印象です。
例文：
Our head teacher is taking the application of science and technology into account for a new teaching program.
私たちの主任教員は、新しい教育プログラムに科学とテクノロジーの応用を取り入れようと視野に入れている。
Apply
動詞の「応用する」は英語でApply と言います。「応用する」だけでなく、後ほど紹介する「活用する」というニュアンスでも用いることができます。「Apply A to B」で「AをBに応用する・活用する」という意味になります。このとき、AとBには名詞か動名詞（動詞に-ingをつけたもの）を持ってきます。
例文：
I think we can apply this teaching method to our new language course.
この指導法、新しい言語コースに応用できるんじゃないかな。
参考資料：
利用 (りよう)とは？意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞典
https://dictionary.goo.ne.jp/word/利用/
Applied
形容詞の「応用の」は apply に-ed をつけた applied を用いましょう。大学に入ると、「applied 〇〇」という文言で「応用〇〇学」といった研究分野や科目名を見る機会があります。
例えば、Applied Linguistics (応用言語学)や Applied biology (応用生物学)などがそれにあたります。
例文：
I was majoring in Applied Linguistics when I was a university student.
大学生のころ、応用言語学を専攻していました。
Applicable
「応用できる」という意味の Applicable という表現もあります。「この方法は〇〇に応用可能である」や「この治療法は〇〇に応用できる」のような文章で使用できます。
例文：
This method is applicable and works fine with students.
この方法は応用可能で、生徒たちによく効くだろう。
参考資料：
「応用」って英語で何て言う？「活用」「適用」「適応」との違いも解説 | Kimini英会話
https://kimini.online/blog/archives/38095
基礎 英語表現
ここまでは、「応用」と言う意味を持つ英単語を名詞、動詞、形容詞に分けて例文と一緒に紹介しました。ここからは、「応用」の対義語である「基礎」という意味を持つ英単語とその使用方法を紹介します。
Base
一つ目に紹介するのは、Base という単語です。Base には、「基盤」「土台」「台座」「底」という意味があります。物理的な基礎にも、抽象的で概念としての基礎にも用いることができる単語です。
例文：
I like soup with a tomato base.
トマトベースのスープが好き。
Basis
続いて紹介するのは Basis という単語です。 Basis には「基礎」「根拠」「原理」「基準」などの意味があります。また、こちらは物理的な「基礎」ではなく、「概念的、抽象的なモノの考え方の基礎」として会話や文章中で使用します。
公共の場やビジネスの場で使用されることが多いフォーマルな印象の単語です。
例文：
We need to have a meeting on a daily basis.
日常的にミーティングを開催する必要があります。
Foundation
Foundation は、「基礎」「創設」「基本金」「拠り所」といった意味がある単語です。大きなもの全体を下からドンと支えるというイメージを持ちましょう。 例えば、「ビルの土台」「物事の基盤」などのように使用されます。
例文：
You need to master a foundation first.
まずは基礎からマスターしないと。
I want to go to the gym on a regular basis.
ジムには頻繁に訪れたいんだ。
参考資料：
Base、basis、foundationの違いって何？ | 英会話ラン | 英会話上達のおすすめ学習方法
https://english-again.net/base-basis-foundation/#toc3
利用する・活用する 英語表現
最後に、動詞の「応用する」と似た意味を持つ「利用する」と「活用する」という英語表現の使用方法についても触れておきたいと思います。英単語は関連する単語を一緒に覚えると、記憶に焼きつく度合いが強くなると言われています。この機会に、関連する単語も暗記してしまいましょう！
利用する Make use of
「Make use of〜」で「〜を利用する」という意味があります。物事を効果的に利用することを強調するときに使います。
例文：
I want to make use of the new piano for my practice.
練習のために新しいピアノを利用したい。
We should make use of our new software.
新しいソフトウェアを利用するべきだよ。
利用する Utilize
動詞 utilize にも「利用する」という意味が含まれます。よりフォーマルな場面で使用されたり、文章中に使用されるケースが多いです。ビジネスシーンで用いてもいいでしょう。
例文：
The company is supposed to utilize energy sources to reduce its carbon footprint.
会社は二酸化炭素を減らすために再生エネルギーを利用しています。
We need to utilize this rule to enhance the relationship with A company.
A社との関係性を強化するために、この規則を活用する必要があります。
活用する Exploit
「〜を活用する」と言いたいときには exploit を使いましょう。「〜を最大限に活用する」というニュアンスが強いです。成功のためならば不当に利用・活用するというニュアンスも強い言葉です。
例文：
She exploits anything she can to become successful.
彼女は成功のためならばどんなモノでも活用します。
活用する Take advantage of 〜
最後に紹介するのは Take advantage of〜 というフレーズです。「〜を最大限に活用する」という意味です。Exploit と似ていて、自分の利益になるものを活用するといったニュアンスがあります。
例文：
Let’s take advantage of his place!
彼の家を活用しちゃおうよ！
Don’t let him take advantage of you!
彼にいいように利用されてはダメだよ。
参考資料：
【ビジネスで使える英語表現】「活用する、利用する」を英語でどう言う？ | 5分間英単語 | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/331796
応用 英語 まとめ
このコラムでは、「応用」の英語表現を、名詞、動詞、形容動詞のそれぞれをピックアップして紹介しました。いかがでしたでしょうか？
名詞は「Application」、動詞は「Apply 」、そして形容動詞は「Applied」や「Applicable」が挙げられます。さらに、対義語である「基礎」と言う意味を持つ英単語やイディオム、動詞の「応用する」と似ている「活用する」と「利用する」の英語表現についても学習しました。
似た意味を持つ単語でも、使用できる場面やニュアンス、フォーマルかカジュアルかに違いがあることもあるため、実際に会話や文章の中で使用する際には適切かどうかを判断するのを忘れないようにしましょう。ぜひ、実際の英語コミュニケーションの中で積極的に使用してみてくださいね。
出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました！ フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること！
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.
