withの使い方
中学英語で学習する基本の単語「with」、みなさんは使いこなせていますか?「〜と一緒に」という意味を持つ前置詞「with」には様々な用法があり、正しく使いこなせると英会話の幅が大きく広がります。
今回の記事では、そんな「with」の使い方について詳しく解説をしていきます。ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね。
同伴・随伴のwith
まず最初に解説するのが、「〜と一緒に、〜とともに」を意味する「同伴・随伴のwith」です。withの基本的な使い方なので、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。「I went with him.(彼と一緒に行った。)」というように、withの後に「人」がくると「誰々と一緒に◯◯をする」という意味になります。
また、withの後には人だけではなく「物」を表す名詞も置くこともできます。
例えば、「I like coffee with sugar.(私は砂糖入りのコーヒーが好きです。)」「I ate a hamburger with egg.(エッグハンバーガーを食べた。)」など、「◯◯付きの〜」「◯◯入りの〜」といった「物」の特徴を表せます。
友人と一緒に昼ごはんを食べに行く。
母親とスーパーに行きます。
彼女は友達と一緒に家に帰ってきた。
レストランで彼女が他の人と一緒にいるのを見たよ。
私と一緒に行く?
コーヒーにミルクかコーヒーはお付けしますか?
これは電池付きですか?
包含のwith
次に、解説するのが「包含のwith」です。「The price with the shipping cost(送料込みの値段)」「The price with tax(税込価格)」など、「〜を含めて」を表したい時に使えます。
税込で5500円です。
割引でいくらになりますか?
この値段は学生割引込みですか?
そのチケット、割引込みでいくらだったの?
所有のwith
次に解説するのが、「〜を持っている」を表す「所有のwith」です。withには「○○と□□は共にある」というコアイメージがあり、そこから派生して人や物の特徴を表す時に使うことができます。
例えば、「The girl with long hair.(長い髪の女の子)」「A house with a big garden(大きい庭付きの家)」など、人や物の後ろに「with + 名詞」を置くことで、その人や物の特徴を表現できます。
黒い帽子をかぶった男性に会いました。
駅で髪の長い女性に話しかけられました。
赤い表紙の本を買いました。
彼女は大きなプール付きのホテルに滞在した。
温泉付きのホテルを探しています。
彼女はヒールの高い靴を買いました。
腹痛で寝込んだ。
彼は二日酔いの状態で起きた。
手段のwith
その他、withには「〜を使って・〜を用いて」といった手段を表す使い方もあります。「I took a photo with a camera(カメラを使って写真を撮りました。)」など、道具や体の一部を使う時に、withを使って表現します。
彼は色鉛筆を使ってこの絵を描いた。
クレジットカードで支払い可能ですか?
彼は箸を使って豆を食べた。
ボブはマイクを指差した。
黒い油性マーカーで書いてください。
私の弟は、友達に手伝ってもらって宿題を終えた。
君の助けなしではできなかったよ。
付帯状況のwith
最後に解説するのが、「付帯状況のwith」です。「〜しながら◯◯する」など、同時に起こっている2つ以上の動作や状態について表したい時に使えます。
withの後には名詞、その次に状態を表す単語が続くのが特徴で、「with her eyes closed.(目を閉じたまま)」「with tears in her eyes.(目に涙を浮かべて)」のように表現できます。
彼女はコートを着たままハンバーガーを食べていた。
彼女は足を組みながらそこで待っていた。
母親がケーキを持って帰ってきた。
窓を開けたまま寝ていた。
彼がシャツに口紅をつけて帰ってきた。
テレビをつけたまま寝ちゃった。
withを使ったイディオム
最後に、「with」を使ったイディオムを2つ紹介していきます。ぜひ一緒に覚えて使ってみてくださいね。go with
「go with」は、「〜と・・・は合う/相性が良い」を表す英語表現です。「名詞① go with 名詞②」と表し、食べ物や飲み物、洋服のコーディネートなど幅広く使うことができます。
この日本酒は寿司に合う。
どのワインがこのステーキに合いますか?
そのスカーフ、あなたのワンピースによく合うね。
この靴、今日のコーディネートに合うと思う?
what with A and B
「what with A and B」は、「AやらBやらで」を意味する英語表現です。「仕事やら勉強やらで忙しい」など、今の状況や何らかの理由を伝える時に使えます。会話で使われるカジュアルな表現で、フォーマルな場面では使えないので注意しましょう。
あれやこれやで忙しくて。
試験やら面接やらで疲れたよ。
come with a price
「come with a price」は「代償・犠牲を伴う」を意味するイディオム表現です。withの代わりにatを使って「come at a price」と表現することもできます。
便利さには代償が伴う。
私たちの成功には犠牲が伴った。
まとめ
今回の記事では、「with」の使い方について詳しく解説をしました。①同伴・随伴のwith
②包含のwith
③所有のwith
④付帯状況のwith
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◇経歴
英語使用歴:5年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
・海外在住歴3年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。留学なしで英会話を身につけました。化粧品メーカーの営業を経て、現在はフリーのWebライターとして活動中です。メキシコシティに住んでおり、普段は英語とスペイン語を使って生活をしています。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.