英語学習者の皆さん、こんにちは!突然ですが、今回の記事でも英語学習に関わるこんな質問からスタートしていきたいと思います。
質問: 皆さんは、「ほとんど」と英語で言いたい時、どのような表現を使用しますか?
多くの方が、「Almost」や「Most of the time」「most」などの単号や表現を思い浮かべるのではないでしょうか?その通り、「ほとんど」と表したい時には上記の表現を用いることが可能です。ではここで、以下の例文を見てみましょう。
例文:「Almost workers in this company graduated from MIT. (この会社のほとんどの社員はマサチューセッツ工科大学出身です。」
「Almost」と言う英語表現を「ほとんど」という意味で用いているこの英文。実はこの英文の「ほとんど」の使い方にはおかしいところがあります。一体何がおかしいのでしょうか?そして実際に、多くの英語学習者の人がこのようなミスをしてしまう傾向にあるようです。
そこでまずこの記事では、上記で紹介した「Almost」の間違った英文の正しい表現方法を知ることから始めていきたいと思います!その後、「ほとんど」と言う意味を表すその他の英語表現方法を具体的な例文複数とともに学習していきましょう。この記事を読めば、「ほとんど」と言う英語表現をばっちり習得できるはずですよ!
- 「Almost」を使った「ほとんど」の表し方の正解発表!
- 「Most」を使った「ほとんど」の表し方について
- 「ほとんど」を表すその他の英語表現:「ほとんど〜ある」&「ほとんど〜ない」
- 「ほとんど」を表すその他の英語表現:「ほとんど〜のようなもの」
- まとめ〜「ほとんど」と言う英語表現を使いこなそう!〜
「Almost」を使った「ほとんど」の表し方の正解発表!
先程紹介した間違った例文、「Almost workers in this company graduated from MIT. (この会社のほとんどの社員はマサチューセッツ工科大学出身です。)」を正しい英文に直すと、
「Almost all of the workers in this company graduated from MIT. 」
になります。先ほどとの例文との違いは、「Almost」の後に「all of the」がついている点ですね。よく英語学習がしてしまう間違いに「Almost」だけをつけるというものがありますが「Almost」の後には「all of the」が続くということを必ず念頭に置いておきましょう。
「Almost」を使った「ほとんど」の表し方その① 「ほとんどの(人)・(物)が」
上記の説明でもあるように、「ほとんどの(人)・(物)が〇〇する」と言いたい時は「Almost all of the (人)・(物)」という言い方が適切です。
いくつか例文を見ていきましょう。
例文:
Almost all of the people in the studio were singing along with the piano.
スタジオにいるほとんどの人がピアノに合わせて歌っていた。
Almost all of the beaches in my hometown are popular among young surfers all over the world.
私の実家にあるほとんどの海水浴場は世界中のサーファーたちの間で人気です。
日常会話の中で頻繁に使用される「ほとんどの〇〇が」という表現、とても便利なのでぜひ使い方を覚えておきましょう。対象が人でも物でも、使い方は全く同じで、Almostのすぐ後に「all of the (人)または(物)」という語順になります。
「Almost」を使った「ほとんど」の表し方その② 「ほとんど〇〇した」
「Almost」には「ほとんど〇〇した」という表現方法もあります。例えば、「私は宿題をほとんど終えました。」「私は新しい小説をほとんど読み終えました。」などのような表現をしたいときに使用することができます。
例文を見てみましょう。
例文:
I've almost finished my homework.
私は宿題をほとんど終えました。
I've almost finished reading this new novel.
私はこの新しい小説をほとんど読み終えました。
She almost finished cooking before her friends came over.
彼女は彼女の友人たちが訪問する前にほとんど料理を終えました。
「Most」を使った「ほとんど」の表し方について
ここからは「Most」を使用した「ほとんど」という表現の方法を紹介していきたいとおもいます。その前に!皆さんに質問です。以下の例文の間違いを探しましょう。
例文:「Most of people in the concert hall were wearing fancy dresses. (コンサートホールにいるほとんどの人は素敵なドレスを着ていた。)」
さあ、間違いはどこか分かりましたか?正しい英文は......
「Most of the people in the concert hall were wearing fancy dresses.」です。違いは、前者は「Most people」であったのに対し後者では「Most of the people」となっているところ。「Most」を使って「ほとんど」と表現したい場合、「Most of the (人)・(物)」と表現することが鉄則です。
「Most」を使った「ほとんど」を表す表現その①「一般的に」
「ほとんど」と似た意味の表現に「一般的に」というものがあります。「Most」を使用して「一般的には」という表現ができることも覚えておきましょう。
そのような場合、「Most」のすぐ後に名詞がきます。
例文:
Most people in Japan like curry rice.
日本に住んでいるほとんどの人はカレーライスが好きだ。
Most products in this store are for those who are looking for pet foods of good quality.
このお店にある商品のほとんどは質の良いペットフードを探している人々のためにあります。
ここで注意して欲しいのが、先ほど紹介した「Most of the (人)・(物)」と「Most +名詞」を混同させないことです。「Most of 名詞」のように使用しないように気をつけましょう。「Most of」を使いたいのであれば、そのすぐ後に「the」をつけ忘れないことです。訳がわからなくなってしまうという人は「Most + 名詞」の使い方が一番シンプルでわかりやすいのではないでしょうか。
また、「Most +名詞」の組み合わせは文頭で使用されることがほとんどですので覚えておきましょう。
参考資料:
ほとんどの mostとakmostの違い - ネイティブが教える英語表現
https://sendai-eigo.com/nagamachi-eikaiwa/ほとんどの%E3%80%80mostとalmostの違い/
「ほとんど」を表すその他の英語表現:「ほとんど〜ある」&「ほとんど〜ない」
「ほとんど」という意味を表すその他の表現として「ほとんど〜ある」と「ほとんど〜ない」というものがあります。
例えば、「その日記についてはほとんどの人が何も知らない。」「渋谷の人出がピークになるのはほとんどがハロウィンの夜です。」「私の父はほとんど毎年自分の誕生日を忘れてしまう。」などの表現を指します。
「ほとんど〜ある」という場合は「Almost」のあとに「all」「every」「always」などの言葉が続き、「ほとんど〜ない」というときは「Almost」の後に「no」「none」「nothing」「never」などの表現が続きます。
例文:
「ほとんど〜ある」の場合:
My dad almost always forgets his birthday every year.
私の父はほとんど毎年自分の誕生日を忘れてしまう。
Almost no one knows about the journal.
ほとんどの人がその日記について知らない。
参考資料:
その英語「ほとんど」間違い!? / Almost, most, most of の正しい用法と使い分け | 翻訳会社の翻訳者派遣: アークコミュニケーションズ
https://www.arc-c.jp/career/eikaiwa/Almost_most_most_of/
「Almost」と「Most」の違いと使い分け |英語学習サイト:Hapa英会話
https://hapaeikaiwa.com/blog/2013/01/24/【日本人の怪しい英語-その1】「almost」と「most」の使/
「ほとんど」を表すその他の英語表現:「ほとんど〜のようなもの」
そのほかにも、「ほとんど」という表現を含んだその他の表現に「ほとんど〜のようなもの」があります。例えば日本語で言うと、「彼の歌声はほとんどプロのようなものでした。」「その話は、ほとんど夢のようなものでした。」などが挙げられます。何かを他のものに例えるときに使用できる表現ですね。
この表現を使用する場合、「Almost like 〇〇」と言う言い方をします。
例文:
His singing was almost like a pro.
彼の歌声はほとんどプロのようなものでした。
That story was almost like a dream.
その話はほとんど夢のようなものでした。
ここで「Almost」と一緒に用いられている「like」は、「〜のような」と言う意味を持ちます。
参考資料:
ほとんど〜のようなものは英語でなんと言う? 表現4選まとめ
https://www.rokutanjuku.com/hotondo-noyounamono-eigo
まとめ〜「ほとんど」と言う英語表現を使いこなそう!〜
ここまで、「ほとんど」と言う意味を含む英語表現を複数、具体的な例文とともに解説してきました。いかがでしたでしょうか?
ここで学習したのは①「ほとんどの〇〇が」②「ほとんど〇〇した」③「一般的に」④「ほとんど〜ある・ない」⑤「ほとんど〜のような」
以上5つの英語表現です。少しずつ使い方やニュアンス、使用する英語表現(Almost, mostやそのすぐ後に続く英単語など)も異なっているため、その違いをしっかりと覚えておきましょう。
今回学習した「ほとんど」と言う表現をしっかり定着させて、実際の英会話の中で使いこなせるようになると良いですね♫

出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.