もし、皆さんが今「一般人を英語で言って」と突然言われたら、どう答えますか?言えそうで言えない!そんな単語ではないでしょうか。
今回は、この「一般人」を表す英語の他、一般人の対義語である「有名人」をどのように表現するのか、例文付きで解説していきます!
- 一般人の英語表現
- Ordinary person
- Common person
- Regular person<
- Average person<
- Mediocre person
- Member of the general public
- Everyday person
- Run-of-the-mill person
- 関連表現
- まとめ
一般人の英語表現
英語で「一般人」を表現する方法はいくつかあります。それぞれのニュアンスや使い方に微妙な違いがあるので、状況に応じて適切な表現を選べるように暗記が必要です。以下に、代表的な表現を紹介します。
Ordinary person
「Ordinary person」は最も一般的で汎用性の高い表現です。「普通の人」「平凡な人」という意味合いを持ちます。特別な特徴や才能がない、ごく普通の人を指す際によく使われます。
私はただの普通の人で、生計を立てようとしてるだけだよ
この表現は、特別なことはないけれど、普通に生活している人を表すのに適しています。自分を謙遜して表現する際にもよく使われます。
Common person
「Common person」は「Ordinary person」とほぼ同じ意味ですが、より「一般的」「ありふれた」というニュアンスが強くなります。社会の大多数を占める人々を指す際によく使われます。
政治家は一般市民の声に耳を傾けるべきだ
特に社会や政治の文脈で、一般大衆を表す際によく使われます。
Regular person<
「Regular person」は、特別な地位や特権を持たない、普通の市民を指す表現です。「普通の」「通常の」という意味の「regular」を使うことで、特別でない日常的な人を表します。
普通の人として、高いブランド服を買う余裕はないな
経済的な観点や社会的地位を表現する際によく使われます。
Average person<
「Average person」は、「平均に近い人」を指します。社会の中で、最も一般的な属性や能力を持つ人を表現するときに使います。
一般の人は1日約2時間ソーシャルメディアに費やしています
「Average」が「平均」という意味なので、統計やデータを扱う文脈でよく使われます。
Mediocre person
「Mediocre person」は、やや否定的なニュアンスを持つ表現です。「平凡な」「凡庸な」という意味合いがあり、特に才能や能力が際立たない人を指すときに使います。
彼は自分のことを平凡な人間だと思ってるけど、その優しさは並外れてるんだよね
「Mediocre person」を使う場合は注意が必要です。相手を批判したり、自分を謙遜したりする意図で使うことがあるからです。
Member of the general public
「一般市民」という意味で使うこの表現は、公的な文脈で使うフォーマルな言葉です。政府の発表や法律文書などでよく見かけます。
一般市民の皆様は、タウンホールの会議にご参加いただけます
Everyday person
こちらは直訳すると「日常の人」となりますが、特別なことをしていない、普通の生活を送っている人を指します。
その映画は普通の人の話だよ
Run-of-the-mill person
こちらも「平凡な人」という意味で、特に目立つ特徴のない、ごく普通の人を指す表現です。
ああ、特になんてことないスピーチだったよ
「Run-of-the-mill」をCambridge Dictionaryで調べると、「ありふれた」「普通の」と出てきます。英語では「ordinary and not special or exciting in any way(あらゆる意味で普通の、特別あるいは刺激がない)」と説明されています。
関連表現
「一般人」に関連する表現はほかにもたくさんあります。状況や文脈に応じて使い分けることで、より正確に自分の意図を伝えることができます。語学留学や短期留学、大学留学、大学院留学中に、以下の単語に出会う可能性もありそうです。
Civilian (民間人)
軍人や警察官と対比することが前提で使う名詞で、一般市民という意味です。
戦時中、民間人が一番苦しむことが多いよな
Layperson (素人)
こちらは専門家と対比して、特定の分野に関する専門知識を持たない人を指します。
素人だから、難しい医学用語の理解は難しいね
Man/Woman on the street (一般市民)
特に世論調査やインタビューの文脈で、無作為に選ばれた一般の人を指します。
新しい政策に関する世論を知るために、一般市民にインタビューしました
John/Jane Doe
こちらはなかなか日本語に訳せない英単語です。強いて言うなら「一般人」ですが、日本語の中にこのような表現がありません。というのも、この人名が一般人の代名詞として使われるからです。特定の個人を指さない、架空の一般人を表す際に使います。
この製品は一般の人が簡単に使えるように設計されています
有名人
では、「一般人」の対義語として、「有名人」を表す英語表現もいくつか紹介します。
Celebrity (セレブリティ)
芸能人や有名人を指す最も一般的な表現です。日本語で「セレブ」というとなんだかお金持ちのイメージが強いように思いますが、それは有名人が大抵お金持ちだからかもしれませんね。
多くの有名人がレッドカーペットイベントに参加しました
Local celebrityと言うと「地元の有名人」という意味になり、特定の地域でのみ知られている有名人を指します。
市長は私たちの小さな町では地元の有名人なんです
Public figure (著名人)
政治家や社会的影響力のある人物を指します。
著名人として、彼はインタビューで発言に気を付けないといけませんね
Star (スター)
日本語でも「スター」と言いますね。特に、芸能界やスポーツ界で活躍する有名人を指します。
彼女はハリウッドスターになった
「Rising star」と言うと「将来有望な人」という意味になります。
彼女はクラシック音楽界で将来有望な人物とみなされています
VIP (ビップ)
日本語にもなっている「VIP」は、「Very Important Person」の略です。社会的地位が高く、特別な扱いを受ける人を指します。
そのホテルにはVIP専用の入り口があります
Influencer (インフルエンサー)
こちらはもはやお馴染みですね。ソーシャルメディアで多くのフォロワーを持ち、影響力のある人を指す言葉です。
多くのブランドが自社製品を宣伝するために、今やソーシャルメディアのインフルエンサーと協力している
「一般人」と「有名人」の概念は、時代や文化によって変化することも興味深い点ですね。ソーシャルメディアの普及により、「インフルエンサー」という新しい種類の「有名人」が登場したのですから。
まとめ
「一般人」を表す英語はかなり多かったですね。それぞれに微妙なニュアンスの違いがありますが、一般的に使われる「ordinary person」「common person」あたりを中心に覚えておくと良いでしょう。
「一般人」という一つの概念を表すにもこれだけ多くの表現があることから、英語の豊かさと奥深さが感じられます。日常会話やビジネスシーン、あるいは文章を書く際にも、これらの表現を使い分けることで、伝えたいことがより正確に伝わるはずです。暗記は地道な作業ですが、英語力を上げるには避けられません。語彙力を上げて勉強を頑張りましょう!

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.