「バズる」って何?その意味や使い方を説明します!

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みなさんこんにちは!ネイティブキャンプブロガーのアダムです!

今回は「バズる」という言葉の意味や、その使い方について解説をさせていただきたいと思います。

この「バズる」と言う言葉、ネットで流行っているので、どこかで見たことや聞いたことがあるというも人もいると思います。

「Twitterでバズった動画のランキング」、次のトレンドを分析するとき「次にバズるのはコレ!」と言うようにキーワードのように使われることがあります。

一方で「そもそも「バズる」ってなんぞや?」という人もいるかと。

そこで、ここではなるべくわかりやすく、「バズる」を説明していきます!

「バズる」の意味

この言葉を聞いたところで、その意味を知らない人は「ん???」となるはずです!
(最初に僕が知った時「は???」となりました。笑)

「バズる」の意味は 「ある事柄(言葉や物、人など)が、主にSNSなどのインターネット上で話題になり多くの人の注目を得ること」 です!

分かりやすく言うと 「バズる」=「話題になる」 と置き換えれば、納得できるのではないでしょうか?

(例えば「●●●のツイートがバズった」=「●●●のツイートが話題になった」など)

SNS上でバズった(話題になった)動物をフィギュアにし、さらにTwitterに載せてみたり、雑誌が”バズる美女”といった特集を持ったり、あるいは多くのSNSユーザーが興味がある仕事のネタはバズりやすい、など、バズるに関する話題はたくさんあります。

この「バズる」という言葉は主にTwitterやFacebook、InstagramなどのSNS上でよく使われるので、SNSをやっている人は見かける機会も多いと思います。

例えば、あるTwitterの投稿が多くの人の話題を集め、沢山の人からリツイート(他人のツイートを自分のアカウント上に表示して他の人に共有すること)を得れば、当然より多くの人の目に留まります。

この現象が特に短期間のうちに起こり、多くの人が話題に取り上げること、これが「バズる」という意味になります。

このことから、日本企業やメディアが「バズる企画」「バズるコンテンツの作り方」などバズる要素を探し、一般消費者の共感を得られる情報を提供したいという動きがみられることは自然なのです。

バズるネタを提供するだけでなく、通勤・通学時間を狙うなどネタを投稿する時間帯を特定することも重要と言われています。

「バズる」の語源は?

ここで気になるのは「バズる」の語源ですよね?

そもそも、どのようにしてこの言葉ができ、使われるようになったのでしょうか?

「バズる」の「バズ」は 「Buzz」 という英単語から来ています。

では「Buzz」とはどういう意味でしょうか?

「Buzz」の意味を英語の辞書で見てみると、
・To make a continuous, low sound, such as the one a bee makes.
(蜂が鳴らすような連続した低音の音を出すこと←「ブーン」という音ですね。)

→例文 : I can hear something buzzing.
(何かがブーンと音を出しているのが聞こえる。)

・To press a buzzer in order to get someone's attention.
(誰かの注目を得るためにブザーを押すこと)

→例文 : The first person to buzz may answer.
(最初にブザーを押した人が回答出来ます。)

という意味が出てきました!

ただし、これだと「話題になる」という意味からは離れていますね。

しかしこれ以外に、マーケティング用語で「バズマーケティング」という言葉があります。

「バズマーケティング」とはマーケティング手法の一種で、販促(販売促進)したい(=売りたい)商品やサービスを口コミなどで広げて世間の認知度を高めたり、売り上げを向上させる方法です。

この「口コミで広がる」「話題になる」という意味が、日本語の「バズる」という意味とリンクしていますね。

(ちなみにバズマーケティングは英語で「Marketing buzz」というので順番が逆です。日本語では最後に〜マーケティングとした方が言いやすいからですかね?笑)

ということで、バズるは国内だけでなく世界でも使われていることが分かりました。

では、英語のバズるについて紹介していきましょう。

英語で「バズる」はどう言うの?

「バズる」 「(主にネット上で)
あるモノ、コトが話題になる」
という意味であることが分かりました。

ではこの「バズる」という日本語に値する、またはそれに近い英単語や英語表現はあるのでしょうか?

「バズる」に一番近い言葉は go viral になります。

「viral」は「virus(ウイルス)」の形容詞系で「ウイルスの、ウイルス性の」という意味の単語です。

しかし「go viral」は「ウイルスが急速に広まっていく」というイメージから、まさに日本語の「バズる」と同じ意味で使われます。

「go viral」の意味を英語で調べてみると・To become very popular very quickly
(急速に人気になること)

→例文 : Their video went viral on YouTube.
(彼らの動画がYouTubeでバズった。)

となります。

「viral(バイラル)」と聞くと「バイラルマーケティング(viral marketing)」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?

「バイラルマーケティング」も「バズマーケティング」と同じ「インターネット上の口コミを利用して販売促進を行う」マーケティング手法の一種です。

(両者の違いを説明すると細かくなるので、ここでは割愛します。気になる人はググってください。笑)

「バズる」という日本語も「go viral」という英語も、どちらともマーケティング用語に関連しているのはなんだか興味深いですよね。

その他に「バズる」に近い言葉をいくつか紹介いたします。

「注目を集める」「話題になる」といった意味を持つ表現は以下になります。

Catch on

To become fashionable or popular
(流行する、人気になること)

→例文 : I wonder if the game will ever catch on with young people.
(そのゲームが果たして若者の間で流行るかどうか疑問だ。)

「Catch on」は消費動向を社会に反映するという意味であり、ここでは「人気を博する、流行る」という意味で使われます。

若者だけでなく、ママ、働く女性たちなどターゲットを絞ることは、マーケティングの基本ですね。

簡単な言葉だけど、意味を知らなかったら理解出来ないですよね。

なので「Catch on」=「流行る」とそのまま覚えてしまいましょう!

Spread fast

To become known or prevalent over a wide area
(広いエリアに渡って知られる、広まる)

例文 : When the famous actress died, the news spread fast.
(その有名な女優が亡くなった後、そのニュースがすぐさま広まった。)

「Spread fast」は分かりやすいですね。ニュースや噂などが一気に広まる際などに使われますし、この表現自体簡単なので使いやすい、理解しやすいと思います。

In the news

Interesting enough to be discussed in newspapers, on television, etc.
(新聞やテレビなどで話合いが行われるほど興味深い)

→例文 : The new technology is in the news everywhere.
(その新しい技術は世間で話題になっている。)

「●●● is(are) in the news」という形で使われますね。

その話題が、特にニュースなどで取り上げられ話題になっている際に使われます。簡単ですね!

「バズる」に関連した言葉

ここでは「バズる」というに言葉に関する、主にネット上で使われる言葉を紹介していこうと思います!

インフルエンサー

→特にSNS上で、世間的に影響力を与える人々のこと。

「Influence(インフルエンス=影響、影響力)」という英語から派生した言葉です。

有名人やYouTuber、ブロガーなど沢山のフォロワーがいる人たちが投稿する内容は、もちろん一般の人よりも多くの人に閲覧されますので、沢山の人に拡散されたり話題に上がったりします。

一般の人が投稿した内容などが「バズる」ことももちろんありますが、インフルエンサーの影響力はとても大きく、インフルエンサーマーケティング(インフルエンサーの影響力を活用し、企業などが販促活動を行う)こともあります。

ちなみに、リツィートされる可能性がもっとも高い文章は71字〜100字らしいです。

炎上する

→SNS上のある発言や写真などが閲覧者の反感を買い、誹謗中傷のコメントを中心に問題になること。

投稿者の不祥事や、問題発言などで炎上すること多いですね。

ちなみに何かが「話題になる」際は必ずしもいい話題だけではありません。

内容に否定的な意見を持つ人たちが集まり、炎上するケースが中心になって、その話題が世間の注目を集めることもあるので「バズる」=「良いことが話題になる」という訳ではありません。

ちなみに、英語では炎上することを「get flamed」と言います。言語は異なっても同じ「炎」という概念が批判を集めているイメージを表しているのは面白いですね。

ステマ

→紹介したい商品やサービスを「宣伝している」と隠して(悟られないように)宣伝を行うマーケティング手法のこと。

こちらは、ステルスマーケティングの略ですね。

度々話題になるので知っている人、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

例えば、女優やアイドルなどの有名な女性が化粧品などを企業から依頼されている(お金を受け取っている)ことを知らせずに、その商品のお得な点、メリットなどを紹介して消費者に紹介、宣伝していることが発覚した際に炎上になったりしています。

このような状況ですが、上記で説明したインフルエンサーなどが、このステマに加担し話題になることが多いです。

「バズる」の基準(定義)

そもそも何をもって「バズった」と言えるのでしょうか?

「Facebookで沢山シェアされている」「ツイッターのリツイート数やいいねがすごい伸びてる」など分かりやすく言えば、
「SNS上でいつもよりも多くの人が、その内容を話題にあげている」
ということが「バズっている」と、言えるのではないでしょうか。

しかしシェアやいいね数の伸び率などは、その人の主観によるものですし、一般人と有名人などのインフルエンサーの「バズる」基準なども異なりますし、一概に言い表すことはできませんよね。

一般人からしたら「僕のツイートが1000RT(リツイート)されてる!」なんて思いますが、芸能人からしたら何万とか何十万RTでも「バズっていない」なんてこともありますからね。

そんな訳で明確な基準と呼べるものはないのですが、一般的にネットのニュースで話題になったり、大多数の人がシェアをしたりいいねをしていることがどんどん広まっている状態の場合に「これはバズっているな」と理解しておけばいいと思います。

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事で説明させていただいた、この「バズる」という言葉について、話題になっているとはいえ、SNSをあまりやらない人は知らなかったのではないでしょうか?

日常生活における言葉でもそうですが、インターネット上では新しい言葉が日々作りだされたり、使われているので、それらの意味を知らないと話題についていけなかったりします。

しかし、そのような言葉に対して
「へー!こういう意味なんだ!」、
「これはあの言葉から派生されて作られた言葉なんだ!」
など、背景や語源を理解して学んでいくと、僕らの母国語である日本語でも今まで知らなかった新しい言葉や用語を学ぶことができるので面白いですよね。

みなさんも、特にネット用語で「この言葉の意味なんだろう?」と思ったら、調べてみると面白い発見があるかもしれません。