「そういえば」は英語で何という?日常会話で使えるフレーズを紹介

そういえば、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

「そういえば、○○はどう?」「そういえば、近くに新しくレストランができたらしいよ」のように、会話のなかで少し話題を変えたいときや、何かを思い出したときによく使う「そういえば」という表現。

日本語で使う頻度が高いように、英語でも会話のなかで「そういえば」はしばしば使われます。では、英語で「そういえば」は何というかイメージできますか?実は英語には「そういえば」を意味する単語やフレーズがいくつかあります。

今回の記事では、英語で「そういえば」を表すことのできる単語やフレーズを6つ、それぞれ解説と例文とともにご紹介していきたいと思います。ぜひ、例文を何度も口に出して練習して、それぞれの「そういえば」をマスターしてみてくださいね!

「そういえば」の英語表現

「そういえば」の英語表現はさまざまなものがありますが、今回は「before I forget」「incidentally」「With regard to」「that aside」「now that you mention it」「by the way」の6つをご紹介します。

日本語では「そういえば」と一言で表すことができても、英語では微妙なニュアンスの違いなどがあるので、使い分けられると良いですね。

これらの単語やフレーズを覚えてパッと口から自然に出るようになれば、きっとネイティブスピーカーとの英会話もよりスムーズによどみなく進められるはずです!

before I forget

直訳すると「忘れる前に」となる「before I forget」も、ほかに伝えたいことがあるときの前置きのように「そういえば」という意味で使うことができます。

日常会話だけでなく、会議などで重要なことを覚えているうちに伝えるといったビジネスシーンでも使われる表現です。

Before I forget, I'm going to go to a party at my friend's house on Saturday, so I will come back late.

忘れないうちに、土曜日は友人宅のパーティに行くので、帰りは遅くなります。

Before I forget, I have to give you this document. Can you please read them by tomorrow?

忘れないうちに、あなたにこの書類を渡しておかなければ。明日までに読んでおいてもらえますか?

Before I forget, I need to ask you if you are coming to Tom’s welcome party next Friday.

忘れる前に聞いておきたいのですが、来週の金曜日、トムの歓迎会に来てくれますか?

Before I forget, I would like to ask you how the big project is progressing.

忘れる前に、その大きなプロジェクトの進捗を聞きたいです。

incidentally

「incidentally」は「ついでながら」「付随的に」「ところで」という意味になります。フォーマルな表現で、論文やビジネス文書などにおいて使われることが多いです。

Incidentally, an interesting fact emerged from it.

ちなみに、そこから面白い事実が浮かび上がってきました。

That building, incidentally, dates from the thirteenth century.

ちなみにその建物は13世紀に建てられたものです。

With regard to

「~については」「~に関しては」というように、フォーマルに話題を切り出したいときに使えるのが「With regard to」という表現です。

「regarding」や「In regard to」も同じ意味で使うことができます。

ビジネスシーンでも頻出のフレーズです。会話でもメールでも、また文頭・文中でも使うことができる便利なフレーズと言えるでしょう。

With regard to the new project, we have some questions.

新プロジェクトに関して、いくつか質問があります。

How happy are you with regard to your new job?

新しい仕事に関して、どの程度満足していますか?

I am writing to you with regard to your letter of 25 May.

5月25日付のお手紙について、ご連絡いたします。

that aside

「if you put that aside」の略である「that aside」は、「それはさておき」「それはそれとして」といった意味になります。

話題をさりげなく変えたいときなどに使うことができます。

That aside, shall we go for lunch?

それはさておき、お昼ご飯を食べに行きましょうか?

That aside, have the goods from company A yet?

それはさておき、A社からの商品はまだですか?

now that you mention it

「now that you mention it」は直訳すると「あなたがその件に触れた(言及した)ので」となります。

ここから、「話のついでですが」「そういえば○○もあります」「言われてみれば」といったニュアンスで使われます。

ややフォーマルな表現ですので、日常会話だけでなく取引先との会話やメールなど、ビジネスシーンでも使うことができる便利な表現です。

「now that you mention it」の「that」を省略して「now you mention it」と言うケースもあります。

Now that you mention it, I did see them holding hands once.

言われてみれば、一度彼らが手をつないでいたのを見ました。

A:Are you sure your boss was at the office all day yesterday?

B:Now that you mention it, I think she went out after 3pm.

A:あなたの上司は昨日は本当に一日中オフィスにいたんですか?

B:そう言われれば、彼女は午後3時過ぎに出かけたと思います。

Now that you mention it, I did see a strange person outside the other day.

そういえば、この間、外で変な人を見かけました。

A:The weather's been unpredictable lately, huh?

B:Now you mention it, I hear there could be a blizzard tomorrow.

A:最近、天気が不安定ですねぇ。

B:そういえば、明日は吹雪になるかもしれないらしいですよ。

Now that you mention it, it is about time to go back to the office.

そういえば、そろそろ会社に戻らないといけないですね。

by the way

ご紹介するのは最後になりましたが、「そういえば」を英語で言いたいときにまず「by the way」が思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか。

「by the way」は直訳すれば「道の脇に」となりますが、そこから意味が転じて「少し脇道にそれるけれど」というニュアンスがあります。「そういえば」のほかに「ところで」と訳されることも多いです。

「話はそれるけれど」「本題とは違うけれど」というように、今話している内容と違う内容に転換するときに使われます。また、不意の思いつきなどで話がそれるときにも使える表現です。

幅広い場面で使え、ネイティブ同士の会話でもよく使われます。文章のなかでは文頭に置かれることが多いですが、会話などでは文末に置くこともあります。ちなみに、SNSなどではそれぞれの頭文字をとって「BTW」と表現されることが多いです。

By the way, what happened to your daughter?

ところで、あなたの娘さんはどうされたのですか?

By the way, have you seen my textbook anywhere?

ところで、私の教科書をどこかで見たことがありますか?

What's the time, by the way?

ところで、今何時ですか?

By the way, there is a telephone message for him.

そういえば、彼への電話のメッセージがあります。

By the way, if you see Tom, please tell him I'll call him this evening.

そういえば、もしトムに会ったら、今晩電話すると伝えてください。

まとめ

いかがでしたか?今回は、「そういえば」を意味する英語表現について、さまざまな単語やフレーズを例文とともにご紹介しました。

日本語でも「そういえば」というのはあらゆる場面で日常的に使う言葉だと思います。それは英語でも同じであり、今回ご紹介した単語やフレーズを自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。

ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。

今回ご紹介した英語表現をそれぞれ適切なシーンで使い分けることができれば、より自分の英語での表現の幅が広がりますし、ネイティブスピーカーからも「お!この人はいろんな単語やフレーズを知っているんだな」と思ってもらえるのではないでしょうか。

また、今回学んだ「そういえば」の英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブの感覚を聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!

レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。今回ご紹介した「そういえば」の英語表現をさらに練習しても良いですし、ほかにも1つの日本語に対して複数の英語が使われる例があるかどうかを聞いてみるのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

nativecamp.net

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