道路標識って英語ではなんていうの?道路標識に関するフレーズをご紹介します!

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海外旅行に行った際に、「この道路標識ってどんな意味なんだろう?」、と疑問に思ったことはありませんか?日本と海外の道路標識は、言語やルールなどが異なるため、表記や見た目に様々な違いがあります。

歩行者として知っておくべき規則はありますし、もし海外で車を運転するのであれば、なおさら標識に対する知識はあったほうが良いでしょう。

そこで本記事では、英語で書かれている道路標識の意味を解説していきます。メジャーな標識を中心に紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

道路標識とは?(日本と海外の違いも含めて)

まず基本的なこととして、そもそも道路標識とはどういうものなのでしょうか。

ここでは、

・道路標識の種類
・日本と海外の道路標識の違い
・「道路標識」を英語で言う方法

に分けて解説していきます。

道路標識の種類

道路標識とは、路上における注意や命令を意味するもの。歩行者や運転者に対して、交通規則などを示すことを目的に設置されています。

標識には、

・方向などの案内標識
・危険性を予告する警戒標識
・制限・禁止を意味する規制標識
・場所や位置の規制を示す指示標識

などがあります。

方向などの案内標識は、矢印が描かれていて進行方向や転回方向を示すようなものや、駅名や都市名とともに特定の場所や交差点への案内を示すもの、高速道路の入口・出口を示すものなどです。

危険性を予告する警戒標識は、急なカーブがあることを警告するものや、周囲に学校があって子どもが歩いている可能性が高いことを警告するもの、山道での落石を警告するものなどが挙げられます。

制限・禁止を意味する規制標識は、特定の区間・場所での速度制限や駐車禁止、特定の車両の進入制限など。

場所や位置の規制を示す指示標識は、特定の場所での駐車スペースや、歩行者専用の通行エリアを示すようなものです。

日本と海外の道路標識の違い

日本と海外における道路標識の一番大きな違いは、表記の違いです。

日本でも英語表記がされている標識を見かけることはありますが、基本的には日本語で表記されています。

一方、ひとたび海外に出れば、日本語で書かれた標識はありません。公用語や共通語に応じた言語が基本的に使われています。

またデザインや色、形状も国によって違いがあります。例えば、一時停止の標識は日本だと逆三角形ですが、アメリカだと8角形の形状です。

加えて、速度制限や駐車規制など、国ごとに交通に関する規制が異なります。ルールに違いがあるので、日本では見ないような標識が海外にある、ということはイメージがつくでしょう。

「道路標識」は英語でなんて言う?

「道路標識」という言葉は、英語では「road sign」や「traffic sign」と言います。

「sign」には「サインする」や「サイン」という意味の他にも、「標識」という意味もあります。

「road sign」は意味そのものなのでわかりやすいですよね。「traffic」は「交通」という意味の単語なので、「traffic sign」とすることで交通上の標識であることが伝わります。

メジャーな標識を英語で紹介

世の中にはたくさんの道路標識がありますが、ここでは特にメジャーな標識を、以下に挙げる9つに絞って紹介したいと思います。

①通行止め Road closed
②車両侵入禁止 No entry
③転回禁止 No U-turn
④駐車禁止 No parking
⑤原動機付自転車の右折方法(二段階) Two-stage right turn for mopeds
⑥動物が飛び出すおそれあり Wild animals crossing
⑦駐停車禁止 No stopping
⑧自動車専用 Motor vehicles only
⑨歩行者専用 Pedestrians only

通行止め Road closed

「通行止め」は英語で「road closed」と表現します。

この場合の「closed」は「close」の過去形ではなく、どちらかというと過去分詞形です。過去分詞形の「closed」は「閉じられた」という、受身的な形容詞として使われます。

少し英語を学習している方であれば、「closed road」のように語順を逆にするのではないか、と疑問に思うかもしれません。しかし、一般的に「road closed」の語順で表すので注意しましょう。

車両侵入禁止 No entry

「車両侵入禁止」は英語で「No entry」と表現します。

「entry」は「進入」という意味の単語。完全否定を意味する「no」と組み合わせることで、いかなる車両も進入できないことを示します。標識としては、日本の進入禁止のものと同じです。

なお日本語で「(大会などに)エントリーする」と言いますが、名詞なので「×I entry」とは言いません。「エントリーする」は英語で「enter」という動詞を使うので、注意しましょう。

転回禁止 No U-turn

「転回禁止」は英語で「No U-turn」と表現します。完全否定の「no」を「U-turn」に組み合わせて使うことで、強く禁止していることを伝えています。

デザインは日本の転回禁止と同じで、180°折り返す矢印が赤い丸で囲われていて、斜めの赤線が引かれているのが一般的です。

駐車禁止 No parking

「駐車禁止」は英語で「No parking」と表現します。

完全否定の「no」と、「駐車」の意味の「parking」を組み合わせることで、車の駐車を禁止することを伝えられます。

駐車禁止の標識は、文字で「No Parking」のみ書いているシンプルなものや、日本と同じような赤丸・中青・赤斜線タイプ、「P」の赤丸・赤斜線デザインなど様々。国や地域によっての違いもあります。

原動機付自転車の右折方法(二段階) Two-stage right turn for mopeds

「原動機付自転車の右折方法(二段階)」は英語で、「Two-stage right turn for mopeds」と表現します。

原付バイクは交差点によっては右折が禁止されており、右折して乗りたい道路まで真っ直ぐ進み、信号待ちをしてから進むことで結果的に右折ができます。このことを、二段階右折と呼ぶのが一般的です。

ただ、英語だと少し難しく感じますよね。

Two-stage:二段階
right turn:右折
mopeds:原付

海外にも二段階右折そのものは存在していますが、どの車両が二段階で右折しなければいけないかは、その国のルールによります。

動物が飛び出すおそれあり Wild animals crossing

「動物が飛び出すおそれあり」は英語で、「Wild animals crossing」。「wild animal」は「野生の動物」、「crossing」は「横切ること」を意味します。

都会ではあまり見ませんが、田舎の山間地域などに行くとよく見られる標識です。色々な動物の絵柄の標識があり、日本国内には全部で160種類以上もあります。

駐停車禁止 No stopping

「駐停車禁止」は英語で「No stopping」と表現します。

止まることを意味する「stopping」に全否定の「not」を組み合わせることで、停車・駐車のいずれも禁止していることを示します。

標識のデザインは日本と英語圏のいずれも、赤い丸が青塗りの円を囲い、中心に向かって2本の赤線がバツを作るように引かれているのが一般的です。

自動車専用 Motor vehicles only

「自動車専用」は英語で「Motor vehicles only」と表現します。

一般的に車は「car」と言いますが、「motor(モーター)」駆動の「vehicle(乗り物)」とも表すことは可能です。

自動車専用の標識があるところは、基本的に自動車しか走行できず、軽車両や原付スクーター、歩行者などは通れません。

日本の標識のデザインは、青塗りの中に白い車の絵が描かれているのが一般的。海外だと赤丸の中に黒色の車の絵が描かれているものもあります。

歩行者専用 Pedestrians only

「歩行者専用」は英語で「Pedestrians only」と表現します。「pedestrian」は「歩行者」を意味する名詞です。

標識のデザインは日本も海外も、青塗りの中に白い人型の絵が描かれているものが一般的。ただ国によっては塗りが黄色やオレンジ、人型の絵が黒塗りなどのものもあります。

「歩行者専用」もその名の通り、歩行者しか通れない道。自動車やバイクはもちろんのこと、自転車も通行できません。

ただし、人と自転車の絵の両方が描かれているものは、自転車も通れます。日本だと基本的には標識の下に「自転車通行可」という言葉が書かれているので、わかりやすいですよね。

まとめ

今回は、道路標識の英語表現をいくつかピックアップして紹介していきました。いずれもメジャーなものばかりなので覚えていただき、本記事をきっかけにその他の標識の英語表現も調べてみてください。

また海外に旅行に行った際は、日本の標識の違いにも注目してみましょう。これまでとは違った視点が生まれていて、違ったおもしろさを感じるかもしれませんよ。

海外へ渡航予定のある方は、ぜひオンライン英会話「ネイティブキャンプ」も活用して、たくさん英会話の練習をしておきましょう!

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