「ever」の意味と使い方を解説!everと似ている表現も!

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英語学習者の皆さん、こんにちは!今回もネイティブキャンプのこの記事では、みなさんが英語学習中に感じる素朴な疑問、英語表現や英単語のリアルな使用方法を例文とともに紹介していきたいと思います。

今回特集するのは、「ever」という表現の意味と使用方法についてです。趣味で頻繁に海外ドラマや映画を観たり、洋楽を聴いたりする方はこれまで、「ever」という表現を耳にした経験が多いのではないでしょうか。例えば、テイラー・スウィフトの有名な曲の1つである「We are never ever getting back together」はまさに、タイトルに「ever」が使用されていますね。「私たちは絶対に寄りを戻さない」という強い意思がポップでキャッチーなメロディーとともに歌われているこの曲ですが、「ever」は一体どんな意味合いで使用されているのでしょうか?

ここからは、「ever」の持つ意味を全部で4つほど紹介し、例文を参照しながらそれぞれの意味の具体的な使用方法を確認していけたらと思います。英会話の中で「ever」をサラッと自然に使えたら、ネイティブスピーカーな感じがとっても増すので、ぜひマスターしてしまいましょう!

everの意味

「ever」は分類すると副詞という品詞に相当します。英語の場合、副詞は動詞、形容詞、副詞を修飾する言葉が副詞とされています。例えば、「私は早く走る」という文のうち「私=主語」「走る=動詞」「早く=副詞」となり、「走る」という動詞を「早く」という副詞が修飾していますね。

実は英語表現「ever」は本当にさまざまな場面や状況で使用できる多様なニュアンスを含んだ英語表現です。今回紹介するのはその中から以下の4つです。

① 疑問文で使う「今でに」「かつて」

② 否定の意味を表す「決して〜ない」

③ 比較の際に使う「これまで」「今まで」

④ 肯定する時に使う「いつも」「常に」

以下では①から④を用いた文章の作り方や具体的な英会話の中での使用方法を確認していきましょう。

参考資料:

【英語の副詞】副詞って何?位置はどこだっけ? |まなビタミン by 東京個別指導学院

https://www.kobetsu.co.jp/manabi-vitamin/subject/jhs-english/article-68/

疑問ー今までに、かつて

まず1つ目に押さえておきたいのが、疑問文として用いる「今までに」「かつて」という意味合いの「ever」です。「ever」は疑問文で用いる場合、肯定文で用いる場合、そして否定文で意味合いが変わってくるのが特徴の単語。疑問文の中で用いる場合は「今までに」「かつて」という意味合いになります。多くの場合、中学や高校の英語の授業で習う「現在完了形」という文法事項と一緒に用いて疑問文を作り、「今までに〜したことがありますか?」「かつて〜したことがありますか?」のように相手に経験を問う際に用いられます。例文を確認しましょう。

例文:

Have you ever been to Australia before?

今までにオーストラリアに行ったことはありますか?

Has he ever considered changing his job?

彼はこれまでに転職することを考えたことはあるのかな?

Have I ever told you that I don't really like something spicy?

私が辛いものがあまり好きじゃないってこと、今までに話したことあったっけ?

Have you ever been to New Zealand?

ニュージーランドに行ったことある?

Has she ever told him that she loved him for so long?

彼女は、彼のことをずっと愛してるってこと、彼に伝えたのかな?

否定ー決して~ない

続いて紹介するのは、否定文として用いる「ever」です。

否定文として「ever」を用いた場合、その意味は「決して〜ない」「かつて〜ない「なかなか〜ない」」となります。

「決して」「かつて」「なかなか」という文言から、否定が強調されていることがわかりますね。

例えば、「ここまで努力をする人はなかなかいない」「彼のような素晴らしい人に出会えたことは一生忘れない」「彼女にはかつて一度も会ったことがない」などの例文が挙げられます。どれも否定される事柄が強調されているのがニュアンスから伝わりますね。

ただし、文法的には「ever」を否定文で用いることは正しいのですが、英会話のほとんどの場合「ever」の代わりに「never」が用いられるのが一般的。

シンプルに「ever」が入る箇所に「never」を入れて置き換えればオッケーです。

例文:

I've ever met someone like him. (I've never met someone like him.)

かつて彼のような人には会ったことがない。

I will never ever forget you.

あなたのこと、これから先一生忘れないよ。

参考資料:

everの意味と使い方 | 完了形や否定形などでの活用やneverとの違い・例文 | マイスキ英語

https://mysuki.jp/ever-39274#page3

比較ーこれまで、今まで

3つ目に紹介するのは物事を比較する際に使用する「これまで」「今まで」という意味の「ever」です。この場合は、中学校や高校の英語の授業で習う比較級・最上級の後に用いられ、「これまでにないほど」「今までで一番」という意味が強調されます。

例文:

My girlfriend is trying harder than ever.

私のガールフレンドはこれまでで一番努力をしている。

His painting was the best ever.

彼の絵画はこれまでで最高傑作だ。

It was the coldest winter ever since 2000.

この冬は2000年以来で最も寒い冬だった。

参考資料:

「never」を強調する「ever」、比較級や最上級を強調する「ever」、そして「first」「last」「only」を強調する「ever」| 英文法から学び直すビジネス英語

https://www.eigochat.jp/blog/?p=3577

肯定ーいつも、常に

実は「ever」には「限定しない」というニュアンスが含まれており、「whatever」や「whenever」「whoever」「wherever」のように「what」「when」「who」「where」を頭につけることでさまざまな物事に対して使用できます。各表現の意味は以下の通りです。

Whatever = なんでもいい

Whenever = いつでもいい

Whoever = 誰でもいい

Wherever = どこでもいい

例文:

You can choose whatever you want.

欲しいものなんでも選んでいいよ。

We could go out whenever we're ready.

準備が出来次第いつでも出かけられるよ。

Whoever wants to come and join us is welcome!

私たちと一緒に参加したい人は誰でもウェルカムだよ。

I just want to have a cup of coffee wherever I've never tried to.

今まで行ったことがないところならどこでもいいからとにかくコーヒーが飲みたい。

ever似ている表現

ここまで「ever」の4つの意味、① 疑問文で使う「今でに」「かつて」② 否定の意味を表す「決して〜ない」③ 比較の際に使う「これまで」「今まで」④ 肯定する時に使う「いつも」「常に」を紹介してきました。ここからは上記以外に「ever」と似た意味を持つ英語表現を紹介しておきたいと思います。

Never 「今まで一度も〜ない」

「ever」と似た意味で用いられる表現として「never」が挙げられます。その意味は「今まで一度も〜ない」です。「ever」と同様に、現在完了形という文法事項を使った文章と一緒に用います。しかし、「ever」は現在完了形の疑問系と否定形の文章両方で使えたのに対し、「never」は否定形の文章にしか使えません。

Have you never been to Iceland?

アイスランドに行ったことはありますか?

I've never been to Iceland.

私はアイスランドに行ったことがありません。

参考資料:

ネイティブ相手に今日から使える! everの意味と使い方 | ペラペラ部

https://peraperabu.com/ever-meaning/

英語「ever」の意味って何? everの活用フレーズ | Englisj Lab (イングリッシュラボ) | レアジョブ英会話が発信する英語サイト

https://www.rarejob.com/englishlab/column/20190910/

【ever】の意味や使い方、類似表現について例文つきで解説 | Kimini英会話

https://kimini.online/blog/archives/16359

everの意味 まとめ

この記事ではここまで、「ever」という英語表現の4つの異なる意味とそれぞれの会話の中でも具体的な使用方法を例文とともに確認してきました。いかがでしたでしょうか?

中学校や高校で一度は習う「ever」ですが、ネイティブスピーカーたちが実際に用いる「ever」の持つニュアンスは日本の学校教育では詳しく扱われません。今回紹介した例文を参照することで、実際の英会話の中でのリアルな用いられ方を学習することができたのではないでしょうか?

①疑問、②否定、③比較、④肯定という4つの意味のある「ever」を場面・状況ごとに使い分けられるようになりたいですね。また、似た意味を持つ「never」も同時に活用してみてくださいね。

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