adviceとadviseの違いって何?どう使い分けるのか解説します!

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皆さんは、英語の学習をしていてふと、こんな疑問を持ったことはありませんか?
「音は同じなのにスペルは微妙に違うんだ」とか、「1文字違うだけで品詞が変わるの?」など。中には、似すぎているのでどっちがどっちかわからなくなったということもあるでしょう。

その代表とも言えるのがadviceadviseです。
これらは同じ発音なのにスペルが違いますね。

この記事では、どのような違いがあってどのように使い分けるのか、両方を正しく使えるよう説明していきます!

adviceの意味は?

さて、では早速adviceの意味から見ていきましょうか。こちらは名詞でそのまま「アドバイス」という意味です。

あえて日本語訳するならば「助言」や「忠告」という意味合いになります。
発音は、カタカナ英語だと「ヴァ」を強く読んでしまいますが、英語では正しいアク セントの位置が最初の「ア」に来ているので注意しましょう。
ここを意識するだけでもかなりネイティブっぽく聞こえますよ!

adviceの使い方を例文から学ぼう!

では、adviceの使い方を見るために少し例文を紹介しましょう。
文の中に組み込まれた単語を見れば、語順がわかり自分でも積極的に発信できるようになります。
頭に残り、英会話レッスン中にサッと出てくるよう何度も練習してみましょう。

Ken gave me some good advice.
「ケンはいくつか良いアドバイスをくれた。」

Adviceは不可算名詞、つまり数えられない名詞なので、ここではsomeという単語を使っていても複数形のsは付きません。これも覚えておきたいところですね。
うっかり付けてしまうとミスとみなされるので、試験を受ける際などは注意しておくべき点です。

I got a lot of advice from my family.
「家族からたくさん助言をもらった。」

こちらもあえてa lot ofとつけてみましたが、やはり数えられない名詞であるadviceは複数形になっていませんよね。
基本的に名詞の「アドバイス」という言葉自体は文章に組み込みやすく、既に日本語にもなっているので使いやすいと思います。

Can I ask your advice about my homework?
「この宿題についてアドバイスをくれない?」

こちらはCan I~?「~してくれませんか」という言い回しを使った例文です。
助動詞を使った表現はたくさんあるので、もし忘れているならまとめて覚えておきましょう。助動詞自体に意味があるのに、このような表現になると意味が変わってきてしまい、中学の時には覚えにくかったという人もいるかもしれませんね。深く考えずに「習うより慣れよ」という精神で覚えるのがコツです。
また、こちらの例文ではアドバイスを求める時にaskという動詞を使うことも示しています。日本語的にはあまり思い浮かばないかもしれないのでこれを参考にして覚えてしまいましょう。

I need her advice.
「彼女のアドバイスが必要だ。」

Adviceを最もシンプルに例文中で覚えたいのであれば、こちらを1つ覚えてしまいましょう。
冠詞のaも複数形のsも付いていないのでこれだけでも数えられない名詞とわかるはずですし、短く単純な文章なのでわかりやすいです。
ここから発展させていって自分の伝えたいに言葉に変化させていきましょう。

ちなみに豆知識ですが、adviceには「通知書」という意味もあります。これを知っていたらかなり勉強している証拠ですね!ビジネス英語を使っている人や、仕事上英語を学んでいる人であればぜひ知っておきたいところです。
アドバイスという意味が強いので、通知書としての使い方は、覚えて使うまでには難易度が高いものですね。リスニングの際にも違う意味として捉えてしまうかもしれません。

adviseの意味は?

では、今度はadviseの方の意味を見ていきましょう。これは動詞で、「アドバイスをする」、「助言をする」、「忠告する」という意味です。

名詞を知っていればこれをそのまま動詞化させれば良いので覚えるのはさほど難しくありません。
スペルは名詞と1文字違いで、終わりの方の「ス」の音を表すところがsになっているのがわかりますね。

動詞と名詞の「アドバイス」、音、言い方は同じと言いましたが、実はほんの少しだけ違いがあります。
よーく聞いてみると、動詞のadviseの方が最後のsの音が濁って聞こえます。カタカナで表すなら、名詞のadviceの音が「ス」だとすると、動詞のadviseの音は「ズ」です。アルファベットのcとsの音からするとなんとなく納得がいきませんか?
動詞と名詞は使う位置でわかるのでさほど発音を気にしなくても相手には伝わりますが、自分が言う時には少し意識してみると良いかもしれませんね。よりネイティブらしくなります。

adviseの使い方を例文から学ぼう!

ではadviceで紹介した時と同じようにadviseの使い方も例文から学んでいきましょう。あまり構えずに、普通の動詞として使えば良いと思えばすぐに使えるようになります!

I advised her to tell Bob about her health problem.
「私は彼女に、自身の健康上の問題についてボブに話すよう助言した。」

英語の基本である、「主語+動詞」を守ればadviseも普通に使えます。
あとは知っているイディオムを駆使すれば流れるような文章になります。
簡単な文から作っていって、どうしたらより複雑なことも言えるだろうかと考えてみましょう。

She advised me what to do.
「彼女は私に何をすべきか助言した。」

こちらもシンプルな例文ですね。過去形になる時のルールも特段変わっているわけではなく、動詞の最後のアルファベットがeなので-dを付けるだけです。

My doctor advised that I should reduce my weight.
「医者は私に体重を減らすようにアドバイスした。」

アドバイスをくれる人と言えばお医者さんが多いですね。お医者さんにこのように言われて、ダイエットをしなければと思った人もいるのではないでしょうか。
動詞としてのadviseを入れた後、接続詞のthatを入れてさらに文を続けています。このthat説以降は、何をアドバイスされたかを意味します。
また主語、動詞と繰り返し続けられるのが特徴なので、文が長くなってしまって混乱してしまいそうなら、この便利なthatを覚えておきましょう。


ここで少し余談!

下記記事では、importantとnecessaryの違いについてご紹介しています!ニュアンスが似ていて混乱しやすい単語だと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


他にもある!1文字違いで動詞と名詞に別れる単語

ここまではadviceとadviseの違いについて見てきましたが、実は英語にはまだこれらと同じように1文字違いで動詞と名詞に区別する単語があるのです!
音が似ていることから意味を覚えるのには良いかもしれませんが、似ているからこそ、どっちのスペルが動詞だったかわからなくなりがちなのは困ったものです。
英会話なら音だけで勝負できるのであまり苦に思わないかもしれませんが、問題は書く時ですよね。読む時には文法や語順で動詞と名詞の区別がつくので、ライティングの試験を控えている際などは念入りに確認しておきましょう。

affect とeffectの違いとは?

今度紹介するのはaffecteffectです。
こちらは最初のアルファベットが1文字だけ違いますよね。
この単語も動詞と名詞という違いがあるのですが、どちらがどの品詞だったか忘れてしまわないように、ここでしっかりと覚えてしまいましょう。使い分けさえきちんとできれば、ネイティブもすぐにわかってくれます。

effectの意味とは?

名詞の意味で使われるのがeffectです。意味は、「影響」や「効果」ですね。早速例文で、使い方を確認してみましょう。

The drug took effect quickly.
「その薬はすぐに効いた。」

「効果がある」と言うなら動詞の方を使っても良いですが、あえて名詞で使いたい場合には、このような例文になります。
名詞にeffectを使っているので、ここでの動詞は万能なtakeです。即効性がある薬であればこの例文が使えます。最後のquickyを取れば、単に薬の効果があったと伝えられます。

I took some aspirin, but it hasn't taken effect yet.
「鎮痛剤を飲んだが、まだ効いてこない。」

こちらも薬関係の例文です。
「薬を飲む」という時に使う動詞はtakeなので、コンマの前の文章で用いられていますね。そしてbut以下では、先の例文で紹介した「効果がある」という表現に、effectを使った際に使用する動詞としてのtakeが使われています。
それぞれ同じtakeという動詞を使っていますが、意味は異なります。

affectの意味は?

今度はaffectの意味を知っておきましょう。これは動詞で、「~に影響を及ぼす」という意味です。

That won't affect the construction.
「それは工事に影響しない。」

動詞として使えるaffectも、特に気を付けるべき特別ルールや特別な用法などはないので「主語+動詞」として使えます。
単純なので理解もしやすく、あまり言うこともありませんよね。あとは相手に伝わるようサッと言えるようになるまで、例文を頭に叩き込むだけです。

その他の紛らわしい単語たち

英語は使っていけばいくほど複雑な単語にも出会いますが、その時にしっかり覚えられなければマスターできません。
面倒だったりすぐに覚えられなかったりすると暗記を後回しにしてしまうので、そこを踏ん張り、せめてその日のうちに少し覚える時間を作りましょう。
ただ、英会話レッスン中に覚えるのは難しいので、復習をすることで英語脳を作っていくのです。

スペルが少しでも違うと名詞や動詞のように品詞が変わるという動詞もありますが、ここでは特に覚えにくいという単語を特別に紹介したいと思います。

ズバリこちら!

「lay」「lie」ですね。

これは高校生になったらすぐに覚えるものです。単元としては自動詞と他動詞というところです。
より文法的なところを突っ込んでいく時、紛らわしい単語として紹介されます。

「lay」は「横たえる」という他動詞なのに対し、「lie」⇒「横たわる、嘘をつく」という自動詞になります。

何かを横たえるのか、それとも自分が横たわるのかで意味が異なり、当然使い方も変わってきます。
正しく使えないかもと自信がないなら、今から覚えておきましょう。


ここでまた少し余談!

下記記事では、知っておくととても便利な”just because”の使い方についてご紹介しています!ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


まとめ

スペルが似ているadviceadviseの違いをメインに紹介していきましたが、いかがでしたか?
「今まで気にしていなかった!」という人もこれを機会に、他のやん後も一緒に覚えて使えるようにしておきましょう!
いざ使うという時にスマートに使えると、自分の中で「ムフフ」と喜びがわいてくるはずですよ。