今回は、冬に食べることも多い「あんこう」を英語でどう言うのかご紹介していきます!
あんこうと言えば、「あんこう鍋」が思いつく方も多いのでは?食卓に出てくる機会が多い魚は、意外と英語で知らない人が多いです。
暮らしに根付くものほど日常会話で出てくるはずなのに、学校では習いませんよね。スモールトークなどで使えるよう、今学んでおいてはいかがでしょうか。
鮟鱇について
まずは、英語であんこうについて説明できるよう、あんこうそのものについての理解を深める必要があります。皆さんは、あんこうについてどれだけ知っていますか?
あまり食べない方は知らないかもしれませんが、実はなかなか高価な魚として冬の市場に出回るのがあんこうです。見た目は少しグロテスクなのですが、魚なのに道具を使う賢い魚としても知られています。
あんこうには実に300種類もあるのですが、食べられるあんこうはそのうち25種類ほどだそうです。そのすべてが深海に住んでいます。人間ではとても住めないそんなところからやってくるのですから、多少金額が高くても納得できちゃうそうですね。
あんこう 英語表現
「あんこう」は、英語で複数の呼び名があります。それぞれ、どういったニュアンスを持った単語なのか見ていきましょう!
anglerfish
「あんこう」は、英語でanglerfishと言います。発音は「エングラー」に近いですね。最近では、釣りをする人のことを「アングラー」と呼ぶそうですが、それはあんこうが道具を使って捕食する餌をおびき寄せることから来ているとのことです。
あんこうは、あんこう鍋以外にも刺身や唐揚げ、スープとしていただけるので、以下にそれぞれを表す英語表現をまとめました。
あんこうの刺身:anglerfish sashimi
あんこうの唐揚げ:fried anglerfish
あんこうのスープ:soup with anglerfish
あんこうは日本では冬に食べられます。彼らはあんこう鍋を好みますが、あんこうは時に高いです
monkfish
「あんこう」は、他にmonkfishと言うこともできます。アンキモは英語でmonkfish liverと言います。「キモ」、つまり「肝臓」は英語でliverで、日本語の音では「レバー」として知られています。
誰があんこうの見た目を好きだって言うの?
ちなみに、あんこうにはもうひとつgoosefishという呼び名もあります。
【Footballfish】ってなに!?
皆さんは、footballfishをご存じですか?直訳すると「サッカー魚」になりますが、どんな魚なのでしょうか。
Footballfishは、球形の深海アンコウ科の魚です。太平洋の熱帯付近や、亜熱帯の比較的暖かい海域に生息しています。
Footballfishが初めて人間に見つかったのは、1837年と、はっきり年代までわかっています。見つけたのはヨハン・ラインハルトという人物です。魚の割に筋肉が貧弱で、なんと泳ぎが下手という特徴があります。餌は狩りに行くスタイルではなく、待ち伏せするタイプなのでそんなにスイスイ泳げなくてもいいのですね。深海に住んでいて敵がほとんどいないことから取れるスタイルであるとも言えます。
待っていても餌は寄ってこないのでは?と思った方もいると思いますが、それについては、footballfishが発する光に呼び寄せられるのではないかと考えられています。自分から動かずとも餌が寄ってくるのであれば、なんと効率的な狩りでしょう!深海魚には面白い性質を持つものが多いですね。
フットボールフィッシュになりたい。だって奴らただ待ってるだけで餌をゲットできるんでしょ?
ちなみに、「魚」を表す英単語のfishは、単数形でも複数形でも形が変わらずfishなので注意してください。
あんこう鍋を英語で紹介しよう!
さて、さきほど少しあんこう鍋の英語について触れました。
では、そのあんこう鍋を英語で説明するにはどういった英文を作るべきなのでしょうか。
最初に、あんこうの皮は滑るので、吊るしてキレイにします
あんこう鍋にして食べます。肝臓はポン酢で食べるとおいしいです
あんこう鍋、海外の方にとってはあまりなじみがない食べ物なので、もしホームステイなどをしに来てくれたならとても興味深い体験になりそうですね。
おまけ 深海魚たちの英語表現
あんこうは深海魚でしたが、他の深海魚は英語でどう言うのでしょうか。
まだまだ謎が多く、人類からすると未開の地となる海の底で暮らす魚は日本語でも変わった名前になっているものが多いです。英語でも変わった名前なのか、以下で確認してみましょう!
リュウグウノツカイ
リュウグウノツカイは、英語でoarfishと言います。意外と簡単でしたね。
かっこいい和名のリュウグウノツカイは、アカマンボウ目リュウグウノツカイ科に属する魚類の一種です。最初はリュウグウノツカイ属は1種類しかいないと思われていましたが、今では2種類いるのではと考えられています。
とても珍しい魚で発見されること自体が少ないのですが、大型の魚であることや、深海魚らしい見た目をしていることから話題に登ることも少なくありません。
リュウグウノツカイ、死ぬまでに絶対見てみたい!
シーラカンス
シーラカンスは英語でcoelacanthと言います。そのままですが、最後のスペルがthになっているので舌を軽く噛んで息をもらす音になります。
今から4億年という遠い昔から姿を変えていないことで有名で、「生きた化石」と言われることも多いです。現在見つかっているものは約100種類以上あるものの、今生き残っているのはたった2種類だそうです。生息域はアフリカ大陸東側沿岸とインドネシア海域と離れています。見た目は同じように見えるのですが、遺伝子的には違うとされています。
何年もシーラカンスの研究をしている女性を知っています
ダイオウグソクムシ
深海には、ダイオウグソクムシと呼ばれる生き物も生息しており、英名はgiant isopodです。魚と言うよりダンゴムシのような見た目なのですが、まさに庭などにいるあのダンゴムシの仲間で、海に生息しているという変わった生き物です。大型なので、ダンゴムシとは似ていないと思う方もいるでしょう。
海の生物の死骸を食べるため、「海の掃除屋」なんて呼ばれたりもします。日本にも生息しており、沖縄県では水深500mより深いところで見つかります。
うえぇ!ダイオウグソクムシに触れる気がしない!
ダイオウイカ
ダイオウイカgiant squidと言います。「イカ」のことを英語でsquidと言うと知っていれば、シンプルな英名だとわかるでしょう。
ダイオウイカはひと昔前に日本で話題になりましたね。全長10m以上のイカとなれば大変巨大なので、インパクトも大きいです。日本以外でも世界各国で見られており、北欧に伝わる海の怪物、「クラーケン」はダイオウイカがモデルなのではと言われています。
ダイオウイカのテレビ番組って見たことある?
オウムガイ
オウムガイは英語でnautilusと言います。
オウムガイ目、オウムガイ科に属する軟体動物で、こちらもシーラカンスと同じく生きた化石と言われています。深海に住んでいてしかも軟体動物というと、こちらもなかなかのインパクトです。「貝」と言うからには硬い殻のイメージを持つ方もいると思いますが、貝の中身は柔らかいですからね。
オウムガイってどこで見つけられるんだろう
まとめ
「あんこう」は、英語でanglerfishやmonkfishと言うのでしたね。あまり魚の話題に特化して話すことはないかもしれませんが、食卓に上がる魚であれば日常的に話します。
特に、日本文化に興味がある外国の方は説明を求めてくることもあるので、日本文化を説明できるように練習すれば英語力も上がりますね。海に囲まれた島国の日本では、海の生物について多少なりとも英語で言えるようになっておくと英会話力が付くでしょう。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.