インドのカラフルなお祭り「ホーリー祭」を知っていますか?
今回は、ホーリー祭について深く解説していきます。ホーリー祭に関連する英語表現や色を使った英語熟語もまとめました。ぜひ英会話学習にお役立てください!
ホーリー祭とは?
「Holi Festival」 (ホーリー祭)とは、インドやネパールで催されるヒンドゥー教の伝統的な春のお祭りです。主に3月の満月の日に開催され、春の到来を祝福します。
ホーリー祭は「色とりどりの祭り」とも呼ばれ、色彩豊かな粉や水を使って行われることで世界的に知られています。参加者は、色とりどりの粉や水を使って、「ハッピーホーリー」と言いながらお互いに色粉や色水を投げかけることが特徴です。性別やカースト身分の隔たりを超える、とても貴重な瞬間です。
ホーリー祭はもともと、農業の成功や豊作を祈願するために行われていたと考えられています。その後、クリシュナ伝説の悪魔払いの儀式が組み合わさり、現在の形に落ち着きました。
色とりどりの粉や水を掛け合う儀式は、人家に押し入ってくる悪霊を追い払い、清浄するために泥や汚物を投げつけたことが由来です。黄色は尿、赤は血、緑は田畑を象徴していると解釈されています。
また、ホーリー祭は、普段はお酒を禁止しているヒンドゥー教徒もお酒が飲める貴重な日。そのため、お酒を飲んで酔っぱらっている人も多く、危険な側面もあります。旅行客が盗難の被害に遭うことも珍しくないため、観光で訪れる祭は十分に注意しましょうね。
ホーリー祭に関連する英語表現
ここからはホーリー祭に関連する英語表現を複数紹介します。
ホーリー祭について話すときはもちろんのこと、日常でも使える英語なのでぜひ確認してみてくださいね。
Hinduism
「Hinduism」とは、世界で最も古い宗教の1つである「ヒンドゥー教」を指す単語です。名詞:ヒンズー教、ヒンドゥ主義◆不可算◆インド社会の信条。カースト制度と人の生まれ変わり信仰が基本。
ヒンドゥー教は、インドやネパールを中心に広く信仰されている宗教です。世界には数百万人の信仰者が存在していると言われています。
辞書にも書いてある通り、かつてヒンドゥー社会は、バラモン(祭司および学者)、クシャトリヤ(戦士および統治者)、ヴァイシャ(商人および農民)、シュードラ(労働者)の四つの主要なカーストに分かれていました。
しかし、カースト制度は時代とともに進化し、現在、インド憲法はカースト制度を否定しています。都市部では自分の属するカーストを知らない人もいるようですが、田舎ではまだ根強く残っている地域もあります。
カースト制度は英語で「caste system」と言います。
ヒンズー教は世界最古の宗教の一つです。
ホーリー祭は、春の到来を告げる重要なヒンズー教のお祭りです。
be celebrated
「Be celebrated」は「祝われる」を意味する英語です。
「Celebrate」は動詞なので、何かを祝う行為を指します。一方、「be celebrated」は受動態で、「祝われる」という意味で使うことがポイントです。
ホーリーはインドの楽しいお祭りとして祝われます。
ホーリー祭はインドで毎年祝われています。
わたしの業績は多くの人に祝われています。
bonfire
「Bonfire」は、「大きなたき火」を意味する単語です。
名詞:大かがり火、野外での大きな火、たき火
「Bonfire」は一般的なたき火やキャンプファイヤーよりも大規模で、祝祭や儀式などで行われるたき火のことを指します。
ホーリー祭には、「Holika Dahan」(ホリカ・ダハン)と呼ばれる伝統的な儀式があります。この儀式では、「bonfire」が点火され、人々はその周りに集まり、プーシャと呼ばれる祈りを捧げ歌って踊ります。
ホーリー祭では、ホリカ ダハン期間中に人々がたき火の周りに集まります。
ホリカ ダハン期間中、人々はたき火の周りで歌ったり踊ったりします。
colorful
「Colorful」は「色とりどりの」を意味する形容詞です。
形容詞:色彩に富んだ、色とりどりの、色彩豊かな、色鮮やかな
ホーリー祭はカラフルなお祝い事として知られています。
ホーリー祭では、人々は色とりどりの粉や水を楽しそうに投げ合います。
smear
「Smear」は、「塗りつける」を意味する動詞です。
他動詞:〔油・ペンキなどを〕塗りつける
ホーリー祭の間、人々は鮮やかでカラフルなパウダーをお互いに塗りつけます。
色を使った英語表現
カラフルなお祭りの「ホーリー祭」にちなんで、色を使った英語表現を3つ紹介します。
・the green light
・a golden opportunity
日常で使うと表現の幅が広がるフレーズばかりです!ぜひ確認してくださいね。
a grey area
「a grey area」は直訳すると「灰色の領域」です。
・〔定義上で〕どちらにも属するような領域[もの]
・〔法律上で〕違法すれすれの[に近い]行為
・〔道徳上で〕善悪の判断が曖昧なもの
「A grey area」は白黒はっきりと決まらない、あいまいな状況や分野を指す表現です。明確な境界線がなく、判断が難しい状態を伝えたいときに便利なフレーズです。
新しい役職の正確な責任はグレーゾーンなので、議論する必要がある。
共用トイレを誰が掃除するかは、ルームメイトの間でも曖昧です。
the green light
「The green light」は、「青信号」を意味する英語ですが、他にも以下のような意味を持っています。
〔計画などを進めてもよいという〕認可、許可、ゴーサイン
何かを先に進めることや許可を示す表現としてよく使われています。
教師は生徒たちにグループプレゼンテーションの開始にゴーサインを出しました。
主催者からゴーサインが出るまでパーティーを始めることはできません。
a golden opportunity
「A golden opportunity」は「絶好の機会」や「貴重なチャンス」を意味するフレーズです。
絶好の[めったにない・またとない・千載一遇の・絶対に逃すことのできない]チャンス[好機]
特に良いチャンスに恵まれた時や、一生に一度の機会を強調したい時に便利な表現です。
このオファーはキャリアアップのための絶好の機会です。
おまけ 世界の祝祭
最後に、世界の祝祭についてまとめました。ホーリー祭以外にも、世界中にはさまざまな宗教や文化に基づく魅力的な祝祭が存在します。
<「Hari Raya」(ハーリ・ラヤ )>イスラム教徒がラマダン(イスラム暦の9月)明けに祝うお祭り。家族や友人と共に過ごす重要な期間です。新しい服を身に着け、一緒に食事をしたり贈り物を交換したりします。 <「Oktoberfest」(オクトーバーフェスト )>
ドイツのミュンヘンで行われる世界最大級のビール祭り。9月の最終土曜日から10月の最初の日曜日までの16〜18日間開催されます。多くの人が集まりドイツビールを楽しみます。数百万人の観光客や地元の人々が参加する人気のお祭りです。 <「Carnival of Venice」(カーネヴァル )>
イタリアのヴェネツィアで行われる有名なカーネヴァルの一つ。色鮮やかな仮装やマスク、宴会、舞踏会、音楽などが特徴的で、世界中から多くの観光客や参加者が訪れる国際的なお祭りです。
上記はほんの一例で、世界中には他にもたくさんの祝祭がありますよ。英会話を身につけて、世界各国の祭りやイベントを楽しめたら素敵ですね。
まとめ
この記事では、インドの「ホーリー祭」について紹介しました。「ホーリー祭」についてもっと深く知りたい人は、海外のSNSやネット記事などを検索してみても楽しいですよ!
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.