「お正月にはお餅を食べます」
「あんこ餅ときなこ餅どっちが好き?」
「お餅とお団子の違いは?」
お正月やお花見、お月見などの季節の行事で食べるお餅。お餅は日本の文化に深く根ざしており、季節や行事に合わせてさまざまな食べ方をすることが特徴です。
外国人にとっては珍しい食べ物ですが、最近ではSNSや海外の日本食レストランの影響でお餅や餅米、お団子を知っている人も増えています。
この記事では「お餅」に関する英語表現を複数紹介します。「もちつき」「団子」「餅米」などの関連表現やお餅の食感を表す英語表現もまとめました。ぜひこの記事を参考に、日本の伝統食である「お餅」について英語で話せるようにしましょう!
もちの英語表現
日本の伝統食である「お餅」は英語で以下のように表現できます。
・mochi
それぞれ例文とともに紹介していきます。
rice cake
1つ目の表現は「rice cake」です。
「Rice」は「米」、「cake」は「ケーキ」を意味するので、直訳すると「お米のケーキ」ですね。「Cake」は、洋菓子のケーキのみを指すのではなく、「焼かれて膨らませた生地から作られる食べもの」の意味もあります。
以下は日本の伝統的なお餅の種類ごとの英語表現です。
揚げ餅:fried rice cake
福持:lucky rice cake
焼き餅:roasted rice cake
鏡餅: round rice cake
きなこ餅:rice cake coated by/covered with sweet soybean powder
あんこ餅:rice cake with red bean paste
きなこ餅やあんこ餅などを英語で表現するには「covered with/coated by」(〜で覆われている)や「with」(〜といっしょに)などの英語を活用して具体的に説明することがポイントです。
お餅を使ったデザートを作ろうと思うんだ。お餅食べたことある?
B:Yes, we had rice cakes to celebrate.
A:明けましておめでとう!日本の伝統的なお正月の食べ物は食べた?
B:うん。お祝いにお餅を食べたよ。
mochi
2つ目の表現は「mochi」(モチ)です。
日本独自の文化が海外に広まる際、日本語そのままの表現で受け入れられることもあります。例えば「sushi」や「tempura」「sukiyaki」のような言葉が挙げられます。
相手が「mochi」を知らない場合は、「What’s that?(それ何?)」と聞かれるので、そのあとに詳しく説明すると良いでしょう。
B:Mochi? What’s that?
A:Mochi is a traditional Japanese food made from sticky rice.
A:いままでにお餅食べたことある?
B:餅?何それ?
A:餅は餅米でつくられる日本の伝統的な食べ物だよ。
餅は甘い料理からしょっぱい料理まで使える万能食材です。
もちの関連表現
続いて「もち」の関連表現を3つ紹介します。
・団子
・餅米
お餅について話すときに知っていると便利な表現ばかりです。ぜひ併せて覚えておきましょう。
もちつき
「もちつき」は日本独自の行事なので、相当する英語はありません。英語では以下のように説明しましょう。
・Mochi pounding:餅つき
「Pounding」は物を強く打つことや叩くことを意味する英語です。臼(うす)や杵(きね)を使って食材を細かく潰す動作を表します。
「餅をつく」と言いたい場合は、「pounding sticky rice」や「pounding mochi」と表現します。
B:She’s pounding the sticky rice to make mochi.
A:彼女何やってるの?
B:彼女は餅を作るために餅米をついています。
団子
餅米や白玉粉をもとに作られたまるいお餅を「団子」と言いますよね。英語では「dumpling」です。
「Dumpling」は、生地でくるんだ食べ物や生地の中に詰め物を包んで調理された料理全般を指します。団子以外にも、中国の餃子やイタリアのリゾットボールなども「dumpling」と表現されることがあります。
このように「dumpling」は世界中で様々なバリエーションで食べられているため、「団子」をすぐにイメージする人は少ないかもしれません。「団子」について話す場合は、具体的な説明を加えるか、そのまま「dango」と表現すると良いでしょう。
日本では、団子はさまざまなお祝いや祭りの際に、伝統的なお菓子としてよく出されます。
餅米
「餅米」は、お餅を作るもととなる特別な種類のお米のことです。日本だけでなく、中国や韓国などのアジアを中心とした国々で使用されています。
餅米は通常の米よりも粘り気があり、独特の食感を楽しめます。お餅やお団子だけではなく、炊き込みご飯やおはぎなどの日本の伝統食や、韓国のお餅料理であるトッポギやサムゲダン、中国の揚げパンの一種の油条(ヨウティヤオ)、タイのデザートのマンゴー餅などにも使われています。
そんな「餅米」は英語で「粘り気のある米」を意味する「sticky rice」や、「粘着質の米」を意味する「glutinous rice」と表現します。
日常会話では「sticky rice」がよく使われる一方、スーパーやネット販売では「glutinous rice」と表示されていることが多いことが特徴です。
また、餅米は通常のお米よりも甘味があるため「sweet rice」と呼ばれることも少なくありません。
新年のお祝いでは、私の家族は餅米から作られる伝統的なもちのお菓子を作るために集まります。
アジアの一部の国々では、餅米は主食でありさまざまな料理に使われます。
タイのマンゴー餅米をデザートに食べたいです。
もちの食感の英語表現
最後にお餅の食感を英語で表現したいときに使える単語を2つ紹介します。
・sticky
どちらもお餅以外の食材の食感にも使える英語なのでぜひ覚えてみてくださいね。
chewy/sticky
「Chewy」は弾力がありよく噛む必要のあるものに対して使われる形容詞です。
噛み応えがあったり、もちもちしたりする食べ物の食感を表現する英語です。餅以外にも麺やパン、肉、ガムなどに使われます。
そこのペーガリーのパンは噛み応えがあって美味しいです。
このパスタは絶妙な噛み応えがあります。
そのもちのデザートは、とても楽しい噛み応えがありました。
「Sticky」は「ねばねばした」食感を表したいときに使われる形容詞です。辞書には次のように書かれています。
粘り気があったり、くっついたりする粘着性のあるものに対して使われます。食べ物だけでなく、液体にも活用できます。
餅は粘り気があります。よく噛んでくださいね。
まとめ
この記事では、「お餅」に関する様々な英語表現について紹介しました。英語でお餅は「rice cake」や「mochi」と言います。「お餅」の関連表現である「もちつき」や「団子」、「餅米」の英語も併せて覚えておくと便利です。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.