
フィリピン留学は、欧米留学に比べて費用が安いことで人気ですが、実は時期によって費用が大きく変わることをご存知ですか?
この記事では、「少しでも費用を抑えてフィリピン留学を実現したい!」という方に向けて、留学費用が安くなる時期と、逆に避けるべき時期を詳しく解説します。
ぜひ、あなたの留学プランの参考にしてくださいね。
フィリピン留学が安い時期
フィリピンは、温暖な気候とフレンドリーな人々、そして比較的低い留学費用で、近年人気の留学先となっています。
しかし、少しの工夫でさらに費用を抑えることができるとしたら、試してみたくありませんか?
留学時期を賢く選ぶことで、授業料や滞在費を節約し、より充実した留学生活を送ることが可能です。
一般的に安いとされる時期:雨季と閑散期
フィリピンの雨季は通常、6月から10月頃です。
この時期は観光客が比較的少ないため、航空券や宿泊施設の費用が安くなる傾向があります
アジアのオフシーズンは一般的に6月から10月であり、この時期に渡航することで、特に航空券の費用を抑えることが期待できます。
留学プログラムによっては、この時期に学生を誘致するため、特別な割引キャンペーンを実施している場合も見られます。
ただし、雨季には台風が発生する可能性もあるため、留学計画を立てる際には、事前に天気予報をしっかりと確認し、日程に余裕を持たせることが重要です。
フィリピン留学が高い時期
フィリピン留学は、時期によっては費用が高くなることがあります。
留学費用を抑えたいなら、渡航時期を慎重に選ぶことが重要です。
ここでは、フィリピン留学が高くなる時期について詳しく解説します。
一般的に高いとされる時期:乾季と祝祭シーズン
フィリピンの乾季は、一般的に12月から5月にかけてです。
この時期は、温暖で雨が少ないため、観光のベストシーズンとされており、国内外から多くの観光客が訪れます。
特に、12月から2月にかけては、比較的涼しく過ごしやすい気候であるため、ピークシーズンとなり、航空券やホテルなどの宿泊施設の価格が高騰します。
また、3月から5月にかけては、気温が上昇し暑くなりますが、夏休みを利用した観光客も多く、費用は依然として高い水準にあります。
さらに、フィリピンには多くの祝祭日があります。
特に、クリスマスや年末年始、イースターなどの大型連休は、多くの人が移動するため、航空券や宿泊費が高くなる傾向があります。
これらの祝祭日は、学校によっては休校となる場合もあるため、留学期間と重ならないか事前に確認が必要です。
学校の繁忙期
多くの語学学校では、学生の長期休暇期間に合わせて繁忙期を迎えます。
例えば、日本の春休み(3月下旬から4月上旬)や夏休み(7月下旬から8月下旬)の時期は、学生の留学希望者が増えるため、授業料や滞在費が通常よりも高く設定されている場合があります。
また、学校によっては、ピークシーズンには特別な料金プランを設定していることもあります。
フィリピン留学の費用を少しでも抑えたい場合は、こうした時期の渡航は避けるべきでしょう。
費用面以外でフィリピン留学でおすすめの時期
フィリピン留学を検討する際、費用は重要な要素ですが、留学生活の質を大きく左右する他の要素も見逃せません。
気候や現地のイベント、学校のスケジュールなどを考慮することで、より充実した留学体験を送ることができます。
ここでは、費用面以外でフィリピン留学におすすめの時期を見ていきます。
快適な気候で選ぶなら:乾季(11月〜5月)
フィリピンには大きく分けて乾季と雨季があります。
快適な気候で勉強に集中したいなら、11月から5月の乾季がおすすめです。
この時期は晴天が続き、降水量も少ないため、過ごしやすいのが特徴です。
特に、12月から2月にかけては比較的涼しく、過ごしやすいでしょう。
ビーチアクティビティや観光も満喫したい方にとって、この時期は最適です。
ただし、人気のシーズンであるため、航空券や宿泊施設の費用はやや高くなる傾向があります。
イベントや祭りを体験するなら
留学中に現地の文化に触れたいという方には、イベントや祭りの時期に合わせて留学するのも良いでしょう。
例えば、1月にセブ島で開催される盛大な祭り「シヌログ祭り」 は、フィリピンの活気と文化を肌で感じられる絶好の機会です。
また、2月から3月にかけてバギオで開催される「パナグベンガ(花祭り)」 も、美しい花々が街を彩り、多くの観光客で賑わいます。
さらに、フィリピンは世界でも有数のクリスマス大国であり、9月から12月にかけて街中がクリスマスの装飾で彩られ、独特の賑わいを見せます。
混雑を避けたいなら:雨季やショルダーシーズン
観光客の少ない時期に落ち着いて勉強したいという方には、6月から10月の雨季 や、その前後のショルダーシーズン(5月、11月) がおすすめです。
雨季は台風の影響を受ける可能性もありますが、航空券や宿泊費が比較的安くなる傾向があります。
ショルダーシーズンは、天候が比較的安定しており、観光客も少ないため、費用を抑えつつ快適に過ごせる可能性があります。
このように、留学の目的や興味に合わせて時期を選ぶことで、より充実した留学生活を送ることができます。
それぞれの時期のメリットとデメリットを理解し、自分にとって最適な時期を見つけて、実りある留学生活を送ってくださいね。
費用面以外でフィリピン留学で避けた方が良い時期
留学プログラムの時期は、金銭面以外にも留学生活の質に大きな影響を与える可能性があります。
ここでは、フィリピン留学を検討する際に、費用以外の側面から避けるべき時期についてわかりやすく解説します。
避けた方が良い時期①雨季(6月〜11月)
先ほど雨季は費用が安くなるとご紹介しましたが、雨季は費用を抑えられるというメリットがある反面、6月〜11月は国土の大部分で頻繁に激しい雨に見舞われるというデメリットもあります。
雨季の豪雨は、単に濡れるという不快感以上の日常生活の混乱を引き起こす可能性があります。
都市部では局地的な洪水が発生しやすく、道路が通行止めになったり、公共交通機関の運行が不安定になったりすることがあります。
これにより、学生は学校への通学が困難になったり、日常生活に必要なサービスへのアクセスが制限されたりする可能性があります。
避けた方が良い時期②暑季(3月〜5月)
フィリピンでは通常、3月から5月にかけて暑く乾燥した季節を迎えます。
この期間は、全国的に気温が高く、湿度も高いのが特徴です。
特に5月は一年で最も暑い月となることが多いです。
強烈な暑さと高い湿度の組み合わせは、不快感につながり、健康と学業への集中力に影響を与える可能性があります。
暑さと湿度の高さから生じる体感温度の高さ は、特に空調が十分に効いていない教室や住居では、長時間の集中が難しいかもしれません。
避けた方が良い時期③(国民の祝日と連休中)
フィリピンには、正規の祝日と特別非労働日を含む、数多くの国民の祝日があります。
これらの祝日は、政府機関、企業、教育機関が閉鎖になることがよくあります。
注意すべき国民の休日
・聖週間(通常3月下旬〜4月)
聖週間の期間中は、多くの企業が祈りを捧げるため、営業時間を短縮したり、完全に休業したりすることもあります。
この期間は、大学のスケジュールにも影響を与え、サービスへのアクセスが制限されることがあります。
・クリスマスと新年(12月下旬〜1月上旬)
フィリピンにはキリスト教徒が多いため、日本よりもクリスマスシーズンを大事にする風潮が根強いです。
この期間は通常、教育機関は長期休暇に入ります。
留学をするという観点では、年末年始はあまり適していないと言えるでしょう。
時期以外でフィリピン留学費用を安くするコツ
留学費用は、渡航時期や滞在都市、学校選びなど、様々な要因で大きく変動します。
ここでは、渡航時期以外でフィリピン留学で費用を抑えるための賢い方法をご紹介します。
少しでも費用を抑えて、充実した留学生活を送るための参考にしてみてくださいね。
留学費用を抑えるコツ①滞在都市を選ぶ
マニラやセブといった人気都市は物価が高めですが、バギオやバコロドなどの地方都市は生活費が比較的安く抑えられます。
バギオはセブよりも学費が安く、バコロドは他のフィリピンの都市と比較しても生活費が低い水準にあります。
ダバオも生活費が安く、学生向けの宿泊施設を見つけやすいでしょう。
ただし、都市によって学校の数や質、提供されるプログラムの種類が異なる場合があることも考慮しましょう。
留学費用を抑えるコツ②語学学校のキャンペーンを利用する
多くの語学学校では、長期割引や早期割引、友人紹介割引など、様々なキャンペーンを実施しています。
20週間以上の長期コースを申し込むと割引が適用されたり、友人同士で申し込むと空港送迎が割引になる学校もあります。
また、滞在期間に応じて料金が段階的に安くなる料金体系を採用している学校もあります。
留学費用を抑えるコツ③宿泊費を抑える
学校の寮は便利な反面、費用が高くなる傾向があります。
友人とのルームシェアや、学校によってはホームステイ を選ぶことで、費用を抑えられる可能性があります。
大学によっては、留学生向けの比較的安価な寮を提供している場合もあります。
このように、工夫次第でフィリピン留学の費用はより抑えることができるので、今回ご紹介した内容を上手に活用して、お得に留学を楽しんでみてくださいね。
まとめ
今回はフィリピン留学費用を安く抑えるコツについて詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?
費用を抑えることはもちろん大事ですが、ご自身の目的をしっかり確認した上で留学計画を立てることも重要です。
今回ご紹介した内容も踏まえて、フィリピン留学でどんな経験をしたいのかを考えて、充実した留学体験をしてみてくださいね。