英語で古着はどう表現する?ヴィンテージはエコ・リサイクルでクール!

古着は英語で、日本で人気の古着屋さん、ネイティブキャンプ

古着を英語でいうと古い服でold cloth?

間違いではありませんが、古着は “ただの古くなった服” のことをいうだけではありません。

ファッションには、 むかし流行っていたものが巡り巡ってまた流行するというパターンがあります。

むかしのデザインを今風にデザインしたファッションもあります。

しかし、古着好きな人の中には、縫製がうまく、むかし着られていたアイテムを自分なりのスタイルに変えて着こなすことを楽しんでいる人もいます。

このオリジナリティがワクワクするんですよね!

物を無駄にしないエコ、
こだわりのファッションには古着が一番!

そんな理にかなっている古着は、世界中の人にとても人気です。

実は私も古着が大好きで、ロンドンのヴィンテージショップ巡りを楽しむことがあります。

今回は「英語で古着は?」と題し、古着好きの人、古着に興味がある人のため、古着に関連する英語表現を紹介します。古着に関してのロンドン情報もお届けしますのでお楽しみに。

ファッションリーダーでもなんでもない私ですが、古着について語らせていただきます。どうぞ最後までお付き合いくださいませ!

ひとつだけではない古着の英語表現

古着の定義は、 「一度誰かによって身につけられたもの」 です。

しかし、古着と一口に言っても、一度だけ腕を通したもの、50年前に作られたものといったようにその古さによってその表現が違ってきます。

まずは、古着の英語表現を知ることからスタートしたいと思います。
※clothesは、clothingに置き換えることができます。

一度でも誰かによって身につけられた古着

used clothes
secondhand clothes
old clothes
thrift clothes

20年~100年以上など、作られてから一定の年月が経っているとともに良質な古着

vintage clothes

ヴィンテージ服は、その時代を代表するスタイルです。

では、古着の英語表現を使ったフレーズを紹介しましょう。

I love vintage clothes much more than secondhand clothes.
私はたんなる古着というよりも、ヴィンテージの服が大好きです。

I love European vintage clothes.
私はヨーロッパのヴィンテージものが大好きです。

The items sold at the thrift shop are collected by donation.
スリフトショップで売られる商品は、寄付によって集められます。

またファッションに関する記事も載せておくのでぜひ合わせて読んでみてください。


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服を扱うショップいろいろ

古着や新品の服を扱うショップについて、もう少し詳しくみていきましょう。

vintage shop

一定期間経ったヴィンテージと呼ばれる古着を扱います。服のほかにも、アクセサリー、バッグ、靴なども売られています。高級ブランド・有名ブランドの取り扱いもあります。

secondhand shop

新品ではない服・アクセサリー・バッグや靴を売るショップです。ヴィンテージのように20年以上経過しているという条件は関係なく、一度でも腕を通したものはセカンドハンドになります。

thrift shop

スリフトショップというと、古着に限らず、新品でない家具や家電など、さまざまなものが並ぶこともあります。

では、リサイクルショップ?と思う人もいるかもしれませんが、スリフトショップがリサイクルショップと違うのは、その商品が「寄付」がベースになっているところ。

自分にとっては不要でも、他人にとっては必要なものということがありますので物を無駄にしない良いシステムです。

日本でも、原宿や下北沢にスリフトショップがあるようです。

Boutique

ブティックは基本的に、新品の服を販売するショップ。
ショップの一角で、オーナーのこだわったヴィンテージものを置いてある場合があります。

Shopping center

ショッピングセンターは、皆さんご存知の通り、いくつもの店舗がひとつのビルに集まった商業施設です。

アメリカ発祥で世界に広がりました。デパートが衣食住を総合的に提案する店であるのに対し、ショッピングセンターは商品販売をメインとした不動産業になります。

ルミネやラフォーレは衣料品の割合が大きいので、ファッションビルと呼ばれます。

ここからは、英語で古着を説明する例文を初心者・中級者・上級者向けに紹介します。

レベル別!外国人に古着を紹介するには?

海外の古着人気は、とどまるところを知りません。

アメリカ・ニューヨークはヴィンテージの宝庫と呼ばれ、セレブがレッドカーペットで着る衣装のためにスタイリストが訪れることがあるなど、ハイブランドのレアものヴィンテージに出逢うこともあります。

外国人やヴィンテージショップのスタッフと古着の良さをシェアできるような英会話ができたら、ぜったい盛り上がりますね。

好きなものであれば自然と言葉かずも多くなるかもしれませんが、レベル別にいくつか例文を紹介しますので、会話のきっかけにしてください。

初心者向けフレーズ

外国人に、日本語の古着が英語の何にあたるのか説明してみましょう。

Furugi means “vintage clothes” in English.
古着は英語でヴィンテージ服のことです。

Furugi means “secondhand clothes” in English.
古着は英語でセカンドハンド服のことです。

Vintage Levi jeans are very popular around the world.
リーバイスのヴィンテージジーンズは、世界中でとても人気です。

Vintage clothes are very popular among Japanese university students.
ヴィンテージは日本の大学生にとても人気です。

※among=(~の間で)共通して

I would love to visit some vintage shops in London one day.
いつか、ロンドンにあるヴィンテージショップに行きたいです。

one day=いつか・ある日
”I would love to+動詞”は、
”I would like to”よりその要望が強いことを表せるフレーズです。

中級者向けフレーズ

中級者は、古着について少し説明できるようにしたいですね。

Vintage clothing is described as being between 20 to 100 years old.
ヴィンテージとは20年~100年ものの服をいいます。

The items which are referred to as vintage should be at least 20 years old.
少なくとも20年経ったものが、ヴィンテージと呼ばれます。

at least=少なくとも

Clothes which were possessed by someone before, then sold in shops are called used clothes.
売るために店にある服で、以前誰かのものであったものは、古着と呼ばれます。

possess=所有する

You might be able to find very rare and expensive vintage clothes by designer brands, such as Gucci and Hermes, with low prices.
レアで高価なグッチやエルメスなどのブランドのヴィンテージを、安い価格で見つけられるかもしれません。

上級者向けフレーズ

上級者は、日本のヴィンテージショップを外国人に紹介したり、日本ブランドの人気古着について語れると英会話が楽しくなります。

日本に興味のあるヴィンテージ好き外国人と、英会話で盛り上がってください♬

In Tokyo, there are areas like Harajuku, Shimokitazawa, Nakameguro, and Koenji which are famous for vintage items, and those areas have a particular type of people who visit them.
For example, young people who love unique and trendy fashion items like Samansa Mos2 and Levi’s go to Harajuku, while people who have an advanced vintage fashion go to Nakameguro and Koenji to explore not only vintage clothes but also furniture and other items.

(訳)東京には、原宿・下北沢・中目黒や高円寺といったヴィンテージで有名なエリアがあり、それぞれのエリアへは特定のタイプの人たちが訪れます。
例えば、Samansa Mos2やLevi’sといったユニークでトレンディなファッションが好きな若い人たちは原宿へ、古着上級者はで古着だけでなく家具や他のアイテム巡りをしに中目黒や高円寺へ行きます。

particular type of people=特定のタイプの人たち

Issey Miyake is one of the most famous Japanese brands, but there are more brands that are worth introducing. UNDERCOVER by Jun Takahashi has been providing Japanese streetwear for the last 30 years; WTAPS brand was launched in 1996 by Tetsu Nishiyama, and is a brand inspired by authentic military designs.

(訳)三宅一生は最も有名な日本ブランドのひとつですが、紹介したいブランドは他にたくさんあります。高橋盾氏によるUNDERCOVERは30年に渡り日本のストリートウェアを提供しつづけ、WTAPSは1996年に西山徹氏によって立ち上がったブランドで、本物のミリタリーデザインからアイデアを得ています。

inspired by=~からアイデアを得る・~に刺激される
authentic=本物の・正真正銘の・真の

古着について、だいぶ英語で説明できるようになりましたか?

ここからは、ロンドン古着情報です!

ロンドンでヴィンテージショップ巡り

英語を学んでいて古着好きな人であれば、海外で古着やさん巡りをしたくありませんか?

もうしてる?そうですよね!

まだの人でも、ロンドンへ憧れを持つ人がいるかもしれませんね。

そこで、ロンドンでとても有名なヴィンテージショップを2軒、ご紹介しましょう。

Serotonin Vintage, Brick Lane

東ロンドンBrick Lane(ブリックレーン)にあるのが「Serotonin Vintage」。

イギリスといえばの憧れのバーバリーがお求めやすい価格で売られています。

その他にもフェンディ・ディオールやモスキーノなどのブランドヴィンテージとの出会いも期待できます。

ブリックレーンは美味しいカレー屋さんが並ぶベスナルグリーン通り、そしてマーケットで有名なスピタルフィールズから近く、いくつかあるヴィンテージショップ巡りやロンドン散策におすすめです。

Blackout II, Covent Garden

みどころ満載で観光客にもロンドナーにも人気のコベントガーデン。緑色の外観が可愛いBlackout Ⅱは30年以上に渡り、古着を売っているお店です。

1階2階に古着がたくさん、女性用、男性用と揃っていて、みるだけでも楽しいおすすめのショップです。

コベントガーデンにはWOW Retroというヴィンテージショップもあり、古着好きの人がロンドンへ来たらぜひ訪れてみてほしいエリアです。

ショップに入ってスタッフを見かけたら、ぜひ「Hi!」と言ってみてください。

きっと、「Are you alright?」とフレンドリーに声をかけてくれるでしょう。

私の独断と偏見ですが、ヴィンテージショップのスタッフが Is there anything specific you are looking for?
(何かお探しですか?) と聞いてくることはほとんどありません。

また、買うものがなかったときも罪悪感なしで一言「Thank you!」と言ってショップを出ましょう。

以前行ったヴィンテージショップで、バーバリーのヴィンテージコートの数にすごく驚いたことがあります。

いつでもまた戻れると購入まではいかなかったのですが、憧れのバーバリーを良い感じにこなれた古着で買うのも悪くないと思いました。

そして、別のショップでは、まさに日本の70年代におばさま方が着ていたスタイルのワンピースばかり集めた一角を発見しました。

巡り巡って、日本の服がヴィンテージとしてロンドンで売られているんですね。

実際にロンドンへ行けない人でも、インターネットで「london・vintage・online」と検索するとたくさんのオンラインショップが見つかります。

Tシャツからドレスまで、見ているだけでもワクワクします。

さて、古着と言って忘れてはならないのが、イギリスのチャリティショップです。

合わせて海外へ旅行へ行く際に使える英会話フレーズも読んでみてくださいね。


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古着といえばイギリスのチャリティショップ

イギリスで古着といえば
「チャリティショップ」です。

古着を考えるとき、日本と海外で大きく違うのが 「寄付=チャリティ文化」 ではないでしょうか?

前述のスリフトショップと似ていますが、イギリスのチャリティショップは必ずどこかの慈善団体によって運営されています。

マネージャーを除くスタッフは全員ボランティア、売る商品も寄付によるものです。

不要になったものを寄付してもらい、必要な人がそれを買う、買った売り上げは慈善団体の活動の資金、関わる人へのサポートに回るといった、英国発祥の素晴らしいシステムです。

英国赤十字
Oxfam(貧困)
Cancer Research(癌)
Age UK(高齢者)
など、チャリティショップはどこの商店街でも何軒があるのが通常です。

ハイブランドのジーンズやドレスが10ポンドくらいで見つかったり、ロンドンでもそのエリアによって扱う商品が違っていたりで大変興味深いです。

これらはすべて、セカンドハンド=古着です。売るためのコンディションはスタッフによってチェックされますので安価でも安心して購入できます。

イギリスに来たら、チャリティショップ巡りをぜひしてみてください!

英語で古着は?まとめ

英語で古着は、一度でも誰かが着たものであれば used clothes
secondhand clothes
old clothes
thrift clothes

時代を代表するようなデザイン、そして質が伴ったものなら vintage と表現します。

vintage shop巡りは、実際に購入するだけでなく自分の好みにあうアイテムに出会うまでがとても楽しいんですね~!

古着はクールなだけでなくエコ&リサイクルで素晴らしいものであること、たくさんの古着を扱うイギリスのチャリティショップの素晴らしさについつい記事が長くなってしまいました・笑

皆さんも、古着の良さや古着文化について、外国人と情報交換してみませんか?