春にしか食べられない「春野菜」。
この記事では、日本で人気の春野菜の英語を複数紹介します。併せて、調理に関する英語表現や世界の春野菜についてもまとめました。料理好きな方、グルメな方、旬な話題で盛り上がりたい方はぜひ参考にしてみてくださいね!
春野菜の英語表現
春野菜とは、春季に収穫できる新鮮な季節野菜のことです。春野菜は成長が活発な時期に収穫されるため、栄養価が高く、ビタミンやミネラル、抗酸化物質などを豊富に含んでいることが特徴です。
日本の代表的な春野菜には、以下が挙げられます。
・たけのこ:Bamboo Shoots
・キャベツ:Cabbage
・菜の花:Rapeseed Blossoms/Canola Flowers
それぞれの英語表現を例文とともに詳しく説明していきます。
ふき - Butterbur
ふきは、日本の伝統的な春の山菜です。
ふきは春に山間部で芽吹き、山菜料理や天ぷら、煮物などに調理されます。春の訪れを感じさせる具材として広く親しまれており、北海道釧路や足寄町ではフキ祭りが開催されているほどです。
ふきには、植物繊維やカリウム、マグネシウム、ミネラルなどが豊富に含まれています。ただし、生で摂取するとかゆみやアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
そんな「ふき」は、英語で「butterbur」(バタバー)と言います。ふきの葉や葉柄(ようへい)がバターを包むものとして利用されていたことに由来しています。由来に関連付けて覚えると、記憶に残りやすい名前ですね。
春になると、地元の人々は山でふき摘みを楽しみます。
ふきの葉で作られた伝統的な日本料理に挑戦してみたい?
たけのこ - Bamboo Shoot
たけのこは、竹の新芽を指します。日本を含む一部のアジアで、季節の旬食材として人気です。たけのこは、茹でたり蒸したりして幅広い料理に利用されます。代表的な調理法は、炊き込みごはんや煮物、炒め物、天ぷらなどがありますね。
たけのこには植物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれているうえ、低カロリーなので健康的な食材としても人気です。
「たけのこ」は英語で「bamboo shoot」(バムブーシュート)と言います。「Bamboo」は「竹」を意味し、「shoot」は「芽」「新芽」を指します。
たけのこはアジア料理で一般的な食材です。
日本ではたけのこは、たけのこご飯などの伝統的な料理によく使われます。
キャベツ - Cabbage
春に収穫される新鮮なキャベツも人気の春野菜です。
春キャベツは甘い風味と、柔らかい食感が特徴。サラダや炒め物、スープ、漬物など様々な料理に利用できる優れモノでもあります。また、ビタミンCやK、葉酸、カリウムなどが豊富に含まれていて高い栄養価も魅力です。
キャベツは英語で「cabbage」(キャベージ)と言います。「春キャベツ」と言いたい場合は「spring cabbage」(スプリングキャベージ)と表現すると良いでしょう。
春キャベツの葉でフレッシュサラダを作るのが大好き!
ファーマーズマーケット(農産物直売所)には、新鮮な春キャベツでいっぱいです。
菜の花 - Rapeseed Blossoms / Canola Flowers
菜の花は、日本の伝統的な春の食材で、特に関東地方や東海地方で一般的に食べられています。
特徴は、独特の苦味とシャキシャキとした食感。黄色い蕾がついた状態で食べられるため、見た目も華やかで春らしい料理によく使われます。調理法は、煮物や和え物、天ぷら、おひたし、味噌汁などの和食が中心ですが、洋風のパスタやサラダに使われることもあります。
BカロテンやビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などの栄養を多く含んでいることも特徴です。
菜の花は英語で「rapeseed blossoms」(レイプシードブロッサムズ)や「canola flowers」(カノーラフラワーズ)と言います。「Rapeseed blossoms」は、「rapeseed」(菜種)と「blossoms」(花蕾)を合わせたフレーズで、「菜種の花蕾」を意味します。
もう一方の「canola flowers」は、カノーラ油を生産するための菜種植物「canola」に由来しています。
日本料理では、菜の花を使った料理はその独特な風味で人気があります。
※delicacy:美味しい食べ物
日本では「菜の花」として知られているカノーラフラワーは、様々な伝統的な料理で楽しまれている季節の食べ物です。
調理で使える英語表現
続いて、料理で使える英語表現を4つ紹介します。
・焼く:Grill/Bake
・蒸す:Steam
・揚げる:Fry
春野菜と併せて覚えることで、様々な会話に活用できるでしょう。
煮る - Boil
「煮る」は英語で「boil」です。
他動詞:沸かす、〔ぐつぐつと〕煮る、ゆでる、〔飯を〕炊く
「Boil」は通常、ぐつぐつと煮ている状態を表現する単語です。「ことこと煮る」と言いたいときは「simmer」(スィマァ)、「ゆでる」と言いたいときは「poach」(ポウチ)と使い分けることで、より正確に表現できます。
たけのこを柔らかくなるまで煮てください。
卵をちょうど7分間煮てね。
焼く - Grill/Bake
「焼く」は英語で「grill」や「bake」と言います。
他動詞:〔肉・魚などを〕じか火で焼く、網焼きにする、焼き網で焼く
自動詞:オーブンで焼く[調理する]
「Grill」は、食材を直火や炭火の上で焼く調理法を指します。焼肉やバーベキューなどをイメージするとよいでしょう。一方「bake」は、食材をオーブンで加熱調理する方法を指すことが一般的です。ケーキやパン、クッキー、ピザなどが「bake」で調理される典型的な食べ物です。
今夜は晩御飯に魚を焼こう。
あなたの誕生日にチョコレートケーキを焼くね。
蒸す - Steam
「蒸す」は英語で「steam」と言います。
他動詞:〔ご飯などを〕蒸す、蒸らす、〔芋などを〕ふかす
母は夕食に野菜を蒸しました。
揚げる - Fry
「揚げる」は英語で「fry」です。
他動詞:〔食材を〕フライにする、油で揚げる、炒める
「Fry」は過度の加熱により、食材が焦げることを指す場合もあります。
ランチにポテトを揚げるつもりです。
ニンニクを焦がさないように気をつけてね。
世界の春野菜
最後に世界の様々な地域で親しまれている春野菜を2つ紹介します。
・新じゃがいも(フランス・イギリス・ドイツ・アメリカなど)
ホワイトアスパラガス(ドイツ)
ホワイトアスパラガスは、通常の緑色のアスパラガスとは異なり、白色をしていることが特徴です。主にドイツで人気の春野菜に一つです。英語では「white asparagus」と言います。
春になると、農場は地元の市場向けにホワイトアスパラガスを収穫します。
新ジャガイモ(フランス・イギリス・ドイツ・アメリカなど)
日本でも人気の新ジャガイモは、フランスやイギリス、ドイツなど世界中で広く愛されています。英語では「new potatoes」と言います。
新じゃがをローズマリーとニンニクでローストしよう。
まとめ
この記事では様々な春野菜や、調理で使える英語表現を紹介しました。日常の様々な場面で使える表現ばかりなので、ぜひ覚えてくださいね!
会話の中でこれらの表現を使いたくなったら、ぜひオンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」のレッスンで使ってみてください。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.