「キャラクターグッズを集めてます。」
「スポーツチームのファンアイテムを買いたいな。」
日本語では商品を「グッズ」「アイテム」と表現することがあります。どちらも英語の「goods」と「item」がもとの言葉ですが、英語で「商品」を指す単語は他にもたくさんあります。
この記事では、商品を表す英単語をたくさんまとめました。それぞれのニュアンスや使い分けのコツもご紹介します。英語表現の幅を広げたい方、必見の内容です!ぜひ、毎日の英語学習にお役立てください。
グッズの英語表現
商品やアイテムのことを指す「グッズ」。英語ではグッズに当たる単語はたくさんあります。ここでは、日常的に使われる次の6つの単語を紹介します。
・merchandise
・goods
・items
・product
・commodity
・ware
それぞれのニュアンスや使い分けの違いにも触れながら、詳しく解説していきます。
Merchandise
「merchandise」は、「商品」を意味する単語で、特定の店舗やイベントなどで販売される商品全般を指すことがポイントです。
「merchandise」は日常会話だけではなく、ビジネス英会話でもよく使われる単語です。特に商業的な文脈で頻繁に使われることが特徴です。特定のイベントグッズやキャラクターグッズ、音楽アーティストのコンサートで販売される商品、有名人のグッズなどを「merchandise」と呼びます。
例えば、コンサートのライブ会場で売られているアーティストの関連アイテム(Tシャツ・CD・ペンライト・キーホルダーなど)をまとめて「merchandise」と表現します。「merchandise」は不可算名詞なので、商品1つを指すのではなく、特定の商品群の全体を意味することがポイントです。
「商品を買う」は、「purchase merchandise」と言います。Webサイトのリンクでは「Purchase merchandise here」や「Check out our merchandise!」と書かれたリンクが貼られていることがしばしばありますが、これは「ここで商品を購入する」や「商品をチェックする」を意味します。
ちなみに、SNSやXなどでは、「merchandise」を省略して「merch」と表現することも多くあります。便利な表現なのでぜひ覚えておきましょう!
I’m going to spend so much money on merchandise at the concert.
コンサートグッズにすごくお金使っちゃいそう。
I collect merchandise from my favorite bands and display them in my room.
私はお気に入りのバンドのグッズを集めて、自分の部屋に飾っています。
We need to develop a marketing strategy to promote our new merchandise line.
新しい商品ラインを宣伝するためのマーケティング戦略を開発する必要があります。
Goods
「goods」は衣類から食品、家電製品、書籍までさまざまな「商品」や「品物」を意味する単語です。
「goods」は一般的に物品や商品を指します。また、「〇〇 goods」と言うことで、特定の商品のカテゴリーを表現することもできます。例えば、「Japanese goods」で「日本の商品」、「luxury goods」で「高級品」、「perishable goods」で「消耗品」となります。
コンサートの公式グッズやアニメの公式グッズに対して「goods」を使うことは一般的ではありません。この場合は、前述した「merchandise」を使うようにしましょう。
The store specializes in selling luxury goods imported from Europe.
その店はヨーロッパから輸入した高級品を専門に販売するお店です。
The company offers a wide range of goods, including electronics, clothing, and household items.
その会社は電化製品、衣料品、家庭用品など幅広い商品を提供しています。
The local market is overflowing with cheap counterfeit goods.
地元のマーケットには安価な偽造品が溢れています。
Items
「item」は、「品物」「商品」を意味する単語です。
「item」は一般的に一つ一つの品物を指す際に使われる単語です。「merchandise」や「goods」が特定の商品群やカテゴリーを指すのに対し、「item」はより具体的で個々の品物を指すことがポイントです。
たとえば、「メニューの中の一品」を「an item on the menu」と表現します。他にも、「カートの中の2つの商品」は、「two items in the shopping cart」と言うことができます。
また、ネットオークションなどでは「collector’s item」という表現がよく使われています。これは、「コレクターズアイテム」「逸品」を意味するフレーズで、コレクターの収集した品物(フィギュアやカード、本など)の中で特に目立つものや価値あるものを指しています。
When shopping, be sure to check the prices of all the items in your cart.
お買い物の際はカート内の全商品の価格を必ずご確認ください。
The menu offers a variety of delicious items, including salads, sandwiches, and pasta dishes.
このメニューにはサラダやサンドイッチ、パスタなど美味しいメニューが豊富に揃っています。
I carefully packed my suitcase, making sure not to forget any essential items for my trip.
私は旅行に必要な物を忘れないように慎重にパッキングしました。
Product
「product」は「製品」「商品」を意味する単語で、ビジネス会話でよく使われます。
「product」は、何かを生産したり創造したりした結果、得られる成果物のことを指します。物理的な商品を意味することもあれば、無形のサービスやアイディア、結果などを意味することもあります。
ビジネスにおいて、商品の製造や販売のプロセスなどについて話す際によく使用される用語です。例えば、企業が開発した製品やサービス、アーティストが制作した作品などがあるでしょう。「product」は、生産者目線の「商品」というニュアンスが強いことが特徴です。
We are working hard to improve the quality of our product.
私たちは製品の品質を向上させるために懸命に取り組んでいます。
Consumer feedback is essential for refining our products to better meet their needs.
消費者のフィードバックは、当社の製品を改善してニーズをさらに満たすために不可欠です。
Commodity
「commodity」も「商品」を意味する単語です。
<commodityの意味>
名詞:1.〔サービスと対比される〕商品、売買品◆可算
2.〔大規模に取引される〕一次産品、農産物、(農)作物、鉱物
3.〔ブランド品と対比される〕日用品、生活必需品
「commodity」は市場で販売される商品全般を指す単語です。辞書からも分かる通り、日用品から農産物(大豆や米など)、鉱物、金属、エネルギーまで幅広い種類の商品が含まれます。
この単語は、経済や金融、アカデミックな文脈などでよく使われる難易度の高い単語ですが、余裕のある方は併せて覚えておきましょう。
Oil is one of the most widely traded commodities in the world.
石油は世界で最も広く取引されている商品の 1 つです。
The company imports agricultural commodities such as wheat and soybeans.
その会社は小麦や大豆などの農産物を輸入しています。
Ware
「ware」も「商品」「製品」を意味する単語です。
「ware」は、特定の用途や目的に特化した商品を指す単語です。例えば、以下のような例が挙げられます。
・kitchenware:台所用品
・tableware:食器類
・Arita ware:有田焼
・almunium ware:アルミ製品 など
I bought a new set of kitchenware for my newly renovated kitchen.
私は新しく改装したキッチン用に、新しいキッチン用品セットを購入しました。
まとめ
この記事では、英語で「商品」と言いたいときに使える単語を紹介しました。どの単語もニュアンスが異なるので、その時々の場面や文脈に応じて使い分けることがポイントです。
会話の中でこれらの表現を使いたくなったら、ぜひオンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」のレッスンで使ってみてください。レッスンは受け放題なので、たくさんアウトプットしてくださいね!無料体験レッスンも受付中です。
◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.