バギオ旅行や留学を計画している方の中には 「現地の天気はどんな感じ?」「服装はどうすればいい?」「観光のベストシーズンはいつ?」と考えている方もいるでしょう。
バギオはフィリピンの中でも年間を通して 涼しい気候が特徴で、ほかの都市とは異なる気候の傾向があります。
この記事では、 バギオの年間を通じた気候や天気の特徴を詳しく紹介します。 バギオ旅行におすすめの服装や観光のベストシーズンなど、旅行前に知っておきたいポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね!
フィリピン・バギオはどんなところ?
バギオはフィリピンの ルソン島北部に位置する、 標高約1,500メートルの高原都市です。暑いイメージのあるフィリピンの中で、バギオは一年を通して涼しい気候が特徴で、 「フィリピンの夏の首都」として親しまれています。
日本からバギオへは、フィリピンの主要な空港を経由してアクセス可能です。マニラからバギオまでは約250キロで、移動には5〜7時間程度かかりますが、バギオ行きの長距離バスも多く運行しており、比較的スムーズに訪れることができます。
バギオは 教育都市としての顔も持っています。市内には多くの語学学校が点在し、特に 韓国人留学生を中心に、英語を学ぶために多くの若者が世界各国から集まります。マニラやセブ島などに比べて、 治安が良く落ち着いた学習環境が整っている点が魅力です。
また、観光地としての見どころも豊富です。 バギオ植物園やバーンハムパーク、キャンプ・ジョン・ヘイといった自然と歴史を感じられる名所が点在しています。夜になると街の中心では 夜市が開かれ、地元グルメを堪能することも可能です。
文化や芸術にも力を入れているバギオは、2017年に ユネスコの「創造都市」に認定されました。街には伝統的な木工や銀細工、織物などの工芸品が並び、アートギャラリーやワークショップも数多く存在します。
このように、自然の美しさと文化的な魅力が共存するバギオは、観光はもちろん、 語学留学や長期滞在にも適した都市です。涼しい気候の中で、豊かな自然や文化に触れながら、ゆったりとした時間を過ごすことができるのが、バギオの大きな魅力でしょう。
フィリピンを訪れる際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
バギオの基本情報
気候 | ・熱帯高地気候 ・平均気温:19〜22℃ほど ・雨季:6〜11月 ・乾期:12〜5月 |
日本からのアクセス | 成田空港(NRT)、関西空港(KIX)、福岡空港(FUK)、名古屋空港(NGO)から、マニラのニノイ・アキノ国際空港(MNL)またはクラーク国際空港(CRK)へ移動→マニラまたはクラークからバギオへ移動 |
日本との時差 | 日本より1時間遅れ(サマータイムはなし) |
通貨 | フィリピン・ペソ(PHP) |
電圧 | 220V、プラグはA型またはC型(日本のA型がそのまま使えることが多い) |
治安 | 比較的安全で穏やか、観光客や留学生にも人気のエリア |
バギオの年間の気候
バギオは年間を通して涼しく、気温の変化が少ない高原都市です。気候は大きく 「乾季(12月〜5月)」と 「雨季(6月〜11月)」に分かれ、それぞれ異なる特徴があります。
乾季は晴れの日が多く、湿度も低いため非常に快適に過ごせます。観光に最適なシーズンで、多くの人が避暑地として訪れます。特に3月〜4月は気温がやや上がりますが、それでもフィリピンの他地域に比べて涼しく、 暑さが苦手な人にとって理想的な環境です。
一方、雨季は降水量が増え、 特に7月と8月には大雨になることもあります。
年間の平均気温はおよそ20℃で、フィリピンの中でも特に過ごしやすい気候といえるでしょう。以下は、月ごとの気温と気候の特徴をまとめた表です。
月 | 最高気温 | 平均気温 | 最低気温 | 備考 |
1月 | 21℃ | 17℃ | 13℃ | 乾季・朝晩は冷える |
2月 | 22℃ | 17℃ | 14℃ | 空気が乾燥して快適 |
3月 | 23℃ | 18℃ | 15℃ | 日差しが強まる |
4月 | 24℃ | 19℃ | 16℃ | 暖かく過ごしやすい |
5月 | 23℃ | 19℃ | 17℃ | 雨季入り前の時期 |
6月 | 23℃ | 19℃ | 17℃ | 雨季スタート |
7月 | 22℃ | 18℃ | 16℃ | 降水量が最も多い |
8月 | 21℃ | 18℃ | 16℃ | 長雨に注意 |
9月 | 22℃ | 18℃ | 16℃ | 天候が安定し始める |
10月 | 22℃ | 18℃ | 16℃ | 晴れ間が増える |
11月 | 22℃ | 18℃ | 15℃ | 乾季に向かう |
12月 | 22℃ | 17℃ | 14℃ | 乾季本格化・涼しい |
参照:バギオ の気候、月別の気象、平均気温(フィリピン)|Weather Spark
バギオの天気の特徴
バギオの天気の最大の特徴は、 標高約1,500メートルの高地に位置することにより、熱帯のフィリピンにありながら年間を通じて冷涼な気候が続く点です。日中は20℃前後の穏やかな気温で、朝晩は肌寒さを感じることもあります。
風は年間を通じて穏やかで、 台風の影響を直接受けにくい地形です。ただし、雨季には長雨や霧が発生しやすく、視界が悪くなることもあります。湿度は乾季に比較的低く、雨季には高まる傾向がありますが、都市部に比べると蒸し暑さは感じにくいのも特徴です。
さらに、 朝夕の寒暖差が大きいため、体調管理には注意が必要です。特に留学や長期滞在を考えている方は、重ね着できる服装を用意しておくと快適に過ごせます。
バギオでのおすすめの服装
バギオでは 年間を通して涼しいため、日中でも長袖のシャツや薄手の上着があると快適です。朝晩は冷え込むことがあり、特に12月から2月にかけては15℃を下回ることもあるため、軽めのジャケットやセーターが役立ちます。
雨季の6月から11月にかけては 突然の雨や霧が多くなるため、防水性のある上着や折りたたみ傘、滑りにくい靴を用意しておくと安心です。日差しが強い日もあるため、帽子や日焼け止めも忘れずに持参するとよいでしょう。
乾季(12月〜5月)と雨季(6月〜11月)別のおすすめの服装は、以下を参考にしてください。
乾季(12月~5月)
・長袖シャツやTシャツ(日中はTシャツでも過ごせますが、長袖があると便利)
・薄手のカーディガンやジャケット(朝晩の冷え込みに対応)
・セーターや軽めのニット(12〜2月は冷え込みが強くなるため)
・ジーンズや軽い素材のパンツ
・スニーカーや歩きやすい靴
・ストールやショール(冷房が効いた室内や夜間の外出に)
雨季(6月〜11月)
・レインコートや防水ジャケット(突然の雨に対応)
・ポリエステルやナイロン製の速乾性シャツ・パンツ(蒸れにくく快適)
・防水性のある靴や滑りにくいスニーカー
・折りたたみ傘(常に携帯しておくと安心)
・薄手の長袖や羽織りもの(冷え込みや冷房対策に)
バギオ観光のベストシーズン
バギオ観光のベストシーズンは、気候が安定し過ごしやすい 乾季(11月〜5月)です。この時期は降水量が少なく、気温も15〜26℃と快適。街歩きや自然散策、観光地巡りに最適なシーズンといえます。
時期別の気候の特徴や観光ポイントについては、以下を参考にしてください。
時期 | 気候の特徴・観光でのポイント |
12月〜2月 | バギオで 最も涼しい季節。日中の気温は15〜22℃前後、夜間は10℃を下回ることもあります。クリスマスや新年のイベントが行われ、街は華やかな雰囲気に包まれます。厚手の服装を用意すると安心です。 |
3月〜5月 | 徐々に 気温が上がり、日中は20〜26℃前後と暖かくなります。比較的観光客が少なく、落ち着いた雰囲気で観光を楽しめる時期でもあります。特に3月は天候も安定しており、穴場のシーズンといえるでしょう。 |
6月〜10月(雨季) | スコールのような短時間の強い雨が多く、屋外アクティビティには注意が必要です。観光のメインシーズンではありませんが、混雑を避けたい方や涼しい気候を求める方には選択肢となります。室内の観光やカフェ巡りに向いています。 また、雨や雷の影響で 停電やネット接続が不安定になるケースを想定しておきましょう。オフラインで使える地図アプリや、緊急時の連絡先は紙で控えておくと安心です。 |
バギオの降水情報
バギオの降水量は、季節によって大きな差があります。年間を通じて最も雨が多いのは7月と8月で、長雨や激しいスコールに見舞われる日が続きます。
月 | 平均降水量(mm) | 平均降雨日数 |
1月 | 11.9 mm | 1.7 日 |
2月 | 12.9 mm | 1.7 日 |
3月 | 23.7 mm | 3.2 日 |
4月 | 55.0 mm | 6.3 日 |
5月 | 191.2 mm | 15.8 日 |
6月 | 304.0 mm | 19.3 日 |
7月 | 453.0 mm | 22.2 日 |
8月 | 536.0 mm | 23.5 日 |
9月 | 404.2 mm | 21.0 日 |
10月 | 220.2 mm | 13.6 日 |
11月 | 86.5 mm | 6.5 日 |
12月 | 32.3 mm | 3.5 日 |
参照:バギオ の気候、月別の気象、平均気温(フィリピン)|Weather Spark
上記の表からもわかる通り、 1月〜4月は降水量・雨の日数ともに少なく、 観光に最適なシーズンです。一方、 7月〜8月は 雨がとても多く、雨天を考慮した行動や準備が欠かせません。また、雨季は土砂崩れや道路の冠水が起きる場合もあるため、天気予報を確認し、余裕をもったスケジュールを組むことが重要です。
加えて、雨や雷が強い日には停電やネット接続が不安定になるケースが発生しやすいです。 インターネットが使えなくなることもあるため、リモートワークやオンライン授業を予定している場合は、 モバイルWi-Fiやバックアップの通信手段を用意しておくことをおすすめします。
まとめ
この記事では、フィリピン・バギオの天気について詳しく紹介しました。バギオは標高約1,500メートルの高原都市のため、年間を通して涼しい気候が特徴です。「暑さが苦手だけどフィリピンに旅行したい」「快適な気候の地域で語学留学したい」といった方に特におすすめです。
バギオが気になる方は、まずはオンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」で英会話レッスンをスタートしましょう!レッスンは受け放題なので、留学前にたくさん英語に触れることができますよ。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。