海外在住で子どもを育てている方、幼いころに海外で過ごし日本に戻ってきたという帰国子女の方、日本に住んでいるけれど、海外にルーツがあり、日本語をもっと上達させたいという方など、「日本語を学びたい」「子どもに学ばせたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では、おすすめの日本語学習アプリを5つ厳選してご紹介します。また、アプリだけでなく、子どもに日本語を学ばせるには他にどのような方法があるのかについても解説していきます。さらに、子どもに日本語を覚えさせるコツもあわせてご紹介していきます。
子どもに日本語を身につけてほしいけれど、良い方法がわからない方、ご自身の日本語のスキルをもっと上達させたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
子供へ日本語を学ばせる方法は?
海外で幼い子どもを育てている、日本に住んでいるけれど海外にルーツがあるので子どもは日本語が苦手だ、子どもは帰国子女なので日本語を学び直してほしい、など、子どもに日本語を学ばせたいと考えている方は少なくないのではないでしょうか?
まずは、子どもに日本語を身につけてもらう主な4つの方法をご紹介します。それぞれ異なるメリットがありますので、ご家庭やお子さんの状況・事情などにあわせて、どれが良いか考えてみてくださいね。
アプリで学ぶ
まずは、アプリで日本語を学ぶという方法があります。タブレットやスマートフォンなどにダウンロードすれば簡単に使い始められる点が魅力です。また、インターネット環境があれば場所を選ばず勉強することができるので、ちょっとしたスキマ時間を活用したい場合にもおすすめです。
また、アプリはひらがな/カタカナ、漢字を学ぶことに特化したものや、読解力を身につけることに重点を置いたものなど、さまざまな種類があります。いくつかのアプリをダウンロードして、目的に応じて使い分けるのも良いでしょう。
なお、アプリは無料版のものもありますし、一部機能は有料というものもあります。
サイトで学ぶ
上記でご紹介したアプリと同じように、ウェブサイトでも日本語を学ぶことができます。こちらも、パソコンやスマートフォン、タブレットなどがあり、インターネット環境が整っていればいつでもどこでも、手軽に学ぶことができます。
また、オンラインだけでなく、印刷できるようになっているPDFやワード形式の学習プリントを用意しているサイトも多数あります。学習内容や時間、量を自分で決められますし、印刷しておけばインターネット環境がない場所でも勉強をすることができます。
学年ごとや子どもの成長段階に合わせてカテゴリ分けされています。また、ひらがな/カタカナ、漢字などを文字カードやかるた、穴埋め形式の問題を使って楽しく学ぶことができます。
オンラインの通信教育で学ぶ
オンラインの通信教育で学ぶというのも、日本語を身につける良い方法です。アプリやサイトは便利ですが、インターネットを使うため、なかなか勉強がはかどらない・勉強に集中できないというお子さんも多いはず。
それに対し、オンラインの通信教育は、メリハリをつけながら勉強できる点がメリットです。指導方式や授業時間、学習目的などさまざまな特色を持ったコースがあります。海外から受講できるものもありますので、ぜひ探してみてください。
教材で学ぶ
「アプリやウェブサイト、オンライン通信教育も良いけれど、やっぱりしっかりとした教材で学ばせたい」と考えている親御さんも多いのではないでしょうか?
ひらがな/カタカナ、漢字など、特に「実際に手を動かして書く」ことが大切な分野においては、教材を使うのがおすすめです。また、長年の知識・経験に基づいて教材が作られているため、体系的にきっちりと学ぶことができます。
日本語学習におすすめのアプリ5選!
ここからは、日本語学習におすすめのアプリを厳選して5つご紹介します。
ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプは、従来の英語学習支援だけでなく、近々日本語レッスンのプラットフォームがリリースされる予定です。
いつでもどこでもレッスンが受けられる点が魅力です。また、オリジナルのテキストが多数そろっている点も嬉しいポイントです。
1か月のフリートライアルがありますので、気になる方はぜひこの機会に登録してみてはいかがでしょうか?
みいみ
「みいみ」は初月1か月は無料で、その後は月額500円かかるアプリです。幼児から小学生におすすめです。約100冊の絵本や童話のプロのナレーターによる読み聞かせが楽しめます。また、月に2回ほど、新作を追加していますし、大手出版社の有名な児童書を多く収録しています。
たのしく学ぼう
「たのしく学ぼう」は無料で、一部課金があるアプリです。幼児から小学校低学年くらいまでの子どもにおすすめです。ひらがな/カタカナの書き順を覚えることができます。また、足し算など算数の勉強もできます。さらに、間違い探し・お絵描き・塗り絵・迷路など、楽しめるコンテンツも入っています。
もじたん - 脳トレ 暇つぶし ことばのもじさがしパズル
「もじたん - 脳トレ 暇つぶし ことばのもじさがしパズル」は無料で、一部課金があるアプリです。小学生向けで、全学年におすすめです。お題から文字を探すパズルという形式で、問題数が200以上あるのも魅力です。操作感もスムーズで、単語を見つけたときの達成感や爽快感も味わえます。
また、時間制限はないため、自分のペースで楽しく文字を探していくことができます。
小学生の漢字 勉強: ひとコマ漢字
「小学生の漢字 勉強: ひとコマ漢字」は無料で、一部課金があるアプリです。小学生の全学年におすすめです。楽しく笑えるイラストとともに、小学1年生~6年生までの漢字を学ぶことができます。また、正解すると「正解漢字カード」を集めていくことができるので、達成感を得ながら飽きずに勉強を続けられます。
コミカルなイラストに注目しがちですが、中身もきちんとしています。新学習指導要領に対応していますし、漢字のとめ・はね・はらいなども細かく意識できるような作りになっています。
子供に日本語を覚えさせるコツ
ここまで、子どもに日本語を学んでもらうさまざまな方法や、おすすめのアプリをご紹介してきました。最後に、子どもに日本語を覚えてもらうためのポイントやコツをご紹介します。
とにかく日本語をたくさん聞かせる
海外に住んでいる場合、特に周りに日本人がいないような環境では、なかなか日本語に触れる機会がないでしょう。そのような場合は、親御さんによる読み聞かせや、教材についているCD音源などを使用し、できるだけ日本語をたくさん聞かせるようにしましょう。
また、使い過ぎには注意が必要ですが、YouTubeなどの動画サイトを利用するのも手です。無料でさまざまなコンテンツが視聴できますので、教材選びに困ることはないでしょう。
なお、親のどちらかが日本人で、もう一人は外国出身という場合は、日本人の親はできるだけ子どもに日本語で話しかけるようにするのもおすすめです。
できるだけ日本語を発話させる
日本語を聞かせることと同じく、発話させることも大切です。日々の生活の中で、できるだけ子どもと会話する時間を作ってみましょう。色々な質問をしたり、読み聞かせた絵本や童話の感想を聞いたりするのも良い方法です。
また、日常会話とあわせて、音読をしてもらうのも良いでしょう。例えば、ひらがなを覚えるときにも、「これは『ねこの"ね"だね』、これは『いぬの"い"だね』」のように、ひらがなとそれを使った単語と一緒に教えると効果的です。また、ひらがな/カタカナに慣れてきたら、短い絵本などを読めることを目標にするのも良いでしょう。初めは親・子どもがそれぞれ順番に一文ずつ読んで、スムーズに読めるようになったら子どもだけで読んでもらうようにしましょう。
日本語を覚えることが楽しいと感じさせられるようにする
子どもに日本語を身につけてもらうためには、日本語を覚えることが楽しいと感じてもらうことが大切です。
日本語を覚えることで絵本や童話の内容がよくわかるようになる、歌が歌えるようになる、お母さん・お父さんだけでなく、お友達とも楽しく話せるようになるなど、メリットがたくさんあることを勉強を通じて優しく教えてあげてみてください。
また、子どもの興味・関心に合わせて、歌やマンガ、アニメなどを使うのも良い方法です。勉強を「させられている」と感じると、子どもは嫌になってしまいますので、楽しみながら日本語を学べる方法を探してみてください。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、おすすめの日本語学習アプリを5つ厳選してご紹介してきました。また、アプリだけでなく、子どもに日本語を学ばせるには他にどのような方法があるのかについても解説し、さらに、子どもに日本語を覚えさせるコツもあわせてご紹介しました。
海外に住んでいる、海外にルーツがある、など、なかなか日本語に触れる機会が少ない方も多いのではないでしょうか。この記事がみなさんの日本語学習の役に立てれば幸いです。
子どもに日本語を身につけてもらう方法はさまざまなものがあります。今回はアプリに焦点を当ててご紹介しましたが、アプリだけでなく、ウェブサイト、オンライン通信教育、教材など、多くの選択肢がありますので、ぜひお子さんの状況に合わせて検討してみてください。
また、アプリについても、それぞれの特徴やメリットがあります。お子さんの年齢や、ひらがな/カタカナ、漢字、語彙など、日本語のどの分野を伸ばしたいのかといった目的によって、適切なアプリを選んでみましょう。なお、ネイティブキャンプの利用もぜひ検討してみてくださいね。

◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.