留学先の国や都市にはどんな外国人がいるのか!?

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今回は、留学先として人気の国や年にはどんな外国人がいるのか調べてみました!英語に限らず言語を学んだら、その言葉が話されている国へ行ってみたいと思う方も多いです。

しかし、行ってみてから「あれ?なんか思ってたのと違う…」とガッカリしたくはないはず。興味のある国があれば、現地の外国人の比率などを調べてみてくださいね。留学先の国や都市に外国人がどのくらいいるのかというのを把握するとよいこと。

留学を考えているなら、そこに外国人がどれくらいいるか調べるべきです。主な理由は、留学の目的が言語習得であれば、日本人とつるんでしまい目的が達成できないことが多々あるからです。

現地に外国人が多いと、アジア系の方が話す英語が日本人にとって聞き取りやすく固まってしまうことや、英語圏とアジア圏以外から来た外国人の英語の発音がわからなくて、本場の英語を聞く機会が少なくなるなどのデメリットが生じます。

それぞれの国にはどのくらいの外国人が集まるのか

では、留学先として人気の国には、どれくらいの外国人が集まるのか、以下にまとめたので参考にしてみてください!

 カナダ

カナダの広い地域では英語が公用語として使われているため、留学先としても人気です。赤毛のアンで有名なプリンスエドワード島の自然の美しさが人気であるなど、自然豊かな国です。

カナダの留学生は2021年から2022年にかけて31%増加していたことをご存じでしたか? もともと英語圏であることから留学先としては有望視されていましたが、さらに最近になって伸びているのが特徴です。

留学生としてカナダに来る外国人のうち、増えたのは以下の国々です。

+112% フィリピン (32,455)
+73% 香港 (13,100)
+60% ナイジェリア (21,660)
+54% コロンビア (12,440)
+47% インド (319,130​​)
+269% ウクライナ (7,150)
+258% ネパール (7,745)
+115% ペルー (4,025)
+94% スリランカ (5,205)
+59% カメルーン (4,075)
+44% アルジェリア (7,510)

世界中から満遍なくやってきていますが、上記だとアジアや南米、アフリカ諸国が目立ちますね。

 オーストラリア

オーストラリアも英語圏であり、日本と時差がほとんど変わらないので人気が高いです。南半球なので季節は逆ですが、比較的行きやすいと評価されています。

オーストラリア政府のデータによると、オーストラリアの留学生の数は2022年1〜10月の間で合計59万4,027人という記載がありました。

1年前の2021年1〜10月の間の留学生数は40万1,729人だったことを考えると増えていますね。しかし、実はコロナウイルスが流行する前の2019年1月〜10月では、75万6,610人とピークを迎えていたため、このころと比べると留学生は減っていると言うこともできます。

オーストラリアは、留学生の割合も非常に高いです。もちろん大学にもよりますが、3~4人に1人は留学生と言われています。

Times Higher Educationによると、2020~2021年度に最も留学生の割合が高かったのはメルボルン大学で、半数の約48%が留学生という結果になりました。

かなり多いのが中国からの留学生で、ついでインドやネパール、ベトナムなど、アジア人に人気の留学先です。しかし、日本の留学生の数は16位で、他のアジア圏と比べると低く感じます。

 イギリス

英語発祥の地であり、さまざまなアクセントに魅力を感じるイギリスも、日本で有名な留学先です。

2020年と2021年、イギリスの高等校育機関は60万5,130人の留学生を受け入れています。実は、この10年後に留学生を60万人にしようという目標があったので、かなり早くに成果が出せたことになります。

この期間のうちにイギリスに来た留学生のうち、45万2,225人は非EU圏の学生で、15万2,905人がEU圏からの留学生でした。

一時期は中国人がかなり多かったのですが、2020年から2021年には減りインドからの留学生が増えています。非EU圏からの留学生のうち他に多いのはナイジェリア、香港です。マレーシアの留学生は減っています。EU圏からの留学生で最も多いのはイタリアで、ついでフランス、ルーマニアです。

多くの留学生を受け入れている高等教育機関はこちらです。

University College London (23,360人)
The University of Manchester (17,625人)
The University of Edinburgh (15,590人)
King’s College London (15,550人)
Coventry University (13,760人)
ちなみに、筆者は上記にも入っているスコットランドのエディンバラ大学に留学していました。大学の時に交換留学をしたのですが、確かに留学生が多くてびっくりしました。まるで世界の縮図のようで、ドイツ語のクラスなんて同じ国出身の人が被らないほど国際色豊かでした。これを良いととるか悪いととるかは考え方によりますね。

 アメリカ

日本はアメリカに戦争で負けてから、英語教育もアメリカ英語になりました。言わずと知れた留学先で、すっかりアメリカナイズドされた日本人向けと言えるでしょう。

2022~2023年の間にアメリカの大学・大学院に在籍していた留学生総数は 1,05万7,188人でした。前年比11.5 %増で、全米大学生数の 5.6 %に当たります。留学生の数は多いのに、全米の大学生全体で見ると割合は少なく感じますね。

このうちアジアからの留学生は74万8,165人で、留学生の70.8%、国別留学生数の上位10位の半数以上を占めています。

留学生出身国上位国は、1位はやはり中国、2位がインド、3位が韓国で、日本は8位です。留学先にはやはりアジア人が多いことがわかります。

アメリカと言っても広いですが、留学生全体の4割以上が次のカリフォルニア州、ニューヨーク州、テキサス州、マサチューセッツ州、イリノイ州に集中しています。

 アイルランド

アイルランドの高等教育における留学生数は、2022~2023年度に過去最高となりました。HEAのデータによると、昨年度アイルランドの高等教育に入学した留学生は3万5,140人です。

アメリカ、中国、インドからの留学生が多く、留学生のうちアメリカが14.5%、インドが13.5%、中国が11.3%を占めました。

 フィリピン

フィリピンは、2022年には留学生が2万2,247人いました。2021年から52.7%の増加です。留学生のうち約16,013人はインドからで、中国からは4,462人が来ています。

アジア圏であることから日本からも行きやすいことや、英会話講師のかなりをフィリピン人が占めていることからフィリピン訛りの英語も知られていますね。

 マルタ

マルタでも、外国人学生の数は増加しています。2021〜2022年度中に、就学前教育、初等教育、中等教育に通う外国人留学生の数は前年度に比べて3.2%増加しています。

学生の国籍による違いを見てみると、85.7%がマルタ人で、14.3%が外国籍です。うち、8.6%が非EU国民、5.7%がその他のEU国民でした。留学生の中でも多いのはやはりイタリア人(13.4%)で、次がイギリス人(8.0%)、シリア人(7.2%)、セルビア人(6.3%)、リビア人(6.0%)と続きます。

マルタで学ぶ語学のうち最も人気なのはイタリア語で、次がフランス語、スペイン語、ドイツ語と続きます。

 ドイツ

Wissenschaft weltoffen の最新版によると、ドイツの総学生人口は280万人、2022~2023年の留学生は45万8,210人です。

ドイツに向かう留学生に多いのは、中国人、イタリア人、フランス人、インド人です。英語圏ではないため公用語であるドイツ語を学べる環境にあり、比較的教育費が安いことや、生活費も高くないことなど費用面での理由での人気も見られます。留学生に必要な生活費は、月額約934ユーロと言われています。

ドイツ留学調査による主な理由がこちらです。

授業料が安い: 35.3%
教育の質と資格のある学界: 29.3%
英語プログラムと学生の多様性: 20.4%
魅力的な国: 15.1%

 ニュージーランド

2022年、ニュージーランドの大学プログラムに登録していた留学生は2万5,000人でした。ニュージーランドの大学に在籍する留学生の国籍別トップ10は以下の通りです。

中国 – 59%
インド – 5%
ベトナム – 4%
マレーシア – 4%
米国 – 3%
韓国 – 2%
インドネシア – 2%
スリランカ – 1%
イラン – 1%
シンガポール – 1%

やはりどこの国でも中国人が圧倒的な人数になっています。他の国に比べてインド人が少ないのが特徴です。

 ドバイ

ドバイに来る留学生も多く、学生のおよそ4人の1人(28%)がUAE国外から来ています。

ドバイの国際大学では、IT 部門が人気です。学生入学者数が過去 5 年間で最大の増加を記録しましたし、法学と人文科学、さらに保健医療分野も人気です。

まとめ

こうしてみると、世界中で中国人がいかに多いかわかりますよね。インド人もこれからどんどん増えていくと考えられています。やはり人口が多い国の留学生は増えるので、アジア人が留学先にどれくらい多いか考えることも大事だと思います。

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