今回は、英語で「放課後」と表現する方法や、学童保育、放課後に通う習い事などについて解説していきます!
学生時代に戻って当時のことを英語で相手に話すシチュエーションを思い浮かべてみてください。また、お子さんがいるのであれば子供のことを相手に伝えることもできるでしょう。
- 放課後の直訳
- 学童保育(schoolchild)について
- 英語保育や英語学習に特化した「アフタースクール」サービスについて
- 懐かしき青春時代。放課後の過ごし方
- 習い事シリーズ(ex 塾、スポーツクラブ)
- 恋愛シリーズ(ex二人乗り自転車、音楽を聴きあいながら帰る)
- 友達と遊ぶシリーズ(ex駄菓子屋にいく、公園で鬼ごっこする)
- まとめ
放課後の直訳
まずは、基本となる「放課後」を英語で思い出しておきましょう。これは基本中の基本であり、英語を習い始めた中1が必ず覚える単語です。
もちろん、after schoolですね。直訳すると「学校の後」となるので、「放課後」と訳せます。
たくさんの生徒が、放課後に公園でサッカーをします
さて、ここで少し中1の内容をおさらいしておきましょう。例文の中には、in the park after schoolというフレーズが語尾にありますよね。
これ、after school in the parkではいけないのでしょうか。ここで違和感を感じたという方、正解です!英語に慣れてくると、この語順では何か変だと感じられるはず。
英語では、時と場所を表す語句がどちらも入っている場合、場所+時の語順になります。逆でも通じはしますが、なんだか違和感がありますね。
英語の文は大事なものほど最初に持っていくので、場所の方が時より大事であると覚えることもできます。例えばあなたが誰かと遊ぶ約束をしたとしましょう。
その時、その友人が「1時に集合ね!」と時間だけ告げて去っていったとします。場所がわからないので、1時にどこかに立っていても出会える確率は低いです。
しかし、逆に「駅に集合ね!」と言って去っていったとしましょう。時間はわかりませんが、駅に立っていればいずれ会えるので場所の方が時間より重要な情報である、と考えることができます。
時間も場所もひとつの文の中に入るようであれば、場所+時の順番は守るようにしましょう。
学童保育(schoolchild)について
小学校が終わってから子供をしばらく預ける学童保育は、英語でschoolchildやcare of schoolchildren after school hoursと言います。
ある情報によると、海外でも放課後児童クラブというものは存在するそうです。
ただ、日本の場合は学校は文部科学省、学童保育は厚生労働省と管轄が異なりますが、海外では教育省が一元的に管轄していることもあるようです。その場合、学校の校長が学童保育の責任も担うと言います。
このことを英語で説明すると以下のようになります。
海外では、学校が学童保育も運営しています
英語保育や英語学習に特化した「アフタースクール」サービスについて
では、日本で行われている英語教育のうちのひとつ、アフタースクールについて少し説明しておきますね。
「英語学童」や「アフタースクール」と呼ばれるのは、学校が終わった放課後に英語で過ごす学校のことです。英会話との違いは、英語のレッスンをメインで行うのではなく、日々の宿題や遊びを英語で行うことです。
勉強としての英語ではなく、日常生活の中に自然な英語が溶け込んでいると考えるとわかりやすいでしょう。インターナショナルスクールの放課後バージョンとでも言いましょうか。
アフタースクールでは当然英語を話せる先生がいなければなりたたないので、バイリンガルの先生や、ネイティブスピーカーの先生が指導をしてくれます。
いきなり英語だけの空間ではつらいのではないかと思う場合もあるかもしれませんが、最初のうちはバイリンガルの先生がフォローしてくれるメリットがあるので安心です。
放課後の活動と言っても、毎日通う必要はありません。週2日など、習い事のように設定が可能ですし、夏休みなどの長期休暇だけ利用できるところもあります。
延長して子供を預かってくれるところもあるため、「英語学童」というだけあって学童の英語版とも表現できるでしょう。
ただ、注意しなければならないのは、アフタースクールだけで英語が話せるようにはならないことです。一時的に簡単な会話ができるようになったとしても、大人になれば忘れてしまうのでさらに継続的な英語の勉強が必要です。
以前、インターナショナルプリスクールに通っていたという小学生と話したことがありますが、その時のことを聞いてみると彼はその学校に通っていたことすら覚えていませんでした。英語はできないので、塾で学習しているそうです。
小さい時から英語に触れるのは良いことだと言われていますが、やはりずっと継続しないことには忘れてしまいます。
このことを知っておかないと無駄なお金をつぎ込むことになりかねないので、少なくとも小学校を卒業するまではかなりの密度で英語に触れる英語環境を作る覚悟が必要です。
懐かしき青春時代。放課後の過ごし方
では、ここからは皆さん学生時代に戻っていただきましょう!放課後は何をしていましたか?部活動に勤しんだ方、友達と遊びに行って絆を深めた方、勉強に明け暮れ頑張った方などなど、過ごし方はさまざまです。当時したことを英語で言えるように、語彙力を強化しておきましょう。
習い事シリーズ(ex 塾、スポーツクラブ)
放課後は習い事に通っていたという方も多いでしょう。
英語の場合、学習塾のことを辞書で調べるとcram schoolと出てきます。しかし、実際はネイティブスピーカーにこれで塾であることは通じません。なぜなら、海外にはそもそも塾が存在しないからです。
できる限り少ない単語を使って学習塾を表したいなら、preparatory school「予備の学校」が最も日本の学習塾に近い意味になるでしょう。
学校が終わってもさらに勉強をし、長期休暇は休暇といいつつ大量の宿題に追われる日本人は、世界からとても勤勉で真面目であると評価されています。
塾なんて大っ嫌いなんだけど、ママが無理やり行かせようとしてくるんだ
勤勉な日本人ですが、実際のところは子供の意思は関係なく、親が無理やり塾に通わせているパターンも多いです。やる気がない子供はどんな講師であっても成績を上げることは不可能なので、お金がもったいないですね。
塾以外の習い事やクラブについて言いたい場合は、take a lessonを使うことをおすすめします。ピアノやスポーツなど、どんなレッスンでもlessonで対応できます。
毎週水曜日にピアノの習い事があるんだ
ちなみに学校外の活動は、extracurricular activityとも言います。日本語訳では「課外活動」でも良いですね。
恋愛シリーズ(ex二人乗り自転車、音楽を聴きあいながら帰る)
では、恋愛シリーズで使える単語も見ておきましょうか。
「自転車に二人乗りする」を英語で言う場合は、ride double on a bicycleやride a bicycle with two peopleと表現できます。ride doubleという表現を知らなくても、with two peopleを語尾に付ければ二人で自転車に乗っていることが伝わります。
私たちは放課後によく自転車の二人乗りをしてたね
音楽を二人で聞いて帰宅する様子を伝えたいのであれば、以下の例文のように表現しましょう。
私たちは一緒に音楽を聞きながら帰った
while going homeのように、whileの後の主語を省略することもできます。動詞から始める場合はing形にするので注意しましょう。
友達と遊ぶシリーズ(ex駄菓子屋にいく、公園で鬼ごっこする)
「駄菓子屋」も日本独特のものですから、直訳は存在しません。強いて言うならcandy storeですが、日本の駄菓子屋さんを表現するならJapanese cheap candiesやJapanese snacksが良いでしょう。
私は友達とよく駄菓子屋さんに行く
鬼ごっこは、英語でtagやcatch and catchと言います。tagとは「ラベル」、動詞なら「貼り付ける」という意味で、鬼が他の子にタッチすると鬼というラベルが貼られることから来ています。
妹は鬼ごっこがめちゃくちゃ好きなんだ
子供のころの遊びを英語でどう言うか調べてみてくださいね。
まとめ
英語で「放課後」はafter schoolですが、これは覚えていて当然の単語です。英語で会話を広げるならば、その放課後に何をしていたかスムーズに言える力が必要です。
今回習った単語が使えるなら暗記して使ってみても良いですし、ここで知りえなかった単語あるなら追加で検索してみてくださいね。事前にどう伝えるか練習してから英会話で実力を発揮すれば、かなりしゃべれるようになっているはずです。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.