tree以外にもある「木」を表す英単語と木にまつわる英語フレーズを紹介

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今回ご紹介するのは、「木」にまつわる英語フレーズです!

え?にまつわる英語フレーズ?

木 = tree じゃないの?

と疑問に思った方もいるかもしれませんね。

実は、木を表す英語や英語表現は「tree」だけではないのです。

日本語では、「木」はどの状態(切断された状態、加工された状態など)でも「木」と言いますよね。もちろん、何かの材料になってしまったものは「木材」とは言いますがもともとの素材は「木」に変わりないので、私たちは「この、木でできたテーブル素敵だね」というようにどんな形になっていても「木」と言います。

しかし、英語では「木」にまつわる英単語が少なくとも3つほど存在します。

英語を勉強している方なら、聞いたことはある単語ばかりだと思いますが微妙に違いがあるのをご存知でしょうか。

日本語にも、同じ意味でも言い換えができたり複数の単語があったりするものもありますよね。

英語にも少しニュアンスの違いがある英語があります。

今回は「木」に着目して、例文もご紹介しながら解説していきますのでぜひ英会話に活用する機会がもしあれば活用してみてください。

木を意味する単語の違い

冒頭でもお伝えした「木」にまつわる単語は少なくとも3つあると記述しました。

その3つを1つずつ解説していきます。

treeだけじゃないというのを知っておくだけでも、ボキャブラリーが増えて更にニュアンスも理解しておけば活用ができますね!

tree / shrub / wood

「木」にまつわる英単語は、tree / shrub / woodです。

聞いたことありますよね。

もしかしたら、shrubだけは聞いたことないという方もいるかもしれません。

しかし、tree以外に「木」にまつわる英単語は?と聞かれて思いつくのがwoodではないでしょうか。

「木」にまつわる英単語は3つもあるの!?となっていたそこの貴方。

違いを理解すれば自然と使いまわしできますのでご安心くださいね。

tree

まずはtreeから解説していきます。

「木」を意味する英語は何ですか?

と聞かれれば、真っ先に誰しもがtreeと答えると思います。

もちろん、大正解なので間違いではありません。

「木」を言いたいのであればtreeを使ってOKですし、内容も伝わります。

しかし、この3つの「木」にまつわる英単語を解説していくのであれば細かいですがそれぞれの英単語が意味するニュアンスを理解しておきましょう。

treeの場合は、自然の木々・未加工の木々・背の高い木々という意味を含みます。

要は、人の手が加わっていない(切断され加工されていない)木々のことを指します。

イメージするならば、大きな神社やお寺の参道の両端にそびえ立つ杉や銀杏の木々などは非常に背が高く真っすぐ伸びて加工されていない木々がありますよね。

そういった木々をイメージしてもらえればOK。

The approach to Ise Jingu Shrine is lined at both ends with magnificent tall trees.

/ 伊勢神宮の参道は、両端が立派な木々に囲まれている。

At this time of year, the magnificent gingko trees begin to turn yellow.

/ この時期、立派な銀杏の木が黄色く色づき始める。

We are told that there are trees in Japanese shrines that are over 1,000 years old.

/ 日本の神社には樹齢1000年を超える木があると聞きます。

shrub

次は、shrubです。

聞きなれない単語だなと思われた方もいると思いますが、これも「木」にまつわる英単語の1つです。

筆者もあまりこの英単語を会話で、使ったこともなければ使われたことも無いのですが、職業的には使う頻度が多い方がいると思います。

shrubは、低木や灌木を意味します。

要はtreeが持つ意味のように、背が高い木々ではなく背の低い2〜3メートルほどで成長が止まってしまうような木々のことを指します。

※灌木も低木と同じ意味です。

例えばつつじや紫陽花、ナンテンの木や牡丹の木などの事です。

これらの木々は枝を持つので木の分類になり、さらには低木の種類になります。

shrubは、1本の低木を意味するため複数の木を指すときには使いません。

もし低木に加えて周囲の茂みを伝えたい場合はまた別のbushを使いましょう。

bushの意味は藪です。

I see a lot of shrubs planted around here.

/ この辺りでは低木が多く植えられていますね。

I plan to plant lots of pretty shrubs in the yard of my new house.

/ 新居の庭には、きれいな低木をたくさん植える予定です。

wood

最後はwoodです。

woodは聞きなれた英単語だと思います。

しかし、言われてみればtreeとwoodの違いってきちんと理解して無いような気がします。

同じものだからこそ、覚えやすいtreeを使っているという方も多いと思います。

でも、woodという英単語は確実に聞いたことあるし商品名にも○○ウッドと付いて売られている物もあります。

この機会に違いを知っておきましょう。

woodは、天然に植えられている木を人の手で加工した木のことです。

そう。まさしく、人の手で加工され木材として加工されたものをwoodと呼びます。

木材だけではなく樽や薪、桶といった木の加工品はwoodを使って表現されています。

注意したいのは木材や材料・薪として使う場合は不可算名詞で、樽・桶として使う場合は可算名詞となります。

要は、数えられる名詞の場合もあるし数えられない名詞になる場合もあるということ。

woodは商品として加工されたものに使われているので、treeとは大きな違いですが比較的分かりやすい違いではないでしょうか。

The dining table in the new house is custom-made using cypress wood.

/ 新居のダイニングテーブルは、ヒノキ材を使った特注品です。

My desk is a wonderful desk made of oak wood.

/ 私のデスクは、オーク材(樫木)を使った素晴らしいデスクです。

This chair is a precious chair that I had made from the wood of a walnut tree.

/ この椅子は、クルミの木で作ってもらった大切な椅子です。

ここまで3つの「木」にまつわる英単語をご紹介してきたのですが、1つ注意点があります。

tree / shrub / wood の3単語は最後にsを付けることで複数形にできます。

しかしwoodだけは要注意です。

woodにはtreeの集まりというニュアンスが含まれているため、woodsにすると森という意味になってしまいます。

同じ「森」を表すforestに比べて、woodsは規模が小さい森(里山など)を表すことになりますので使う時はニュアンスを間違えないようにしましょう。

木の種類にまつわる英語表現

ここまで木にまつわる3つの英単語をご紹介してきました。

ここからは「木」の種類にまつわる英語表現のご紹介へと移ります。

treeやwoodを使った英語表現ですが、「木」を表現するわけではありません。

「木」を意味するtreeとwoodは他にもこんな使われ方をしています。

bark up the wrong tree

bark up the wrong treeの意味は、見当違いの事をする・的を得てない発言をするという意味があります。

要は、本人は正しいことだと思っていたとしても、実は間違っていたという意味を表すイディオムです。

直訳すると、犬が違った木に吠えるという意味ですがイメージすると吠えて欲しい相手を間違えて木に吠えちゃった。というイメージですね。ちょっと想像するとクスッと笑えてしまいますね。

この直訳の意味から転じて見当違いという意味になったそう。

bark up the wrong treeのbarkにingをつけてbarking up the wrong treeとすると、見当違いをしているという意味になります。

up a tree

次は、up a treeです。

これは、木に追い上げられるという意味で逃げている人・動物が木の上に追いやられている様を表す英語表現です。

また、比喩表現として身動きが取れなくなる・追い込まれるという意味でも使われます。

このフレーズの由来は、逃げ惑う動物がゴムの木に登ってしまい窮地に陥ったことからきたそうで、up a gum treeとも言われることもあるようです。

Knock on wood

最後は、knock on woodです。

このknock on woodはスラングで、直訳すると木を叩く(ノックする)という意味になりますが実は幸運を祈るという意味で使われているようです。

諸説あるようですが木には神様や精霊が宿っており、その気を叩くことで幸運になると信じられてきたこと、魔よけのために木を叩くことが由来となっているとか。

この由来から、幸運が訪れるように・災いが起きませんようにと願掛けするニュアンスが強く含まれているスラングです。

ネイティブスピーカー達の間で実際に使われている場面は、主に良いことが起きた時や自慢したいときなどだそう。

この幸運が長く続きますようにと願いを込めknock on woodと言いながら近くにある木や木で出来たものを2回叩く

この動作と一緒に言われる言葉のため、英会話としては使われません。

木の英語表現 まとめ

今回は「木」にまつわる英語表現をご紹介してきました。

treeとwoodの違いって何となく分かっていたようで分かっていなかったと思った方もいるのではないでしょうか。

treeは背の高い自然の木々、shurbは低い木々、woodは人の手で加工された木のこと。

この3つの意味をそれぞれ知っておくだけでも英会話のスキルの幅が広がりますね!

英単語を使い分けるというスキルができれば、前後の内容にも変化が出るはずです。

言葉それぞれの意味を正しく理解して、英会話のスキル向上を目指しましょう!

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