留学や転勤、移住などで海外に暮らしていると、図書館に行くことがあると思います。図書館で本を借りるときは、図書館員さんとある程度会話をする必要があります。
しかし、どのように話せば良いかわからず、図書館に足を運ぶのをためらっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、図書館で使えるフレーズをシーン別に紹介したいと思います。ぜひ最後まで読んで、参考にしてください!
- 図書館で使える英語フレーズを知っていますか?
- シーン1:本を借りるとき
- シーン2:本を探しているとき
- シーン3:本を図書館外に持ち出すとき
- シーン4:本を返却するとき
- シーン5:利用者証を使うとき
- その他「図書館」で使える英語表現
- 図書館で使える英語フレーズを覚えて活用しよう!
図書館で使える英語フレーズを知っていますか?
皆さんは図書館で使える英語フレーズをどれくらい知っていますか?
ここでは、以下の5つのシーンを中心に、すぐに使えるフレーズをいくつか紹介したいと思います。
①本を借りるとき
②本を探しているとき
③本を図書館外に持ち出すとき
④本を返却するとき
⑤利用者証を使うとき
シーン1:本を借りるとき
まずは、本を借りるときです。
この場合の借りるは「borrow」(発音:ボロー)を使います。
「rent(借りる)」という単語もありますが、「borrow」は無料で借りるとき、「rent」は有料で借りるときに使う単語。つまり、図書館で本を借りる場合は無料なので、「borrow」が適しています。
本を借りるときに一番便利なフレーズは以下です。
I’d like to borrow this book. / I’d like to borrow these books.
この(これらの)本を借りたいです。
「〜したい」には「I want to 動詞」という表現もありますが、「I’d(I would)like to 動詞」のほうが丁寧な響きになるので、他のフレーズでも意識しましょう。
また、いつまで本を借りられるかを聞きたいときは、以下のフレーズが便利です。
How long can I keep books out?
How long may I have the book checked out?
どれくらい長く借りられますか?
「check out」は、ホテルのチェックアウトするとき以外にも、「(図書館で)本を借りる」という意味があるので、覚えておきましょう。
シーン2:本を探しているとき
図書館に行ったときに、欲しい本を探しているけど、なかなか見つけられないということがありますよね。
そんなときは、図書館員さんに以下のようなフレーズを使って質問できます。
I’d like to check out the book titled “本のタイトル”, by 著者名?
〜が書いた〜という本を借りたいです。
「the 名詞 titled 〜」で、「〜というタイトルの名詞」という表現ができます。「title」は「タイトル」という名詞だけでなく、「タイトルをつける」という動詞としても使えます。つまり、「titled(過去分詞)」とすることで、「タイトルをつけられた」という意味になります。
I’m looking for the book titled “本のタイトル”, by 著者名?
〜が書いた〜という本を探しています。
「look for 〜」で「探す」という意味になり、今探しているという現在進行形の英文法にするには、「be動詞 looking for 〜」という形にします。
もしこれら2つのフレーズに続けるのであれば、以下の3つのようなフレーズも便利です。
But I can’t find it.
しかし、それを見つけることができません。
Where can I find it?
どこでそれを見つけられますか?
Could you please help me find the book?
その本を見つけるのを手伝ってもらえませんか?
ここまで伝えられれば、あとは図書館員さんが借りたい本を探してくれるでしょう!
シーン3:本を図書館外に持ち出すとき
「シーン1:本を借りるとき」に似ているのですが、本を図書館外に持ち出すときも、「check out」という表現とともに、以下のようなフレーズが使えます。
I’d like to check this book out. / I’d like to check these books out.
この(これらの)本を持ち出したいです。
なお、前述した通り、「check out」には「(図書館で)本を借りる」という意味があるので、本を借りるときにも上記のフレーズを使えます。
シーン4:本を返却するとき
図書館から借りた本を返却したいときは、カウンターで以下のように伝えるとスムーズです。
I’d like to return this book. / I’d like to return these books.
この(これらの)本を返却したいです。
「返す」は「return」という動詞を使います。「return 返すもの」のように、前置詞は必要なく、直後に名詞を置けます。ただし、「(人・場所)に返却する」など、返す先を言いたいときは、「return 返すもの to 〜」と、「to」を付けるので覚えておきましょう。
なお、海外でも基本的には、図書館で借りる本には返却期限があります。期限のことを「due date」と言うので、本を借りる際は確認しておきましょう。なお、本の返却期限が切れていることを、「This book is overdue.」と表現できます。
シーン5:利用者証を使うとき
図書館で本を借りるときは、利用者証(図書館カード)を提示する必要があるのが一般的です。そんなときは、以下のフレーズとともに、図書館員さんに見せる、もしくは渡しましょう。
Here’s my library card.
こちらが私の利用者証です。
Here it is.
はい、どうぞ。(渡しながら)
「here」は「ここに」という副詞で使うことが多いですが、「Here’s 〜」で「これが〜です」という意味でも使えます。「This is 〜」も「これが〜です」という意味ですが、「Here’s 〜」は「ここにある」という、相手に注目させるために使うのが違いです。
なお、利用者証をまだ持っておらず、これから作りたい場合は、図書館員さんに以下のフレーズを使って伝えることができます。
How can I get a library card?
利用者証を作るにはどうすればいいですか?
Can I sign up for a library card?
利用者証の登録はできますか?
「How can I 動詞」で、「〜をするにはどうすればいいですか?」と聞くことができます。上記のように伝えれば、図書館員さんが申込書などを用意してくれるでしょう。
なお、図書館の利用者証を作るには、基本的に写真付きの身分証明書(パスポートや運転免許証など)、名前と住所を証明できる書類(光熱費の請求書など)が必要になるので、あらかじめ確認しておきましょう。
その他「図書館」で使える英語表現
上記で紹介した英語フレーズ以外にも、図書館を利用するのに知っておくと便利な関連表現があるので、ここではいくつか厳選して紹介したいと思います。
A:What time does the library close?
B:It closes at 7 pm.
A:何時に図書館は閉まりますか?
B:午後7時に閉まります。
A:Is the library open on weekends?
B:It’s closed on weekends.
A:図書館は週末も開いていますか?
B:週末は開いていません。
A:How long can I keep these books?
B:You can keep them until the 10th.
A:どれくらいの期間これらを借りておくことができますか?
B:10日まで借りておけます。
A:How many books can I borrow at a time?
B:You can borrow up to 10 books at a time.
A:一回に何冊の本を借りることができますか?
B:一回に10冊まで借りることができます。
A:Could you reserve the book for me?
B:Sure. Do you have a library card?
A:その本を予約しておいてもらうことは可能ですか?
B:かしこまりました。利用者証はお持ちですか?
A:Can I renew this book?
B:Sure. Could you show me your library card?
A:貸出期間を延長してもらえませんか?
B:かしこまりました。利用者証をお見せいただけますか?
A:I forgot my library card.
B:Do you have your ID?
A:利用者証を忘れてしまいました。
B:身分証明書はお持ちですか?
A:Could you see what books I still have checked out?
B:You still have checked 5 books out now.
A:私がまだ借りている本が何かを見てもらうことはできますか?
B:現在5冊まだ借りている状態です。
A:Is the study room available now?
B:I’m afraid it’s not available now. I’ll let you know when it’s available.
A:自習スペースは空いていますか?
B:恐れ入りますが、今は空いていません。空きが出ましたらお知らせいたします。
A:Do you have a photocopier?
B:Yes, we do. It’s right behind that shelf.
A:コピー機はありますか?
B:はい、あります。あの棚のすぐ後ろにございます。
A:Can I use the computer?
B:Yes, you can. Is this your first time using the computer here?
A:パソコンは使えますか?
B:はい、使えます。ここでパソコンを使うのは初めてですか?
図書館で使える英語フレーズを覚えて活用しよう!
いかがでしたでしょうか?今回は図書館で使える英語フレーズを紹介していきました。まずは記事内の例文を覚えてから、実際に図書館に行って本を借りてみましょう。
ただ、練習しないでいきなりトライするのは緊張してしまうもの。心配な方は、ぜひオンライン英会話ネイティブキャンプを利用して、講師とロールプレイングで練習しながら身に付けてくださいね!

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.