今回の記事では基本単語「break」の使い方と意味を徹底解説していきます。
「break」には、「壊す」という意味以外にも、「休憩」「割れる」「お金をくずす」などの意味があり、日常会話の様々なシチュエーションで使うことができます。
この記事では、そんな「break」の使い方について詳しく解説していきます。ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね。
名詞の「break」
名詞として使われる「break」には、「破損」「休憩」「中断」といった意味があります。仕事や勉強などの合間に作業を中断して休憩する場合に使うことができ、ネイティブスピーカーの日常会話にも頻繁に登場します。
少しコーヒー休憩をとろう
休憩が必要です。かなり疲れました。
5分休憩しても良いですか?
休憩しませんか?
生徒たちは休み時間にサッカーをするのが好きです。
そのため、少し休憩をする場合の「休む」は「break」を使うのが一般的です。
ゆっくり休んでね。
風邪をひきました。今日は薬を飲んで休みます。
あなたは休んだほうがいいよ。
自動詞の「break」
「break」は「壊れる・砕ける・折れる・割れる」といった意味を持つ自動詞としても使うことができます。自動詞なので、後ろに目的語(名詞・代名詞など)を必要としません。
「break」には何かを壊したり、バラバラになるニュアンスが含まれ、機械や物が壊れることを表現する以外にも、「Cookies are broken.(クッキーが砕けている。)」「The branch was broken.(枝が折れた。)」など幅広く使うことができます。
コンピューターが壊れた。
気をつけて。この花瓶は割れやすいから。
iPhoneの画面が割れた。
無料サンプルをもらいましたが、壊れていました。
クッキーが粉々に砕けていました。
他動詞の「break」
「break」は他動詞としても使うことができます。他動詞breakには「〜を壊す・〜を切断する・〜を折る・〜を割る」といった意味があり、動詞の後には目的語(名詞・代名詞など)がきます。「〜を」にあたる目的語がないと使えない動詞なので注意しましょう。
また、「〜を壊す」から派生して、「お金をくずす」と言いたい時にも「break」を使うことができます。
彼がテレビを壊しました。
息子がブロックで家を作りましたが、犬がそれを壊してしまいました。
彼女はまた約束を破りました。もう彼女のことは信用しません。
その男の子は封を切り、手紙を読んだ。
爪が割れちゃった。
1万円をくずしたいです。
「Break」を使った慣用表現
ここからは、「break」を使った慣用表現を紹介していきます。「break+前置詞」の組み合わせを覚えておくことで、より表現の幅を広げることができます。ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
break into
「break into」は、「侵入する」という意味で使える英語表現です。家に泥棒が入るなど、盗みなどを目的に不法に家や建物に侵入することに対して使えます。
何者かが侵入し、お金を盗みました。
彼はオフィスに侵入する男を目撃しました。
彼が寝ている間に、泥棒はトムの家に侵入した。
彼女の家に昨晩空き巣が入った。
先週、不法侵入事件がありました。
break down
「break down」は、「壊れる・分解する・分析する・泣き崩れる」を意味する慣用表現です。“壊れる”を意味する「break」と、”下に”を意味する「down」を組み合わせることで、「完全に壊れる」というニュアンスを表します。
機械や物が故障した状態を表す表現なので、「パソコンのディスプレイに傷がついた」「車のサイドミラーが割れた」など、完全に壊れていない状態には使うことができません。
また、機械や物が故障した場合に使える他、アイデアや意見を細かく噛み砕いて伝える場合や、泣き崩れるといった場面でも使うことができます。
私のパソコンが壊れました。
オフィスの近くで彼の車が故障しました。
うーん。なんだか複雑だね。噛み砕いて説明してくれない?
その方法について、彼らに分かりやすく説明してください。
それを聞いて彼らは泣き崩れました。
彼女は泣き崩れましたが、私は何もできませんでした。
break up
「break up」は、「恋人と別れる」を意味する英語表現です。「AがBを振った」と別れを切り出した側をはっきり示す場合は「A break up with B」と表現します。
メイとマイクは先月別れた。
私たちは別れることを決めました。
彼はアンナを振りました。
お気に入りのバンドが解散しちゃった。
彼らが解散するなんて信じられない!
ビートルズは1970年に解散しました。
声が途切れているよ。
あなたの声が途切れているよ。かけ直すね。
break a leg
「break a leg」は、「頑張って!」や「うまくいくよ!」といった「Good luck」と同じ意味を持つ表現です。これからライブで歌う人や、大事な会議でプレゼンをする人、オーディションを受ける人など、人前で何かしらのパフォーマンスをする人に向けて、応援や励ましの意味で使うことができます。
この表現の特徴は、相手に関わらず常に「break a leg」と表現すること。「break your leg」と言ってしまうと、「あなたの脚を折れ」という意味になってしまうので注意が必要です。
成功を祈っています。
頑張って! 君ならできるよ。
まとめ
今回の記事では「break」の使い方について解説をしました。「break」は名詞、そして動詞として使うことのできる便利な単語で、日常会話でも頻繁に使われます。ぜひ今回紹介した「break」の使い方を覚えて、英会話で使ってみてくださいね。
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◇経歴
英語使用歴:6年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇留学経験
メキシコシティでスペイン語留学
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)
・海外在住歴:4年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。
オンラインレッスンを繰り返し英会話を身につけました。その後言語学習に興味を持ち、メキシコ国立自治大学が運営する語学学校CEPEでスペイン語を学習。
現在はメキシコシティで英語とスペイン語を使いながら生活しています。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.