日本からセブ島へのフライトは何時間?直行便と乗り継ぎ便を比較

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フィリピンのリゾート地、セブ島。美しい海と日本からの近さで人気の旅行先ですが、日本からのフライト時間や費用は航空会社によってさまざまです。

日本からセブ島への所要時間の目安として、直行便を利用した場合で約4時間半から5時間半、乗り継ぎ便を利用した場合は経由地での待機時間を含めて約8時間から15時間程度です。

直行便は成田国際空港や関西国際空港から就航しており、移動時間を最短に抑えたい方に最適です。一方で、費用を抑えたい場合や地方空港からの出発には、マニラや韓国、台湾などを経由する乗り継ぎ便が選択肢となります。

本記事では、日本からセブ島への直行便・乗り継ぎ便のフライト時間や航空会社の選び方、費用を安くする方法まで詳しくご紹介します。最後まで読めば、あなたに合ったセブ島へのフライト方法がわかりますので、ぜひ参考にしてください。

※この記事では2025年12月時点の情報を掲載しています。詳細は必ず最新のフライトスケジュールを確認してください。

日本からセブ島への直行便でのフライト時間は?

日本からセブ島へ直行便を利用した場合のフライト時間は、およそ4時間半~5時間半ほどです。2025年12月現在、成田国際空港と関西国際空港から直行便が運航されています。特に、成田国際空港からはセブ島への直行便が毎日就航しています。

羽田空港(HND)からはセブ島への直行便は運航されていないためご注意ください。

直行便の大きなメリットは、飛行時間が短いこと。移動の負担が少ないため、小さなお子様連れの家族旅行ではうれしいポイントです。

成田国際空港(NRT)からは約4時間半〜5時間半

首都圏の空の玄関口である成田国際空港からマクタン・セブ国際空港(CEB)へのフライト時間は、約4時間半です。復路のセブ発はこれよりも長く、約5時間半程度で到着します。

例えば、午前8時55分に成田を出発するセブパシフィック航空に乗ると、セブ島には13時25分に到着します。フィリピン航空を利用すると、14時45分に成田を出発し、セブ島には19時15分に到着します。

成田発着便は複数の航空会社が就航しているため、予算や時間帯の選択肢が最も豊富なルートと言えます。

関西国際空港(KIX)からは約4時間〜5時間

西日本の拠点である関西国際空港からマクタン・セブ国際空港(CEB)へのフライトは、成田発よりも距離が近いため、約4時間で到着します。復路では約5時間になります。

例えば、午前8時55分に関空を出発するセブパシフィック航空に乗ると、セブ島には12時40分に到着します。

フィリピン航空を利用すると、18時10分に関空を出発し、セブ島には22時00分に到着します。

午前中に日本を出発する便を選べば、夕方前にはセブ島に到着するため、美しい海に沈むサンセットを眺めながらディナーを楽しんだりすることもできるでしょう。また、午後発の便であっても深夜に及ばないため、到着後すぐにホテルで体を休め、翌朝からフルにアクティビティを楽しむことができます。

中部国際空港(NGO)からの直行便はなし

愛知県の名古屋に近い中部国際空港(セントレア)から、マクタン・セブ国際空港(CEB)への直行便は就航していないため、韓国(釜山)、台湾、香港などを経由する必要があります。乗り継ぎ地や待機時間によって所要時間が大きく異なり、最短でも11時間程度、長い場合は一晩乗り継ぎ町があり、翌日到着の20〜30時間コースとなります。

※必ず最新のフライトスケジュールを確認してください。

直行便の航空会社の特徴

現在、日本とセブ島を結ぶ直行便を運航している航空会社は、セブパシフィック航空 (Cebu Pacific)、フィリピン航空 (Philippine Airlines)、ユナイテッド航空 (United Airlines)の3社です。

ユナイテッド航空は、2024年10月27日から成田(NRT)発セブ(CEB)行きの直行便を毎日運航しています。

  • セブパシフィック航空 (Cebu Pacific) フィリピン最大手のLCC。「価格の安さ」が魅力。

  • フィリピン航空 (Philippine Airlines) フィリピンのナショナルフラッグキャリア(FSC)。

  • ユナイテッド航空 (United Airlines) スターアライアンス加盟。ANAマイルが貯まる・使える。

日本からセブ島への乗り継ぎ便でのフライト時間は?

日本からセブ島へ乗り継ぎ便で向かう場合、10時間以上かかることが多いです。フライト時間は経由地や乗り継ぎ時間(トランジット)によって大きく異なり、最短で約9時間から、長い場合は24時間以上かかることも珍しくありません。

乗り継ぎ便は、直行便がない地方空港から利用できるほか、航空券を安く入手したいときにもぴったりです。

また乗り継ぎの時間まで数時間~20時間以上ある場合は、経由地で観光や食事を楽しめるのも魅力。

数時間のトランジット滞在でも、空港内でショッピングや食事を楽しめるため、旅の思い出をさらに増やせるでしょう。

時間に余裕があり費用を節約したい方や、経由地での滞在も楽しみたい方には乗り継ぎ便がおすすめです。

ただし、ロストバゲージや遅延による乗り遅れのリスクも伴うため、最低でも3時間以上の乗り継ぎ時間を確保し、余裕を持ってこの「お得な旅」を楽しむのがおすすめです。

セブ島への乗り継ぎ便はどの国を経由する?

日本からセブ島へ乗り継ぎ便を利用する場合、マニラや台湾、韓国、香港を経由するのが一般的です。

・フィリピンの首都マニラ

・台湾

・韓国

・香港

ひとつずつ特徴を見ていきましょう。

マニラ

セブ島と同じフィリピン国内の首都マニラにある「ニノイ・アキノ国際空港」で乗り継ぎます。

ニノイ・アキノ国際空港で入国審査が必要で、荷物のピックアップが発生するため、乗り継ぎ時間には余裕を持ちましょう。

乗り換える便を予約するときに、違う航空会社でチケットを取るとターミナル間の移動が大変なため、注意しましょう。

台湾

台北桃園国際空港はアジアの主要ハブ空港。エバー航空やチャイナエアラインに加え、LCCも就航しており、比較的リーズナブルな航空券が見つかりやすいのが魅力です。

空港施設は充実しており、乗り継ぎ時間に余裕があれば台湾グルメや短時間の市内観光も楽しめます。価格と利便性のバランスがよく、乗り継ぎ先として人気があります。

韓国

アジア最大級のハブ、仁川国際空港を経由するのもひとつの手。東南アジア最大級の規模を誇ります。

空港施設が群を抜いて充実しており、ショッピングやグルメなどで長時間の乗り継ぎも快適に過ごせます。

乗り継ぎ便が多く、スケジュールを柔軟に組める点もメリットです。快適なトランジットを旅程に組み込みたい方におすすめです。

香港

グローバルなハブ空港である香港国際空港を経由します。キャセイパシフィック航空をはじめ多くの航空会社が就航しています。

空港内の免税店やレストランは充実しており、買い物や食事を楽しめます。トランジットの時間が長いのであれば、エアポートエクスプレスを利用して市内へのアクセスも可能です。

各都市からセブ島へのフライト時間の一例

東京や大阪、名古屋、札幌、福岡の各都市からフィリピンのセブ島へ行く場合の各フライト時間やの目安を解説します。

東京からセブへ

成田空港からは、直行便と乗継便が運航されています。

■ 直行便

セブパシフィック航空:08:55 成田発 → 13:25 セブ着(約5時間30分)

■ 乗継便

チェジュ航空(韓国経由):15:30 成田発 → ソウル(仁川)乗り継ぎ → 0:10 (翌日) セブ着(約9時間40分)

セブパシフィック航空(フィリピン経由):19:25 成田発 → マニラ乗り継ぎ → 10:00 (翌日) セブ着(約15時間35分)

大阪からセブへ

関西国際空港からは、直行便と乗継便が運航されています。

■ 直行便

セブパシフィック航空:08:55 関空発 → 12:40 セブ着(約4時間45分)

■ 乗継便

ジンエアー(韓国経由):17:05 関空発 → 釜山(プサン)乗り継ぎ → 0:45 (翌日) セブ着(約8時間40分)

セブパシフィック航空(フィリピン経由):19:35 関空発 → マニラ乗り継ぎ → 10:00 (翌日) セブ着(約14時間25分)

エバー航空(台湾経由):18:10 関空発 → 台北(桃園)乗り継ぎ → 11:15 (翌日) セブ着(約18時間5分)

名古屋からセブへ

中部国際空港からは乗り継ぎ便を利用します。経由地での滞在時間が長い便も多いため、マニラや香港での観光を旅程に組み込むのもおすすめです。

■ 乗継便

セブパシフィック航空(フィリピン経由):13:55 中部発 →マニラ乗り継ぎ → 3:50 (翌日) セブ着(約14時間55分)

キャセイパシフィック航空(香港経由):15:15 中部発 → 香港乗り継ぎ → 11:20 (翌日) セブ着(約21時間5分)

札幌市からセブへ

新千歳空港からは、韓国やフィリピン、香港を経由する乗継便が利用できます。経由地によって所要時間が大きく異なるため、注意が必要です。

■ 乗継便

セブパシフィック航空(フィリピン経由):18:25 新千歳発 → マニラ乗り継ぎ → 3:50 (翌日) セブ着(約10時間25分)

大韓航空(韓国経由):12:25 新千歳発 → ソウル(仁川)乗り継ぎ → 22:20 セブ着(約10時間55分)

キャセイパシフィック航空(香港経由):16:00 新千歳発 → 香港乗り継ぎ → 18:25 (翌日) セブ着(約27時間25分)

福岡市からセブへ

福岡空港からは、韓国(ソウル)などを経由する乗継便が運航されています。

■ 乗継便

チェジュ航空(韓国経由):12:50 福岡発 → ソウル(仁川)乗り継ぎ → 0:10 (翌日) セブ着(約12時間20分)

ティーウェイ航空(韓国経由):20:35 福岡発 → ソウル(仁川)乗り継ぎ → 12:05 (翌日) セブ着(約16時間30分)

日本⇔セブ島の航空会社の選び方

セブ島行の航空会社は、旅のスタイルや予算に合わせて選ぶのが大切です。選ぶポイント別におすすめの航空会社をまとめました。

・【費用を安くしたい】ならセブパシフィック航空

・【マイルを利用したい】ならユナイテッド航空

・【空の旅も楽しみたい】ならフィリピン航空

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【費用を安くしたい】ならセブパシフィック航空

費用を抑えてセブ島へ行きたい場合、まず検討したいのがLCC(格安航空会社)のセブパシフィック航空です。

セブパシフィック航空は機内食やブランケットの貸し出し、座席でのエンターテインメントなどの機内サービスを基本的に有料オプションとしています。

そのため、JALやANAなどのフルサービスキャリアと比較して、航空券の基本料金が安く設定されているのが特徴です。

また預ける荷物は有料となり、合計20kgで片道3,000円前後かかります。機内持ち込み手荷物は2個で、合計7kgまで無料です。成田発の便は早朝に出発するものが多く、朝早くから出発したい方には便利でしょう。

【直行便:成田国際空港発のフライトスケジュール】

項目

セブパシフィック航空1

セブパシフィック航空2

出発

8:55

11:25

到着

13:25

16:00

所要時間

5h30m

5h35m

運航日

毎日

-

※参考:Fly Team「東京(成田)-セブ時刻表

【マイルを利用したい】ならユナイテッド航空

マイルの特典航空券でセブ島へ行きたい方や機内でも快適に過ごしたい方は、ユナイテッド航空がおすすめです。

フィリピン航空と同様に機内サービスも充実しており、快適な空の旅と質の高い食事が提供されます。

また、ユナイテッド航空は「スターアライアンス」に加盟しています。そのため、ANA(全日本空輸)など、同じスターアライアンスに加盟する航空会社のマイルを貯めたり、利用したりできるのが特徴です。マイルを使ってお得にセブ島へ行けるのは、大きなメリットでしょう。

ユナイテッド航空は、2024年10月27日から成田国際空港とセブを結ぶ直行便の運航を開始しました。成田国際空港発は午後の出発で、セブには夜遅めに到着するスケジュール。仕事帰りに出発したい方にも便利なフライトです。

【直行便:成田国際空港発のフライトスケジュール】

項目

ユナイテッド航空

出発

17:50

到着

22:10

所要時間

5h20m

運航日

毎日

※参考:Fly Team「東京(成田)-セブ時刻表

【空の旅も楽しみたい】ならフィリピン航空

快適な空の旅を重視する方は、フィリピン航空がおすすめです。フィリピン航空は、成田からセブへの直行便を毎日運航しています。

フィリピン航空は、航空会社のサービス品質を評価するスカイトラックス社の「ワールド・エアライン・レーティング」でも高い評価を得ており、サービスの質には定評があります。

また、機内ではアルコールを含むドリンクが無料で提供され、機内食も楽しめます。フィリピン航空は充実したサービスを受けながら、優雅な空の旅を満喫したい方に最適です。

【直行便:成田国際空港発のフライトスケジュール】

項目

フィリピン航空

出発

14:45

到着

19:15

所要時間

5h15m

運航日

毎日

※参考:Fly Team「東京(成田)-セブ時刻表

セブ島へ安く行く方法

セブ島への旅行費用を少しでも抑えたいと考える方は多いでしょう。航空券の費用を節約する4つの方法をまとめました。

・LCCのセールで航空券を買う

・長期休暇や繁忙期を避ける

・フィリピンの首都マニラを経由する

・海外の空港を経由する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

LCCのセールで航空券を買う

セブ島行の航空券代を節約する方法のひとつがLCC(格安航空会社)のセールを狙うことです。特にセブ島への路線を持つセブパシフィック航空は、頻繁にセールを実施しています。

最近では、「11.11 スーパーシートフェス」が開催され、成田国際空港からセブ島までの片道航空券がわずか100円(燃油サーチャージ、支払手数料別途必要)で販売されました。

このような破格のセールは、販売期間が短く搭乗対象期間も指定されていることが多いです。上記の例では、販売期間が11月10日から15日まで、搭乗対象期間が2026年6月1日から10月31日までです。

まずは航空会社のWebサイトやメルマガでセール情報をチェックし、セールの対象期間に合わせて旅行計画を立てるのも賢い方法です。

長期休暇や繁忙期を避ける

航空券の価格は、旅行する時期によっても大きく変動します。セブ島へ少しでも安く行きたい場合は、多くの人が旅行に出かける長期休暇や繁忙期を避けて計画を立てるのがおすすめです。

時期によっては、閑散期と比べて数万円単位で価格が上がることも少なくありません。逆に、繁忙期を外したオフシーズンを狙えば、航空券を安く手に入れられます。

例えばゴールデンウィーク明けの5月後半は、航空券の価格が落ち着く傾向があります。また、セブ島では乾季にあたり雨が少なく気候も安定しているため、特におすすめの時期です。

もちろんセブ島旅行のベストシーズンとされる時期や、大型連休は航空券が高くなります。

閑散期は航空券だけでなく、現地のホテルも安くなることが多いです。また、観光客が比較的少ないため、人気のスポットでもゆったりと過ごせるメリットもあります。

旅行の日程に融通が利く場合は、航空券検索サイトなどで複数の日程の価格を比較して、お得な時期を探してみましょう。

関連:セブ島旅行のベストシーズン徹底ガイド!気候・服装・季節別特徴

フィリピンの首都マニラを経由する

フィリピンの首都マニラを経由してセブ島に行くのも、航空券代を安くする方法です。日本からマニラへは、LCCを含め多くの航空会社が就航しているため、安い航空券を見つけやすい傾向にあります。

また、マニラからセブ島へはフィリピンの国内線を利用します。国内線は複数の航空会社が便数を増やして運航しているのが特徴です。

便数が多いぶん、お得な航空券が見つかる可能性が高まります。直行便よりも時間はかかりますが、トータルの航空券費用を抑えられる場合が多いため、費用重視の方にはおすすめです。

海外の空港を経由する

日本からセブ島へ行く際に、海外の空港を経由することも航空券費用を抑える方法です。フライト時間が短く便利な直行便は人気が高いため、価格も高めに設定される傾向があります。

一方、乗り継ぎ便は移動距離が長くなり、飛行機に2回以上乗る手間がかかるものの、需要と供給の関係から直行便よりも安くなるケースが見られます。

例えば、韓国・台湾・香港などを経由するルートは、利用する航空会社や時期によっては、直行便やマニラ経由便よりもトータルコストを抑えられる可能性があります。

ただし、乗り継ぎ時間やすべての移動時間が長くなる点は注意が必要です。航空券比較サイトなどを活用し、価格とフライト時間のバランスを見ながら最適なルートを探しましょう。

まとめ

この記事では、日本からセブ島への直行便・乗り継ぎ便のフライト時間や経由地を解説しました。主なポイントをまとめます。

・直行便:約4時間半〜5時間で移動の負担が少ない

・乗り継ぎ便:約10時間以上かかるが、航空券が安い傾向にある

・セブ島へ安く行く方法:LCCのセールや閑散期に航空券を買う・マニラや海外経由の便を選ぶ

直行便の手軽さを取るか、乗り継ぎ便で費用を抑えながら経由地を楽しむか、フライトプランはさまざまです。ぜひこの記事を参考に、あなたにとってベストな方法で魅力あふれるセブ島への旅を計画してください。

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