英語を覚えるとき、とても簡単な表現を置き換えるだけでさまざまな意味に変わることを利用しない手はありません！
今回は、中学1年生で習う馴染みのあるフレーズ、How old are you?を置き換えてたくさんの表現を作っていくコツをご紹介していきます。
- How old are you?から派生して英文を覚えることのメリット
- 形容詞を置き換えてみよう
- 主語を置き換えてみよう
- 時制を置き換えてみよう
- 主語をitに置き換えてみよう
- 比較級に置き換えてみよう
- 簡単な英文の置き換えで表現力を豊かにしていこう！
How old are you?から派生して英文を覚えることのメリット
最初に、How old are you?などの簡単な英文を、いろいろ置き換えて覚えることのメリットを理解しておきましょう。
その方が、納得して英語学習を進めていくことができるからです。
圧倒的に効率的な暗記ができる！
How old are you?を置き換えて英文を覚えるメリットは、単語を置き換えるだけであらゆる表現に変換する方が圧倒的に効率的だからです。
例えば、新たな英文や表現を一から覚えるのは時間がかかりますが、もともと知っている英文を置き換えるだけで覚えられる表現なら覚えやすいと思いませんか？
一から暗記する、覚える作業は学生でも社会人でも誰でも時間がかかり、苦痛に思うものです。ですから、簡単な英文を置き換えて表現を変えられることはとても大きなメリットになると言えます。
文法ミスが少ない！
また、すでに正しい英文として定着している例文を置き換えるだけなので、文法ミスが少ないことも置き換え表現によって得られるメリットです。
もととなるHow old are you?が文法として確立されているのですから、置き換えても大きなミスにならないことは安心できますね。
特に日本人はミスを恐れる傾向にありますが、これなら堂々としゃべることも可能でしょう。
とっさになにか言わないといけないなというときでも、How old are you?くらいの簡単な例文であれば新たな表現もスピーディーに作りやすいはずです。
形容詞を置き換えてみよう
では、How old are you?を実際に置き換えて、どんな表現に変わるか見ていきましょう。
最初は初歩的な置き換えで、形容詞であるoldを置き換えて意味を変えてみます。
もし、以下のような形容詞に置き換えたらどんな意味になるでしょうか。
hungry
どれくらいお腹空いてるの？
late
どれくらい遅れてるの？
sick
どれくらい具合悪いの？
drunk
どれくらい酔っ払ってるの？
close
どれくらい親しいの？
nervous
どれくらい緊張しているの？
よく使う形容詞で置き換えをしてみました。
そうすると、「あなたはどれくらい○○なの？」という表現になります。形容詞を変えるだけでも意味がHow old are you?からかなり離れて、別の表現になりましたよね。
もう少しレベルアップして、少し扱いが難しい形容詞はちょっとした解説付きでご紹介しましょう。
worried
どれくらい心配しているの？
こちら、worryを入れてしまいそうですが、worryは動詞なので形容詞を入れる場所で置き換えることができません。
この感覚は英語学習者だと少しわかりづらいかもしれませんが、形容詞を間違えやすい動詞があることを意識し、今ここでworryの品詞を覚えてしまいましょう。
confident
どれくらい自信があるの？
こちら、「自信がある」という形容詞はconfidentです。
しかし、名詞のconfidenceを入れてしまうミスはよく発生します。たくさんの英単語に触れてきたら慣れるものですが、一部の形容詞の最後のアルファベットはt、その名詞はceで終わることが多いです。
これがわかるようになればミスも少なくなっていきます。
pregnant
妊娠何ヶ月ですか？
pregnantは「妊娠している」という形容詞です。
おそらく、「妊娠何ヵ月ですか？」と英語でサッと言える方は少ないでしょう。しかし、このような一見難しい表現だってHow old are you?を置き換えるだけで言えてしまうのです。そう考えるととても便利ですよね。
主語を置き換えてみよう
では、次にHow old are you?の主語であるyouを別の単語に置き換えてみましょう。
How old are you?はbe動詞を使っているのですから、主語が変わればbe動詞の形も変わることに注意が必要です。
Iならam、youやtheyならare、heやsheならisに変わるのでしたね。
彼はどれくらい具合が悪いですか？
彼女は妊娠何ヶ月ですか？
彼らはどれくらい親しいですか？
私どれくらい遅れてますか？
How old are you?の形容詞のみを置き換えて、主語はそのままだと常に相手のことを聞いていることになります。
しかし、主語を置き換えられたことによって誰のことでも聞けるようになりました。これだけでかなり英語表現の幅は広がりましたね。
時制を置き換えてみよう
次は時制を置き換えてみましょう。ちょっと難しく感じてしまうかもしれませんが、型があるので大丈夫です。
How old are you?は、be動詞の形をみてもらえばわかるように現在形です。これを、過去形と未来形に置き換える練習をしてみましょう。
主語によって型を作ってみたので以下を参考にしてみてください。
上から現在形、過去形、未来形です。
was he?
is he going to be?
was she?
is she going to be?
were they?
are they going to be?
were we?
are we going to be?
was I?
am I going to be?
be動詞の過去形はisがwasに、areがwereに変わります。未来形は、be going to~という形があるので、このbe動詞を主語によって変えるだけでOKです。
最初は頭の中で形を考えなければとっさに言えないかもしれませんが、形は決まっているので何度も言っているうちに慣れていきます。どれだけ継続していけるかがポイントになりますね。
主語をitに置き換えてみよう
How old are you?の主語をitに置き換えると、どんな表現ができるようになるでしょうか。
日本語訳をするときには「それは」とは訳さない方が自然で、誰か特定の人物を指さないときに使うとさらにいろいろな表現を作ることができます。
以下で例を見ていきましょう。
どれくらい遠いのですか？
どれくらい混んでますか？
どれくらい広いですか？
どれくらい長いですか？
どれくらい寒いですか？
どれくらい値段が高いですか？
どれくらい安いですか？
どれくらい大切ですか？
どれくらい汚れていますか？
どのくらい有名なのですか？
どれくらいうるさいのですか？
どれくらい難しいのですか？
遠さや込み具合、広さや長さ、気候、値段などは、人を主語にしないことが一般的です。
値段などでは特定の者を指してitということもありますが、特に主語を必要としない場合には形式主語といってitが使われます。何を主語にしたらいいかわからないということがあれば、それは形式主語のitを使う場面かもしれません。
比較級に置き換えてみよう
比較級は中学2年生から習うもので、若干難易度は上がります。
英語に触れていない時期が長いと思い出さないことには言えないかもしれませんね。
How old are you?という単純な英文も、実は比較級に置き換えて意味を変換させることができます。以下の表現をみてみましょう。
何歳年上ですか？
何歳年下ですか？
何センチ高いですか？
何センチ低いですか？
どれくらい大きいですか？
どれくらい小さいですか？
あとどれくらいかかりますか？
どれくらい安くなりますか？
どれくらい高くなりますか？
比較級に置き換えるときは、How old are you?のHow oldをHow muchにしてみましょう。これで、「どれくらい～」の表現になります。
比較級にするときは、形容詞に-erをつけます。例外もありますが、それはまた比較級を勉強するときにまとめて覚えましょう。
形容詞が比較的長い場合は、形容詞の前にmoreをつけます。ですから、上記の例文では比較的長いexpensiveのみ、moreがつけられていますよね。中学生のときに比較級を習いましたが、基本的には肯定文が多く、あまり疑問文を使う機会はなかったことでしょう。
今回はすべて疑問文ですし、疑問詞を含む疑問文になっているので高度な英語に感じます。しかし、基本となるのはすべてHow old are you?ですから、決して難しい文法をやっているわけではないのですよね。
簡単な英文の置き換えで表現力を豊かにしていこう！
さて、今回はHow old are you?という簡単な英文を置き換えていき、まったく別の表現にしていきましたね。
形容詞を置き換えたり主語を置き換えたりしました。今回習ったことを組み合わせれば、かなり多くの表現を言えるようになります。
置換するときに語順に気を付けながら、しっかり練習を重ねていってみましょう！
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.
