こんなにたくさん!「評価する」の英語表現!例文を用いてニュアンスの違いを解説

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これまでの仕事の成果を上司から人事評価という形で受けたり、学校で先生から成績を評価されたり、私たちの周りには「評価する/評価される」場面が多くあります。

日本語では「評価する」という一言でさまざまな場面に応用することができますが、英語ではニュアンスの違う「評価する」を表す英単語がたくさんあります。

そこで、今回の記事では、「評価する」の英語表現について、それぞれ例文を用いてニュアンスの違いを解説していきます。みなさんの英語のボキャブラリーを増やすきっかけになれば嬉しいです。

評価するの英語表現

英語で「評価する」を表す英単語はたくさんあります。ここでは、8つの動詞についてニュアンスの違いをご紹介します。

Evaluate

まず、「評価する」の英語と聞いて最初にイメージするのが「Evaluate」ではないでしょうか?

「Evaluate」は「(何かの基準に基づき)評価する」「査定する」という意味があります。

人物や物事を基準に照らして注意深く総合的に判断するイメージです。結果重視で、製品の品質や社員の業績を評価するときなどに使われます。

意味としては「良い評価」と決まっているわけではありません。また、「Evaluate」はビジネスシーンでもカジュアルな場面でもどちらでも使うことができます。

The consultants were also asked to evaluate the adequacy of the company's strategy.

また、コンサルタントは、その会社の戦略の妥当性を評価するよう依頼されました。

You can use several different methods to evaluate the costs of the schools that interest you.

興味のある学校の費用を評価するために、いくつかの異なる方法を使用することができます。

At the end of each week, review what happened and evaluate your progress toward goals.

毎週末に、起きたことを振り返り、目標への進捗状況を評価する。

Appraise

あまり聞きなれない単語かもしれませんが、「Appraise」も「評価する」「査定する」という意味があります。

ほかと比べるとフォーマルな表現と言えます。「鑑定する」「値踏みする」「見積もる」といったニュアンスがあります。

The ring must be appraised by a jeweler before it can be insured.

指輪は保険をかける前に、宝石商による鑑定が必要です。

He walked around the side of the house to appraise the damage.

彼は家の横を歩いて被害状況を見積もりました。

What is the property's appraised value?

不動産の評価額はいくらですか?

In her recent book, she appraises Hollywood's recent films and contrasts them with several independent films.

近著では、彼女はハリウッドの最近の映画を評価し、いくつかのインディペンデント映画と対比しています。

Assess

「Assess」も「Evaluate」と同じように「評価する」「査定する」といった意味があります。

コストなどの「見積もりをする」と訳されることもあります。人や物の価値、質などをじっくり吟味して評価するイメージです。学校で先生が生徒を評価する、というときにも使われる単語です。

「Assess」の名詞は「Assessment」であり、「評価、判断」といった意味があります。日本語でも「環境アセスメント」という言葉は広く一般に知られていますね。これは、道路や空港、発電所などの大規模開発の前に行う環境影響調査のことを指します。

I tried to assess how many there might be.

何人そこにいるか見積もろうとしました。

They are yet to assess the amount of damage to the house.

家の被害状況はまだ把握できていないそうです。

We need to assess the impact of climate change.

気候変動への影響を評価する必要があります。

Estimate

「Estimate」は数量や金銭、時間・期間など、数字で測れるものを個人的な判断で評価する、という意味があります。

商品などについて価値をざっくりと「見積もる」というニュアンスで使われることも多いです。

なお、関連した英単語に「overestimated(過大評価)」「underestimated(過小評価)」があります。合わせて覚えておくと便利ですよ。

It is probable that this estimate is generous according to the values of that time.

この見積もりは、当時の価値観からすると、かなり余裕のあるものであった可能性が高いです。

We estimated the distance at about three miles.

私たちは、距離は約3マイルだと見積もりました。

The cost of the project has been estimated at about 5 million dollars.

そのプロジェクトの費用は約500万ドルと見積もられています。

Judge

日本語でも「ジャッジする」と言いますが、英語の「Judge」も「判断する」「判決を下す」「裁く」といった意味があります。

法律的な意味で使われることが多いですが、「非難する」という意味で使われることもあるので、文脈から、どのような意味で使われているのかを判断しましょう。

「Judge」の形容詞形は「Judgemental」で、これには「一方的な判断をする、性急に判断を下す」という意味があります。

ここからも、「Judge」が持つ「非難する」のニュアンスが感じ取れるのではないでしょうか。

He feels that they have judged him unfairly.

彼は、彼らが自分を不当に評価していると感じています。

Please don't judge him too severely.

あまり厳しく彼を判断しないでください。

You should not judge people by their appearance.

人を外見で判断すべきではありません。

Rate

日本語でも「レート」という言葉があるとおり、英語の「Rate」も数字や点数で「評価する」「格付けする」という意味を持っています。

映画や本、商品やレストランなどを100点満点や星5つといった数値でレビューする際に良く使われます。

The movie was rated a success by critics and audiences.

この映画は、批評家や観客から成功したと評価されました。

They rated her highly as a colleague.

彼らは彼女を同僚として高く評価しました。

This restaurant is rated 5 stars.

このレストランは5つ星と評価されています。

Score

「Rate」よりもさらに数字や点数で「評価する」というニュアンスが強いのが「Score」です。

日本語でも「スコア」という言葉があり、スポーツの試合の「点数」などをイメージする方も多いかもしれません。「Score」には「得点する」や「採点する」という意味もあります。

He scored 28 out of 30 on the spelling test.

彼はスペリングテストで30点中28点を取りました。

I scored a perfect 100 on the math test.

数学のテストで満点を取りました。

Value

最後にご紹介するのが「Value」です。物の価値を金銭的に「査定する」「評価する」という意味があります。

The property has been valued at over $1 million.

この物件は100万ドル以上と評価されています。

We should get the painting valued.

絵画を査定してもらったほうがいいですね。

The company has recently been valued at $6 billion.

その会社は最近60億ドルと評価されました。

I took my piano into the shop to get it valued.

私は自分のピアノを査定してもらうために店に持っていきました。

まとめ

いかがでしたか?今回は、「評価する」という英語表現について、それぞれの英単語のニュアンスの違いを例文を使ってご紹介しました。

一言で「評価する」といっても「何を評価するのか(=評価の対象)」や使われるシチュエーションなどによって、使う英単語が違います。より適切な表現を使うことで、ご自分の言いたいことがきちんと相手に伝わるようになるでしょう。

ぜひ、今回ご紹介した英単語は、例文をたくさん練習して覚えて、実際に学校や職場で使ってみてください。今回の記事の内容が、みなさんのボキャブラリーを広げる機会になればうれしいです。

また、今回学んだ英単語やフレーズについて、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブはどうやって使い分けているのか知りたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!

レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。「○○の場合の”評価する”はこれで合っている?」「ほかにはどんな単語で”評価する”を表すことができる?」など、さまざまな疑問を投げかけてみるのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

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