社会人のみなさん、普段から英語を勉強していますか?
「社会人は毎日朝から夜まで仕事があるし、休日は溜まった家事をするから英語の勉強に時間が取れない……」「語学学習は子どものころからやっていないと身につかないんじゃないの?」「学生のころと違って、英語を勉強するモチベーションが上がらない……」など、さまざまな理由で英語学習をためらっている社会人の方も多いのではないでしょうか。
たしかに、社会人は自由に仕える時間も限られていますし、学生のように定期的にテストがあるわけでもありませんから、なかなか英語の勉強をしようと思ってもできないですよね。
しかし、社会人が英語を勉強することのメリットはたくさんあります。そこで、今回の記事では、「忙しくても大丈夫かな?」と不安に思っている方のために、社会人からの英語の勉強法とコツを詳しくご紹介していきたいと思います!
社会人からでも英語は習得できる?
この記事を読んでくださっている方の多くが、「大人になってから英語を身につけることなんてできるの?」「幼いころから浴びるように英語に触れていないとダメなんじゃないの?」と不安に思っているかと思います。
たしかに、子どものころから英語を学ぶことは言語習得において有利な条件となることがわかっています。
しかし、社会人から英語を学ぶことにも、非常に大きなアドバンテージがあります。それは、「一度英語の基本を学んでいる」ということです。一度英語の基礎・基本を学んだ状態から再度学ぶことができるのは、子どものバイリンガル教育と比べても大きな優位性となります。
そのため、社会人になってから英語を勉強し、身につけることは可能といえます。むしろ、子どものときの英語学習とは異なるアドバンテージを持った状態で取り組むことができます。「大人になってしまったから無理だ……」とあきらめずに、ぜひ英語を学びなおしてみましょう!
学生と社会人の英語勉強の違い
ここからは、学生と社会人の英語勉強の違いについて解説していきたいと思います。
中学生や高校生の場合、英語は必修科目のひとつとして、カリキュラムが組まれています。理系であっても文系であっても、英語は時間割に組み込まれているはずです。そのため、英語が好きであっても嫌いであっても、また英語を勉強したい/したくないにかかわらず、英語を学ぶことになります。
一方、社会人が英語を勉強する際は、自分で時間を作らなければなりません。学生のように強制的に英語を勉強する時間が取られていないという点が大きな違いのひとつと言えます。
また、学生であれば定期テストがあったり、受験があったり、また受験に有利にはたらくように学校以外の英語の資格試験を取得することもあるでしょう。つまり、具体的なスコアや級の目標が立てやすく、それがモチベーションアップにつながるのです。
しかし、社会人の場合は、こちらも自分で英語の試験などを受けようと決意しなければなりません。企業によっては年に一度社員全員に英語の試験を受けさせる、という場合もあるかもしれませんが、まれでしょう。企業の多くは英語学習の書籍代金補助や、資格試験受験料の補助、といった程度に留まっているのではないでしょうか。
いずれにしても、半ば強制的に英語を学び、モチベーションを保てるような状況がある学生と、英語を勉強したり試験を受けるということを「自分で」決めなければならない社会人には大きな違いがあります。
社会人の英語学習のコツ
ここまで、社会人になってからでも英語を学び、身につけることができるということ、しかし社会人は学生のころとは勉強できる環境・状況が異なっているということがわかりました。
では、忙しい社会人が効率よく英語を学習するには、どのようにすれば良いのでしょうか?ここからは、社会人が英語を学ぶ際のコツを、大きく3つにわけてご紹介したいと思います。
コツ①仕事で使う英語から優先的に覚えていく
もちろん個人個人の状況や置かれた環境にもよりますが、社会人の方が英語を勉強したいと思う理由の大きなものが、「仕事で英語が必要だから」ではないでしょうか。海外のクライアントと電話やメールを使って英語でやりとりをしなければならない、海外出身の同僚や上司、部下とともにはたらく必要がある、リサーチに英語を使わなければならない、などの理由があるでしょう。
外資系企業だけでなく、日系企業であっても、英語を使う機会はますます増えています。
そのため、社会人が英語を学ぼうと思ったら、まずは「仕事で使う英語から優先的に覚えていく」ことを意識し、ビジネス英語に特化した学習をすることをおすすめします。一口に「英語」といっても、日常生活で使うようなカジュアルな口語表現と、ビジネス英語は大きな違いがあります。
そして、意外に思うかもしれませんが、日常会話で使うような英語よりも、ビジネス英語の方がある意味では覚えやすいとも言えるのです。その理由は、ビジネス英語はある程度決まった型があるためです。また、日程調整、ミーティング、ディスカッション、プレゼンテーションなどで使う表現やフレーズは定番のものが多いです。
むしろ、日常会話で使う英語は非常に幅広く、国や地域、またそのときのシチュエーションなどによって適した単語・表現があります。
具体的な数字を示すと、日常会話を問題なく行うためには3,000~4,000語必要だと言われていますが、ビジネスシーンでは1,500語くらいでコミュニケーションできると言われています。
また、仕事・ビジネスに特化して英語を学ぶことで、転職や昇進にも有利にはたらくでしょう。ビジネス英語をきちんと使える人材はまだまだ少ないですので、マスターすることで年収アップも期待できます。
コツ②英語学習の時間を予定に組み込む
学生と社会人との生活における一番の違いは、「自由に使える時間」の差ではないでしょうか。
先ほどもご紹介したとおり、学生であれば授業という形で強制的に英語学習の時間がもうけられています。また、学校以外の時間を使って英語を勉強することもできます。
しかし、社会人の場合は時間が限られています。「時間ができたら勉強しよう」と思ってもなかなかできないのが現状ではないでしょうか。そこで、おすすめなのが「英語学習の時間を予定に組み込む」ということです。
朝、出勤前の15分を単語を覚えるのに使う、通勤時間はリスニングに充てる、夜ごはんを食べたあとすぐに30分資格試験の勉強をする、など、無理のない範囲で予定に組み込んでしまいましょう。そうすることで、英語を勉強する時間を確保できますし、毎日続けることで学習が習慣化できます。
コツ③スキマ時間を活用する
英語の勉強、といっても、まとまった時間を取らなくてもできることはたくさんあります。先ほどご紹介したように通勤、移動の際はリスニングにぴったりです。また、ランチで外出した際に料理が出てくるまでの待ち時間や、食べ終わってから昼休み終了までの時間など、社会人にも意外とスキマ時間はあります。
これらのスキマ時間を利用してコツコツ勉強を続けていけば、大きな成果につながります。
社会人におすすめの英語勉強法
最後に、社会人におすすめの英語勉強法をご紹介します。
まずは、アプリを活用してみましょう。手軽に始められ、スキマ時間にも使いやすい点がおすすめです。単語に特化したもの、具体的な資格試験に特化したものなど、さまざまなアプリがありますので、自分の目的やレベルに合ったものを使ってみてください。
また、本や参考書を使うのもおすすめです。体系的にまとめられていますので、しっかりと英語を学びなおしたい方におすすめです。アプリと比べると本や参考書の値段は高くなりますが、情報の正確性も高いです。
さらに、YouTubeを使った学習もおすすめです。日本人が英語を解説している動画もありますし、ネイティブスピーカーがわかりやすくゆっくりと解説している動画もあります。無料で見ることができますので、「いきなり本を買うのはちょっと……」と思っている方はぜひYouTubeで調べてみてください。
そして、オンライン英会話レッスンを受けるのもおすすめです。ネイティブキャンプでは、質の高いレッスンを受けることができます。レッスンを予定に入れることで、確実に英語を学ぶ時間を確保できますし、講師がいることでモチベーションアップにもつながりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、社会人から始める英語の勉強法とコツを徹底的に詳しくご紹介していきました。
仕事が忙しい方、仕事に加えて家庭をお持ちの方は家族サービスの時間も取らなくてはならず、社会人というのは何かと時間がないものですよね。そんな忙しい社会人でも、正しい勉強法とコツを知っておけば、英語習得も不可能ではない、ということをこの記事を読んで感じていただけたら幸いです。
「英語なんて子どものころから学んでないと身につかないんでしょ?」「社会人になってからの英語の勉強は挫折する……」とあきらめかけていた方も、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。社会人に合った勉強法を使ってコツをおさえながら学んでいけば、効率よく英語を身につけることができますよ。
また、自分ひとりの力では勉強が続きそうにない、途中でギブアップしてしまいそう、誰かと英語で話す機会をもうけたい、と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師とマンツーマンで話すことができます。特に、日本で生活していて仕事でも英語を使う機会の少ない方は、実戦練習を積むのが難しいですよね。そんなときにもネイティブキャンプのレッスンは役に立ちますよ。
ネイティブスピーカーの講師は英語学習のプロですから、今回ご紹介した社会人に合う英語の勉強法やコツについて聞いてみても良いですし、どのような勉強法が良いのか講師とディスカッションするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。よろしくお願いします!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.