All rightの使い方を徹底解説!OKの代わりに使ってみよう!

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英語を勉強し始めると、英語って意外とYESとNOのようにハッキリと意味が分かれているだけではないことに気づくのではないでしょうか。

英単語も日本語と同じように1つの単語に複数の意味が含まれていたり、表現方法も1つのニュアンスだけと思っていたのに、実は発音の仕方や使い時で意味が変わってしまったりするものが数多くあることに気付いた方も多いはずです。

普段からよく使っている表現にも実は違う意味が隠されているかもしれません。覚える時は1つの意味だけ覚えればいいのですが、中級レベルになってくると初級編で覚えた単語や言葉を、英語力を上げるために覚えなかった別の意味を覚えて使い方も理解する必要が出てきます。

こうした場合は、まず最初に使われる頻度の高い意味から覚えて使いつつ慣らしていったのちに覚えなかった別の意味を覚えて使っていくという段階を踏むのが一番の近道です。

今回ご紹介するのは、all rightです。

この表現はネイティブスピーカーや映画・ドラマなどで使われる頻度が非常に高い部類に入る表現です。英会話でもしょっちゅう出てくるのですが、実はこのall rightは非常に厄介でもあります。

なぜなのかはこれからご紹介していきますが、1つの表現で複数の意味を成すので英語初級編の方には少々厄介な表現かもしれませんね。

まずは段階を踏んでいくのが一番なので、このコラムを読んで2つ最低でも覚えてみれば英語力はきっとアップしますよ!例文も含めてご紹介するので、ぜひ覚えて使っていきましょう。

All rightの使い方

All rightの意味から見ていきましょう。日本語でも「オーライ」と使われていると思いますが、この語源はまさしくAll rightから来ています。

先ほども記載したように、英会話でも非常によく使う表現です。しかし、改めて自分の英会話を振り返ると「OK」を頻繁に使っていませんか?日本語でも「OK」をしょっちゅう使うので、All rightを使う頻度は少ないかもしれませんね。

ぜひ「OK」の代わりに、All rightを使う癖をつけてみてください。ボキャブラリーが増え、OKしか言わない人というイメージが払拭されるチャンスです!

せっかく英語を勉強しているのですから、いつもとは違う表現を使えるように練習してみましょうね!

このAll right、日本語で使う時はどういう場面で使われているのか想像してみましょう。

All right
・問題ない・いいですか?
・(文頭で)さて
・感謝や謝罪に対する返答
・はい、結構(大丈夫)です。

代表的な意味は「OK」に似ていますが、All rightの方がOKに比べて少々丁寧な伝え方と認識しておいてください。

All right(さて)、意味を見てみると複数あるのが見て取れます。OKに似た意味合いだけではなく返事に使う場合や相手に尋ねる場合もありますね。

All rightの使い方として文頭に付けたり文末に付けたりの他にも文章内に入れ込んで使う場合もあって、定位置というものは存在しません。

これから、個別に意味と使い方を見ていく中で、決まっているパターンが見えてくるはずですので覚えやすいものから取り入れてみましょう。

問題ない

まずは、All rightの代表的な意味である「問題ないよ」という意味からご紹介します。この意味はつまり「OK」ですね。

他にも、申し分ないよ・満足してるよという意味が近いです。

ここでポイントとして挙げるとすれば、前置詞が重要であるということです。

同意を表したい・・・withを使う
適切さを表したい・・・for や toを使う

このポイントを押さえておいて欲しいのです。

特にAll rightは大多数が同意を表す意味で使われることが多いので、withを使うことがほとんどです。このポイントはぜひ覚えておきましょう!

I'm thinking of going to this restaurant for DINNER tomorrow, is it all right with you?
明日、DINNERでこのお店に行こうと思っているのですが、いいかな?
It's all right.
問題ないよ。
Yeah, you're back to the right figures. That's all right.
ああ、正しい数値に戻したんだね。問題ないよ。

大丈夫

次に紹介するのは「大丈夫だよ」という表現です。この表現も皆さん「OK」で済ませてしまっていませんか?

何もかもを「OK」で済まさず、たまには違う表現を使ってみるのも英語力をアップするのに必要な事です。

さて、そもそも前項の「問題ない」と今回の「大丈夫」は何が違うの?と思った方も居るかもしれません。今ではこの2つの意味は同じように使われていますが、正しい意味合いでは少々ニュアンスが違っています。

問題ない・・・取り立てて検討・解決する必要がない、異常は無い、重要性が低い
大丈夫・・・危なげなく安心できる、確かで間違いない様子、可能であること、必要ないこと

じつはこのように違いがきちんと分かれています。だからこそ「All right」と「OK」の使い方は分けて使うことを心掛けてみてはどうでしょうか。

I've been told that those documents are due tomorrow, is that all right?
その書類の提出は明日と聞いていますが、大丈夫?
It's all right, don't worry.
大丈夫よ、心配しないで。
That load looks heavy, are you all right?
その荷物重そうだね、大丈夫?
I'm all right, thanks for worrying about me.
大丈夫です、心配してくれてありがとう。

さて、、

次は、文頭にAll rightを付ける表現の「さて・・」です。

実はこのコラムの最初の方で、「さて・・」の意味合いでAll rightを使ったのに気づいた方がいればお見事です。簡単だったかもしれませんね。

このAll rightの使い方は覚えやすいので「問題ない・大丈夫」と並列してもう1つ覚えるのにちょうどいい表現ではないでしょうか。

この表現は、話題を変える・話題を区切る場合に使えます。ちなみにこの意味合いで似た表現は、now / well / then の3つと同じように使えるのでバリエーションを増やすのもいいですね!

ズレてしまった話題をもとに戻す際にも使えるので非常に便利な表現の1つです。

All right, I have to go home now.
さて、そろそろ家に帰らなくちゃ。
All right, everyone, let's tidy up for good!
さあ、みなさん、いい加減に片付けましょう!
All right, the food is ready!
さぁ、料理ができたよ!

その他の似た表現

そのほかにも、All rightの表現がいくつかあるのでご紹介していきます。

まずは、「いいですか?」と尋ねる表現です。この場合はAll rightを文末において文章を作ります。

「いいですか?」を表す英単語は「right」が同じ意味を表すのですが、「right」も「All right」も同じように使えますのでどちらを使ってもいいですが、冒頭に記載したようにAll rightの方が丁寧な表現なので、相手・場所・シチュエーションを間違えないよう気を付けましょう。

I'm making ramen tonight, all right?
今晩はラーメンを作るけど、いいよね?
I'm out of potatoes and can't make French fries, all right?
ジャガイモがなくてフライドポテトが作れないんだけど、いい?

最後は「感謝や謝罪の返答で使う場合のAll right」です。この場合は「どういたしまして~」というニュアンスを含みます。

ネイティブスピーカー達は、よくこの場合でAll rightを使っている印象がありますね。筆者もしょっちゅう使っています。

この場合のAll rightは、You’re welcome / No problem / My Pleasure の意味と似ており、感謝に対する返答で使えます。

一方で謝罪を受けての返答では、That’s OK / No worries と同じ意味合いで使えます。

A:Sorry for the lateness!
B:It's all right.

A:おくれてごめんなさい!
B:大丈夫よー。
A:Thanks for lending me the pen, it helped!
B:It's all right, I'm glad you made it in time for the lecture!

A:ペンを貸してくれてありがとう、助かったよ!
B:大丈夫だよ、講義に間に合ってよかったね!

Certainly

もう1つだけ、All rightに似た表現としてCertainlyを紹介しておきます。

Certainly
確かに・きっと間違いなく・承知しました・もちろんです・いいですとも

意味を見てみると少々固い返答に使うようなイメージができます。このCertainlyはAll rightよりもさらに固い表現で使います。

確信度が高く、自身が高い場合などはAll rightを使うと確信度や自身の高さがあまり相手に伝わらない場合があるので、こちらの表現を使う方が相手には確実に伝わります。

エビデンスがしっかりとある事柄を伝えるなら、All rightを使うよりもCertainlyを使うことを覚えておきましょう。

まとめ

今回はAll rightについて掘り下げてきました。All rightだけでも複数のニュアンスを表現できることに驚いた方もいらっしゃると思います。これが英語の面白いところでもあるのです。

ドラマ・映画などで聞いていたネイティブスピーカーの会話でよく出てくるAll rightは、ここまで複数の意味があることを知っただけでも英語力がアップしていますよ!

もし使おうと思っている方がいれば、あとは発音や音の強弱にも気を付けてみるとなお良いです。

いろんなシチュエーションのAll rightを聞き比べてみて使ってみてくださいね。

nativecamp.net

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