カッパは英語でなんていう?

kappa


日本語で「カッパ」は妖怪の河童とレインコートのカッパの2つの意味があります。日本には日本語を勉強している外国人もたくさんいますが「カッパ」は2種類の意味があって紛らわしいですよね。最近は日本に留学や働きにきている外国人もたくさんいます。そんな日本にいる外国人に「カッパ」の2つの意味を英語で説明できるでしょうか。

まず、妖怪の河童のことを日本語で簡単に知っている必要があります。それにレインコートのカッパの語源も説明するときに知っておきたい知識です。丁度、冬になると雨や雪も降りレインコートがあると便利な季節。今日は妖怪の河童とレインコートのカッパにまつわるお話と英語表現をお届けします。

 

 

妖怪の河童とレインコートのカッパ

日本語のカッパには2つの意味があります。妖怪の河童とレインコートのカッパです。日本人には当たり前の話です。どちらも日本人にとって雨を連想させる言葉ですが、何か関係あるのでしょうか。

それともないのでしょうか。また妖怪の河童を英語で説明するなら日本語でも河童の特徴を確認しておく必要があります。またレインコートのカッパの意味もあわせて確認しましょう。

英語で河童と妖怪はなんていう?

河童は妖怪です。そもそも妖怪は英語で何というのでしょうか。

・ghost (幽霊)
・monster(怪物)
・specter(亡霊)

類義語はいくつかありそうですが妖怪はそもそも日本の特有の存在です。厳密には妖怪と完全に一致する意味の英語はないのですが、

・Japanese specter(妖怪) あたりが一番、英語では日本語の「妖怪」に意味が近そうです。

河童は英語で
・water imp (河童)
・river imp (河童)

imp は英語で「小鬼」「わんぱく小僧」という意味。つまり直訳すると水や川の小鬼、わんぱく小僧という意味になりますね。河童のイメージにかなり近い英訳ですね。

また河童は英語圏にもともと存在していないので、そのまま日本語で「kappa」と表現しても構いません。

その場合kappaを英語で説明するときは
Kappa is a well known Japanese specter.
(河童とは日本のよく知られた妖怪だ。)
Kappa is water imp in ponds and rivers.
(河童とは川や沼に生息する水の妖怪だ。)

このように説明すれば良いでしょう。

妖怪の河童の特徴とは?

妖怪の河童の特徴をまとめてみましょう。

・頭にお皿がある
・体が緑色、甲羅がある
・尻子玉が好物
・キュウリが好き

この4点について説明できれば十分でしょう。

河童の頭には皿がある

河童の頭のてっぺんには皿があります。皿は円形で毛は生えていません。水で濡れていて皿が乾いたり割れたりすると河童は弱ってしまいます。場合によっては死んでしまうようです。頭の皿は河童のシンボルですよね。英語で河童の説明をするならシンボルの皿を説明する必要がありそうです。

皿は英語で
・plate(皿)
・dish(皿)

頭は
・head(頭)

これらの簡単な英単語だけで
Kappa has a plate(dish) on his head.
(河童の頭の上には皿があります。)

と説明できます。

しかし、これだけでは説明不足かもしれません。河童の絵やイラストを見れば頭が皿であることは分かりますからね。もう少し踏み込んだ説明にチャレンジしましょう。

A depression on kappa’s head is called a plate or a dish which retains water, and if this is damaged or the liquid is spilled, the kappa will be severely weakened.

こちらの英文を訳せるでしょうか。まずは英単語を確認してみましょう。

・kappa(河童)
・depression(くぼみ)
・retain(保つ)
・liguid(液体)
・spill(こぼす)
・severely(ひどく~)
・weaken(弱らせる)

少し考えてみてください。解答例は

A depression on kappa’s head is called a plate or a dish which retains water, and if this is damaged or the liquid is spilled, the kappa will be severely weakened.
(河童の頭の上のくぼみは平皿または皿と呼ばれ水が含まれています。そして、皿が傷つくか液体がこぼれると河童はひどく弱ってしまいます。)

ここまで説明できれば河童の頭の皿の説明については十分ではないでしょうか。

河童の体

河童の体の特徴を確認してみましょう。肌は緑色・または黄色といったところでしょう。そして亀のような甲羅もありますね。あと手足に水かきもあり泳ぐのも得意そうです。後、全体的には人間の子どもに似ていますよね。これらの特徴を英語にすれば河童の体を英語で説明できます。

では例文を読んでみましょう。

Kappa is like a human child but with webbed hands and feet with a turtle-like carapace on their backs.

こちらを訳せるでしょうか。使われている単語を見てみましょう。

・human child(人間の子ども)
・green(緑)
・yellow(黄色)
・webbed(水かき)
・carapace(甲羅)

Kappa is like a human child but with green skin, webbed hands, and feet with a turtle-like carapace on their backs.
(河童は緑色の肌の水かきの手足があって人間の子供みたいで、亀のような甲羅を背負っている。)

この例文ではwith + N(名詞)の付帯状況を説明する構文を用いています。
説明しづらい情報があるときにwith + N はとても便利です。

河童の好物は尻子玉

尻子玉・・・、これはもしかしたら聞いたことがない人もいるのではないでしょうか。尻子玉は人の肛門の中にあるとされた想像上の玉のこと。河童の好物です。とはいえ尻子玉に対応する英単語はありません。

尻子玉を説明する時は、
mythical ball inside the anus that is sought after by kappa.
(肛門の中にある河童がすごく欲しがる神話の玉。)

このような説明をすることになります。

河童の好物はキュウリ

河童の好物はキュウリですね。これも河童を説明するときに伝えたいポイントではないでしょうか。寿司にはキュウリを巻いた河童巻きもありますね。河童巻きを説明する時にも、キュウリの英単語は使えます。

・Cucumber(キュウリ)

Kappa likes cucumber. (河童はキュウリが好きです。)
a rolled sushi containing a stick of cucumber.(河童巻き)

キュウリについては単語だけ押さえておけば十分でしょう。

レインコートのカッパ

レインコートのカッパと妖怪の河童。同じ「カッパ」です。どちらも水や雨を連想させるキーワードです。妖怪の河童とレインコートのカッパの語源。何か関係があるのでしょうか。

答えは・・・、

「関係ない」が正解です。

どうしてレインコートはカッパというの?

レインコートのカッパの語源はポルトガル語のcapaです。capaはポルトガルのキリスト教の宣教師が着ていたマントのこと。合羽や勝羽と呼ばれました。どちらも読みはカッパです。

そういえば外から羽織るマントとレインコートのカッパって、似てますよね。今のレインコートはボタンなどもついていますが昔の合羽はマントに近い形状でした。マントと同じく羽織って雨風を凌ぐための道具だったからです。

河童と合羽、同じカッパでも語源は関係ないのです。

レインコートは和製英語?海外で通じるの?

レインコートは英語でraincoat です。意味も通じます。しかしレインコートにはraincoat以外の英単語もあるので確認してみましょう。

・water proof coat (レインコート)・・・イギリス英語
・rain slicker(レインコート)・・・アメリカ英語
・rain jacket (レインコート)

どれもレインコート以外の類義語です。どれもレインコートを連想しやすいですね。Raincoat以外の言い方もあると覚えておくと良いでしょう。

 

海外の人は妖怪の河童を知っているのか?

河童は日本固有の妖怪です。しかし検索エンジンに英語でkappa japan と検索してみると驚くことに河童の英語の解説や説明がたくさん出てきます。そういえば吸血鬼Vampireって日本の妖怪やお化けではありませんが、日本でも有名ですよね。ゲームや映画でも西洋の吸血鬼は当たり前のように日本でも受け入れられています。

河童もそれと同じ。もちろん外国人全員が知っている訳ではありませんが、日本の妖怪、河童も知っている人は知っているのです。日本のメディアも海外にどんどん進出して親しまれてきた歴史があります。

日本人が海外の吸血鬼Vampireを知っているのと同じで、海外の人にも妖怪や河童は伝わっているのです。今や日本も海外もメディアで一続きの時代。意外に外国の方も日本のことを良く知っているのです。

私は英語圏ではないのですが東南アジアの国立大学で講義を受けもっていたことがあります。

休み時間に日本の歴史や侍、忍者などのことをよく質問されたものです。国際的に活躍したい人は海外のことだけではなく自分の国の文化も勉強しておくと、いざ自分の国のことを聞かれた時に困りません。

 

まとめ

英語で河童はwater imp、river imp、といいます。また、そのままkappaと呼ぶこともあります。

妖怪の河童とレインコートの合羽は、同じ「カッパ」ですが語源は異なります。レインコートのカッパの語源はポルトガル語のcapa(マント)です。日本の妖怪の河童は日本人が西洋の吸血鬼を知っているように海外でも知られています。もちろん知らない人もいますので国際人として英語で日本の文化や神話などの話もできると良いですね。

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