フィリピン・マニラに行くなら、世界遺産のあの教会に!

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フィリピン・マニラに行くなら、世界遺産のあの教会に!

フィリピン旅行といえば、ビーチやエメラルドグリーンの海でマリンスポーツ、グルメ散策、カフェ巡り、スパリゾートなどを想像する人が多いでしょう。しかし、フィリピンの魅力はそれだけにとどまりません。

実はフィリピンは、歴史や文化のマニアにはたまらない観光スポットが多くある国なのです。世界遺産の「サン・アグスティン教会」などはいい例でしょう。

今回の記事では、フィリピンの中でも特に歴史を感じることができる都市、マニラの歴史的観光スポットを紹介していきます。文明を味わう、ちょっと大人なフィリピン旅行をしてみませんか。

フィリピンの宗教事情

フィリピンの歴史的観光スポットを語るうえで、宗教の話は避けて通れません。というのも、フィリピンは欧米諸国に引けを取らないキリスト教国家なのです。そのため、歴史も文化形成も宗教に大きく左右されてきました。

フィリピンの宗教事情をしっかりと認識していきましょう。

フィリピンは信仰心の強い国

フィリピンは、国民の83%がカトリック、10%がその他のキリスト教徒(プロテスタントなど)、5%がイスラム教徒という信仰心の強い国です。

およそ60%が無宗教の日本人からすると、少し想像しづらいですね。

参考資料:外務省ホームページ
https://shorturl.at/qrd2S

そのため、生活全体が宗教に基づいていることが多く、それを知らないと現地の人に不快感を与えてしまったり、トラブルになったりすることもあるので気を付けなければいけません。

フィリピンの宗教関連のイベント

それだけ信仰心の強いフィリピンでは、多くのキリスト教に関するイベントがあります。毎週日曜日の礼拝は、フィリピンの人たちには当たり前のことです。日曜日の朝にはみんなが家の近くの教会に集まり、礼拝の時間を持ちます。

また、3月か4月には3日間ほど、イエスキリストの復活を祝う「ホーリーウィーク」があったり、11月1日にはキリスト教の成人たちを記念する「オールセインツデー」があったりと、年間を通してキリスト教関連の行事が多いのです。

それにより国全体がお休みモードになり、お店が閉まることも多いため、フィリピンを訪れる際は注意しておきましょう。

宗教に関するタブー

世界屈指の無宗教の国である日本では、宗教に対する理解が浅い人が多く、それが原因でトラブルになることも多々あります。

まず知っておくべきことは、「宗教は怖いものではない」ということ。日本では「宗教=危険思想」と考えている人も少なくないですが、本当に危険な考えを持った人は全体のごく一部です。

下手に嫌悪感を示したり怖がったりしてしまうと、現地の人に不快感を与えてしまい、自分も相手も楽しい時間を過ごせなくなります。現地の文化をリスペクトし、ルールに従って行動しましょう。

フィリピン最古の世界遺産「サン・アグスティン教会」

ここからはいよいよ、マニラの歴史的観光スポットを見ていきます。

1つ目は冒頭でも触れた世界遺産の「サン・アグスティン教会」です。現地の人も訪れる、フィリピン屈指の観光スポットですね。

サン・アングスティン教会の歴史

サン・アングスティン教会は、フィリピンがスペインの支配下にあった16世紀に、カトリックの布教の目的でスペイン人により建てられました。

最初は木造だったのですが、1574年に海賊により、1583年には火事により崩壊しています。そして、1586年に現在も残る石造建築の建物が完成しました。その後も地震などでも全壊することはなく、現在ではマニラの象徴的な存在となっています。

サン・アングスティン博物館

サン・アングスティン教会には修道院がありましたが、第二次世界大戦で崩壊してしまい、その跡が現在は博物館となっています。

博物館では、聖アウグスティヌス肖像画や像など、キリスト教美術の作品が展示されています。パイプオルガンや聖歌隊が歌う場所なども見ることができ、キリスト教になじみのない人でも楽しめるでしょう。

サン・アングスティン教会の料金と開場時間

サン・アングスティン教会は商業施設ではないので、入場・見学は無料です。開場時間は月曜日~土曜日の8時~12時、13時~17時、日曜日は8時~12時です。

結婚式とマスの間は観光客の入場はできません。

博物館は入場料が発生し、大人:100ペソ、シニア:80ペソ、大学生:45ペソ、4~12歳:40ペソとなっています。開場時間は8時~12時と、13時~18時です。

マニラ大聖堂

続いてはマニラ大聖堂です。歴史的にも、建築学的にも大きな意味のある建物で、マニラのシンボルともなっています。2015にはローマ法王が訪れミサを行ったことで話題になりましたね。

マニラ大聖堂の歴史

マニラ大聖堂はもともと1571年に教会として建てられましたが、1579年から修道院として扱われるようになりました。修道院は、カトリックの修行をする修道士や修道女が生活をする場所です。とはいえ、教会としての役割をすることもあり、明確な線引きがないのが実際のところです。

サン・アングスティン教会と同様にマニラ大聖堂も再建を繰り返しており、細かいものを数えるとなんと7回も修繕を行っています。

マニラ大聖堂の見どころ

マニラ大聖堂の最大の見どころは、なんといってもパイプオルガンとステンドグラスです。

アジアでは最大級の4,500本のパイプを持つパイプオルガン、そしてフィリピンの芸術家が作ったステンドグラスは、キリスト教信者でなくても何かを感じられるスポットでしょう。

大聖堂の中は誰でも自由に観光できますが、お祈りをするために訪れる人もいるので、決して邪魔にならないようにしましょう。

マニラ大聖堂の開場時間

マニラ大聖堂の事務所は、火曜日~土曜日の8:00~16:30までと、日曜日の8:00~11:30まで開いています。月曜日と祝日はお休みです。

ミサは月曜日~金曜日の7:30と12:10、土曜日の7:30、そして日曜日の8:00、10:00、18:00です。

マニラで外せない観光スポット

ここからは、サン・アングスティン教会とマニラ大聖堂のほかに、行っておくべきマニラの観光スポットを紹介します。

サンチャゴ要塞

サンチャゴ要塞は実際に戦争で使われた要塞です。スペイン統治時代には、海賊による侵攻の防止や、フィリピン国民の反乱を制圧する役割がありました。日本軍も、1940年代にフィリピンを占領していた際、サンチャゴ要塞を司令塔として使っています。

フィリピンにとって大きな変化が起こった際には、必ず重要な役割を果たしていた場所であるため、国内外から多くの歴史マニアが訪れるスポットなのです。

カーサマニラ博物館

カーサマニラ博物館は少し珍しい博物館です。スペイン統治時代のフィリピンにおける、上流階級の生活を再現した家を展示している博物館で、当時の家具、食器、本などを見ることができます。1850年代のサン・ニコラス地区に実際に存在した家屋をモデルにしており、その生活感はとてもリアルに再現されています。

営業時間は火曜日~日曜日の9時~18時で、入場料は大人が75ペソ、学生が50ペソです。

場所はサン・アングスティン教会のすぐ近くなので、教会の観光のついでに立ち寄ってみてもいいのではないでしょうか。ちなみに、館内は撮影が禁止されているので気を付けましょう。

フィリピン国立美術館

フィリピン国立博物館は1901年創立の大きな博物館です。芸術作品から歴史的な遺物、文化遺産など、幅広いジャンルの芸術作品が展示されています。世界の芸術家の作品を集めたのではなく、フィリピンに由来のあるアーティストの作品が中心です。そのため、単なる芸術鑑賞だけでなく、フィリピンの文化や歴史をアートを通して感じることができます。

また、入場料が無料なので気軽に立ち寄ることができます。

アテネオ アート ギャラリー

歴史的なアート作品を鑑賞したら、その延長線上で現代アートも見ておきたいですよね。

アテネオアートギャラリーは、1960年に設立された比較的新しい現代アート美術館です。固定の展示のほかに、若手アーティストの個展や、テーマに沿った作品の展示会などを行っています。

セキュリティがやや厳しく、身分証の提示をお願いされることがありますが、普通にしていれば入場できるので心配ありません。まともな格好で、パスポートなどの身分証明書を持っていくようにしましょう。

開場時間は月曜日~土曜日は9時~17時、日曜日は9時~16時です。しかし、大学内にあるため、大学が休校の際は入ることができません。訪れる際は事前に調べておきましょう。

入場料は50ペソです。

パコ公園

パコ公園は自然が豊かな公園で、散歩をしたり、ベンチに座って休憩したりするのに最適な場所です。

もともとは、1820年のスペイン統治時代に墓地として作られました。フィリピン独立運動の英雄ホセ・リサールもここに眠っています。1912年に公園として開放され、今では近隣住民の憩いの場となっています。

ドラマや映画の撮影地になるほどきれいな場所なので、観光の休憩がてら立ち寄ってみてはどうでしょうか?

マニラ 教会 まとめ

おいしいご飯を食べて、マリンスポーツを楽しんで、絶景を写真に収めても、まだまだ見どころの尽きることがない国、それがフィリピンです。リピーターになる人や、移住までしてしまう日本人が多いのもうなずけますね。

ちなみに、フィリピンの国の魅力をもっと深堀する、最善の方法があります。それは「現地の人に聞く」ということ。ガイドブックには載っていない絶景や、現地の人が集うご飯屋さんなど、フィリピンで生活する人たちに直接聞けば、たくさん知ることができます。

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nativecamp.net

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