今回特集していくのは英語で司会をするときに使える便利なフレーズや関連表現です!
会社や職場での使用言語が英語である方はもちろんのこと、現在学生さんである方や海外に出張に行く機会のある方はぜひ知っておいていただきたいのが英語で司会をする方法です。
自分が司会をする予定ではなくても、歯科医の人がなんと言っているのか分からないと会議に積極的に参加ができませんよね。
また、自分が司会となって英語でその場を仕切ることになった場合には頭に入れておきたい全体の流れと、それぞれの場面で使用できる大切な英語表現がいくつかあります。
そこでここからは、一般的な会議の流れに合わせて使用できるさまざまな英語表現とその意味、そして具体的な使用方法を英語例文と一緒に確認していきましょう。ごく一般的な会議の流れは、以下の通りです。
① 初めの挨拶
② トピックスの説明
③ 意見や質問を聞く
④ 締めの挨拶
「司会」は英語で?
まず初めに、「司会」「司会者」の英語訳から確認しておきましょう。
「司会」もしくは「司会者」は英語で「MC」「Host」「Moderator」という3つの言い方があります。それぞれ詳しくみていきましょう。
MC / Host / Moderator
「MC」は日本語でも時折耳にする単語ですね。「MC」は「Master of Ceremony」の略で、その場や会場などを仕切る人という役目が強くあります。
また、集まっている人たちそれぞれの個性を尊重しつつ、それらをうまく引き出しながら番組やトークショー、会議などを仕切る人のことを指すようです。
I was chosen to be the MC for the new talk show.
私は新しいトークショーの司会者に抜擢された。
2つ目の「Host」はパーティーなどのイベントを主催し、ゲストを迎える側の立場である人のことを指します。
「Host」がその意味合いで使われている英語表現に、「Host family (ホストファミリー)」や「Host country (主催国)」などがありますね。ホストファミリーは、留学中に滞在先を提供してくれる家族のことを指し、主催国は例えばオリンピックやワールドカップなどの開催国であることを指します。
My host family told me that I should feel at home.
私のホストファミリーは私に自分の家のようにくつろいでくれと言った。
「Moderator」には主に、トークイベントや討論会の司会者や進行役というニュアンスが強くあり、全体の会話が円滑に進むように話題を取捨選択しながら物事を進める人のことを指します。
The moderator of that show is from Florida, United States.
その番組の司会者はアメリカのフロリダ出身のようだ。
参考資料:司会とMCの違いって何でしょうか? | イベントパートナー
host (ホスト)の意味と使い方 | ネイティブと英語について話したこと
https://talking-english.net/host/
司会をするときに使えるフレーズ
「司会」「司会者」という意味を持つ英語表現を確認したところで、ここからは実際に司会を任され、会議や討論、トークショーなどのイベントを進行する際に使用できる便利な英語表現を順を追って説明していきます。
基本的に、どんなイベントでも使用可能な表現をピックアップしたので、今後司会や主催者の立場を任されている人はぜひ覚えてしまいましょう!
初めの挨拶
会議や討論、トークショーなどのイベントはまず最初に会が始まるという挨拶からスタートするはずです。
まずはイベントが開催される時間帯に合わせて軽く、一言全体に挨拶をするところからスタートです。
Good morning, everybody. みなさんおはようございます。
Good afternoon, everyone. みなさんこんにちは。
Good evening. こんばんは。
その後、今日この場に集まってくれた人たちへのお礼を言います。
Thank you so much for coming today.
今日は来ていただいて誠にありがとうございます。
First of all, I would like to thank everyone for coming today. Welcome to you all.
まず初めに、今日来てくださった皆さんにお礼を言いたいです。ようこそお越しくださいました。
Thank you for coming at such short notice,
急な呼びかけでしたが集まっていただいて感謝しております。
参考資料:英語会議で司会者に抜擢されたら? 司会進行や会議参加に使える英語フレーズ | English Lab (イングリッシュラボ) | レアジョブ英会話が発信する英語サイト
https://www.rarejob.com/englishlab/column/20220429/
<初めの挨拶のまとめ>Good morning, everyone. Thank you so much for coming today at such short notice.
みなさん、おはようございます。急なお願いにもかかわらずお集まりいただいてありがとうございます。
トピックスの説明
全体への挨拶がすみ次第、イベントを開催した目的や話す内容の説明をおこない、集まってくれた人たちが何について話せばいいのかを明らかにします。
Today we are here to discuss _______.
本日は、_______について議論したいとおもいます。
As we can see on the agenda, we are going to discuss _____ and then ______.
アジェンダにあるように、まず______ について討論し、続いて____に移ります。
In this meeting, we are going to talk about _____.
このミーティングでは、______について話し合いたいとおもいます。
意見や質問を聞くとき
何についての集まりなのかを明確に紹介した後は、実際に討論や会議に移ります。
ここでの司会者の役目は、参加者の意向を聞いたり、話を振ったりしてスムーズに会議や討論が進むようアシストすることです。便利な表現をいくつか紹介します。
Does anyone have any thoughts about this issue?
この課題について何か意見のある方はいらっしゃいますか?
Any thoughts about this? (上記の省略バージョン)
Does anyone have any suggestions?
何か意見や提案のある方はいらっしゃいますか?
Are there any questions about this?
何かご質問のある方はいらっしゃいますか?
トピックから外れてしまった時
議論が白熱したり、何かをきっかけに他のテーマについて話が弾んだ際にもともとのトピックに戻るための合図を出すのも司会者の役目の1つですよね。ここではそんな英語表現について紹介します。
We've gone a bit off the topic so let's get back on track, everyone.
少々話がずれてしまいましたので、元の議題に戻りましょうか。
Let's go back to where we were.
元の議題に戻りましょう。
締めの挨拶
会議や討論が終わりを迎えるにあたり、司会者から締めの挨拶が必要になります。
今回の会合の成果や決まった事柄をまとめて全員に伝え、最後に集まってくれた人たちに向けて感謝の気持ちを伝えるタイミングです。
Does anybody have any comments? Well, that will be all for today, everyone. Thank you for coming today. Have a great rest of the day.
何か言いたいことのある方はいますか? それでは、本日はここまでとしたいとおもいます。お集まりいただき、ありがとうございました。良い1日を!
Although we still have 5 more minutes to continue, we've covered everything so that'll be all for today. Thank you for your cooperation, everybody.
まだ残り5分ほど残っていますが、話すべきことは全て終わりましたので本日はこれで終了としたいとおもいます。みなさんご協力、ありがとうございました。
参考資料:「司会」は英語で何て言う?「司会進行」などの関連語も紹介 | Kimini英会話
https://kimini.online/blog/archives/34852
まとめ
ここまでこのコラムでは、「司会」「司会者」という意味を表す英単語を紹介した後、実際に英語で会議や討論、トークショーなどの司会を行う場合に使用できる便利な英語表現フレーズを多数紹介してきました。
司会者がしっかりと場をしきり、円滑にプログラムが進むことによってイベントが成立することができるため、もし近い将来英語で司会を行う予定のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.