今回は、「銀杏」を英語でどう言うか解説していきます!
ただ、単語ひとつをお伝えしたらこの記事がそれだけで終わってしまうので、銀杏と関連がある匂いについての英語もご紹介していきます。
銀杏は臭いと言われるため悪い臭いですが、良い匂いをどう表現するのかについても解説しています。
銀杏について
銀杏と言えば、秋のイメージではないでしょうか。
イチョウの実として知られ、茶碗蒸しに入れて食べたりします。臭いのに、その実を食べようと最初に思いついた人はすごいですね!
それが今、茶碗蒸しには欠かせないものとして定着しているのですからその人に感謝しなければなりませんね。銀杏は英語で言うと…?
銀杏 英語表現
gingko nuts
銀杏は、英語でgingko nutsと言います。
「一体どういう発音なんだ…?」と違和感を覚える方も多いのではないでしょうか。
英語ではあまり見慣れない並びのスペルですが、gíŋkgou「ギンコゥ」と発音します。最初の「ギ」にアクセントが来ます。
「銀行」の発音ですが、強く読むところが違いますね。ちなみに、ginkgoというスペリングもあります。
英語圏での銀杏の立ち位置は、アジア系の露店で売っているくらいです。
あるにはありますが、移民やアジア人向けに存在している程度ですね。もちろん地域にもよりますが。
アジアの地域では、こんがりと焼いたり炒ったりして漢方に使われることもあるようです。
Have you ever heard of gingko nuts? I have no idea.
「銀杏って聞いたことある?全然わからないんだけど」
銀杏についての説明文
銀杏は英語でgingko nutsではありますが、上記でも書いたように英語圏ではそこまで知られているものではありません。
ということは、gingko nutsで通じない場合、英語で銀杏の特徴を説明する必要が出てきます。
どう言えば伝わるのか、以下で例文解説をしていきます。
Ginnan are ginkgo nuts, which are fruits of the ginkgo tree.
「銀杏はginkgo nutsのことで、イチョウの実です」
そもそも相手がイチョウを知っている体で話すとするならば、上記のような例文が最も伝わりやすいでしょう。
英語で「実」はfruitと言います。
イチョウの実の場合はnutという英語も使えますが、もともとgingko nutsにnutという英単語が入っているのであえて避けてみました。
例文には関係代名詞のwhichが使われています。そしてこのwhichの前にはコンマがあるため、非制限用法になります。
通常の関係代名詞と比べて後付けのニュアンスが強く、コンマの前までの文が一度そこで終わるイメージになります。
文の内容によっては意味が大きく変わりますが、この場合はあまり心配しなくて大丈夫です。
では、銀杏を英語で伝える他の例文も見てみましょう。
Gingko nuts are just not my cup of tea. I don’t like the smell.
「銀杏ってあんまり好きじゃないんだよね。臭いが嫌い」
さて、ここで注目したいのはone’s cup of teaというフレーズです。
これはイギリスで使われるスラング的な表現で、「~の好みではない」といった意味合いです。
一般的にそれが素晴らしいことや、それが好きな人がいることは知っているけれど、単に私の好みではない。
そんな時に使える便利で紅茶好きないかにもイギリスらしい英語表現です。
Gingko nut is used in Chawanmushi, which is a Japanese steamed egg custard.
「銀杏は、日本の蒸した卵で作るプリンである茶碗蒸しに使われます」
ここでも関係代名詞が活躍していますね。物を説明する際には欠かせない文法です。
一度慣れてしまえば便利なのでかなり使ってしまうかもしれませんよ?
こちらも一度コンマを付けて、前文の「銀杏は茶碗蒸しに使われる」で区切りました。
この方が、関係代名詞より後が後付けの説明であることを強調できます。
茶碗蒸しをプリンと表現するとずいぶん違ったものに思えますが、西洋文化圏の方に簡単に理解してもらうための表現としてみました。
そこまで相手が興味を持っていない時や、説明する時間がない時などには軽く説明した方が適切な場合もあります。
伝える時間があり料理が得意な方は、茶碗蒸しを作る工程を伝えればより正確に理解してもらえるでしょう。
くさい を表す英語表現
銀杏は臭いがしますが、この臭さを英語で表現する時にはどんな英語フレーズを使うのでしょうか。
たくさんの言い方があるので、それぞれの違いを意識して覚えてみてください。
smelly
Smellyは「臭い」という意味の形容詞です。
臭いものがある時に使われる一般的な表現で、良い匂いを形容する時には使いません。
Gingko nuts are smelly, aren’t they?
「銀杏って臭いよね」
Smellyは動詞のsmellとセットで覚えておきましょう。
よく使われる動詞で、形容詞と違って臭い匂いでも良い匂いでも使えます。
どのような臭いがするか伝える際には、以下の語彙が必要になってきます。
It smells nasty.
「嫌な臭いがする」
It smells terrible.
「嫌な臭いがする」
It smells moldy.
「かび臭い」
Terribleは「酷い」という中学英語で、臭い以外を形容する場合にも使えるネガティブな意味を持つ単語です。
It smells.で「臭い」とシンプルに表すこともできます。
I smell danger.
「危険を感じる」
また、smellには「気配を感じる」や「察知する」という意味もあるため、普通は臭いを感じないdanger「危険」などにも使うことができます。
odor
Odorは、ごみの臭いや体臭などを表す時に使う名詞で、発音は「オウダー」になります。
「体臭」は英語ではbody odorです。
Everyone's saying she has a strong body odor, but nobody can tell her.
「皆が彼女の体臭はきついと言ってるけど、誰も彼女に言えない」
stink
Stinkは、「悪臭がする」という動詞です。
何かが腐ったようなとても酷い臭いの時に使い、smellと違って良い匂いの時には使えません。
It stinks!
「臭っ!」
reek
Reekもstinkと同様に「悪臭がする」という動詞です。
英英辞書で調べてみると、2通りの説明がありました。
to have a strong unpleasant smell
to smell very strongly of something unpleasant
どちらも和訳はできたでしょうか。
Unpleasantは「よろしくない」という意味で、pleasantというポジティブな意味を持つ単語をunで打消し、否定語にしています。
Smellは、最初の文では名詞として、後の文では動詞として使われていますね。
Smellがわからないとreekの意味もわからないので覚えておくことが必須となる重要基本単語です。
いろいろな臭さがあると思うので、どのような臭いであるか説明する際に役に立つ語を以下に並べておきます。
にんにく臭 garlic smell
「ガーリック」はすでに日本語として知られているのでこれは簡単に覚えられますね。
薬品臭 chemical smell
「ケミカル」もカタカナで言って日本人に通じるでしょうか。「薬品の」という意味です。
刺激臭 Irritating odor
Irritateは「イライラさせる」という意味です。刺激を受ければイライラする、というように捉えます。
刺激臭 pungent
こちらは「刺激臭」をひとつの単語で表したバージョンです。
古臭い musty
なんだかカビのような臭いがする。長年使われていない家の中にいる匂い。そんな時に使えるのがこちらの単語です。
良い香りは英語でどう表す?
悪い臭いを表す時に使う英語は学びましたが、良い香りを表す時にはどういった単語を覚える必要があるのでしょうか。
以下で見ていきましょう。
scent
Scentは「良い香り」という意味です。
人の匂いについて使われることもありますが、この場合は悪い臭いとしての体臭ではなく、単にその人の匂いであってそこにネガティブなイメージがない時に使います。
The scent of roses is so lovely!
「バラの香りって本当に素敵!」
aroma
Aromaは「強くて良い香り」という名詞です。
ただし、日本で言うところのアロマとは違い、英語では食べ物や飲み物について使われるため注意が必要です。
アロマセラピーでは例外として日本と同じ認識の「アロマ」で意味が通じますが、一般的なのはやはり食べ物の匂いです。
A good aroma is coming from the oven.
「オーブンからおいしそうな匂いが漂ってきた」
まとめ
「銀杏」は英語でgingko nutsでしたね。
Ginkgoとつづられる場合もあることを覚えておきましょう。海外の方に伝えられるよう、関係代名詞を復習しておくことをおすすめします。
また、匂いを表現する際には、良い匂いにも悪い臭いにも使える動詞のsmellが使いやすいです。
どのような匂いがするか伝える際にはそれに見合った形容詞も知っておかないといけないので、日常で嗅いだことのある匂いを今持っている語彙で説明できるかチェックしてみてください。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.