会議やプレゼンテーションの締めの言葉として、「以上です」と言いたいとき、どのような英語表現を使いますか?「That’s all.」などが代表的ですが、他にもいろいろなフレーズがあるんです!
この記事を読むと、ビジネスシーンで使える「以上です」の英語表現を知ることができます。
「以上です」と英語でさらっと言えるようになり、会議やプレゼンテーションをカッコよく締めくくりましょう!また、日常生活で使える「以上です」についても、例文とともにたくさんご紹介します! この記事が、みなさんの英語学習の参考になると嬉しいです。
- 「以上です」の英語表現
- That’s all
- That’s (about) it
- So that’s ~ / So those are ~
- 関連表現
- I'm all done.
- conclude
- call it quits/call it a day
- Thank you.
- まとめ
「以上です」の英語表現
「以上です」は、締めの言葉として使われる表現です。伝達したい内容の終わりを明確にすることによって、コミュニケーションを円滑にします。
会議·プレゼンテーション·面接などのビジネスシーンだけではなく、飲食店での注文のときにも使う表現ですね。
「以上です」の代表的な英語表現として、「That’s all.」「That’s (about) it.」「So that’s ~ ./ So those are ~.」があります。
次項から、「That’s all.」「That’s (about) it.」「So that’s ~ ./ So those are ~.」の使い方をそれぞれみていきましょう!
That’s all
「以上です」の英語表現としていちばんに頭に浮かぶのは、「That’s all.」ではないでしょうか?
しかし、「That’s all.」だけ言ってしまうと、少しぶっきらぼうな印象を与えてしまいます。
「that’s all」の後に話の内容に合わせて、「for today」「for now」など、一言付け加えると自然な表現になりますよ!
Situation 1: At The Meeting(場面1:会議にて)
B: Excuse me, I don’t think we’ve covered the last topic on the agenda.
A: Yes. You’re right. But we’ve run out of time today. We’ll discuss it at the next meeting.
A:それでは、ここまでにしましょう。みなさん、ご出席ありがとうございました。
B:すみません、議題の最後の項目がまだ終わっていないと思うのですが。
A:そうなのですが、今日はもう時間がありません。また次回の会議で取り上げましょう。
Situation 2: At The Meeting(場面2:会議にて)
B: OK, let me start. Last week our team gave a presentation at ABC Company. And they are really interested in our new products. If we could offer… That’s all from me.
A: Thanks. Who’s next?
A:まず、進捗状況を報告してください。
B:それでは私から始めさせていただきます。先週ABC会社でプレゼンテーションを行い、同社は我々の新製品に非常に興味を示しております。もし我々が…私からは以上です。
A:ありがとう。では、次の方お願いします。
Situation 3: At Classroom(場面3:教室にて)
B: Where should I submit the handouts?
A: Oh, thank you for reminding me. Can you put it in this box?
A:はい、みんな、今日はここまで。また明日ね。
B:プリントどこに提出したらいいですか?
A:あぁ、教えてくれてありがとう。この箱に入れておいてくれるかな。
※日本では配布物のことを「プリント」と言いますが、実は和製英語なんです!「print」は「印刷」を意味します。配布物と言いたいときは「handout」を使いましょう!!
That’s (about) it
続いて、「That’s about it.」「That’s it.」をご紹介します。
使い方は先ほどご紹介した「That’s all.」と同じですが、若干カジュアルなニュアンスがあります。
Situation 1: At The Meeting(場面1:会議にて)
B: No. It’s all clear.
A: Alright. That’s it for today. Thank you for attending.
A:何か質問はありますか?
B:いいえ、大丈夫です。
A:それでは、今日はここまでにしましょう。出席してくれてありがとう。
Situation 2: At The Office(場面2:会議にて)
B: Redesigning our website, improving the product, and holding a promotional event. That’s about it.
A: Not bad.
A:次のミーティングで新しいアイデアを出さないと。何かある?
B:ウェブサイトのリニューアル、商品の改良、販促イベントの実施、そんなところかな。
A:悪くないね。
Situation 3: At The café(場面3:カフェにて)
B: Hi! I’ll get a regular latte and that chocolate doughnut.
A: Anything else?
B: That’s about it. Thanks.
A:いらっしゃいませ。ご注文は何になさいますか?
B:こんにちは。レギュラーサイズのカフェラテとそっちのチョコドーナッツをお願いします。
A:以上ですか?
B:以上で。ありがとう。
So that’s ~ / So those are ~
続いて、「So that’s ~ / So those are ~」をご紹介します。
「So that’s ~ / So those are ~」は、「以上が~です。」という意味のフレーズです。フォーマルな表現なので、ビジネスシーンでの締めの言葉として使われます。
Situation 1: At The Meeting(場面1:会議にて)
B: Thank you for the presentation. Would you mind telling me more about the data?
A:5ページをご覧ください。このグラフは昨年の売上の推移を示しています。…以上が我々の来年の販売計画でございます。
B:プレゼンありがとうございました。そのデータについてもう少し説明していただけますか?
Situation 2: At The Meeting(場面2:会議にて)
B: Which one should we start with?
A:メイン画面を見てもらえますか?1番から8番の項目があります。以上が本日議論すべき課題です。
B:どれから始めましょうか。
※to glance up at ~:~の方を見る、~の方に目をむける
関連表現
ここからは、物事の締めに使える便利な英語表現を4つご紹介します。
自己紹介や文書で使える表現もあるので、ぜひ最後までみてくださいね!
I'm all done.
直訳すると「すべて終わった」です。この「done」は「終了した」「完了した」という意味の形容詞です。
Situation 1: At The Office (場面1:会社にて)
B: Yes, I have. I’ve forwarded the email, the conference room is ready, and I’ve already sent out the package. I’m all done.
A: Great! Thank you very much.
A:昨日頼んだこともうできてる?
B:はい。メールは転送済み、会議室の準備もできています。それと荷物も発送済みです。すべて完了しています。
A:素晴らしい!どうもありがとう。
Situation 2: Online English Lesson(場面2:オンライン英会話レッスンにて)
B: Okay…Yes, I’m all done.
A: Then I’ll be the tourist, you’ll be the hotel staff, OK?
A:ロールプレイ3番の指示を確認してください。
B:わかりました。…はい、終わりました。
A:それでは、私が旅行者役で、あなたがホテルスタッフ役をしましょう、いいですか?
ネイティブキャンプのレッスンでもお馴染みのやり取りです!「できました」「終わりました」と答えたいときに使えるフレーズです!
conclude
「conclude」の意味は、「終わる」「締めくくる」です。プレゼンテーションの締めの言葉として、よく使われます。
Situation 1: Presentation (場面1:プレゼンテーションにて)
B: Thank you for your opinion. As you say… Are there any other questions? If there are no questions, let’s conclude today’s presentation. Thank you very much for listening.
A:スミスさん、プレゼンテーションありがとうございました。ひとつ質問があります。説明いただきたいのですが…
B:ご意見ありがとうございます。おっしゃる通り…他に質問はございますか?もしなければ、以上で本日のプレゼンテーションを終わりたいと思います。ご清聴誠にありがとうございました
call it quits/call it a day
「call it quits」「call it a day」の意味は、「切り上げる」です。
イディオムなのでそのまま覚えてしまいましょう!継続している物事を、予定よりも早めに終了したいときに使える表現です。
Situation 1: At The Meeting(場面1:会議にて)
B: No problem. I agree with you.
A:さて、議題の最後の項目を確認させてください。議論すべき項目ですが、時間がかかりそうですね。なので、こうしましょう。本日の会議は切り上げて、明日議論する時間をとりましょう。どうですか?
B:問題ありません。そうしましょう。
Thank you.
「ありがとう」でお馴染みの「Thank you.」締めの言葉としても大活躍します!
Situation 1: Self Introduction(場面1:自己紹介)
B: Good morning, everyone. My name is Takahiro Yamada. You can call me Taka. I would like to talk about my likes and dislikes. I always eat ramen but I never eat strawberries. In my free time, I play baseball. I also like watching sports on TV. Yeah, that’s it for now. I look forward to working with everyone. Thank you.
A:こちら、山田さんです。今日から我々のチームに加わってくれます。では、簡単に自己紹介をお願いします。
B:みなさん、おはようございます。ヤマダタカヒロと申します。タカと呼んでください。好きなものと苦手なものをお話ししようかな。ラーメンが好きでよく食べますが、いちごは本当に苦手です。暇なときには野球をやったりします。スポーツ番組を見るのも好きです。うーん、とりあえずこれくらいかな。みなさんと一緒に働けるのが楽しみです。よろしくお願いします。
日本語でよく使う「よろしくお願いします」ですが、一致する英語表現はありません。
ビジネスのシチュエーションであれば、「一緒に働けることが楽しみです」という意味の「I look forward to working with you.」がよく使われます。締めの言葉として「Thank you.」を入れて、スピーチをスムーズに締めくくりましょう。
Situation 2: E-mail(場面2:Eメール)
To the staff in the customer service department:
Thank you very much for attending the meeting last week.
I have attached the meeting minutes to this email.
If there are any comments, please let us know by this Friday.
Thank you,
Takahiro YAMADA
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件名:議事録
カスタマーサービス部のみなさま:
先週は会議にご出席いただき、誠にありがとうございました。
議事録をこのメールに添付しております。
何かお気づきの点がございましたら、今週の金曜日までにお知らせください。
以上、よろしくお願いします。
タカヒロ ヤマダ
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、ビジネスシーンで使える「以上です」の英語表現ついて、ご紹介しました。
代表的な英語フレーズは、下記の3つです。
「+ α」の部分には話の内容に合わせて、一言付け加えましょう!
·That’s (about) it + α.
·So that’s ~ / So those are ~
また、関連表現として下記をご紹介しました。
·conclude:以上で~とします
·call it quits/call it a day:切り上げる
·thank you:以上です、よろしくお願いします
日本語に直訳するとわかりにくいので、前述のシチュエーションと一緒に覚えていきましょう!「以上です」と英語でさらっと言えるようになり、会議やプレゼンテーションをカッコよく締めくくってくださいね!!
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◇経歴
語学留学、大学学部留学、留学アドバイザー業務、海外特許法律事務所とのやりとりなど
◇英語に関する資格
IELTS 6.0(学生時代に受験)
現在は、新たな目標に向けてやり直し勉強中!
◇海外渡航経験
イギリス(語学留学、ホームステイ、旅行)
スイス(人文科学系学部に学部留学、大学寮滞在、旅行)
フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オランダ、オーストリア、バチカン市国、デンマーク、ハワイ、サイパン、韓国(すべて旅行)
◇自己紹介
小学生の時に映画で観たロンドンの街並みに魅了され、英語学習を開始。
大学時代にロンドンで語学留学、スイスで学部留学を経験した。留学アドバイザー、法律事務を経て、現在は英語の学習を続けながら、育児に奮闘中。
バイリンガル育児にも関心があり、楽しく!をモットーに日々試行錯誤している。
滞在先で食べた料理を食卓に出しては、家族に当時の思い出を語っている。
趣味は、語学学習(英語に加えてドイツ語・韓国語にも挑戦中!)、旅行、食べ歩き、ヴァイオリン、世界の料理を作ること。
将来の夢は、家族と一緒にたくさん旅行をすること。
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I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.