日本にいながら、おうちにいながら英語学習ができる時代になりました。
オンライン英会話を活用すれば気軽に英語学習を進められます。
学習者の中には初心者から上級者までさまざまレベルの方がいるので、それに合わせて多くの教材が準備されています。
中には学習方法に悩まれている方もいるのではないでしょうか。
「全くの初心者なんだけど、オンライン英会話にチャレンジできるの?」
「初心者は抜け出せているけど、どんな教材を選べばいいのか・・・」
「ビジネス英語を効率よく学びたい!」
英語学習の環境が充実するのは良いのですが、どうしたらいいのか迷ってしまいますよね。
この記事ではレベルに合わせたオンライン英会話での学習方法について紹介します。
オンライン英会話を始める前の大前提
まず、どのレベルの学習者に対しても当てはまることですが、特に初級から中級の学習者さんにお伝えしたいことがあります。
それは 「オンライン英会話だけでは英語は上達しにくい」 ということです。いきなり、ショッキングかもしれませんが過信は禁物ということです。
ただし、いつでもどこでも「アウトプットの場」があるということはインターネットのおかげです。昔であれば海外留学にいったり、外国人に話しかけなければ実現しなかったのですから。
つまり、オンライン英会話との「付き合い方」が非常に大切になってきます。さらに、掘り下げていくと、「レッスン以外の場でいかに学んでいくか」ということです。
具体的には以下のようなレッスン「以外」の学習が必要になると思います。
・中学レベルの文法や単語をインプットする
・レッスンで使う教材の予習復習をし、分からないことは調べる
これらの準備をシッカリやっておくことで、オンライン英会話の学習効果がアップしていきますし、継続率にも繋がっていきます。
いきなり基本的な文法や単語が全く分からないままオンライン英会話にチャレンジしても、聞き取れない話せないという状況になってしまって挫折の可能性が高いです。
オンライン英会話のレッスン以外での学習習慣を身につけましょう。
レベル別オンライン英会話の学習方法
ネイティブキャンプには「マンスリースピーキングテスト」というサービスがあります。
5分間の間に発音したり英語で状況を説明するだけで、自分の英語レベルが分かります。
この判定は人間のカウンセラーが行うのではなく、AIが行います。
語彙、文法、流暢さ、発音の4つの要素から総合評価(1から10段階)が判定され、テストの結果は24時間以内に通知されます。
このテストの良いところは月に1回テストを受講できて、自分の英語学習の進捗を確認してモチベーションにつながるところです。
この記事ではテストの判定結果を以下のように分類して学習方法を紹介していきます。
1〜5:初級者
6〜7:中級者
8・9:準上級者
10 :上級者
まずは、ご自身のレベルチェックをマンスリースピーキングテストでやってみてくださいね。
レベル別学習方法
それでは、各レベル別の学習方法を紹介します。学習方法といっても個人の目標によって学習方法も変わってくるので、よくある以下の目標を想定します。
・日常会話をマスターしたい
・ビジネスで英語を使えるようになりたい(会議でディスカッションができるレベル)
初級者
簡単な挨拶や自己紹介、片言で英語の受け答えができるレベルです。このレベルに必要なのはとにかく「インプット」です。
インプットするべきものは
・基本的な英文法
・基本的な単語
・正しい発音の基礎
だと思います。
正しい発音をすることはリスニング力につながるので、早い段階から習得しておいた方が良いでしょう。
そして何よりも英語を話すことについて羞恥心を捨てる(度胸をつける)ことです。
初級者はインプット重視で、ときどきアウトプットくらいの比率がオススメです。
【ネイティブキャンプのオススメ教材】
「SIDE by SIDE」(日常)
初心者にはイチオシなのがコレ。
全世界で3,000万人以上が利用してい教材をネイティブキャンプの講師と一緒に学ぶことができます。
文法、単語、リーディング、発音、リスニングを幅広くカバー。
アレもコレもと手を広げるよりも信頼のある教材を選ぶと良いでしょう!
予習のためにテキストを別で購入することをオススメします。
「文法」(日常・ビジネス)
文法を学びたい方はこちら。
本当に簡単な挨拶といった入門から学習することができます。ビジネス英語を学びたい方も文法は学習しておきましょう。
「フリートーク」(日常・ビジネス)
フリートークはどちらかというと中級者以上向けの教材ですが、日本語を話さない相手の会話に慣れること目的で利用するのはアリです。
事前に自己紹介のスクリプトを準備して練習相手になってもらったり、相手に質問することに慣れて度胸をつけておきましょう。
「実践発音」(日常・ビジネス)
テーマは脱カタカナ英語。
ネイティブのような発音を目指す必要はないですが、「伝わるレベルの正しい発音」は身につけておくべきです。
英語は単語からフルセンテンスになると音が変化したり、消えたりします。
それに慣れずにカタカナ英語で学習を進めてしまうと、後々にリスニングで苦労することになります。
自分で発音できない音は聞き取ることができません。発音矯正はネイティブを目指すことでなく、リスニング力向上のためです。
中級者
カンタンな表現であれば何とか英語で話せるレベル。
これが中級者です。ビジネス英語で言うと、会議に何とか付いていけるけど、聞き取れない箇所もある・・・こんな感じです。
中級者と初級者の学習方法の違いはズバリ、「よりアウトプットを増やすこと」です。
初級者であれば文法や単語のインプットの方が優先でしたが、基礎が固まっている中級者であればアウトプットに少しずつ比重をスライドさせていきましょう。
【ネイティブキャンプのオススメ教材】
初級者で紹介した教材を進めていけば中級者にも対応するので、継続してもOKです。
中級者からスタートするのであればアウトプットにフォーカスした教材からチョイスできます。
「デイリーニュース」(日常・ビジネス)
日本のホットなニュースを教材として学習します。
ジャンルはエンタメからビジネスまで揃っており、ディスカッションも行えるのでアウトプットの比重が高い中級者には最適です。
「カランメソッド」(日常・ビジネス)
イギリスで開発された学習方法で、ネイティブキャンプはその正式提携校です。
日本語を介さずに英語で英語(ダイレクトメソッド:直接教授法)を学びます。
とにかくスピードが早いレッスンで、文法や発音の間違いを即座に指摘されます。
講師も速いスピードで話し、こちらも短縮形( 例えばI am でなく I’m )で話さなくてはいけないルールもあります。
カランメソッドは初級者からも対応できますが、予約やテキストの準備が必要になります。レッスン後の復習も必須です。
したがって、学習習慣が身についている中級者向けとしました。
「ビジネス英会話」(ビジネス)
ある程度の文法は分かっている方で、ビジネス英語を学習したい方はコチラ。
ビジネスシーンで頻出する単語や表現を学びながら、講師とロールプレイングをします。
教材は事前に閲覧することができるので、予習はしておきましょう。
「実践!仕事の英語」(ビジネス)
「ビジネス英会話」よりもやや難易度は高め。
こちらも人気の教材がネイティブキャンプで講師と学習できるシリーズの一つ。
リアルなビジネスシーンがストーリーとなっており、会議やプレゼンテーションスキルが網羅的に学習できます。
教材はレッスン中にのみ閲覧できるので、予習復習用にテキストを購入することをオススメします。
準上級者・上級者
正確な英語をスラスラと話し、会議で複雑なディスカッションもできるのがこのレベルです。
初級者や中級者からすると羨ましいレベルですが、ネイティブでない限り、使わなければ衰えてしまいます。
このレベルであってもオンライン英会話は英語力の維持のためにも有効な手段です。
言語学習には終わりわなく、常に高みを目指して自己啓発している方も見かけますよね。
筆者はこのレベルに差し掛かっている段階なので、経験ではなく今から考えている学習方法を述べたいと思います。
このレベルになると自分の弱点が分かっているので、それをピンポイントで解決するような学習方法が良いと思います。
中級者ではアウトプットに少し比重をスライドしますが、次はそのアウトプットをさらに掘り下げて細かいフィードバックをしてもらって改善します。
【ネイティブキャンプのオススメ教材】
中級者で紹介した「カランメソッド」も引き続き上級者にとっても適した教材になるでしょう。また、上級者向けの「ビジネスカラン」も選択肢に入ります。
それ以外の教材を紹介します。
「5分間ディスカッション」
自分の好きなテーマを決めて5分ディスカッションを2セット行います。
残りの時間は復習セッションで発音や単語、文法について講師からフィードバックをもらいます。
このレッスンはでは特に講師との相性(講師の得意分野)も非常に重要です。上級者であるからこそ、良い講師選定をしたいところです。
「フリートーク」
上級者ならではのフリートークレッスンの活用方法もあります。
既に高い英語力をもっているので、こちらがレッスンを主導できます。
筆者の知り合いの事例を紹介すると、プレゼンテーションの原稿を見せて自信がない箇所の文法や構文をチェックしてもらうそうです。
こちらも、講師との相性が重要ですね。
ここで少し余談!
下記にオンライン英会話の上手な活用法と良い部分をまとめた記事をピックアップしました!ぜひ参考にしてください♪♪
まとめ
いかがでしたでしょうか。
多くの英語学習者は初級者から中級者かと思います。
・初級者:インプット重視(文法や単語の基礎を固める)
・中級者:徐々にアウトプットにスライドさせる
この方針で学習することをオススメします。
最後に講師の選定について述べたいと思いますが、基本的には相性のいい講師を探して気持ちよくレッスンできることが重要なので、国籍は関係ないと思います。
しかし、発音を学ぶのであれば日本人講師がいいと思います。
理由は、ネイティブは当たり前に出せる音なので、どのようにその音を出すのか説明することができないからです。
そこを説明できるのは日本人講師の強みです。
また、上級者でネイティブから英語表現についてフィードバックしてもらいたい場合は、もちろんネイティブ講師がいいでしょう。
それでは、みなさん継続して学習していきましょう!

2019年マレーシア移住、マレーシア人とルームシェアで楽しく暮らしています。「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」ことに目覚めて海外大学進学準備中。英語が学習は発音と聞き取りからスタートすることを勧めています。