英語で道案内、覚えるのはたったこれだけ!

最終更新日:2019-05-26

旅行、目印、矢印、道路標識

英語で道を聞かれることなんて滅多にないと思っていませんか?

最近では「インバウンド」や「爆買い」などの言葉も珍しくありませんし、外国人観光客は昔と比べると更に身近な存在になってきています。

海外の人が日本に興味を持って遊びに来ることや日本を好きになってくれることは私たち日本人にとって喜ばしい事ですね。

 

私の地元は桜で有名な埼玉県にある田舎町なのですが、今年はそんな所にまで外国人がたくさん訪れてくださったみたいです。
もはや東京じゃないから外国人は関係ないとは言っていられなくなりました。

さて、そんなグローバル化が進む昨今でよく戸惑ってしまう出来事の一つに「外国人に道を尋ねられる」事が挙げられます。

いきなり声をかけられて困惑してしまった。
言っている事はなんとなくわかるけど、返事や説明の仕方がわからない。

しかしご安心ください!

そんな悩みを少しでも多く解決すべく、こちらでは中学生レベルの簡単な英単語での道案内の仕方をご紹介していきたいと思います。

 

1.相手が何を求めているのかを知ろう


まずは「Excuse me.」(すみません)と声をかけられる事がほとんどです。

その後何を言っているかで相手がどうして欲しいのかを判断しましょう。
また、私たちが海外に行ったときも同じように尋ねる事ができるのでこのフレーズはしっかり覚えておいてくださいね。

 

場所を聞きたい時のwhere

Where is ~
(~はどこですか?)

Where is Tokyo Station?
(東京駅はどこですか?)

道を聞かれた時は必ずと言って良いほど登場するのが「where」です。

会話のはじめに「where」が聞こえてきたら、「どこですか?」と聞いています。
その街のことを深く知っていると答えられる質問ですね。

 

場所がわかるかどうか聞いている

Do you know ~
(~はわかりますか?)

Do you know where Tokyo Station is?
(東京駅はどこかわかりますか?)

YesかNoで答えられる質問なので、わかっていれば道案内ができますね。

 

目的地まで行く方法を聞いているhow

How can/do I get to ~
(~へはどのように行けばいいですか?)

How can I get to Shinjuku Station?
(新宿駅まではどのように行けばいいですか?)

どのように行けばいいかという質問を旅行者にされることも珍しくありません。

行く方法がわかるのであれば、教えてあげましょう。

 

教えてほしいことを伝えている

Could/Can you tell me ~
(~を教えてくれませんか?)

Could you tell me how I can get to Shinjuku Station?
(新宿駅まではどのように行けばいいか教えてくれませんか?)

この質問もYesかNoで答えられるので、しっかりと聞き取れると良いですね。

 

質問ではなくても探している表現

I’m looking for ~
(~を探しています)

I’m looking for Kyoto Station.
(京都駅を探しています)

駅やホテル、観光地などはI’m looking for 〜で聞いてくる場合が多いですよ。

私もホテルの場所を聞かれたことがありますが、全く聞き取れなかったことがありました。

そんな時は
「Sorry?/Pardon?」
(すみません/もう一度言ってください)
と言って聞き直してみるといいでしょう。

ネイティブな発音は聞き取りにくいので、「Pardon?」は頻出単語ですよ。

 

2.英語で道案内してみる

目的地など相手がどうして欲しいのかわかったら、さっそく教えてあげましょう。簡単なフレーズ集を紹介していきます。

 

「 Could you tell me ~」
~について教えてくれませんか?

「Could you tell me ~」と頼まれて応えられた場合は以下のようなフレーズで返答しましょう。

Sure!
(もちろん)

もちろんカジュアルに「OK!」と答えても全然問題ありません。
それから以下の基本フレーズを組み合わせて道案内してみましょう。

 

Go straight.
(まっすぐ進む)

Turn right.
(右に曲がる)

~at the traffic light.
(信号機を~)

Go along this that street.
(この/あの道沿いに進んでください)

You will see/find~
(~が見えます)

 

短い単語を組み合わせて長文にする

紹介してきた定番フレーズを参考にしながら長文で答えてみましょう。

しかしつたない単語であっても伝わるので、無理に長文にする必要はありません。
何より意味を伝えられるようにしましょう。

「Walk straight on this street then turn left at the first traffic light and you will see Tokyo Station on the right side.」
(道沿いに進んでください。それから最初の信号を左に曲がってください。そうすると東京駅が見えてきますよ)

一見するととても難しいと感じるかもしれませんが、簡単な文の組み合わせで完成しています。

 

・Walk straight on this street.
・Then turn left at the first traffic light.
・And you will see Tokyo Station on the right side.

 

これらの3つの文から成る文章だということがわかります。

一気に長い文章を組み立てようとせず、簡単な短い文章を少しずつ伝えるようにすると意外と伝わります。
この考え方は様々なシーンでも使えますし、英会話初心者にはオススメの方法です。

 

道案内に役立つ案内フレーズ集

ここでは道案内するときに役立つ単語や熟語、フレーズを紹介していきます。

最後の方は文章ですが、丸暗記してしまえば急に聞かれた時に答えられるでしょう。

まずはワンフレーズからでも覚えていくと良いです。

Intersection
(交差点)

First, cross the street.
(まず、反対側の道へ渡ってください。)

It’s next to McDonalds.
(マクドナルドの隣にありますよ。)

It’s on the right side at the end of this street.
(この道の突き当り右手にありますよ。)

It’s near Seven-Eleven around the corner.
(曲がり角辺りにある、セブンイレブンの近くにあります。)

セブンイレブンは海外にも多く店舗を構えているため日本語でも通じるパターンが多いですね。

しかし伝わらないこともあるかもしれないので、そんな時は「convenience store」(コンビニ)という言葉を使うようにしましょう。

また、電車の乗り換えを案内する場合は以下のフレーズを使ってみてください。

 

You will get to Shinjuku by taking the Chuo Line bound for Takao.
(中央線の高尾行きに乗れば新宿に着きますよ)

Change trains to Yamanote Line at Tokyo Station.
(東京駅で山手線に乗り換えてください)

Akihabara station is two stops away from here.
(秋葉原駅はここから2駅目です)

 

3.わからない時の対処法

英語でいきなり聞かれた場合、テンパってしまい英語の単語すら出てこないということもありますよね。
そのような時は以下のようなフレーズを使ってみましょう。

I’m sorry. I don’t know
(すみません、わからないです)

英語が聞き取れない時や場所自体がわからない時は、一言「ごめんなさい」と伝えてあげれば問題ありません。

もし時間に余裕があるようでしたら、地図で一緒に探してあげたり、グーグルなどで一緒に検索してあげたら喜んでくれるかもしれませんね。
また、自分と行先が近かったら途中まで連れて行ってあげてもいいかもしれません。

 

わからなくても手助けしたいなら

英語がよくわからなくても、「Shinjuku」などのフレーズから、「新宿駅に行きたいんだな」と予想することも可能ですよね。

そんな時は英語でわからなくても、マップで教えたり、案内してあげたりしましょう。

 

Do you have a map?
(地図はありますか?)

Where do you want to go?
(どこに行きたいのですか?)

I will google it.
(検索してみますね)

We are here now.
(私たちは今ここにいます)

I will show you the way.
(案内しますね)

Follow me, please.
(ついてきてください)

This way.
(こっちです)

英語での道案内をご紹介しましたが、いかがでしたか?

道案内ならではの言い回しを少しだけ覚えれば誰でも案内できそうですね。

昔に比べると、英語に触れたり使ったりする機会が確実に増えています。
外国人から話しかけられたらぜひ堂々と案内してみて下さい。

しかし、いきなり声をかけられたらスムーズに答えるのが中々難しい方は普段から自分の行動を英語にするクセを付けるといいでしょう。

例えば、コンビニに行くときに、
「この道をまっすぐ行く。信号を右に曲がる。すぐに右手にコンビニが見える。」
と考え、これを英語に変えるクセを付けるのと、いざ道を聞かれた時にもスムーズに答えられるようになりますよ。

このクセは道案内だけではなく、ぜひあなたの行動すべてを英語に置き換えてみてください。
するとグッと英語が身近になり、学習効率も高まります。

中々英語を勉強する時間がないという忙しい人にこそおすすめです!

 

また、英語に少しでも慣れてきたらぜひ自分から声をかけてみてください!

「Do you need any help?」
(何かお困りですか?)

このフレーズは道案内以外にも体調が悪そうな人へなど、様々な場面で使えるフレーズですので覚えておくと便利です。

最後に、一番大切な事は英語力や、表現力よりも「何とかしてあげよう」という気持ちだと思います。
小難しい英語を話そうとするよりも、ちょっとした単語と身振り手振りで案外伝わるものです。

もし伝わらなかったとしても一生懸命助けてくれようとしてくれたら誰だって嬉しく感じますよね。

そのような気持ちが英会話学習には重要なのです。

私もそんな気持ちを忘れずに英語の勉強を頑張ります。
今回の記事が少しでもみなさんのお役に立つと幸いです。

旅行英会話教材の 通り(道を尋ねる/案内する)を利用して英会話レッスンをするのもおススメです。