「仕事を休む」と一口に言っても、1日の休みから病欠、短期休暇、休職など様々なパターンがあります。
英語でも同様に表現が複数あるため、使い方を誤るとやや不自然な響きになってしまうので、注意が必要です。
また、「仕事をサボる」や「仮病を使う」といった表現もあるので、覚えておくと表現の幅がグッと広がります。
そこで本記事では、仕事を休む時の英語表現を解説します。メールでの伝え方も一緒に紹介しているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
- 「仕事を休む」の英語表現
- Take a day off
- Call in sick
- Take time off
- Take a leave of absence
- メールで仕事を休むと伝えるとき
- 体調不良のとき
- 家庭における緊急の用事ができたとき
- 共通で使える表現
- その他の関連表現
- 仕事をサボる
- 仮病を使う
- 休憩する
- まとめ
「仕事を休む」の英語表現
「仕事を休む」の英語表現はいくつかあるので、状況によって使い分けることが重要です。ここでは、以下の4つに絞って紹介していきます。
②Call in sick
③Take time off
④Take a leave of absence
Take a day off
「Take a day off」は、「仕事を1日休む」という意味の表現です。基本的には「自らの意思で休みをとる」イメージで、体調が思わしくなかったり、急な予定が入ったりなどでの休みに使います。
「Take a day off」であれば1日の休みですが、「Take 2 days off」であれば2日休み、「Take 3 days off」であれば3日休みになります。
また「take」を付けず、「day off」だけだと「休み」という意味です。例えば「on my days off」のように複数形にして、「休みの日には」という副詞としても使えます。
あまり体調が良くないので、明日は1日休みを取ります。
今週は忙しいので、木曜日に1日休みを取ろうか考えています。
私は結婚記念日に1日休みを取るつもりです。
子供の学校行事があるので、水曜日に1日休みを取ることになりました
Call in sick
「Call in sick」は、「病欠を申し出る」という意味の表現です。「sick(病気である)」という単語が入っているように、労働者が体調不良により職場に出勤できない場合、病欠する旨を伝えるという意味で使います。
また、「call」という単語が使われている通り、元々は電話で休むことを連絡していました。今ではメールやメッセージツールなどを使っての連絡でも「call in sick」は使えます。
風邪をひいたので、今日は休むと会社に連絡を入れます。
今日は体調がかなり悪いので仕事には行きません。欠勤連絡をする必要があります。
インフルエンザにかかったので、今週の残りは病欠する旨を伝える必要があります。
頭痛がひどいので、今日は仕事を病欠する連絡をします。
Take time off
「Take time off」は、「休暇を取る」という意味の表現です。日常的なルーティンからしばらく離れることを指し、短期的〜長期的までさまざまな期間の休暇に使えます。
「仕事の休暇を取る」であれば、「Take time off from work」、という形にするとわかりやすくなります。
私は父の世話をするために、しばらく仕事を休む必要があります。
上司は私に一週間東南アジア旅行のための休暇をとることを許可してくれました。
来月、カリフォルニアにいる家族と過ごすために、休暇を取る予定です。
Take a leave of absence
「take a leave of absence」は、「一時的に休むこと」という意味の表現です。「absence」は不在を意味する名詞で、健康上や家族、個人的なプロジェクトといった事情により、仕事から一定期間離れるときに使われます。
この表現は仕事以外、例えば学校などをしばらく休むのにも使われます。もし仕事を一時的に休むということを明確にしたい場合は、「take a leave of absence from work」という形にするとわかりやすくなります。
家族の問題があるので、休職する必要があります。
健康上の理由で休職するよう医師からアドバイスをもらいました。
海外留学のために1年間休職する予定です。
メールで仕事を休むと伝えるとき
ここでは、メールで仕事を休むと伝えるときに使える英文を、以下の3パターンに分けて紹介します。②家庭における緊急の用事ができたとき
③共通で使える表現
体調不良のとき
以下はいずれも、体調不良で休む旨を伝えられます。I wanted to inform you that I won't be able to come to work today due to feeling unwell. I wanted to let you know that I won't be able to come to work today due to not feeling well. I regret to inform you that I need to take a day off today due to feeling under the weather. I'm writing to inform you that I'm feeling unwell and won't be able to make it into the office today. I'm sorry to say that I'll need to take a day off due to feeling ill and needing some rest.
家庭における緊急の用事ができたとき
以下はいずれも、家庭における緊急の用事により、休まなければならない旨を伝えられます。I need to take a day off today due to an urgent family matter. I regret to inform you that I need to take a day off today due to a family emergency. I am writing to request an emergency leave from work due to a family emergency. I'm writing to let you know that I have an unexpected family obligation today and won't be able to make it into the office. I'm sorry to say that I'll need to take a day off due to a sudden family matter.
共通で使える表現
ご不便をおかけして申し訳ありません。
もし何か緊急なことがあれば、お知らせください、リモートで最善を尽くします。
ご不便をおかけすることは認識しております。
この期間は電話とメールは対応可能です。
ご理解のほど何卒よろしくお願いします。
その他の関連表現
「仕事を休む」という表現も、捉え方によっては様々なケースが考えられます。ここでは、以下3つの関連表現を紹介していきます。
②仮病を使う
③休憩する
仕事をサボる
「仕事をサボる」は英語で、「skip work」と表現します。「skip」と聞くとリズミカルなジャンプを思い浮かべるかもしれませんが、英語では「飛ばす」という意味でも使われます。
例えば、「朝食を抜く」は「skip breakfast」、「学校をサボる」は「skip school」など、「skip 〜」で簡単に表現可能です。
今日は気分が悪いので仕事をサボります。
あなたはよく仕事をサボりますね。あなたの上司はあなたのことをどう思ってるんでしょう。
仮病を使う
「仮病を使う」は「play sick」、または「be thrown a sickie」と表現します。「play」には「演じる」という意味があり、「play sick」で「病気であることを演じる」、つまり仮病を使う意味になります。
また、「be thrown a sickie」はイギリスでよく使われるイディオム。イギリス英語が好きな方はぜひ覚えておきたい表現です。
妹は仕事に行きたくないときには、いつも仮病を使います。
今日仕事に行きたくなかったので、仮病を使って休むことにしました。
休憩する
「休憩する」は「take a break」という表現を使うのが一般的です。何かの作業の合間の小休憩を指すことが多く、仕事の休憩だけでなく、勉強やゲーム、トレーニングの休憩にも使えます。
なお、「get some rest」という似たような表現があります。ただし小休憩というよりは、しっかりとした休息をとることを意味するので、混同しないよう注意しましょう。
少し疲れてきたので、数分休憩したほうが良さそうです。
今日は忙しすぎて休憩をとれませんでした。
まとめ
今回は、仕事を休む時の英語表現について紹介していきました。本記事で学んだ内容は覚えるだけでなく、どんどん会話で使ってくださいね。もし日常で英語を使う機会が少ない場合は、オンライン英会話「ネイティブキャンプ」も活用してみましょう。レッスン回数無制限で受け放題なので、たくさん英語を話せますよ!
◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.