秋を知らせる「金木犀」って英語でどう表現する?金木犀に加え様々な花言葉も紹介します!

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金木犀が開花し、甘い香りが漂ってくると秋を感じませんか?秋が季節の金木犀は目で楽しむばかりでなく、アロマオイルなども人気です。

ところで、金木犀の英語は何になるか知っていますか?

この記事をお読みになると、英語「金木犀」の表現や使い方が分かります。さらに金木犀はじめ、他のお花の花言葉も紹介しましょう。

金木犀とは?

オレンジ色の小さなお花がいくつも集まった可愛い金木犀(きんもくせい)。どの花と比べても、香り高さの特徴はナンバーワンではないでしょうか?だからこそ、香水やアロマキャンドルなどに使われているんですね。銀木犀(ぎんもくせい)もありますが、花が白い色のためこの名前になりました。

沈丁花(じんちょうげ)も本当に良い匂いがします。金木犀・沈丁花・クチナシは”三香木”として知られています。原産地である中国では、その香りは”千里先まで届く”という言い方があるほどです。

さて、金木犀の英語表現ですが、記事では以下の4つについて例文とともに紹介します。意外かもしれませんが、キーワードになる単語はなんとオリーブです。

fragrant olive
fragrant orange-colored olive
sweet olive
tea olive

それぞれの解説に進む前に、なぜオリーブが使われているのか簡単に説明しましょう。

キンモクセイはモクセイ科の木です。ここまではわかりやすいですね。そして、オリーブオイルの原料にもなるオリーブの木も同じモクセイ科に属しているんです。

これで、なぜ4つの表現どれにもoliveが使われているのか少し納得しましたね。

ちなみに、某化粧品ブランドに金木犀の香りを使用したオスマンサスという商品があったり、またはオスマンサスの香水もあります。これは金木犀の学名がOsmanthus fragransであることからきています。

fragrant olive

fragrant oliveはモクセイ科の木の総称の英語表現です。これが分かった時点で、なぜ金木犀の4つのフレーズにoliveが使われるのか完全に納得となったのではないでしょうか?

このfragrant oliveは、モクセイ科総称であるとともに金木犀のことを表現します。特に、ネイティブスピーカーの会話ではもっとも使われるフレーズになります。

fragrantは「良い香りの・匂いの良い・香り高い・芳香性の」といった意味を持つ形容詞です。関連する言葉としてのfragranceはフレグランスで香りや香料です。

Fragrant olives have a pleasant smell.
金木犀は良い香りがします。

pleasantには”気持ちの良い”や”心地よい”の意味があります。その匂い(smell)が金木犀のように不快とは反対の香りになります。ところが、smellyと形容詞になると、”嫌な匂いのする””悪臭を放つ”という意味になりますので使うときに気をつけてください。

fragrant orange-colored olive

2つ目の金木犀はfragrant orange-colored oliveと少し長めのフレーズになります。

1つ目の金木犀の英語fragrant oliveの真ん中にorange-coloredが入った形です。金木犀はオレンジカラーのお花ですので、それを表しているんですね。

The fragrant orange-colored olive has so many orange-colored flowers.
金木犀にはたくさんのオレンジ色の花が咲きます。

sweet olive

さて、3つ目はsweet oliveです。

皆さんご存知のsweetは、甘い、甘味のある、甘口の、砂糖を入れたといった意味で使われることが多いですね。お菓子のことをそのままスイーツと表現しますので、これも分かりやすいでしょう。

金木犀が甘い匂いのする木だからかな?と思った皆さん、加えて、sweetには”香りの良い”という意味もあるんです。

We feel it’s autumn as the sweet olives are in full bloom now.
金木犀が満開で、秋を感じます。
A:Are there sweet olives in the UK?
B:Yes, sweet olives are native to Asia, including Japan, and they can withstand the UK climate.

A:イギリスには金木犀があるの?
B:はい。金木犀は日本を含むアジア原産で、イギリスの気候にも十分耐えられます。

tea olive

最後、4つ目の金木犀英語はtea oliveです。

Tea olives have flowers that have the most attractive scent.
金木犀は、もっとも人を引きつける香りを持つ花がつきます。

例文に出たscent(セント)にも”良い香り・芳香”といった意味があります。イギリスでは香水としても使われます。

A:When is the tea olive at its best during the year?
B:It must be soon!

A:今年の金木犀はいつが見ごろかな?
B:きっともうすぐだよ!

花言葉を英語で languages of flowers

さて、ここまで金木犀について英語表現を例文つきで紹介しました。ここからは金木犀を含み、いろいろな花の持つ花言葉を紹介します。

花言葉の英語はlanguages of flowersになります。

例えば、金木犀の花言葉は◯◯だ、というときは以下のフレーズにします。◯◯に花言葉を入れましょう。

Languages of flowers of fragrant olive are ◯◯ and ◯◯.

花言葉とは?

花言葉とは、植物にその花の持つ象徴的な意味を持たせたものです。

時間の経過や国によって異なることがあり、誰が花言葉を創り出したかは特定が難しかったりします。

しかし、フランスで生まれ、花言葉に関する本が1819年に出版されたそうです。この時、著者は約300個の花の意味を執筆しました。

ちなみに、日本では明治初期に花言葉と草花を楽しむ習慣が入り、日本独自の桜や山吹の花言葉が生まれました。

お花にはそれぞれ花言葉があります。動物言葉や車言葉などありませんから、花はそれだけでも特別ですね。動物には動物占いがありますが、花には花占いもあります。

それでは、ここからは花言葉を紹介していきましょう!

金木犀(fragrant olive)

まず、本記事のテーマである金木犀です。

modesty/謙虚
first love/初恋
true love/真実の愛
truth/真実
intoxication/陶酔

真実の愛や真実は金木犀の香りから由来しています。離れていても香る金木犀、その存在を隠しきれないというところから花言葉が生まれました。

バラ(rose)

イギリスの国花でもある薔薇。バラ園など多くの人が好きな花です。バラの色別に花言葉があります。

赤い薔薇 love/愛・passion/情熱・romance/ロマンス
青い薔薇 mystery/神秘的な・love at first sight/一目惚れ
白い薔薇 innocence and purity/純潔と純粋・reverence/深い尊敬
黄色の薔薇 jealousy/嫉妬・friendship/友情
ピンクの薔薇 happiness/幸福・grace/上品

チューリップ(tulip)

咲いた咲いたチューリップの花が~という歌もあるほど、身近なお花のひとつがチューリップですね。チューリップ全般の花言葉はperfect lover(理想の人)やfame(名声)です。

赤いチューリップ declaration of love/愛の告白
白いチューリップ ask for forgiveness/許しを請う
黄色のチューリップ hopeless love/希望のない恋・unrequited love/報われぬ恋
ピンクのチューリップ caring/優しさと思いやり・attachment/愛着や愛情

カーネーション(carnation)

母の日に贈る花として、日本で定着しているのがカーネーションです。全般の花言葉はfascination(魅了)やdistinction(名誉)です。

赤いカーネーション deep love/深い愛・admiration/敬愛
白いカーネーション sweet and lovely/可愛くて愛らしい・innocence/純潔
黄色のカーネーション rejection/拒絶
ピンクのカーネーション a woman’s love/女性の愛・a mother’s love/母の愛

ひまわり(sunflower)

向日葵と書くひまわりはメキシコが原産地です。地方に行くとひまわりの迷路がありますね。

この向日葵の花言葉、全般としてはadoration(愛慕・崇拝)やfalse riches(偽りの富)といったものです。false richesとは、ひまわりのイメージににつかわしくないような気がしますね。

これは、インカ帝国を征服したスペイン人が昔、向日葵を形どった純金の装身具を奪った過去によってできたものだと言われます。

マーガレット(marguerite)

一般の家庭でも気軽に育てられるマーガレットは、ガーデニングにも人気です。

全般としての花言葉ですが、secret love(秘密の恋)やfaith(信頼)になります。

椿(camellia)

大きめの赤や白の花が美しいつばきです。ピンクや赤と白のブレンドも可愛いですね。原産地が日本ですが、筆者の住むイングランドの一般家庭のフロントガーデンによく椿の木が植えられています。

花言葉全般は、perfection(完璧)やadmiration(敬愛)です。
赤い椿 flame in my heart/私の心の炎
白い椿 adoration/崇拝・loveliness/愛らしい
ピンクの椿 longing/恋しく想う

百合(lilly)

日本女性の名前にも使われる百合。リンとした感じが高貴な感じを受けますが花言葉はどのようなものになるのでしょう。

花言葉全般は、purity(純粋)やrefined beauty(洗練された美)です。
白い百合 virginity/純潔・purity/純粋・majesty/威厳
赤い百合 warmth/暖かさ・desire/願望
ピンクの百合 wealth and prosperity/富と繁栄

花言葉を知れば、英語の語彙を増やすのに役立ちます。カラーの違いで花言葉にも違いがあることが分かります。まずは、お気に入りの花の花言葉から使えるようにしていきましょう。

まとめ

金木犀にはリナロールというリラックス成分が含まれ、緊張した心や体をほぐしてくれる効果があります。

英語の試験直前や、海外へ行く前の緊張感には金木犀のアロマオイルがおすすめです。金木犀の香りが好きな人であれば、ぜひご自宅でも楽しみましょう。

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