aboutの使い方と意味について紹介!コアイメージをつかもう!

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英語学習では文法だけではなく、さまざまな英語の単語も覚える必要がありますよね。さらに使い方をマスターすれば、英会話力も伸びるので英単語を覚えるのは必須です。

しかし、数多くありすぎることと名詞ではない英単語の場合は使いどころに困る方も多いと思います。

使いどころを間違えると、相手にこちらの意図とは違ったニュアンスが伝わってしまうことも。

正しい使い方を覚えるのにはまず、英単語の意味・使い方を理解し頭の中でイメージすることが大切です。

表現の幅を広げるためにも、例文を交えてフレーズごと丸暗記してもいいですし自分で例文を考えてみるのもいいですね!翻訳アプリなどに日本語で文章を考えて打ち込み、返ってきた英文をいろいろとアレンジする勉強法もおすすめです。

さて、そんな重要な英単語のうち今日ピックアップするのは「about」です。例文や表現、フレーズなども色々と紹介していきますのでしっかり理解していきましょう!

aboutが持つイメージとは?

「about」という英単語以外にも、英単語を覚える時には、まずは意味・使い方の他にイメージをしっかりと自分の頭の中に思い描くことが大切です。

1つ1つの英単語には意味がありますが、その意味が似ている英単語が複数存在する場合があります。そういった場合には、ニュアンス分け・イメージ分けをすることで理解が深まり使い方に迷いがなくなる場合もあります。

今回で言うと「about」が持つイメージは、ふわっとしたものが漠然と周りにあり、辺りを囲んでいるというイメージです。余計に分かりにくいですか?

貴方自身を中心とした周り(周辺)にふわっともやのような物が掛かっていると想像してください。そのもやはあなた自身の周りを漠然と漂いながら360度囲んでいます。

この状態をイメージしてみてください。このイメージではもやというポイントがあります。ここでハッキリとした円で囲われていないことが重要なのです。

それがなぜ重要なのかは、aboutが持つ意味を知れば分かるはず。

aboutの意味と使い方

「about」と聞けば、知ってるよという方も多いはずです。

なぜなら、「about」は英会話でも利用頻度が高い英単語ですし意味を覚えてしまえばとても活用方法が広いため1度は耳にしたことがあるはずというほど登場頻度が多い英単語だからです。

そんな「about」の意味と使い方を見ていきましょう。

about
だいたい~・約~・およそ~・ほとんど・ほぼ・~について(の)・~に関して・~に対して・~のあたりに・~ごろに・~周辺に

英和辞典を引いてみると、これらの意味が出てきます。

前項で「about」のイメージを説明したときにハッキリとした円ではなくもやで囲われていることが重要と書きました。それがなぜ重要かというと、「about」が持つ意味のだいたい・おおよそ・約というのは曖昧さを表現する単語です。

ハッキリとせず、漠然と曖昧な状態を説明するときに使うからもやで囲われていることが重要と書きました。

イメージが持てましたか?少々難しければ、「about」で検索して英和辞典などを見てみてください。図が紹介されています。ここで何かピンと来た・何かに気付いた方は英語が得意な方かもしれません。

日本語でも「アバウトだね」なんて言葉を発する機会はないでしょうか?「君はいつも言うことがアバウトすぎるんだよ」なんて会話をどこかで聞いたことは無いでしょうか。

日本語で言う「アバウト=曖昧・適当・大雑把」というイメージを持っていますよね。勘のいい方はお判りでしょうが、この日本語の「アバウト」は今回紹介する英語の「about」から来ています。

日本語での意味は「大雑把・いい加減な」という意味合いですが、英語を日本語で訳すと意味合いが少々違いますよね。その理由は「about」は様々な意味を持ち合わせていて、前置詞・副詞・形容詞と種類がいくつかあるからです。

日本語の「アバウト」の意味が「大雑把・いい加減」というのは、都合のいい意味をピックアップされてしまった、のかもしれませんね。

事項から使い方・意味と分けてみていきます。

aboutの使い方

まずは「about」の使い方です。

前項で3つ挙げていました。それは、前置詞・副詞・形容詞の3つです。それぞれ見ていきます。

前置詞の「about」/~について・~の近くに・~ごろ・おおよそ

前置詞でつかう「about」は、文章を繋ぐ役割を果たします。名詞・名詞句の前に「about」を置き文章を作ります。

前置詞という概念は日本語にはないので少々理解が難しいかもしれません。例えるならば「が、を、の、に」等の助詞に近い部分がありますね。

ある事柄や人物を中心としてその周りに関係することを言いたいときに使います。

Do you know any books that tell about the history of Japan?
日本の歴史について書かれた本をご存知ですか?
His friends live somewhere about here.
彼の友人はこのあたりに住んでいる。
I think his children and mine are about the same age.
彼の子供と私の子供は同じぐらいの年齢だと思います。

副詞の「about」/おおよそ・だいたい・約

ある時間・定量を中心としてそれに漠然と近いことを表す時に使います。

ちなみに、aboutの後ろに数詞が置かれる場合は基本的にaboutは副詞になります。

aboutを使って数詞を表すときは、文章に出した数字に達するかどうかが重要なのではなくその周辺の数字だということを伝えたいので、例えば5000円という数字がでたらその5000円には未達であったり、超えていたりと曖昧だという理解をしましょう。あくまで5000円に近いことを伝えたいので、大雑把な5000円で表現します。

That jacket cost me about 7,000 yen.
あのジャケット、7,000円くらいしたんですよ。

形容詞の「about」/ちょうど~しようとするところ

近い未来を表現するときに使います。ある状況を中心とし、次に起こすであろう行動を表します。

その起こすであろう行動は、数分後か数時間後か数秒後かどの程度の未来なのかはこの「about」を使う人の感覚によって異なります。

過去形で用いると〜しようと思ったけどしなかった・〜しようとしていたところだったという意味で用いられます。

We are just about to go out to eat.
これから食事に行くところです。
I was just about to eat my meal when the courier arrived.
ご飯を食べようとしたら、宅急便が来た。

aboutの意味

「about」の意味についても、もう少し掘り下げてみていきます。

すでにいくつか意味が出てきていますが、こちらにまとめてみましたので再確認していきましょう。

「およそ~」

「about」の代表的な意味として「およそ~」という意味があります。

英会話でも殆どがこの意味で使っているのではないでしょうか。それくらいに使用頻度が高く、扱いやすい英単語ということです。

こちらの意味は日本語の「アバウト」と似たようなところがあり、ほぼ近しいといっていいでしょう。

「その説明がアバウトすぎる」「あの説明アバウトすぎて分からない」などでつかう「アバウト」はこちらの意味から来ています。

It takes about 50 minutes by bus to get to the airport, roughly.
空港までは、バスで大体50分くらいです。

「~について」

もう一つ紹介しておきたいのが「~について」という意味です。

この意味の場合は「これから話題にするものがざっくりとどういうものか」を表すときに使う表現の1つです。

日本語でも「〜については」と会話しますが、ここで使えるのが「about」というわけです。

I'm heartbroken about that news.
そのニュースには心を痛めている。

aboutを使った表現

その他にも「about」を使った表現が3つほどあるので最後にまとめてご紹介します!

How about ~はどうですか

人に意見や提案を聞くときに使う疑問文の冒頭です。筆者は本当にこの疑問文の冒頭をよーーく使いました。

「~についてどう思う?」と相手に投げかける時の決まり文句ですので、このまままるっと覚えておきましょう。非常によく使います。

How about next Saturday?
来週の土曜日はどう?

What about ~はどうしますか・~はどうなりますか

こちらも利用頻度高めの疑問文の冒頭です。これもまるっと暗記してしまいましょう。

使い時としては、まだ未解決な事柄や問題に対して相手に確認するときに使います。このWhat aboutの後ろには名詞しかおくことができないので要注意です!

What about the work you asked me to do yesterday?
昨日頼まれた仕事はどうしたの?

まとめ

今回は「about」をピックアップして意味・使い方をみてきました。

「about」という英単語は非常に登場頻度・利用頻度が高い英単語の一つと繰り返しお伝えしておきます。

使い方でもご紹介したように、前置詞・副詞・形容詞と3つの形態で使うことができる上にそれぞれ意味やニュアンスが違ってきてややこしいですが、逆に言えば使い勝手がいいということです。

使い方・意味と更には応用編の「about」を使った表現を覚えてしまえば英語力はグッとアップします!

最後にご紹介した、How aboutとWhat aboutは疑問文として頻度が高いので、そのまま覚えてしまって英会話に活用してみてくださいね!

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