英語学習をするうえで、避けて通れないのが英単語を覚えることです。学生の頃、自作の単語帳を作って通学時間に覚えたり大人になっても英語学習を始めれば通勤時間に単語帳・スタディアプリなどとにらめっこしたりしている方も多いのではないでしょうか。
英会話をするにも、ある程度の英単語を覚えておかなければ会話する際にも困ってしまうので、英単語を覚えるのは必須となります。避けて通れない道、しっかり踏みしめて頭に叩き込んでいきましょうね!
今回ご紹介する単語は「特殊」という言葉です。日本語でも、「特殊文字」「特殊メイク」といった言葉や漫画やアニメでは「特殊能力」なんて言葉も耳にすること・目にすることがあると思います。
そういった時に使われている「特殊」という言葉を英語ではどう表現するのか、どういった単語なのかをご紹介していきます。
日本語でも「特殊」という言葉を、そう頻繁に使うことは無いかもしれませんが意外とそういう言葉ほど、”覚えておけばよかった!” とか ”知っていれば会話がもっと弾むのに!” となることが多いものです。
使う頻度が低くても、ここぞというシーンで使う機会が来るはずです。そして敢えて自分からそのワードを使う機会を作る・話題を振るというのも単語をしっかりと身に付けるという意味では効果的なので、積極的に使う場面を自分で作っていくのもいいですよ!
今回も例文や英語表現を交えつつ、「特殊」という言葉を掘り下げていきましょう!
「特殊」の英語表現
まずは、「特殊」という言葉の英単語を知るところから始めましょう。
英語学習をしている時は、「この言葉は英語で何と言うのか?」というマインドを常に持っておくことが大切です。そしてこのマインドになったらすぐ、辞書を引きましょう。
ここで注意したいのは、翻訳アプリではないということです。翻訳アプリは英単語を教えてくれますが、活用に必要な発音表記や複数の意味を持つ場合に候補を複数は出してくれません。だからこそ、偏った知識になってしまいがちです。
おすすめはしっかりと辞書で調べること。検索しても構いませんが、きちんと辞書で意味・発音表記・意味の候補・例文まで見てみることをおススメします!
さて、本題に戻りますが「特殊」という言葉の英単語はなんでしょうか。
特殊
unique・special・particular・peculiar・exceptional など
和英辞書を引くと、複数の英単語が出てきました。
「特殊」という言葉自体は、「特別な(の)」「異常な」「並外れた」「例外的な」という言葉にも言い換えられますので、上記のような英語が出てきているという訳です。
上記に挙げた英単語の中には、みなさんが見慣れた英単語も複数あるのではないでしょうか。
今回は、この中から3つの英単語に絞ってご紹介していきます。「特殊」という言葉を使う場合に、これからご紹介する3つの英単語が使い勝手も良く覚えやすいからということで3つに絞ってみました。参考にしてみてくださいね!
Special
まずは、とても耳馴染みがあるspecialという単語からご紹介します。
special
(普通一般のものと違った)特別の、特殊の、独特の、特有の、専用の、個人用の、専門の、専攻の、特別用の
言わずとも知れた言葉なのですが、specialが持つ意味は「特別」というニュアンスをたくさん持っている単語の1つでもあります。
というのも、「特別」という意味の中にも「特殊」「専用」「専門」「個人用」など少々ニュアンスが微妙に違う単語が含まれています。
ひと言に「特殊」「特別」といっても、どういった「特別」「特殊」なのかというのを補ってあげないと、正しく自分の意図が伝わらないこともあるかもしれません。
specialは形容詞で、何かが他の物とは異なる・違う事を強調する時に使われている単語です。例えば、特別なイベント・機会・人などに関連する場合に使われています。
She plans to throw a special party to celebrate her son's high school graduation.
彼女は息子の高校卒業を祝う特別なパーティーを開く予定だ。
He believes she is the most special person in his life.
彼は、彼女が人生で最も特別な人だと信じている。
Today's concert must have been a special occasion for her.
今日のコンサートは、彼女にとって特別な日だったに違いない。
The museum has special exhibitions for a limited time only.
美術館では期間限定の特別展を開催している。
Unique
続いては、uniqueという単語です。こちらも耳馴染みがある単語の1つではないでしょうか。
それもそのはずで、カタカナで「ユニーク」と使われている語源ですから耳馴染みがあって当然の単語ですね。
unique
唯一の、他に類を見ない、比類のない、独特な、ユニークな、珍しい、異常な、目立つ
uniqueも、「特殊」というニュアンスを伝えられる単語ですが英和辞典を引いてみると数々の意味を持っていることが分かります。
uniqueの場合は、specialの「特別な」というニュアンスよりも「独特な」「他にはない」「唯一の」といった他には類を見ないくらい「特別な」というニュアンスが強い言葉です。
uniqueもspecial同様、形容詞で何かが他と違う・異なることや他にはないことを強調する場合に使わる英単語です。特別でかけがえのない物・存在であることを表現する時に使われます。
She has a unique fashion sense, which I think is fantastic.
彼女のファッションセンスは独特で、素晴らしいと思う。
All of his paintings fascinate with their unique view of the world and use of color.
彼の絵はどれも独特の世界観と色使いで魅了される。
His children have a lot of sensitivity. That's why they come up with unique games.
彼の子供たちは感受性が豊かだ。だからユニークなゲームを思いつくんだ。
His art is unique.
彼の芸術は独特だ。
Exceptional
最後は、exceptionalという言葉です。こちらはあまり聞き馴染みが無いかもしれないですね。
まずは辞書を引いて日本語の意味を見ていきましょう。
exceptional
例外的な、異常な、特別の、まれな、並はずれた、非凡な、すぐれた
英和辞典を引くと、このような意味が出てきました。こちらも「特別な」という意味が含まれていますが、どちらかというと「並外れた」「優れた」というニュアンスが強い意味を持っている英単語です。
exceptionalも形容詞で、他と比べて非常に優れている・並外れた才能・目立っていることを強調する場合に使われる表現です。
The contest attracts exceptional talent.
このコンテストには優れた才能が集まる。
She has come this far through exceptional hard work.
彼女は並外れた努力によってここまで来た。
He was an exceptional child with extraordinary talents from a young age.
彼は幼い頃から並外れた才能を持った子供だった。
関連表現
最後は、「特殊」という言葉が使われるときによく聞く関連表現も合わせてご紹介しておきます。
使う機会が少なくても、頭に入れておくといつか使う機会が来るかもしれません。
もしくは自分から表現を使うために、話をする・流れを持って行くことができれば貴方はもう上級者です!ぜひ覚えてみてくださいね!
特殊メイク
まずは特殊メイクという言葉です。
会話であまり使う機会は少ないかもしれませんが、映画のドキュメンタリーや映像業界などにいらっしゃる方は必ず1度は聞く言葉ではないでしょうか。
もしくは、メイクを専門に勉強されている方は必ず習う必須項目だと思いますのでそういった業界の方はよく耳にする言葉かもしれません。
特殊メイク special makeup
英語を聞くと、何かアニメの変身する時の掛け声のような聞こえ方がしてくる気がしますね!この場合の「特殊」はspecialを使います。
That film has the whole cast in special make-up.
あの映画ではキャスト全員が特殊メイクをしている。
特殊能力
最後は、アニメや漫画に出てきそうな特殊能力という表現をご紹介します。
特殊能力 special abilities?
この場合、複数形にするのが正しい表現で、abilityは「能力」を表します。
ゲームでも「アビリティ」というステータスがあったり、漫画やアニメにも言葉としてよく使われているので覚えやすく、耳馴染みもありますね!
This character's special abilities are more powerful than any other!
このキャラクターの特殊能力は他のどのキャラクターよりも強力だ!
まとめ
今回は「特殊」という言葉について色々と関連表現も合わせてご紹介してきました。
あまり使う機会が意外と少ないだろうと思っていても、無意識にたくさん使っていた‥なんて事も多いものです。
冒頭でもお伝えしたように、使う頻度が少ないと思っている言葉ほど「覚えておけばよかった!!」と後悔する思いが大きくなると筆者は思っておりますので、ぜひ頭の片隅にでも覚えておくといいかもしれません。
比較的覚えやすい単語が多かったと思いますので、会話に組み込んで語彙力・会話力をアップさせていきましょう!

◇経歴
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪。
当初は1年で帰国するはずが、留学生活がとても充実していたため結果的に3年滞在。
その後は、外資系アパレルで英語を使う仕事に就き英語を活用し働く。
現在も英語のラジオやスポーツ実況などは英語で聞きつつ、英語力の維持に努めながら仕事に活かす。
◇海外渡航経験
オーストラリア3年留学。
現地のアパレル・レストランのアルバイト
その他、バリ・香港などの経験
◇自己紹介
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪し3年滞在。
当初1年で帰国する気満々で渡豪するも現地の生活があまりにも楽しく、結局3年滞在するという自由人。
現地に永住するか悩んだ末、日本での社会人経験を積むべく帰国。
その後は英語を活かし、外資系アパレルなどで仕事をしつつこのコラムを執筆中。
邦楽より洋楽が好きで、留学の3年間で染みついた海外志向は抜けないねと友人に指摘される程わりと思考は海外向け。
美味しいもの・楽しいことが大好きな関西人で、人と喋ることも好きなくせに割と家にいるのが好き。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.