海外留学を夢見る人の中には、「いつか英語が話せるようになりたい」と考え、
英語留学を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
しかし、「海外留学は費用がかかる」「特に英語圏は学費も生活費も高い」と、費用の心配から一歩を踏み出せずにいる人も少なくありません。
この記事では、英語留学に
おすすめの国を紹介します。
英語圏の国にくわえて、比較的費用の安いアジア圏への留学事情についても解説しています。
海外留学に不安や迷いがある人はぜひ最後までお読みください。
費用を抑えるなら?安い国の留学事情
留学したいけれど予算が厳しく、諦めてしまいそうな人に朗報です。
近年は英語を第二言語として使用している国への留学が注目されています。
たとえばアジア圏を例に出すと、以下の国への留学が人気です。
・フィリピン
・シンガポール
・マレーシア
・香港
また、アジア圏以外にも、留学先の選択肢としてヨーロッパにある「マルタ」も注目を集めています。
これらの国は物価が欧米諸国と比べて安い点が特徴です。
そのため、総留学費用も安くなり、長期の滞在でも経済的な負担を抑えることができます。
英語力が伸びるか心配する人もいるかもしれませんが、資格保持者や経験豊富な講師陣がそろっている語学学校があります。
事前に学校の情報やクチコミを確認し、自身のニーズや目的に合った学校を見つけることで、英語力の向上が期待できるでしょう。
カリキュラムや授業スタイル、ほかの留学生の出身地などは学校によってさまざまです。
また、現地で生活する中でも英語力の向上が期待できそうな環境を選び、チャレンジしていくと良いでしょう。
語学力アップに最適!英語圏の留学先
やはり語学力のアップには英語圏への留学は譲れない!ーーそう考える人にとっての、主な留学先の選択肢は以下の通りです。
アメリカ
アメリカ英語の本場です。映画やドラマ、音楽でも触れる機会が多く、なじみのある英語を学べる点が魅力です。多様な文化やさまざまな人種が集まっているアメリカでは、都市や地域によって大きく雰囲気が異なります。
地域によってはアジア人のコミュニティが確立している場所もあり、生活しやすい環境になっています。
物価や学費は非常に高いので、しっかりとした資金計画が必要です。
イギリス
フォーマルな英語を話す印象が強いイギリスでは、いわゆる「ブリティッシュ・イングリッシュ」に触れることができます。イギリスには歴史と伝統のある優れた教育機関があり、英語学習のモチベーションが高まる環境で、大学留学にもおすすめです。
また、イギリスのファッションやアートなどの文化に触れてみたい人にとっても魅力的な留学先です。
カナダ
カナダではアメリカ英語とほぼ同じアクセントの英語が話されています。発音がクリアで聞き取りやすく、英語初心者にもわかりやすい点が特徴です。移民や留学生にもフレンドリーなカナダ人も多く、留学生は安心して学業に集中できるでしょう。
オーストラリア
ワーホリ人気No.1のオーストラリアは、短期・長期留学先としても人気です。美しいビーチにリラックスした雰囲気、オーストラリア人のおおらかな人柄など、勉強だけでなく現地での生活を楽しみたい人におすすめです。
シドニーやメルボルンなど、大都市には語学学校や大学が多く、選択肢が多い点が魅力です。
英語圏の中では治安が良く、落ち着いて学べる環境が整っています。
ニュージーランド
大自然に囲まれた穏やかな環境で学びたい人におすすめなのがニュージーランドです。治安が良く、留学初心者や女性でも安心して滞在できる国です。
語学留学のほかにも、ワーキングホリデー制度を利用して働きながら学ぶスタイルを選ぶことも可能です。
オーストラリア英語に似ているニュージーランド英語ですが、ニュージーランドの人たちはオーストラリアの人よりもゆっくり話す点が特徴です。
短期間で効果的!おすすめ英語留学先
短期間で語学力アップを狙いたい人は、フィリピン留学がおすすめです。
フィリピンの語学学校では、マンツーマンレッスンが中心となっており、集中して英語学習ができる環境が整っています。
おすすめの理由①マンツーマンレッスンがある
マンツーマンレッスンでは個人のレベルに合わせて授業が進められるので、つまずいた箇所があっても、わかるまで講師が一緒にレッスンをしてくれます。
マンツーマンレッスンでは質問もしやすく、発言できる機会が多くなるため、短期でも効果的に英語力を伸ばすことができるでしょう。
おすすめの理由②留学初心者も安心
フィリピンには日本人が経営している語学学校があり、日本人カウンセラーが常駐しているなど、サポート体制が充実しています。
このようなサポート体制があることで、英語に自信がない英語初心者の人でも安心して海外に飛び込んでいくことができるでしょう。
おすすめの理由③滞在先の環境が良い
フィリピンへの語学留学は、学校にある寮やホテル寮で生活することが多いです。
寮では食事が提供されるなど、留学生は英語学習に集中できる環境が整っています。
また、セブ島の語学学校の寮には、プールやジムなど、リゾートホテルのような設備があり、英語学習から離れてリラックスしたい場合も手軽にアクセスできる環境です。
おすすめの理由④親子留学ができる
お子様がいる人の中には親子で英語力をアップさせたいと考えている人も多いでしょう。
フィリピンでは親子留学の受け入れ体制が整っており、幅広い年齢層に対応したプログラムが提供されています。
英語初心者のお子様でも無理なくレッスンを始められる、歌やダンスなどのアクティビティも豊富に用意されています。
フィリピンの1か月の留学費用は約20~40万円です。(親子留学(親1名+子1名)の場合は約50万円~)
滞在のしやすさ重視!アジアの英語留学
アジア圏への英語留学は、比較的費用が安く、生活面でも安心できる点が特徴です。
先ほど紹介したフィリピン以外にも、英語留学が実現できるアジアの国が存在します。
英語を公用語として使用している国もあり、学校外でも英語環境に身を置くことができます。
アジアの英語留学先は以下の通りです。
シンガポール
英語と中国語を公用語として使用しているシンガポールでは、英語のほかにも中国語を学ぶプログラムを選択できる点が特徴です。治安が良く、衛生環境も整っているため、衛生面が気になる人におすすめです。
マレーシア
マレーシアの特徴は何といっても生活費の安さです。また、マレーシアへの留学生は意外と日本人が多くないため、日本人以外と関わりたい人におすすめです。
年間を通じて温暖な気候であるため、荷物が少なくて良い点も魅力です。
香港
イギリス領であった香港では、その影響から今でも英語の文化が残っています。香港の語学学校では英語、中国語、広東語の選択肢があり、グローバル人材を目指す人におすすめです。
アジア圏への留学で感じられるメリットは、時差が少ないことや食事がおいしいことが挙げられます。
時差の少なさは、留学経験がない人も日本にいる家族や友人と連絡がとりやすくなるため、安心感を得やすい環境です。
アジア圏は日本に似た食文化を持つ国が多く、食事面でストレスを感じにくい点も特徴です。
食事からホームシックにかかってしまう留学生も多いので、毎日の食事が合うという点は意外と安心材料になるのです。
アジア圏への留学費用は以下の通りです。
留学先 | 1か月の留学にかかる費用 |
シンガポール | 約30~60万円 |
マレーシア | 約25~45万円 |
香港 | 約25~50万円 |
※ここで紹介している留学費用はあくまでも目安です。
生活スタイルや滞在先、出発時期などによって費用は変動します。
文化も学べる!ヨーロッパ英語留学事情
ヨーロッパ各国への留学は日本やアジアにはない雰囲気を感じられ、異文化体験を重視する留学生にとって魅力的な選択肢です。
歴史ある街並みや音楽、重厚なつくりの建造物など、滞在しているだけでヨーロッパ文化を肌で感じられるでしょう。
特に近年注目を集めている国が、イタリア・シチリア島から約90㎞の場所に位置する島国、「マルタ」です。
マルタは温暖な気候と美しい海が魅力の国です。
人口の約60%が英語話者で、近年は留学生向けの語学学校も増えてきています。
日本からのフライトが少々不便ではありますが、ヨーロッパの雰囲気を感じられるマルタは、観光と学習が両方楽しめる留学先です。
マルタの語学学校では、さまざまな留学プランが用意されています。
集中して英語を学びたい人に向けたプランを選ぶことで、留学期間が短くても英語力向上が期待できるでしょう。
ヨーロッパの中では物価が安いとされているので、ヨーロッパの主要国に滞在するよりも生活費を抑えることができます。
ただし、マルタでは近年、語学学校が乱立しているため、良い学校を見極めることが重要です。
講師の質やカリキュラム、過去の留学生の体験談など、しっかり調べて申し込みましょう。
まとめ
この記事では英語留学におすすめの国を紹介しました。
英語留学といっても、アメリカやイギリス、カナダなどの英語圏に限らず、さまざまな選択肢があります。
特に近年はフィリピンやマルタ、マレーシアなど、英語が第二言語として広く使われている国への留学が注目されるようになっています。
自分の予算や目的、滞在方法に合わせて留学先を選ぶことは、留学生活を充実したものにするために非常に重要です。
あらかじめ、ある程度の英語力をつけてから留学先に出発することも大切な準備のひとつです。
基礎的な文法やコミュニケーションがとれるスピーキング力をつけておくことは、留学先でスムーズに学生生活を始めるのに大きく役立つでしょう。
最低限の聞く・話す力は授業内容を理解したり、ディスカッションに参加したりするために必要です。
出発前に英語力をつけておきたい人には、手軽に受講できるオンライン英会話がおすすめです。
時間や場所を選ぶことなく、自分のペースで学べるため、無理なく続けやすいのが魅力です。
英語留学をお考えの人はぜひこの機会にチェックしてみてください。

◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。