「Bank on」の意味とは?類似表現も一緒にご紹介!

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英語にはさまざまな熟語が存在しますが、そんな熟語を覚えるのに悩まされる人も多いでしょう。中には、単語の並びだけでは意味を想像できないものもあるので、ますます困ってしまいますよね。

今回ご紹介する「bank on」もそんな熟語のひとつでしょう。Bank onという単語の並びを見て、意味を察せる人は少ないのではないでしょうか。

そこでこの記事では「bank on」の意味や使い方、そしてbank onと意味が似ている表現をご紹介していきます。意外と英会話で使える表現ですから、覚えてぜひ使ってみてくださいね。

「Bank on」の基本的な意味

Bankという英単語を見ると、銀行を思い浮かべる人が多いでしょう。もしくは、土手や岸なんかを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、「bank on」は、銀行やお金、土手とは全く関係ない表現です。

では、bank onとは一体どういう意味なのでしょうか。以下にbank onの意味をリストアップしてみました。

・あてにする(当てにする)
・頼る
・確信して期待する

信頼をするというニュアンスからすると、銀行と関係がないわけでもありませんが、bank onという並びからは上記のような意味は思いつきませんよね。

ケンブリッジ英英辞典での定義もみておきましょう。ケンブリッジ英英辞典では、「bank on」を以下のように定義しています。

to expect something or depend on something happening
何かを期待する、または何かが起こることに頼る
(引用元:Cambridge Dictionary https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/bank-on

ちなみに、bank onは、bank on somethingかbank on someoneとして使われるもので、bank onの次には、名詞句をつなげます。

どちらかというと口語表現で、あまり堅めの英語を使うシーンでは使われません。書き言葉で使われないこともないのですが、書き言葉で使うとすれば、メールやテキストメッセージで、口語的な会話をしているときでしょう。

ですから、使いどころには少し注意が必要です。カジュアルなシーンであれば、会話で使ってもメール・テキストで使っても問題ありません。

「Bank on」の例文と使い方

Bank onはちょっと意外な意味を持つものの、使い方は複雑ではありません。そのため、「bank on=あてにする・頼る」という風に覚えれば、理解に苦しむことはないでしょう。

A: Do you think he’ll be on time?
B: Don’t bank on it. He’s often late.

A:彼は時間通りに来ると思う?
B:それには期待しないで。彼はよく遅刻するから。

この会話例に含まれる“Don’t bank on it.” は、bank onを使ったお決まりフレーズなので、覚えておくといいでしょう。「それには期待しないほうがいい」「あてにしないで」と言いたいときに、サラッと使えるフレーズです。

A: Do you need help?
B: Yes, I’m banking on you!

A:手伝おうか?
B:うん、あなたを頼りにしてるよ!

Bank onは動詞なので、上記の例文のように動詞のing形も使えます。「あなたをあてにしてる」「あなたを頼りにしてる」と言いたいときには、このフレーズを使うといいでしょう。

A: I’m banking on getting promoted at work.
B: If I were you, I wouldn't bank on it until I've been offered it.

A: 仕事で昇進することを(確信とともに)期待しているんだ。
B: もし私が君だったら、そう言われるまでは期待しないな。

「期待」の意味合いが強いbank onの例文はこんな感じでしょうか。Bank onを使った「期待」は、確信度が高く、「絶対そうなる」とまではいかなくても、「きっとそうなると思っている」という感じです。

この例文で言えば、Aさんは自分が昇進すると思っているから、何らかの準備をしているかもしれませんね。

「Bank on」の類似表現

Bank onには、とても似た表現がたくさんあります。ここからは、そんなbank onの類似表現をご紹介していきます。

意味が似ている表現をいくつか知っておけば、表現にバリュエーションをつけることができますから、bank onと一緒に覚えておくことをおすすめします。

Count on

Count onは、bank onと非常に似た表現です。Bank onでも使った例文で、count onを使ったお決まりフレーズをご紹介します。

A: Do you need help?
B: Yes, I’m counting on you!

A:手伝おうか?
B:うん、あなたを頼りにしてるよ!

Bank onとcount onの意味合いに違いはほとんどなく、ネイティブでも違いを感じないほどです。その微妙な違いを日本語を使って表すとすればこんな感じでしょうか。

You can count on me.(まかせてよ)
You can bank on me.(私をあてにしていいよ)

ほとんど意味の違いがないことがわかるでしょうか。

Rely on

Rely onもcount onと並んで非常によく使われる表現です。こちらも意味は「あてにする」「信頼する」といった感じで、意味もほぼ同じです。

今回ご紹介する表現の中では、やや堅めの雰囲気かもしれません。カジュアルシーンでも使えますが、あまりくだけすぎたくない時には、この「rely on」が便利です。

I think you rely on others too much.
あなたは他人を頼りすぎていると思う。
I don’t rely on the weather forecast in Thailand. The weather there always changes.
タイの天気予報はあてにならない。あそこの天気はいつも変わる。

Trust in

Trust inは、bank onやcount on、rely onと違い、「信頼する」という意味に限定された表現です。「信頼する」という意味合いが強いときには、こちらの表現を使うと良いでしょう。

文章によっては「あてにする」と訳すことも可能ですが、「trust」自体が「信頼」という意味を持つ英単語ですから、そのニュアンスを忘れないようにしましょう。

We’ve been working together for ages so we trust in each other.
昔から一緒に仕事をしているから、お互いに信頼しています。
I don’t trust in our government.
私は政府を信用していません。

まとめ

今回ご紹介した「bank on」のように、ぱっと見の単語の並びでは意味を察することが難しい熟語は、英語にはたくさん存在しています。

その一方で「rely on」や「trust in」のように、単語の並びで意味を察することができる表現もありますから、類似表現などと一緒に覚えていけば、どんな熟語も覚えやすいかもしれません。

今回中心にご紹介した「bank on」も、その他の類似表現も、ぜひ覚えて、適したシーンで使ってみてくださいね。より掘り下げて練習したいというときには、ぜひネイティブキャンプの講師と一緒に練習してみましょう。自分で使えば使うほど、記憶に定着しやすいはずですよ。

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