韓国語習得のポイント - ネイティブキャンプ英会話ブログ

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韓国語は、今では中国語を抜いて英語に次ぐ人気の外国語で、多くの日本人が学んでいます。日本語との共通点も多く、日本人にとっては習得の難易度が他の外国語に比べ低い言語だと言えます。

そのため、英語では苦戦して習得できなかった人でも韓国語習得は独学でも成功しているという人もいます。韓国語習得は、独学はもちろん韓国語教室や韓国語講座で学んでも習得は可能です。

また、習う場合は韓国人から学ぶ場合と日本人から学ぶ場合が考えられます。この場合、双方にメリットとデメリットがあり、どちらが良いかは個々のレベルや学習目的によるため一概にどちらが良いかは言うことはできません。このように、韓国語習得に成功するための勉強法や手段はひとつに限られているわけでなく複数あります。

ですが、どのような勉強方法や手段を取っても習得ができない、そもそも韓国語習得に向いていない人が一定数おり、それらの人たちには共通の特徴があります。今回の記事では、韓国語習得に向いていない人の特徴を挙げ、それらの特徴がある人がなぜ習得に向かないのかについて説明します。

韓国語習得に向いていない人の特徴
まとめ

韓国語習得に向いていない人の特徴

ここからは韓国語習得に向いていない人の特徴とその理由について説明します。

特徴1.韓国語の勉強が好きではない

これは、言い換えると「韓国語自体には興味がない」ということです。私たちは何事もそうですが、何かを始めたいと思ったり、できるようになりたいと思う時には、それについて必ず興味を持つはずです。

興味を持つからこそ、それについてもっと知りたいと思ったり、知っていく中で楽しいと感じたりするものです。また、興味があるからこそ継続もできます。

韓国語で考えてみると、韓国ドラマやK-POPなどは好きで、色々知りたいと情報を調べたり、良く見たり聞いたりする人は多いはずです。

ですが、韓国語学習となると韓国語そのものには興味がなく勉強と思って割り切ってやっているとか、勉強が好きではないけど何とか頑張ってやっている、という状態の人は韓国語習得に向いていないです。

「好きこそものの上手なれ」という諺がありますが、好きでやっていることであれば、目先の少し大変なことや面倒なこと、またうまくいかないことがあっても乗り越えることができます。

ですが、韓国語の勉強が好きではなく無理矢理自分を勉強に向かわせている場合、これらのことが苦痛に感じます。その結果、勉強が続かず挫折してしまう人もいます。

特徴2.韓国語学習以外のことでも何度も挫折している

韓国語など外国語は学んで覚えて終わりの知識習得が目的ではなく、それをスキルとして使えるようになることが目的です。そして、スキルの習得は外国語習得に限らずあらゆる分野に共通しますが、習得するまでに長い時間を要します。

そのため韓国語習得においても、習得に成功できるかの第一条件かつ必須条件が学習の継続ができるかどうかです。

ですが、これまでの人生で何度も挫折をしてきた人は、ひとつのことを結果が出るまで諦めずに継続することができない傾向があるため韓国語習得には向いていないと言えます。

韓国語は既に触れた通り日本人には習得難易度が低い言語です。とは言っても、全く何も分からない状態からひとつひとつ習得をしていくことには変わりがないため最低でも数年はかかります。

多くの人が希望している日常会話がスムーズにできるとか韓国ドラマを字幕なしで理解できるようになるには、日本にいて限られた時間の中で習得を目指す場合、人によってはもっと時間がかかります。

特徴3.学習時間を確保できない

前の項目で触れた通り、韓国語習得はスキルの習得であり、スキルを習得するためには必ず学習時間や練習時間を確保する必要があります。

これは同じスキル習得と言えるスポーツや専門技術の習得で考えると分かりやすいです。一流の選手や職人になりたいのに、練習時間がなく、すき間時間だけでなりたいと言っても無理であることと同じです。

確かに現代人は仕事を始めいろいろな事をしなければならず忙しい人が大半です。そのため、本当に時間を捻出できない状態の人もいるかも知れません。

ですが、忙しいと言っている多くの人は、自分の一日の生活時間を見直せば少なくとも30分から１時間の学習時間を確保することはできるはずです。

例えば、何となく見ている無駄なSNSや動画の視聴時間を減らすだけでも時間ができるはずです。また、どんなに忙しい人でも自分にとって韓国語習得の優先度が高ければ必ず時間を確保しています。

特徴4.すぐに話せるようになれると思っている

繰り返しになりますが、韓国語も含めスキル取得はそんな簡単にはできません。

外国語習得に成功したことがない人は、「たった３カ月でペラペラになる」、「聞いているだけで話せるようになる」、「一日たったの５分で話せるようになる」など巷の耳障りの良い情報を鵜呑みにしてしまいがちです。

また、会話集やフレーズ集などを丸暗記すれば会話ができると誤解している初心者も多いです。ですが、会話は丸暗記でできるわけではありません。

会話は、言語習得の４スキルである「読む、書く、聞く、話す」の中で最もレベルが高いスキルです。その理由は、話すことはそれ以外のすべてのスキルが必要になる総合力的なスキルだからです。

会話は、自分がひとつひとつ学んで積み上げてきた単語力と文法力を使い文が作れ、それを最低でも相手が理解できるレベルの発音で話せ、聞き取れるようにならなければできるようにはなりません。

そしてそれらの知識やスキルの習得には、全く初めてから始める場合、個人差はあっても数年から目指すレベルによっては５年以上かかります。

特徴5.自分の好きな勉強しかやりたくない

「勉強は楽しんでしましょう」ということがよく言われていますが、つまらない、面白くないと思ってするよりも、興味を持って楽しく取り組める方が学習効果は確かに高いです。

ですが、「楽しむ」の意味を誤解している学習者がいます。「勉強を楽しむ」ことを「自分の好きなやりたい勉強だけする」という意味で捉えることは勘違いです。

例えば、外国語習得の２大要素は単語と文法の学習ですが、これをつまらないからやりたくないとやらなければ大人の場合、外国語習得は絶対にできません。

何年やっても万年初級、取得できない学習者の共通点として、韓国ドラマなら好きで見ていて楽しいからドラマを見て韓国語を学ぶとかK-POPの歌詞を日本語に訳すといった自分の好きなことしかしないことが挙げられます。

これらの勉強法は好きなことなので確かに楽しいかも知れませんが、学習効果という面では少なくとも初心者や初級者には最善の方法ではありません。

「勉強を楽しむ」の正しい意味は、自分がすべき勉強や練習をどうしたら楽しんで、興味を持ってできるかを自分なりに考えて実践するということであって、好きなことだけするということではありません。

自分の学習目的達成のためにする必要な勉強よりも目先の楽しみを優先した勉強をしたい人は習得に向いていないです。

特徴6.年齢のせいでできないと思っている

韓国語学習者の特徴のひとつとして幅広い年代の人が学んでいる点があります。私の過去の生徒さんでも下は中学生から上は60代後半の方までいました。また、私の今の生徒さんも40代と50代が一番多く、比較的年齢層の高い学習者が多いです。

40代以降になると、韓国語習得に限らず何事でも若い頃に比べて覚えられない、できるようにならないなど、思った通りにいかないと感じる人が多くなってきます。

そういった場合に「年のせいで覚えられない」など自分が年を取ったためにうまくいかないと言う人がいます。ですが、単語を覚えられないとかなかなかできるようにならない原因は年が原因であるとは言い切れません。

確かに、若い頃に比べて覚えるまでに時間がかかる、繰り返さないと定着しないといったことはありますが、これは年齢に関係なく若い人であっても本質的には同じです。

また、年のせいではなく学習法に問題があったり、発音など自分ができないと感じているだけでそうではないといったこともあります。そのため、できないことに対し年を言い訳にしてしまうと自分の可能性に蓋をしてしまうことになります。

特徴7.細かいことを気にしすぎる

これは、韓国語学習の場合、発音の正確さに必要以上にこだわる、日本語の文のニュアンスをそのまま韓国語で表現することにこだわるといったように細かいことを気にしすぎることです。

また、学んでいることを完璧に理解できないと気が済まない、間違ってはいけない、完璧にできないと嫌だ、といった性格の人も韓国語習得には向かないです。

私たちは韓国語を外国語として学ぶ以上、韓国人とまったく同じ韓国語能力を身に付けることは現実的に考えて不可能です。

発音の正確さや文を書いたり話す場合に自然な表現ができるかどうかは、ある程度のところまでは学習によって習得が可能ですが、一定水準のところを超えると個々に差が出てくることは仕方がないことです。

日本人は几帳面で真面目な性格なため、間違ってはいけない、何でもきちんとしないといけないというマインドセットを程度の差はあれ誰もが基本的に持っています。ですが、韓国語を含め外国語習得では、良い意味で適当さがある方が習得はスムーズにいきます。

まとめ

今回の記事では、韓国語習得に向いていない人の特徴とそれらの特徴がある人がなぜ習得に向かないのかの理由を説明してきました。韓国語習得に成功できるかどうかは、能力やセンスの問題ではありません。また、学習法など実際のやりかた以前に重要なことがあります。

それが、ここまで説明してきた通り韓国語学習に対する基本的な考え方や姿勢が韓国語習得をする上で望ましいかどうかです。今回の記事を参考に見直してみて下さい。

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