「応募する」という表現は、学校や仕事、ビザ、抽選といったトピックで会話をしているときに、何かとよく出てきますよね。
しかし、「応募する」を英語で言う方法がわからない、という方も少なくないでしょう。
そこで今回は、英語で「応募する」を表現する方法を解説していきます。例文やその他の関連表現も紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
「応募する」の英語表現
「応募する」を意味する代表的な単語として、本記事では以下3つをピックアップして解説していきます。
②enter
③participate in
それぞれ詳しく見ていきましょう。
apply
様々な使い方ができる「apply」の代表的な意味の1つが「応募する」。書面やフォームに記入した上で、公式に何かを要求することを意味します。
「apply」を「応募する」の意味で使う際に、「apply for 〜」と「apply to 〜」の2パターンがあるため、それぞれの違いを解説していきます。
また「応募する」以外の「apply」の使い方も紹介しているので、ぜひチェックしてください。
apply for と apply to の違い
「apply for 〜」と「Apply to 〜」は、どちらも「応募する」という意味を持つ表現ですが、応募の対象によって使い分ける必要があります。
それぞれを以下で詳しく見ていきましょう。
apply for
「apply for 〜」は、特定の目的を叶えて手に入れたいものに応募する、という意味の場合に使います。
例えば、
彼女は新しいビザを申請する予定です。
のように、仕事やパスポート、ビザ、クレジットカードなど、手に入れたい具体的なものを示す場合に使います。
(例文)
たくさんの求人に応募しましたが、返答があったのは一社だけでした。
親の経済的負担を軽減するために奨学金に応募するつもりです。
近くにスポーツクラブがあると聞いたので、入会を申し込みます。
この夏に日本を訪れるために観光ビザを申請する予定です。
apply to
「apply to 〜」は、具体的な応募先を示す際に使用します。
例えば、
彼女はXYZ会社への応募を考えています。
など、学校や会社、コース、場所など、応募先が名前や場所として具体的に示されるケースです。
(例文)
ハーバード大学のコンピューター科学プログラムに応募するつもりです。
彼はパリのル・コルドン・ブルーの料理コースに応募することを考えています。
私の友人はXYZ会社にインターンシップへの応募を申請する予定です。
スペイン語のスキルを向上させるために、スペインの語学学校に申し込みたいと思っています。
「応募する」以外のapplyの意味
「apply」には「応募する」以外にも、さまざまな意味があります。
ここでは2つピックアップして紹介するので、それぞれ見ていきましょう。
be applied to 〜
(例文)
新しい方針は、彼らのポジションに関係なく、すべての従業員に適用される予定です。
この割引は、1万円以上の購入に適用することができます。
apply A to B
(例文)
部屋を新鮮に見せるために壁にペンキを塗りました。
割れた花瓶の部分には丁寧に接着剤を塗布してください。
enter
「enter」は「入る」という意味以外にも、「応募する」と表現するときに使えます。
例えば、何かスポーツの大会やイベント、コンテストなどへの応募が該当します。日本語だと「エントリーする」という言葉が近いでしょう。
ちなみに「エントリーする」ことを、英語で「entry」と言ってしまう人がいますが、これは間違い。「entry」は「エントリー」という意味の名詞なので、動詞の「enter」を使いましょう。
(例文)
私は写真コンテストにエントリーする予定です。
タレントショーに出演することにしました。
空手の大会に出場する予定だったが、締め切りが過ぎてしまっていました。
participate in
「participate in」は、「〜に参加する」という意味の表現です。直接的に「応募する」という意味はありませんが、比較的近い表現として使えます。例えば、イベントやセミナー、プロジェクトなど、あらゆる意味での参加が該当します。
同じような意味で「take part in」という表現がありますが、「participate in」に比べるとややカジュアル。フォーマルさを出したいときは「participate in」を使うのが無難です。
(例文)
サイエンスフェアに参加するのが楽しみです。
そのゲームイベントには世界中から多くの人が参加します。
私たちの学校は学生がボランティア活動に参加することを奨励しています。
「応募する」の関連表現
次に、「応募する」の関連表現として、
・懸賞
抽選
「抽選」は英語で、「raffle」や「drawing」、「lottery」という単語が使われます。
「raffle」や「drawing」は、特定の商品や賞品を当てるために、くじを引く形式なのが一般的。箱に入った紙のくじを引くものや、ガラガラと回転させて中に入っている玉を出すものなどが該当します。
一方で「lottery」は基本的に、当選者が賞金をもらえるタイプ。日本語で言うと、いわゆる「宝くじ」になります。
ただし、「lottery」が宝くじにしか使われないかというと、必ずしもそうではありません。
例えばチケットの抽選は「preorder lottery」や「ticket lottery」のように表現できます。
(例文)
私たちの団体はチャリティーイベントの資金を集めるための抽選会を開催しています。
イベントではさまざまな賞品が当たる抽選会も含まれています。
宝くじでかなりの額が当たりました。
懸賞
「懸賞」は英語で「sweepstakes」と言います。
参加者は何らかの方法で応募やエントリーを行い、その中から選ばれた当選者に賞品が贈られるのが一般的です。
賞品はモノやお金など、懸賞によって異なります。参加するのに基本的には料金がかからず、無料でエントリーできるものであるのがポイントです。
(例文)
懸賞で当たり、新車をもらいました。
懸賞を実施して、たくさんの人たちに応募いただきました。
会社のウェブサイト上のフォームに記入して懸賞に応募できます。
まとめ
最後に本記事のまとめです!
<「応募する」の英語表現>
■enter:何かスポーツの大会やイベント、コンテストなどへのエントリー
■participate in:幅広い物事についての「〜に参加する」
今回は「応募する」の英語表現について解説していきました。英語で会話していると意外に使う機会が多いので、しっかり覚えておきましょう。
また覚えるだけでなく、実際の英会話で使うことも大事。
身近に英語を話す環境がない方は、レッスン受け放題のオンライン英会話「ネイティブキャンプ」も活用して、たくさん英語を話す練習をしてくださいね!
◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.