海外のレストランで注文をする時、もしくは外国人相手に英語で接客をする時、「何て言えば良いんだっけ?」と困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
難しいと感じやすいお店での実践的な英会話ですが、いくつかのフレーズを覚えておけば幅広く応用ができるので、実はとっても簡単です。
今回の記事では、そんな『お店で使える英会話フレーズ』を詳しく解説していきます。店員側とお客側の両方の英会話例を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
シーン別のお店での英会話
今回は、飲食店と洋服屋さんで使える英会話を紹介していきます。お店で使う英会話をマスターするコツは、お客側と接客側の両方を覚えておくこと。
お客側の英語だけ、接客側の英語だけと片方を覚えていても、相手の返答が理解できなければスムーズなコミュニケーションが取れません。
会話の流れを一緒に覚えて、効率良く英会話力をアップさせていきましょう。
飲食店での英会話
まずは飲食店で使える英会話を見ていきましょう。
注文をするとき
お客:I'll have the spaghetti carbonara, please.
店員:Sure.
注文は何にしますか?
カルボナーラスパゲティをお願いします。
分かりました。
"What can I get for you?"は、オーダーを取る際の定番フレーズです。レストラン以外にも、お店で「何にしますか?」と聞きたい時に幅広く使えます。
これに対してお客側は、"I'll have ◯◯, please.(◯◯をください。)"を使って自分の頼みたいものをオーダーします。「Have」の代わりに「get」を使って"I'll get ◯◯, please."と表現することもできます。
店員:Sure. Would you like that hot or iced?
お客:I'll take it iced.
店員:Got it.
コーヒーをもらえますか。
もちろんです。ホットかアイス、どちらがよろしいですか?
アイスで。
承知しました。
"Can I get 〜?"も注文をする時に使える定番フレーズです。より丁寧に注文する場合は「can」の代わりに「could」を使って、"Could I get the chicken teriyaki, please?(照り焼きチキンをお願いします。)"のように表現します。
その後の"Would you like 〜?"は、丁寧に希望を聞く際に使われる定番フレーズです。「どちらがよろしいですか?」と聞く以外にも、"Would you like a cup of tea?(紅茶はいかがですか?)"のように、丁寧に何かを提案する際にも使われます。
店員:Yes, it does.
これはドリンク付きですか?
はい、そうです。
「◯◯付きですか?」と聞きたい時に使えるフレーズが、"Does this come with ◯◯?"です。ドリンク付きかを尋ねる場合以外にも、"Does this come with a salad?(これはサラダ付きですか?)"といったように、◯◯の部分を置き換えて幅広く使えます。
会計する時
店員:Of course. I'll bring it right over.
お会計をお願いします。
もちろんです。すぐにお持ちします。
お会計を頼む時は、"Could we have the bill, please?"もしくは"Could we have the check, please?"と尋ねます。
"Bill"も"check"もどちらも「お会計」を指す単語で、意味は全く同じです。
お客:Together, please.
店員: Alright, here's your total.
お会計です。お会計はご一緒ですか?それとも別々ですか?
一緒でお願いします。
分かりました。合計金額はこちらです。
会計をまとめて払う場合は"pay together"、別々に払う場合は"pay saparately"と言います。「別々で会計できますか?」と尋ねたい場合は、"Could we split the check?"と伝えましょう。
お客:I'll pay by credit card, please.
店員:Of course.
お支払い方法はどうされますか?
クレジットカードで払います。
承知しました。
支払い方法を聞く場合も、先ほど紹介した"would you like"を使って丁寧に聞くことが可能です。
クレジットカードで支払う場合は"pay by(with) credit card"、現金で払う場合は"pay with(in) cash"と言います。"Pay in credit card"とは言わないので注意しましょう。
先に「カードは使えますか?」と聞きたい場合は、"Do you accept credit cards?"と尋ねます。
予約する時
店員:Yes, of course. What date and time would you like to reserve for?
お客: I'd like to reserve for this Saturday night around 8:00 PM for two people.
店員:Sure.
こんにちは。予約をお願いします。
もちろんです。いつのご予約でしょうか?
土曜日の夜8時頃、2人です。
かしこまりました。
"Make a reservation for ◯◯(日時)"で、「◯◯に予約する」という意味になります。曜日であれば例文のように「for this Sunday(今週の日曜日に)」、日付であれば「for the 14th(14日に)」のように表現します。
お客: It's Sarah White.
店員:Great. We look forward to seeing you.
お名前をお伺いします。
サラ・ホワイトです。
分かりました。ご来店お待ちしております。
"May I 〜?(〜してもよろしいですか?)"は、接客で頻繁に使われる定番フレーズです。"May I have your name, please?"で、お客に対して丁寧に名前を聞くことができます。
店員:Of course.
窓側の席をお願いします。
分かりました。
他に特別なリクエストがある場合は、"Could we have 〜?"を使って尋ねることができます。
洋服屋さんでの英会話
次に、洋服屋さんで使える英会話フレーズを見ていきましょう。
試着したい時
お客:Certainly.
すみません、こちら試着してもいいですか?
もちろんです。
"Can I try this on?"は、「試着しても良いですか?」と聞く際に使える一般的なフレーズです。服の試着以外にも、アクセサリーや靴、帽子などを試着したい時に使えます。
店員:Yes. Here's another size for you to try.
お客:Thank you.
サイズが少し大きいです。他のサイズはありますか?
はい。こちらが他のサイズです。
ありがとうございます。
「他にサイズはありますか?」と聞きたい時は、"Do you have any other sizes?"と聞きます。サイズの他に違う色があるか聞きたい場合は、sizeの部分をcolorに言い換えて"Do you have any other colors?"のように表現します。
会計の時
店員:Great. Is there anything else you'd like to purchase today?
お客:No, that's all for now, thank you.
これを買います。
かしこまりました。他にも何か購入されますか?
いいえ、それで全部です。ありがとうございます。
試着をして「これにします」と言いたい時に使えるのが、"I'm going to buy this."もしくは"I'll take it."です。店員がお客に対して「他にも何かありますか?」と聞きたい時は、"Is there anything else〜?"を使って尋ねます。
店員:Yes, we currently have a promotion where you can get 20% off on all items in the store.
お客:That sounds great!
割引やプロモーションはありますか?
はい。現在、店内全ての商品が20%オフのプロモーション中です。
素晴らしい!
割引に関する情報を聞きたい場合は、"Are there any discounts or promotions available?"と聞くことができます。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事ではお店で使えるリアルな英会話表現を紹介しました。
お店でスムーズにコミュニケーションを取れるようになるには、お客側だけ・店員側だけの英語を覚えるのではなく、両方の表現を覚えておくのが重要なポイントです。
会話の流れを覚えておくことで、お客側になった時も、接客する側になった時も、自然なやりとりができるようになります。
今回紹介したフレーズはどれも汎用性が高く、単語を入れ替えることでレストランや服屋以外でも幅広く使うことができるので、ぜひ覚えて英会話力アップに役立ててみてくださいね!

◇経歴
英語使用歴:6年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇留学経験
メキシコシティでスペイン語留学
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)
・海外在住歴:4年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。
オンラインレッスンを繰り返し英会話を身につけました。その後言語学習に興味を持ち、メキシコ国立自治大学が運営する語学学校CEPEでスペイン語を学習。
現在はメキシコシティで英語とスペイン語を使いながら生活しています。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.